ナンネットID のアカウントをお持ちですか? ログイン ログイン
ナンネットID
 
1
削除依頼
2015/07/20 00:39:23 (dcbmXHLt)
近所に住むケーコちゃんは、幼稚園時代からよく同じクラスになることがあって、親同士も仲が良かったので(母親同士が幼なじみ)お互い、よく家で遊んだりしていました。
高学年になって昔のように遊ぶことはなくなったけど、親と一緒に家に呼ばれたり呼んだりで、まあ普通に友達していた関係でした。

そんな、ケーコちゃんとのことです。
ずいぶん昔のことなので、細かい会話とかが曖昧で、その分は皆さんの投稿を参考にして、かなり埋めて書いています。

六年の社会で、班ごとに地域の歴史や文化を調べて発表する取り組みがあって、僕たちの版も近くの古墳について、日曜日にケーコちゃんの家に集まってデカい模造紙に発表する地図や表を貼り付けていました。
ケーコちゃんの家でやったのはケーコちゃんが班長だったからと、日曜日に家の広いリビングを使えたこと。
ケーコちゃんは僕と比べてはるかに成績が良く酷く真面目で、横道にそれてばっかりの班を冷静にまとめる、ちょっと冗談の通じにくい友達のできにくい女の子でした。
昼過ぎに集まって、四時前にはおおかた各自の分担が揃って、発表できそうな状態になっていました。
ケーコちゃんが仕切ったおかげかと思うけど、放課後残って学校でやってたほうがよかったと思うぐらい、ちょっと息苦しかった。
ケーコちゃん家でやってよかったのは出されたおやつとジュースだけって気がする。
それで、ひとまず解散ってことになったんだけど、玄関で僕だけ呼び止められました。
「ユウくん、ちょっとだけ発表の練習しとこう」
発表の練習ならみんなですれば良いと思ったんですが、すっかりみんなは「とっとと帰りたいモード」になってました。
なにしろケーコちゃんの家には漫画やゲームなどの子供が居ても良いと思えるような息抜きアイテムが全く見当たらなかったから。
どうせ、発表は前半部分が僕で後半がケーコちゃんなので、二人で合わせれば問題はないということで、結局二人っきりになってしまいました。
ケーコちゃんの容貌が僕好みなら、喜んで残ったんだと思うけど、赤いセルフレームの遠視矯正メガネでキツキツのダブル三つ編みに前髪パッツン、痩せすぎで胸も平らなのに僕より3センチも背が高いという、あいにくな感じの、あんまり笑わないぶすっとした子だったので、幼なじみという以外には一緒に居る理由があまり見当たらない女の子でした。
結構、一,二年の頃まではちっちゃくてほっぺたがふっくらしてて可愛いと思ってて、大人になったらお嫁さんにするって言ってたんだけど「劣化が激しい」ってやつなのかな?
まあ、二人っきりと言っても、もちろんケーコちゃんのママさんがすぐ隣の部屋で発表の内容を聞いていて、「そこはこうしたら」とか「こんな風に言ってみたら」などアドバイスをしてくれていました。
五時が過ぎた頃、ママさんが、「久しぶりに晩ご飯食べていったら」と、言い出して、実際はケーコちゃんとの練習が特訓みたいになってきててもう帰りたかったんだけど、何となく「はあ」と生返事してしまいました。
それは、たぶん、ママさんが料理上手で、お呼ばれのときはいつもご馳走が出るからだと思います。
ママさんは僕の家に電話して、食事してから送っていくと、伝えていましたが、家のお母さんと話が弾んで、結構長電話していました。
ようやく発表の内容が煮詰まったのは、六時過ぎ。
ケーコちゃんからOKが出たときは正直ホッとしました。
「ケーコ、終わったんやったら、ご飯の前にお風呂入っておいで」
「うん」ケーコちゃんが立ち上がって風呂場に向かいました。
「ユウくんも一緒に入ったら?」
ママさんにそう言われて、ケーコちゃんがこちらに振り向きました。
「入る?」
ちょっと首を傾げるようにして、聞いてきましたが、さすがに首を振りました。
「あとで良いよ」
ケーコちゃんと一緒にお風呂に入ったのって、たしか幼稚園に上がる前だったと思う。
一回か二回ぐらいあったかな?
「やっぱり六年で一緒は恥ずかしいかあ…… 残念やねえ」
ママさんはだれに残念って言ったんだろう。
僕も同級生の女の子の裸にはちょっと興味があったから。

