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ペット

投稿者:ゆあ
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2016/03/30 05:16:38 (L0JBh6Nz)
私には、高2の時からつきあっている彼氏がいる。
ひとつ年下のイケメン…付き合いはじめの頃は、かなりの美少年だった。

私は、容姿は十人並みだが、小学生から空手一筋の格闘技女。
そんな不釣り合いな私たちを、友達は『少女マンガに出てきそうなカップルだ』とからかった。
しかし私たちの出会いは、そんな爽やかさとは程遠いものだった。

私の通ってた高校は、家から電車で30分くらい。同じ路線で通う生徒も結構いたが、通勤のサラリーマンも多く、そのせいか、よく痴漢に遭った。
見ず知らずの女子の尻を勝手に撫でまわして興奮しているオヤジども。私はそんな奴らが堪らなく嫌いだったので、痴漢が背後に立った時は、後ろ肘打ち、踵での脛蹴り、足の甲踏みなどの技を遠慮なく繰り出し、撃退するのが常だった。

その日帰りの電車の中。私は、部活の朝練で早起きしたこともあり、つり革につかまってうとうとしていた。
すると不意に、何者かの手が、スカートの中に入って来ているのに気づいた。
反射的にその手を太股で挟み込み、振り替えると…
触っていたのはオヤジではなく、同じ高校の制服を着た、男の子だった。
知らない子だったが、襟章から1年生だと分かった。

私に睨み付けられると、その子は顔を赤くして目を伏せたが、手を引っ込めようとはしない。
『ああ、私が挟み付けてるから引っ込められないのか』
そう思って少しだけ膝を緩めてやると、何を勘違いしたんだか、その手はするすると私の左股の内側を這い上がり、親指がショーツの股布の部分に触れた。

男の子の指がそこに触れたとたん、電気のような鋭い感覚が私の背筋を襲った。

異性との交際についてはオクテな私だったが、オナくらいはしたことがあった。
その時は当然、自分の指でそこを触る。だが、いつの場合もこれほど強い快感に襲われたことはなかった。

私が衝撃のあまり動けずにいると、男の子は手首を回転させて掌を上にし、中指の腹で、本当におそるおそる、という感じで、スリットをなぞり始めた。

『ダメだ… こんなこと、やめさせなきゃ… こんなので、気持ちよくなってていい訳がない』
けど、どうやってやめさせるか?
こんな華奢な、年下の子に対し、肘打ちや脛蹴りを繰り出す気にはとてもなれない。
声を上げれば、周りの大人どもに注目されるし、余計なことをするやつがいたら、この子は取り押さえられるかも知れない。

結局私ができたのは、スカートの上からそこを手で押さえ、彼の指の邪魔をする事くらいだった。
そして、言うまでもなくその抵抗は、あまり役に立たなかった。

男の子のタッチのせいか、このシチュエーションのせいか。
私はそれまで経験したことがないほど、あっけなく登り詰め、エクスタシーを迎えそうになった。

『イカされる…のか? こんな子供みたいな子の指で…』
そう思った時、車内アナウンスが、間もなく私が降りる駅に着くことを告げた。
すると、男の子はあわてたようにスカートから手を抜き、身体の側面を私の背中に向けた。
『こいつ…』
人の大事な所を勝手にいじり回しておいて、なにもなかったことにしようとしている…
私は腹が立ってきて、電車のドアが開くと同時に、その子の手首を捕まえた。

そのまま、ホームの自販機の陰のベンチまで引っ張って行き、そこに座らせた。男の子は全く抵抗しなかった。

「あんた、どういうつもり?自分が何したか分かってんの?」
「ごめんなさい…」
「謝ってすむことじゃないでしょ?」
「ごめんなさい…ゆるして…」
男の子はべそをかきながら、何度も頭を下げた。
「……責任、取ってもらうからね」
「あの… 警察とかは、勘弁してください。それ以外だったらなんでも…」
何を勝手なことを… とも思ったが、私も元々彼を警察に突き出す気はなかった。
そんなことをしたら、この子の人生は悲惨なことになるだろうし、被害者の私はそれほどショックを受けてないのだから、そこまでして償わせることはない。
けど、ここはやはり、年長者として、ちゃんと言い聞かせてやらなければ…
「あんたの家、ここから近いの?」
「はい… あ、でも、両親は仕事で夜まで…」
「あんたの親には用はないよ。…連れてって」
「…分かりました」