ケーコちゃんはお風呂から上がると、普段通りなのかパジャマに着替えて出てきました。
湯上がりの濡れた髪を下ろしてパジャマ姿の女の子は、それだけで可愛く見えるもんだと思いました。
「こういう格好したら、ケーコも案外色っぽいやろう?」
ママさんが聞いてくるので、僕もつい「はい」と頷いてしまいました。
その時ばかりはケーコちゃんもちょっと得意気ににんまりした表情でした。
たぶん、ママさんはケーコちゃんが僕のことを好きなんじゃないかと思ってる風でした。
ママさんは、ケーコちゃんと僕の仲を近づけようと思ったのか、それとも真面目ばかりで友達に人気のなさそうなケーコちゃんをちょっとからかうつもりだったのか、良くは分からないけど、とんでもない行動に出たんです。
次に、僕がお風呂に入る番で、脱衣場に行って服を脱いで素っ裸になったとき、ママさんが脱衣場に顔を出しました。
まあ、ママさんなので、何か用事かなぐらいにしか思わず、特に前を隠すこともなかったんですが、
「ちょっと、こっち来て」と手を掴まれて引っ張られました。
それで、脱衣場から、リビングのカーペットに座って、ドライヤーで髪を乾かし始めたケーコちゃんの前に連れ出されたんです。
慌てて前を隠すと、ママさんがそっと、力強く僕の手をどけて押さえ、
「ケーコ、ほら、これがオチンチン」と、にこやかに僕のチンチンの中程を摘まんで左右に振って見せました。
人間は驚くとホントに目がまん丸になるというのがよく分かりました。
ケーコちゃんの目はまさにまん丸で、僕を(僕のチンチンをかな?)見ています。
僕の方は、驚いたまま、チンチンを摘ままれて、ケーコちゃんに見られてという状況で、どうしようもなく、一瞬にして立ってしまいました。
「あら、立っちゃった? ごめんねぇ」
笑いながら、ママさんはチンチンを摘まんでいた指を動かし、皮を剥いてピンク色の先っちょまで出してしまいました。
「あら、もう大人やねえ。ちゃんと洗っといてね」
僕はもうどうして良いのやら、ケーコちゃんはそれでもしっかりとママさんの手元を凝視しています。
「はい、ありがとう、お風呂入っておいで」
僕のチンチンショーはそこまでで、またママさんに手を引かれて脱衣場に戻りました。
そして、ケーコちゃんに聞こえないように、耳元で聞かれました。
「六年生やったら、まだ? かなあ?」
僕は意味が分からず「へ?」という感じだったので、「いいのいいの」と笑って誤魔化されました。
それで、ママさんは脱衣場から出て行くときに、余計な一言をまた言っていきました。
「その籠の中にケーコのパンツあるけど、汚したらアカンよ」

脱衣場に一人になって、僕はママさんの言いつけを守って、ケーコちゃんのパンツを汚さないように気をつけました。
その頃、僕はオナニー超初心者で、チンチンをいじって気持ちよくなるのはよく知っていましたが、まだ発射したことがありませんでしたし、チンチンからオシッコ以外が出るってことも知りませんでした。
なので汚すという意味がよく分からなかったけど、丁寧に扱えと言うことなんだろうと思って、真っ白な布切れをそっと籠から取り出して見ました。
ほんのりと暖かいような気がします。
それを手の中で広げたり、裏返したり、大事なところが当たる場所のちょっと色が変わってる部分の臭いを嗅いでみたりしました。
おしっこの臭いがすると思ってたけど、なんかちょっとイカ燻の袋を開けたときみたいな甘い干物のような匂いがほのかにして美味しそう。
試しに舌先でなめてみたけど、薄塩味しか感じません。
ちょっと、カチカチになったチンチンにその部分を押し当てて巻き付け、しごいてみました。
すると、何となくいつもと違うチンチンが痺れるような感覚があって、タマタマから腰の辺りまで、ザワザワしたなにかが込み上げてくるのを感じました。
手元を確かめるといつもよりたっぷりのネバネバがチンチンの先っちょからあふれ出しています。
パンツのアソコの当たるところに、べっとりとネバネバが付いてしまってました。
「やべ! パンツを汚した」と思いましたが、これぐらい乾くだろうと、名残惜しかったけどパンツを籠に戻し、あまり長時間脱衣場にとどまってるのも変なので、風呂場に入りました。
でも、ママさんは裸の状態の僕がすぐに風呂場に入らなかったから、パンツを観察してたのを分かってたんじゃないでしょうか。

お風呂から上がったらちょうど晩ご飯の支度も出来てて、ケーコちゃんと向かい合って食べたんだけど、さっき目の前で僕のチンチンを見たばかりのに、もうなにごともなかったように平気でおしゃべりできるケーコちゃんがすごいと思いました。
僕なんか、ケーコちゃんのパンツの感触と、チンチンに残ってる痺れるような感覚で、やたらと喉が渇いて仕方ありませんでした。






1 2 3 4
レスの削除依頼は、レス番号をクリックして下さい
22
投稿者:ユウ ◆DkYxu6XYZ.
2015/08/24 19:16:48    (OZgAYddd)
※今回は『ありません』のでご注意ください。
※繋ぎの内容なので、読み飛ばして頂いてもいいです。


ママさんの口からは僕たちを叱るような言葉はありませんでした。
近頃、ケーコちゃんの様子が変わったので、気になってたんだそうです。
それで、部屋を覗いたらしい。
当時は子供のプライバシーなんてなかったし。
ママさんから、一時間ぐらい、いろんな話を聞かされました。
子供同士が「付き合う」っていうこととか。
僕たちがやったことの意味とか。
ママさんは自分に責任があると、途中から泣いてしまってました。

「ママ、二人がお付き合いしちゃダメって言ってるんじゃないからね。好き同士やったら、一緒にいたいと思うの分かるし、楽しいと思うの。でも、まだ、小学生なんやから、そういう二人っきりの関係じゃなくて、いろんなお友だちとも一緒にお付き合いしてみないと……」
グループ交際とかいうんでしょう。
ケーコちゃんはずっとうつむき加減で黙って聞いています。
最初、ケーコちゃんが神妙に聞いてるんだと思っていたんですが、ケーコちゃんの視線の先がママさんの手元のノートにあることに気がつきました。
「これから、家で遊ぶときはお家の人がいるときにね。ママも気を付けるから。それから、デートのときも、二人っきりじゃなくて、お友だちとか、みんなと一緒に……」
「友だち、おらんもん」
ケーコちゃんがお母さんの言葉を遮りました。
「そやから、ユウくんとくっつけたかったんでしょ」
ケーコちゃんの言葉は結構きつい調子でした。
「そう、ママもケーコがあんまりお友だちと仲良くしてないみたいやったから。ユウくんとは幼馴染みやし、お似合いやと思ったんやけど」
ママさんがふっとため息をつきます。
「じゃあ、デートのときも、もう、こんなことしないって二人とも約束してくれる?」
ママさんがケーコちゃんと僕を交互に見ました。
僕はケーコちゃんの様子を横目で伺いました。
「デートなんかせえへんよ……」
ケーコちゃんが、ボソッと言いました。
「えっ?」
「本とかで見た、いろんなことやってみたかっただけやから。ユウくんとやったらこっそり出来るかなぁって思って。そやから、好きとかと違うし…… もう、ユウくんとは会えへん」
「ケーコ…… あんた」
ママさんはビックリしたみたいです。
「じゃあ、もう、お付き合いしないでいいの?」
ケーコちゃんが頷きます。
「ユウくんも?」
僕も頷きました。
仕方ないと思ったんです。
「じゃあ、とりあえず、きょうはもう帰りなさい」
ママさんに言われて、僕は席を立ちました。
家でもきっと怒られるんだろうと思うと気持ちがずっしりと重くなります。
玄関を出るとき、ケーコちゃんがパタパタと駆け寄ってきました。
「ゴメンね」
「ううん、ごめん。ほんとに、ごめん」
さっき、ママさんがパラパラとめくっていたノートの一番最後。
昨日のフェラチオ体験のページには、ケーコちゃんの見馴れた丸っこい字で、こう書かれているのが見えたんです。
『好きな人とだったら楽しいのかもしれない』
ケーコちゃんの心が離れてしまったのは、ママさんにバレたからじゃなくて、昨日の僕のせいだったんだと、途中の児童公園で暗くなるまで泣いていました。


次の日から、ケーコちゃんは元のように三つ編みメガネに戻りました。
少し伸びてきてた前髪もパッツンと切り揃えて、また、あんまり笑わなくなりました。
楽しいはずの夏休みも、僕はほとんどを家でごろごろと過ごして、プールも夜店も夏祭りも行きませんでした。
夏休みはケーコちゃんのスクール水着じゃない可愛い水着姿を楽しみにしていたのに残念です。
あれ以来、僕のお母さんとママさんは頻繁に電話で、僕とケーコちゃんの行動を連絡しあっているようでした。
家にいても監視されてるみたいで息苦しかったけど、出掛けようとすると、詳細に行き先や目的とか帰宅時間を聞いてくるのが煩わしいので、結局、自分の部屋で古い漫画ばかりを読んでいました。
ただ、よかったのは、僕たちの関係がお母さん同士だけのことで、お父さんたちや学校なんかにも知られることが無かったことでした。