私たちは、駅を出て彼の家に向かった。
私はそこで、この子に説教をして、二度とこんなことはしない、と誓わせるつもりだった。
だが…
彼の家まで歩く内に、さっきさわられて、イキかけた余韻が、ジリジリと私を責め立てた。
こんな状態のまま、男の子のテリトリーである部屋に行くこと自体、まちがいだったのかも知れない。

彼の家は、駅近のマンションの高層階。結構裕福な家の子らしい。
なのに、なぜあんなことをするのか。
玄関の横のネームプレートに、家族の名前が書いてあったので、私は初めて彼の『真人』という名前を知った。
真人の部屋に通されたが、椅子もソファーもないので、仕方なくベッドの縁に座った。
すると彼は、私から少し離れて、絨毯の上に正座をして、自らお説教を聞く体制になった。

「…何であんなことしたの?」
彼はうつ向いたまま黙っている。
「今日はあたしだったからいいけど、中には痴漢されて怖くて、電車に乗れなくなっちゃう子もいるんだよ?そんなことになったらどうするの?」
「…すみません」
「二度としないって、約束できる?」
「はい… 誓います…」
「顔上げて!」
戒めのために、ビンタの一つもしてから帰ろうかと思ったのだが、眼に涙をためて、おずおずと私を見上げる顔を見たら… そんな気もなくなってしまった。

もう許してやって、帰ろうか…と思った時、
「あの… それで僕は、何をすれば?」
「?」
私は一瞬意味がわからなかったが、すぐに私が『責任を取らせる』と言ったことのことだと分かった。
「なんでもします。言ってください…」
真摯に訴える表情に、私は不覚にも、キュン と来てしまった。
すると途端に、さっき彼に与えられた、甘く痺れるような感覚が甦ってきて、クラクラした。

「…つづき…」
「えっ?」
私は憮然とした顔で
「男には分からないだろうけど、女は一度火をつけられると、元に納めるのが大変なんだよ。けっこうしんどい… だから、ちゃんと最後までしてもらわないと…」
「…… えっ? あ、でも…」

いつまでも真人がモジモジしているので、私は不安になって来た。
もしかして彼には、もうそんな気はなくなってしまったのでは?
後ろからスカートに手を侵入させた時は、こんなにおっかない女とは知らなかったのだろう。

しかしやがて彼は、のろのろと立ち上がり、ベッドの私の横に座った。
でも、まだモジモジしている。

キリがないので私は、かなり恥ずかしかったが、自分からベッドの上に寝そべり、仰向けになって眼をつむった。
しばらくしてようやく、真人の手がスカートの中に入ってきた。
見ると彼は、ベッドの上には上がらず、絨毯に膝立ちして、上半身だけ乗り出している。
私が指示した訳でもないのに、なるべく私より一段低い所に居ようとする。そんな彼の態度に私は
『犬みたいだな』
と苦笑した。

真人は恐る恐る、股布越しにワレメをなぞり始めた。
さっきの余韻もあって、私はすぐに感じ始めた。それも、一人でしている時とは段違いに気持ちいい。
だが、さっき偉そうに説教した相手の指で責められ、アンアン喘ぐのは、プライドが許さなかった。

彼から顔を背け、歯を食いしばって声が出るのを堪えるが、細い指先が微妙な所に触れるたび、全身で感じてビクンビクンと跳ねてしまうので、感じていることは隠しようがなかった。

彼の手はだんだん大胆になってきて、ショーツの腰ゴムから中に入り、人差し指と薬指で襞を広げ、中指で中をなぞり始めた。
膣穴あたりに湧き出す液を指の腹ですくい取り、それを、小さく円を描くようにクリに塗り付ける

私は呆気なく登りつめ、
『今度は…イカされてもいいんだよね。これは私が命じてやらせてることなんだから』
と、頭の中でも自分に言い訳していた。

すると、真人の左手が遠慮勝ちに、私のブラウスの下のささやかな膨らみに伸びてきた。
顔を私の方に向けて、許可を得るような表情をする。
『あたしのちっちゃい胸なんか、さわったって大したことないだろうに…』
私は内心苦笑しながらも
「いいよ」
と言ってやった。

真人は右手でクリ責めを続けながら、左手でブラウスのボタンを外そうとするが、なかなかうまく行かない。
じれったくなって私は、自分でブラウスの前を開け、スポーツブラを捲り上げてやった。