8月31日
遅い朝御飯を食べていたら、電話が鳴って、お母さんが出ました。
きっとママさんからの朝の連絡です。
話の内容から、ケーコちゃんはきょうも朝から図書館へ行ってるらしい。
図書館にはクーラーがあるからだろうけど、ここんとこ毎日図書館通いしてるみたいで、またなにか調べ物してるんでしょうか。
僕は、夏休みの宿題の絵を描くのに、絵具が足りないのに気づいて、近くの文房具屋に出掛けました。
いつもは学校前の文房具屋で買うんですが、ふと駅前の大きな事務用品の店に行ってみることにしました。
ケーコちゃんが学用品を買うのがそのお店だと言ってたからでした。
駅前に差し掛かったとき、駅の切符売り場にケーコちゃんの姿を見かけました。
誰かを待ってる風に、壁にもたれて、なにか本を読んでいます。
久しぶりに見た横顔に、たまらず声をかけました。
「ケーコちゃん!」
ケーコちゃんは驚いたように顔をあげると、笑って手を振ってくれました。
「ユウくん!」
ダッシュで駆け寄りました。
「どっか行くの?」
おしゃれな服装に、旅行用の大きめのバッグを手にして、図書館じゃなくて家族でお出掛けとか思いました。
「ううん。家出」
ケーコちゃんが照れ臭そうに笑います。
「家出?」
驚いて声が変になりました。
「うん。どこ行こうかなぁ」
ケーコちゃんが切符売り場の路線図を見上げました。
「海は?」とっさにケーコちゃんと行きたかった場所が出ました。
「あっ。いいなぁ」
「一緒に行っていい?」
「うん! 行こう行こう!」
「じゃあ、和歌山?」
僕が路線図の駅名を指差しました。
「ユウくん、お金持ってるん?」
僕の財布の中身はわずかな小遣いと、絵の具代に貰った千円札です。
「あぁ。往復ぐらいは出来るかなぁ……」
「もう、なに言うてるん。家出やから、片道でいいねんで」
「あ、そっか!」
僕たちは和歌山までの切符を買って電車に飛び乗りました。
「わたしら、まるで駆け落ちやなぁ」
「そうやなぁ。なんかかっこエエなぁ」
しばらくすると、車窓から海が見えてきました。
「海や海や!」
二人でおおはしゃぎ。
和歌山に到着して、ケーコちゃんが駅のポスターを指差しました。
「なあ、あっこ行こう!」
それは、ここから近い、船で渡れるキャンプ場のある島の案内でした。
「あ~、でも、船乗るお金きびしいかなぁ」
「わたし、あるから。ほら」
ケーコちゃんが財布を開いて見せてくれました。
聖徳太子が四、五人並んでいます。
「すげっ!」
「だって、家出やもん。お年玉の貯金箱開けてきてん」
「でも、出してもらうの悪いしなぁ」
「なに言うてるん。これからは二人で暮らすんやから、お金は二人で使うんやで。わたしに任せなさい」
ケーコちゃんは笑って胸を反らせました。
「うん、ありがとう」
二人で暮らすって言葉にグッと来ました。
ケーコちゃんはスッゴく積極的です。
「でも、これってユウくんまるっきりヒモやんなぁ」
ケーコちゃんがクククッて笑いました。
「それ、ひどいわ!」

支線に乗り換えて、終点の港の駅から船着き場まで競走のように駆けました。
乗船場前の売店で、お弁当がわりのパンを買って――実際は買ってもらって、船に乗り込みます。
夏休みの最終日なので、思ったほど混んではいませんでした。
島で、僕たちは、何もいいことがなかった夏休みを取り戻すように、走って、笑って、おしゃべりをして、大声で歌を歌いました。
島内には戦争中の施設なんかも残っていて、なんか、廃墟を探検してるみたいで、そこには人気のないところが案外あったんだけど、全然“そういう気持ち”にはなりませんでした。
灯台を巡って、島の一番見晴らしのいい展望台で、僕たちは買ってきたパンをかじりました。
飲み物はテトラパックのコーヒー牛乳。
「なんか、給食みたいやね」
ケーコちゃんがパックにストローを突き刺しながら笑います。
「でも、むちゃくちゃ美味しいよ」
「ほんまや、コーヒー牛乳、生温いのに美味しいなぁ」
ケーコちゃんがストローをチュウと鳴らしました。
「やっぱり、こういうとこで食べると、美味しく感じるんやで、うん」
僕はちょっとカッコを付けて、マンダムみたいにあごを撫でました。
「ちゃうよ、ユウくんと一緒やから美味しいんやわ」
「ケーコちゃん……」
ケーコちゃんが微笑んで僕を見ています。
僕もケーコちゃんを見つめました。
なんか、よくわからないけど、ケーコちゃんの気持ちが伝わってくる気がして、僕はケーコちゃんに顔を寄せました。
ケーコちゃんが瞳の奥で頷いたように見えます。
それで、僕とケーコちゃんの唇が、そっと触れました。
ほんの数秒でしたが、僕の心臓は張り裂けそうなほど、ドキドキしてしまいました。
顔を離した後、二人ともなんか照れ臭くて、メロンパンにメロンが入ってないという、どうでもいいような話をしていました。
食べ終わって、ケーコちゃんが勢いよく立ち上がりました。
「わたし、この景色、絶対忘れへん!」
僕も立ち上がりました。
本当に、真っ青な海と空です。
「僕も、忘れへんよ!」
ケーコちゃんが微笑みました。

それから、僕たちはキャンプ場の海岸に向かいました。
水着を持っていない僕たちは、波打ち際で遊ぶくらいしかできませんでしたが、島での一日は夢のような時間でした。

「ユウくん、内緒の話な」
貝殻を拾いながら、ケーコちゃんが下を向いたまま呟くように話しました。
「なに?」
僕は顔をあげて、ケーコちゃんを見ました。
「あんな。わたし、このあいだ、大人になった……」
ケーコちゃんは下を向いたままです。
「えっ? なんて?」
よくわからなくて聞き返しました。
「わたし、大人になったの」
ちらっとだけこちらを見たケーコちゃんの顔は少し恥ずかしげにはにかんでいます。
「それって、どういうこと?!」
ケーコちゃんの言ってる意味が僕にはわかりませんでした。
「ううん、何でもない」
また、ケーコちゃんが首を振って、また貝拾いを始めました。
「ケーコちゃん?」
「何でもないって……」
そう言われて、僕は、ケーコちゃんをただ見つめるだけでした。

陽が傾いて、島内に最終便の到着を知らせる放送が流れました。
最終便が出ると、島は翌日までキャンプかバンガローに泊まる人だけになります。
ケーコちゃんが立ち上がって大きく伸びをしました。
「……帰ろっか……」

帰り道、僕たちは手を繋いでいました。
船の中も、港の駅までも、ずっと。
駅で、切符売り場の横の公衆電話にケーコちゃんが立ち止まりました。
ちょっと考えて、受話器をあげて僕の方を見ました。
「いい?」
僕もその方がいいと思って頷きました。
ジーコロコロってダイヤルの音がやけにはっきりと聞こえます。
電話してる間は離れてたほうがいいのかな、と思ったけど、ケーコちゃんが僕の手を握ってきました。
「あっ、ママ。 うん。いま? 和歌山…… うん、ユウくんと一緒。 うん。うん……」
ケーコちゃんは受話器を握って、しばらく頷いていました。
「あのな、ママ。 やっぱりわたし、ユウくんとお付き合いしたい。 いい?」
ケーコちゃんがちらっと僕を見て、手にきゅっと力を入れて来たので、僕も握り返しました。
「……うん、わかった」
ケーコちゃんが受話器を置いて、ホッとしたように息を吐きました。
「帰ろ」
「うん」
こうして、僕たちの駆け落ちは終わりました。
結局、ケーコちゃんの家出の理由は聞けなかったけど、夏休みの前以上に、ケーコちゃんのことが好きになったと思います。
そして、二学期が始まりました。
宿題を残したまま。
 






23
投稿者:(無名)
2015/08/25 07:37:10    (c8XjyX0n)
続きが気になります!
24
投稿者:(無名)
2015/08/26 06:12:54    (px/sjoH0)
「大人になった」が意味する物は?普通に考えると初潮でしょうけど、我らのケーコちゃんの事だからひょっとして?
続きが楽しみです
25
投稿者:(無名)
2015/08/27 14:38:56    (vR2ItHy8)
読み物としてもなかなか面白いですね。話がどういう展開になっていくのか楽しみです。