現れた乳房を、真人は真剣な眼で凝視していたが、やがてゆっくり唇を開き、そのまま右の乳首に吸い付いて来た。
「んっ!んあっ!」
不意を突かれて、私はとうとう彼に、あえぎ声を聞かせてしまった。
『こんなとこ、自分でさわってもなんともないのに、なんで?』

男の子に乳首を口に含まれただけで、何故こんなに感じるのか?
私は戸惑っていた。

私が声をあげたのが嬉しかったのか、彼は夢中になって、二つの乳首に交互にしゃぶり付いた。
その姿が、母乳をねだる赤ん坊のようで、無性に可愛く思えて、私も彼の頭の後ろに手を添え、母親のようなポーズをとってしまっていた。

クリと両乳首を同時に責められ、私はほどなく、初めてのエクスタシーに達した。

 
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14
投稿者:(無名)
2016/04/14 07:27:11    (Q38t0qzU)
少女時代の体験も可と書いてあるからいいのでは?まぁJKを少女と言うのは判らないが(笑)
13
投稿者:(無名)
2016/04/06 05:37:09    (EIzypnBN)
つか、今まで中だしして出来なかったんだから、子供出来ない体質なんじゃない?
病院行って見て貰えよ。
12
投稿者:(無名)
2016/04/04 07:24:08    (GQ2LsDUw)
>>11 そうか?

内容以前に、本文長すぎる。


長すぎると読む気失せるし、読む前から質が見え見えって感じなんだよね。


11
投稿者:(無名)
2016/04/03 22:03:41    (raQNjU02)
でも凄く好きな内容だな
10
投稿者:(無名)
2016/04/03 18:18:05    (Jb.bpnVR)

それ以前に、投稿するジャンル間違えているよね。



9
投稿者:(無名)
2016/04/03 08:08:16    (UPKcOWvK)
あかちゃんつくっちゃえば?
8
投稿者:ゆあ
2016/04/02 17:47:55    (qfRKb4M4)
あれから数年が過ぎた。

真人は元々成績優秀だったので、いい大学を出て、商社に勤めている。
人当たりがいいので上司からも気に入られ、順調なようだ。

私は体育大を卒業したあと、スポーツインストラクターになった。
この仕事は、見た目は華やかでも、年を取ったり身体を壊したらたちまち続けられなくなる、不安定な職場だ。

社会的地位は逆転してしまったが、それでも真人は相変わらず、私には常に敬語で接し、立ててくれる。
デートでも、他のどんな場面でも、私の意見を優先する。
私としては、そんな関係になんの不満もないのだが、ただひとつだけ悩みがある。

アスリートとしては盛りが過ぎ、将来が不安な私としては、そろそろ真人に嫁に貰って欲しいのだ。
だが彼の方は、まったくそんな様子を見せない。

普通の女のように、わざとエンゲージリングを扱う店に付き合わせたり、ショーウインドウのウェディングドレスを見て立ち止まったりして見せればいいのかも。だが、そんな柄にもないことはとてもできそうにない。

真人を睨み付けて
「ちょっとあんた!あたしをどうする気なの?いい加減はっきりしてくれない!?」
と問い詰めればプロポーズするかも知れないが、それはなるべく避けたい。

どうすれば自然な形で彼からプロポーズさせることができるか…
それが、目下の最大の悩みである。
7
投稿者:ハッキネン
2016/04/02 04:57:18    (sTE332m9)
ゆあさん、興奮も若干しましたが素敵な投稿ありがとうございました。
真人さんと青春時代を満喫してください槌
6
投稿者:ゆあ
2016/03/31 21:42:52    (GpbnZ8z4)
初めての日から1か月過ぎた頃。私は彼を自宅に招いた。
両親は共働きで、夜まで帰ってこない。
季節は夏に差し掛かり、駅から歩いて来ただけで、ブラウスに汗が滲んだ。

「暑いね。シャワー浴びよっか?」
家に着いてすぐ、私は真人に言った。
「はい。 えっ?あの、一緒に?」
「いいでしょ?どうせ一度は見せあっちゃったんだから」
「は、はい。あの…うれしいです。」
私は先にバスルームに向かい、さっさと服を脱ぎ捨て、シャワーを浴び始めた。
しばらくして、真人が入って来る。
明るいところで見る彼の身体は、思ったほどは華奢ではなく、筋肉質ではないが、骨格がしっかりしていて、『やっぱり男の子なんだな』
と思った。
彼の方は…