26
投稿者:ユウ ◆DkYxu6XYZ.
2015/08/29 06:34:06    (8.sc4MCr)
ケーコちゃんが大人になったということを何となく理解できました。
これからは、ケーコちゃんの中に出しちゃうと、本当に赤ちゃんができちゃうかもしれないそう。
それは困る。確かに困る。
でも、実のところ、ケーコちゃんがママさんに「もう、そんなことはしない」と約束してたので、もうエッチなことはできないだろうと思っていました。
何しろ、突拍子もないほど融通の利かない、ケーコちゃんだったのですから。以前は。
それでもケーコちゃんのことが好きになってしまったし、このあいだの駆け落ちで、ケーコちゃんの思いの外カワイイ一面も見れて、一緒にいて遊んだりおしゃべりしたりするだけでも、楽しいと気付いたので、エッチは我慢しなければ、と覚悟していました。
ところが、二学期に入ってすぐに、ケーコちゃんが放課後、そっと耳打ちしてきました。
「ユウくん、ちょっと相談あるから教室で待ってて」
僕が教室で待っていると、ケーコちゃんが何か用事を済ませたのか、戻ってきました。
それで、ケーコちゃんがいきなり真剣な顔で話しかけてきました。
「きょうは、先生と話するってママに言ってるから、帰りがちょっと遅くなっても大丈夫やから」
二学期になっても、というか、駆け落ち騒ぎの後のケーコちゃんの交際宣言で、よりいっそう、ママさん達の監視は厳しくなってきてました。
帰りが10分以上遅くなると、色々と事情聴取を受ける始末です。
「うん……」
でも、きょうは少しは話をする時間はありそうです。
「でな、ユウくん、作戦会議な」
「作戦?」
「ほら、前に女の子のをお口でしてくれるって言ってたやんか」
ケーコちゃんが顔を近づけてひそひそ声になります。
「ああ、言ってた言ってた」
確かママさんにバレた日のことです。
「いつやってくれる?」
真面目なケーコちゃんのことだから、そういうのは絶対ないと思ってました。
「でも、どこでするか、とか、難しんちゃう?」
「試しに、ちょっとでもいいねんけどなぁ…… ユウくん、興味ない?」
興味ないわけありません。
「そらあるけど。でも、ママさんと約束してたけど、ええの?」
ケーコちゃんがあまりに平気そうなのでこちらが心配になります。
「あんね。そういう関係は秘め事っていうねん。ほら、エッチなことは秘密でするもんでしょ。ちゃんと隠れてすればいいねんって。ママかて『ゆうべパパとしてん』なんて一回も言ったことないから」
そりゃそうだけど、そういう問題なのかな?
ひょっとして、ママさんの監視が厳しすぎて、自分でするのさえままならないのかもしれません。
ケーコちゃんの長年のストレス発散法が自由に出来なくなってるとしたら、かなりの欲求不満状態にあるんでしょう。
そういうのも家出の原因だったのかも知れません。
「なんなら、いましようか?」
冗談で言ってみました。
「えぇっ? ここで?」
「ちょっと、ペロッてしてみる?」
アホ!とかいわれるかと思いましたが、
「う、うん。ユウくんお願いしていい?」
辺りをキョロキョロと見回すケーコちゃんのほっぺたが紅く染まります。
かなりケーコちゃんは困ってるみたいです。

どういう体勢でするのかを二人で話して、結局、僕が寝転がって、ケーコちゃんが顔の上にまたがるという、とても刺激的な格好に決まりました。
僕は、教室の廊下側の壁際に添って寝転がって、ケーコちゃんを待ちました。
そこなら廊下を通る人がいても、教室に入らない限り死角になってみえないはずです。
教室に入って来られてもすぐには見えないように、周りを机で囲みました。
服が汚れるなんて、まったく気になりません!
ケーコちゃんは、スカートに手を入れて、ごそごそとパンツだけを脱ぎました。
それで、僕に背を向けて、手に持ったパンツを、こっそりと顔に近づけました。
なんか、臭いを嗅いでるようすです。
「あ、どうしよ……」
ケーコちゃんの呟きが聞こえます。
「どうしたん?」
「わたし、さっきトイレ行ってきたところやねん」
どうやら、僕のチンチンをなめてもらったときとおんなじ状況のようです。
「いいやん。そんぐらい」
「でも、なんか恥ずかしい」
「あそこなめられる方がずっと恥ずかしいやろ? 気にせんとおいでよ」
「うん、まあ、そうやけど……」
ケーコちゃんは手にパンツを握りしめて、僕の腰の辺りにまたがりました。
そこから、しゃがみながら前に進んで、僕の顔をスカートで包み込みました。
顔がスカートに覆われる瞬間、ケーコちゃんのワレメがくっきりと見えました。
でも、記憶に焼き付けるほどにはじっくり見えません。
残念なことに、スカートの中が結構暗くて、全体がぼんやりとしています。
目の前に、ケーコちゃんの下腹部と、ワレメの端っこの合わせ目が白く浮かび上がって見えました。
スカートの中は、ケーコちゃんの体温で温室のようです。
確かに、微かですが、フワッとおしっこの香りがしました。
ゆっくりと腰を動かすケーコちゃんの肌が、まず鼻の頭に触れました。
ワレメちゃん?なのか、鼻先が挟まれるような感じがちょっとあって、何となくヌルッとしています。
僕の鼻の位置で、口のある場所がわかるのでしょう。
ケーコちゃんのお尻がスッと下がりました。
タコの口のようにして待ち構えている僕の唇に、ケーコちゃんの秘密の肌が押し当てられました。
思いっきり、ワレメちゃんを拡げた状態なのでしょう。
唇に触れたとたん、僕の口の回りはケーコちゃんのヌルヌルでいっぱいになりました。
擦り付けるように小刻みに腰を前後させるケーコちゃんに、僕は舌を伸ばしました。
掬い上げるように、ワレメちゃんをなぞると、薄い塩味の葛湯のようなとろみのある液体が、口の中に流れ込んできます。
ケーコちゃんは「ひゃっ!」と小さく声を上げました。
舌先で、ケーコちゃんの大事なところの形を確かめていきます。
下から掬うようになめると、まず窪んだ裂目に舌が入り込みました。
舌先を尖らせてグッと突くと、ヌラリと奥に入り込んでいきます。
「そこが、ユウくんのが入ってくるとこ……」
ケーコちゃんが解説してくれます。
舌を固くして、出し入れを繰り返すと、ケーコちゃんもそれに合わせてお尻を揺らします。
でも、さすがに舌は短いし、すぐに疲れて舌がつりそうになります。
それで、少し上の方に舌を移動させました。
ちっちゃな、豆粒のような膨らみに舌が触れました。
そのとたん、ケーコちゃんの体がビクンと震えました。
その反応に、僕はその突起を舌先でチロチロと転がしました。
「ふわぁぁぁ……」
ケーコちゃんはトイレスタイルが耐えられなくなって、膝をついて体を支えました。
一瞬、ケーコちゃんのワレメに顔を押し潰されそうになり幸せを感じました。
「そこ、女の子のおチンチン…… クリトリスっていうの…… 一番気持ちいいとこ」
そういわれて、一層頑張って突起をコロコロとなめました。
前に見た百科事典にそんなのがあったような気がします。
「あぁ…… 自分でするのと全然違うぅ…… ユウくん」
突起に集中していると、奥の裂け目からトロッとケーコちゃんの温かな葛湯が流れてきます。
僕は時々それを裂け目から掬いとって、口に運びました。
見えない分、舌で構造を探ろうと、いろんなところをなめまわしました。
「ユウくん、さっきの、おチンチンとこ、お願い。時間ないから……」
ケーコちゃんがあの突起を口元に擦り付けてきます。
僕は舌先でそこを捉えると、自分がチンチンの先をなめてもらってる状況を想像して、ケーコちゃんを悦ばせることに集中しました。
突起はグッと大きく固くなって、ほんとのチンチンみたいに皮が剥けたようにつるんとした舌触りになっています。
ケーコちゃんが両手をついて、四つん這いで体を支えるようにしました。
「ユウくん。いい、この感じ……」
ケーコちゃんは苦しそうに声を出します。
僕の舌が、一層頑張りました。
「ああっ、ああっ! ユウくん! ユウく…… ぐぅ、うぐっ……」
あんまり大きな声を出すので驚きましたが、すぐにくぐもったようになりました。
気持ちよさに耐えているのでしょうか。
僕は夢中でケーコちゃんの突起にむしゃぶりつきました。
吸い付くように唇で突起の根本を挟んで、舌先で突起の先端を転がしました。
「ぐぅぅ! ぐぐっ!……くうぅぅ…………」