しばらく、私の全裸を真剣な目で凝視していたが、
「ゆ…ゆあさん…」
と、泣き出しそうな声を出したかと思ったら、いきなり抱きついて来た。
私の裸なんか見て、何をそんなに感極まってるんだか。
私は内心おかしくなったが、その日私は彼の想いを受け入れるつもりでいたので、
「真人…」
と囁いて、そっと抱き返してやった。

すると彼は、崩れ落ちるように膝をつき、そのまま胸にむしゃぶりついた。
「あ… はっ… んっ…,」
もう、感じていることを隠す必要もなかったので、遠慮なく声を出すことができた。

真人はさらにそのまま崩れ落ち、唇も胸を離れて脇腹、へそ、そして下腹部へ降りていった。
「あっ!そこは…」
真人は私の尻を抱き寄せ、アソコに口をつけた。
そんな所を男の子に嘗められるなんて…
もちろんそれは、私にとって初めて受けるクンニだった。
「いやぁ…」
私は恥ずかしさのあまり、女の子の声で反応してしまった。

それが、よほど嬉しかったのか。
真人は猛然とそこを愛撫し始め、私はあっと言う間に、立っていられないほど上り詰めた。

2歩、3歩と下がって壁に背中を着けたが、唇は追い詰めるように付いてくる。
逃げ場がない場所で激しく責め立てられ、私はその場に座り込みそうになった。

『まさか、ここで始めることになるとは…』

ここで押し倒されたら、そのまま最後まですることになるだろう。
けど、ここは私の家族全員が毎日使う場所だ。さすがにそれは、抵抗があった。

私は真人の頭を押さえながら、
「ほら、ベッド行くよ!」
と声を掛けると、ようやく彼は愛撫をやめ、唇を離してくれた。


私が先にバスルームを出て、バスタオルだけ巻き付けて自分の部屋に向かうと、真人は黙って後に従った。
二人とも無言だった。

部屋に入ると、彼は無言で私をベッドに押し倒し、さっきの続き… 脚を大きく広げさせて、股間に顔を埋めて嘗め始めた時。
その仕草は、いつもの彼より幾分乱暴で、身勝手に感じられたが、それすらも、遮二無二私の身体を求めているしるしのようで、無性に可愛く思えた。

私は…
はしたなくも、彼の顔を太股で挟み込み、両手を頭の後ろに添えて、真人の唇にアソコを押し付けるようなポーズを取ってしまった。

初夏の昼下がり。
エアコンはついていたが、二人とも汗だくで、互いの肌が汗で滑るのが分かった。

『もう少しで…』
エクスタシーを向かえる予感がし始めた頃、真人の唇が、バスルームの時とは逆に、上へ上へと移動して来た。
彼の唇が乳房を離れ、私の首筋を這い始めた時…
真人が入ってきた。

今度はスムーズに、正しく膣の角度に進んで来る。
もう、痛みは感じなかった。
かといって、挿入により快感を得ることもなかった。
感じたのは、初めての時感じた以上の、深い充足感。

男勝りに、ずっと女の子らしさを拒否して生きてきた私の中の、空虚な部分を埋めてもらっているような感じ。

私の上で、汗だくで動く真人を下から眺めながら私は
『男の子とペアになるって、こういうことなんだな』
などと考えていた…


射精が終わると、彼は私のとなりに横になり、ティッシュで私のアソコを甲斐甲斐しくきれいにしてくれた。
それが終わると、
「ゆあさん、僕、途中から夢中で自分のことしか考えなくなっちゃって…ごめんなさい…」と謝った。
「フフ… それだけ、あたしの身体に夢中なんでしょ?」
「はい…」
「ねえ真人、今も、あたしのこと彼女にしたいと思う?」
「そ、それはもちろん!」
「フッ… 生意気な… でも、まあいいかな…」
「ゆあさん あの、ホントに?」
彼はまさか、今日そこまでの展開があるとは、期待してもいなかったようで、心底驚いて私を見つめた。

「その代わり、主従関係も、今まで通りだからね。彼氏だからって、態度が悪かったりしたら、すぐに振るから。それでもいい?」
「も、勿論です!ゆあさーん!」
真人は私を抱きすくめると、また泣き始めた。
男の癖に、ホントによく泣く奴だ。