ケーコちゃんが痙攣したようにガクガクと震えます。
熱くなったワレメが僕の顔にグッと押し付けられて、口も舌も動かせません。
密着したケーコちゃんからヌルヌルが溢れ出してきます。
辛うじて、唇の間から舌先を出して、押し当てられた突起に触れました。
「くっ」
ビクッとケーコちゃんの体が跳ねました。
少し、顔からワレメが離れて舌が自由に動かせるようになりました。
僕は、舌を伸ばしてすっかり膨れ上がった、ケーコちゃんの突起を刺激しました。
突起に触れるたびに、ケーコちゃんは声をあげながらビクン、ビクンと体を弾ませていましたが、大きくなめあげるようにワレメ全体に舌を這わせたとたん、転がるように僕の顔から飛び退きました。
体を起こして見ると、ケーコちゃんは床の上に大の字になって身体全体で息をしていました。
「ケーコちゃん、大丈夫?」
気持ちいいだけだろうとは思いましたが、心配になって声をかけました。
「うう……」
ケーコちゃんが頭をあげて、返事をしますが、うまくしゃべれません。
どうやら口の中にハンカチを突っ込んで声を押さえていたみたいです。
そのハンカチを取り出すと、呼吸が楽になったのか、大きく深呼吸を繰り返しました。
「大丈夫?」
もう一度聞きました。
「はぁ…… 凄かったぁ」
まだ息は荒いけど、満足げな表情です。
「よいしょっ、と」
ケーコちゃんがおばあちゃんみたいに腰をさすりながら立ち上がりました。
「なんか、脚に力はいれへんわ……」
僕も立ち上がりましたが、元気一杯のチンチンがズボンを突っ張るのと、パンツの前が大量のネバネバで湿った感じがして、腰が引けたようになりました。
お互いの格好が年寄りみたいで思わず笑ってしまいました。
「10分ぐらいしてた?」
ケーコちゃんが教室の時計を見上げます。
「してたんは、5分くらいちゃうかなぁ」
ケーコちゃんと教室に戻って来た時間を思い出してみました。
「スゴい、早かったなぁ」
「いつもは、もっと時間かかるん?」
「いっつも? 30分くらいかけてゆっくりしてる」
いいながら、ケーコちゃんは手に持っていたさっきのハンカチを広げて、足を通しました。
「あっ」ハンカチと思ってたのは、パンツだった。
「なに?」
「いや、なんでも……」手に持ってた布を咄嗟に口に押し込んだんですね。
パンツを穿き終わって、スカートをパタパタと扇ぎました。
「なんか、湿ってて気持ち悪いわぁ」
お尻をモジモジさせて、きっと、パンツがよだれを一杯吸い込んでるんでしょう。
「いっつもあんな風になるん?」
「へへぇ。あんなん初めての感じやった」
ちょっと恥ずかしそうに笑うケーコちゃんに、何となくほめられたみたいでうれしくなりました。
「ユウくん、ありがとう」
ケーコちゃんが顔を寄せてきて、ほっぺたにキスしてくれました。
僕は固まってしまったけど。
「あっ! 遅くならんうちに帰らんと!」
「う、うん、そうやね。ママさんに怪しまれんようにね」
僕たちはランドセルを抱えて教室を出ました。
「念のため、別々で帰った方がええんちゃう?」
「そうしよっか」
ケーコちゃんがちょっと早足になって、距離が開きました。
「わぁ! なんか、すごい体が軽くなった気がするぅ!」
ケーコちゃんがいきなり廊下でスキップを始めました。
よっぽどたまってたのかな?
「なぁ。またお願いしてもいい?」
「うん、いいよ」
「じゃあ、また明日ね!」
手を振って、ケーコちゃんが走り出しました。
ほんとに身軽になったように見えます。
でも、すぐに立ち止まって振り向きました。
「ユウくん! 顔洗ってから帰った方がいいよ!」
いわれて、自分のほっぺたが糊を塗ったみたいにベタベタと突っ張ってるのにようやく気がつきました。
ほっぺたのケーちゃん糊を指先に付けて、匂いを確かめました。
で、ちょっと味見。
「また明日って、バイバイっていう意味やよねぇ……」
独り言をいって、勝手にヘラついてました。






27
投稿者:(無名)
2015/09/01 01:03:37    (d0ueh.u5)
親に隠れてするのも大変ですね。
ケーコちゃんがどうなっていくのか楽しみです。
28
投稿者:(無名)
2015/09/03 07:33:59    (i/w0jBgj)
続き 楽しみだな~
29
投稿者:(無名)
2015/09/15 09:09:35    (80t.ToxW)
全部一気に読ませてもらいました
続きあるのかな?
30
投稿者:権兵衛
2015/09/16 21:00:34    (ToeArFLi)
その後きになります
是非続きを
31
投稿者:(無名)
2015/11/27 00:31:40    (i4R4.2Tb)
その後が気になります
続きお願いします
1 2 3 4
レス投稿フォーム
名前
トリップ[]
E-mail
※任意
本文

投稿文に自動改行は行われません、適宜改行を行ってください。 # タグ使用不可
「sage」
※投稿を上げない
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。