だが、私もそれなりに感動していたので、そんな彼を笑う気にはなれず、背中に手を回し、抱き返してやった。

私たちはそのまま、いつまでも抱き合っていた…

5
投稿者:ゆあ
2016/03/31 21:38:55    (GpbnZ8z4)
私は憤然として踵を返し、ベッドの上に座り込んでいた真人を、上から睨み付けた。
だって…
突然の告白。それを私は、彼が、初めて女と身体を重ねた感傷に酔って出た言葉か、思いがけず私の処女を奪ってしまった事への罪の意識からか。そのどちらかに違いないと思い込んでしまったのだ。
どちらだとしても、失礼な話だ。

「何言ってるの? だいたい今日のことは、あんたの身勝手な痴漢から始まってるんだよ? スカート履いた女子高生なら、誰でも良かったくせに!」
「ち…違います!あの、僕、前から… ごめんなさい、ストーカーだとか、思わないで…」

それから彼は、私への『想い』を切々と語り出した。
真人が初めて私を見たのは、空手部の野外練習の時。
天気のいい日に新入部員勧誘も兼ねて、芝生の上で演武をやっていた。
その時の私の凛々しい(と彼は言った)姿に一目惚れし、以来頭から離れなくなったそうだ。

だが、つてをたどって私のことを調べても、分かったのは学年と名前くらい。
年上で、部活も、出身中学も違う。
まるで接点がない彼と私だが、唯一、通学の路線だけが同じだった。

そこで彼は、私の登下校の時間を調べ、同じ時間の電車に乗れるよう努めた。
但しいつもは、同じ車両の離れたところから、私を見つめるだけで、満足していたそうだ。
ところが今日は、何の拍子か、人混みに流される内に偶然私のすぐ後ろに押し出されてしまい。背中に密着することになった。

肩越しに、髪と汗の匂いを嗅いでいる内にクラクラしてきて、現実と妄想の区別が着かなくなり… 気がついたら手を出していた ということらしい。

「妄想…してたんだ?あたしで?」
「はい…ごめんなさい」
「どんな?」
「そ、それは…」

真人は耳から首筋まで真っ赤になりながら、その内容を聞かせてくれた。
私たちの接点が電車の中だけなので、妄想の中でも当然場面は電車になる。しかも二人とも決まって制服姿。となれば…
ただし妄想の中では痴漢ではなく、《触りっこ》だった。
身体を密着させ、周囲に気取られないようにしながら、互いの性器を触り合う。そんなプレイだ。

男子中高生の場合、恋愛感情と相手への欲情は、比例して高まって行くものらしい。
男子に囲まれて育った私には、その辺の事情も分からないではない。
彼の言葉に偽りはないのだろう。

だが、私は怒ってしまった。
今さら引っ込みがつかない。
かといって、この真摯な告白を、無下に退けることもできなかった。

私は激しく混乱した。その揚げ句…
今考えると、ひどく馬鹿なことを言い出してしまった。
「ペット…なら」
「えっ?」
「…あんた、あたしのそばにいたいんでしょ?」
「あ、はい!それはもちろん…」
「なら、あんたは今日からあたしのペットだ。あたしは今日、セックスを覚えちゃったから、近い内にまたしたくなるかも知れない。その時、相手をしてもらう。それだけ。それでもいいなら…」
「はい!それでいいです!ペットなら、いつも近くにいてもいいですよね?」
「あたしがしたくなった時だけだよ?あんたがしたくても、ダメ。それでいいの?」
「もちろんです!よ、よろしくおねがいします!」
彼は嬉しそうに、ペコリと頭を下げた。


次の日から、真人は通学電車で私を見つけると、そばに寄ってきた。
最初は挨拶だけで、あとはニコニコと隣に立っているだけだったが、そのうち少しずつ話しかけて来るようになった。
お互いの家族のこと。趣味や好きな音楽の話。見たい映画のこと…
そんな他愛ない話ばかりだったが、私たちは少しずつ親しくなって行った。

私は朝は、ほぼ毎日決まった電車に乗るが、帰りは部活が長引いて、遅くなることがある。
だが真人は、私がどれほど遅くなっても、校門の所でじっと待っていた。
私が姿を表すと、嬉しそうに近づいてくる。
そんな彼を私は
『忠犬ハチ公みたいなやつだな』
と心の中で苦笑していた。


初めての日から1か月以上、私は彼に身体を許さなかった。
セフレとして付き合うようなことを言ったものの、彼の気持ちを知っている以上、その気もないのに何度も身体を重ねることなんてできない。
だが、1か月の間彼は、全く態度を変えなかった。
したいと思ったこともあったはずなのに、それも態度に出さなかった。
私は次第に、惚れるというより『情がわく』といった感じで、『この子ならいいかな』と思うようになって行った。

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