2014/09/21 01:17:17
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「また、元気なってきたなぁ」
ノアは人形で遊ぶ子どものように平気でいじってくる。
「また、あれ付ける?」
「ああ、そうやな」
僕は、いよいよ二回目を期待して、ベッドの枕元に置いたままになってた紙袋を取った。
「貸して、ウチ、付けたるから」
「いいの?」
ちゃんと付ける自信がなかったし、ノアに付けてもらいたかったので、ちょっと安心した。
「ウチ、この子のお世話係やもんなぁ」
ノアがニコニコ僕のを撫でる。
四六時中世話してやってほしい。
さっきよりスムーズに装着できた。
「どう? 完璧やん」
「うん、プロなれるで」
「そんなプロいらんわ!」
ノアがギャハハと笑う。
結構愉快な子だ。
僕と性格が合うと、そのときは思った。
ノアが僕に跨がる。
また、僕たちの繋がりはノアのスカートの中だ。
また、ノアは自分をクチュクチュしてから、僕の強張りをゆっくりと飲み込んでいく。
慣れてきたのか、コツがあるのか、根本まで入る動きが滑らかになったように思う。
ノアは僕の強張りを楽しむように、ゆっくりとしたストロークで先端ギリギリまで抜いて、また、ゆっくりとした深く根本までを沈めていく。
僕も、もう二回も出しているので、じっくりとノアを楽しめそうだ。
気持ちに余裕があると、両手が手持ち無沙汰になってくる。
僕は、ほとんどベッドで横になってるだけだ。
これでは、セックスしてるというよりノアの割れ目でオナニーしてるようなものだ。
「ノア……」
うっとりした表情で目を閉じていたノアが、ぼんやりと目を開けた。
「うん?」
「触ってもいい?」
僕は、ノアのスカートに手をかけた。
「あかん……」
ノアが僕の手を握った。
「ほな、見るだけやったら?」
「もう、エッチなこと考えたらあかん」
いいながらもノアはうっとりと腰の上下を続けている。
「なんであかんの?」
僕は、すでに真っ裸だ。
「そやかて、恥ずかしいとこ見られたらお嫁に行かれへんようになるやん」
この行為も、スカートで見えなければOKなのだろうか?
「ノアは僕の嫁さんになったらええやん」
ノアは腰を震わせるように小刻みに上下させながら「キャハハ」と笑った。
「なに?ヤナカくん、ウチにプロポーズしてるん?」
「笑うなや!」
ノアの笑いが腹筋の振動になって中にいる僕のに伝わって、ピクピクと気持ちいい。
「ハイハイ。お姉ちゃんが良いって言ったらね」
ノアはそう言って、軽くあしらうように話を打ち切り、また、腰の動きをゆっくりにした。
それでも、ノアは僕の両手を指を絡ませて握っていた。
見れない、触れない状態では、下半身だけに意識が集中する。
僕は、だんだんと我慢ができなくなってきて、ノアを突き上げるように腰を振った。
「コラ!動いたらあかん!ゆーっくりのがええの」
ノアは叱りながら一旦腰を押し付けて僕の動きを止めさせると、また、ゆっくりとしたストロークに戻った。
動けないと、暴れ廻りたくて張り裂けそうなほどの怒張が切ない。
焦らされるようで、急に昂ってきた。
「ノア、僕、そろそろ……」
「もうちょっとだけ待って……」
限界が近かった。
「あと、どれくらい?」
ノアは本当に気持ち良さそうに目を閉じている。
「あとぉ。一時間ぐらい……」
無理だ。
僕は、気持ちを静めようと、頭の中でとっさに九九を唱えたが、八の段までもたなかった。
ノアは僕の脈打つのを感じて、大きく溜め息をついた。
「ごめん」
どうせ持たないんだったら、思いっきりノアの中を感じて、爆発すればよかった。
九九の途中で、だなんて侘しすぎだ。
「結構、頑張ったやん」
ノアは抜かないで根本にグリグリ押し付けてくる。
物足りないのだろう。
「なあ、ノア。もう一回しよ」
「もう、なにゆうてるん。クニャクニャやんか」
ノアがちょっと腰を浮かしただけで、緑のタラコがつるんとこぼれ落ちた。
「ノアが触ってくれたら、また、元気なるよ!」
「それに、もう、コンドーム無いし」
ノアが緑のタラコがをつまみ上げる。
「そやかて、九九の途中はいやや」
「なにそれ?」
僕は、我慢するために九九を唱えていたことを話した。
結果はノアの大笑いだった。
「せっかくのチャンスで九九よんでたん?!」
「しゃあないやろ。一時間も無理や」
「ヤナカくん、一時間も九九よんでるつもりやったん」
「ちょっとでも持たそう思たんや」
「それは、可哀想やなぁ」
そう言いながら顔は笑っている。
「コンドーム、洗てみる?」
ノアの提案で、僕たちは台所の流しで、コンドームを水洗いしてみた。
ビロビロに伸びた緑のゴムが頼りない。
「ちゃんと水が溜まるから、破れてないよ。いけるんちゃう?」
ノアは、そう言いながら、コンドームを苦労してなんとか、それでも器用にくるくると巻き直した。
「あとはヤナカくん次第やね」
ベッドに寝転がる僕のクニャクニャを、ノアは優しく撫でたり擦ったりしてくれた。
でも、中々コンドームを付けられる状態にまで回復してくれなくて、30分ほど、お喋り休憩を入れなければいけなかった。
ようやく付けたコンドームも、何となくフィット感が悪い気がして、ノアの中に導かれたときは、ガサガサした感じだった。
相変わらず、僕は棒を立ててる台のように転がっているだけで、ノアが一生懸命動いている。
触ると怒られるのでスカートの中も覗けない。
僕は、ノアの動きに合わせて、少しずつ腰を突き上げるようにカウンターパンチを繰り出していった。
ノアの反応をみる限り、僕の硬さは十分なものだったと思う。
だが、4度目の勃起以来、ちゃんと屹立している感じがなく、何となく浮腫んだようなぼんやりとした状態になっていた。
何回ものチャレンジに耐えられるほど、僕のモノは成熟していないのだろう。
長く保っているというよりも、感覚が麻痺してノアの刺激を受け続けていないと、柔らかくなってしまいそうだった。
それに比べて、ノアはタフだ。
いったいどれくらい乗馬姿勢を取っているだろう。
僕が突き上げているので自然とストロークが早くなる。
いつの間にかノアの顎に汗の滴が揺れていた。
スカートの中から聞こえる音も湿った感じから濡れた音に変わってきた。
僕の付け根はきっとずぶ濡れになっているに違いない。
最初はうっとりとした表情が、次第に唇を噛み締め、眉間にシワを寄せるようになっていた。
ノアは腰を僕に打ち付けるようにガンガンぶつかってくる。
しまいには、体を起こしていられなくなって、僕の肩に両手を突く格好で体を支えた。
僕も精一杯ノアを突き上げた。
さっきまでの浮腫んだような感覚が、次第に鋭敏になってくる。
しっかりとした硬直がノアを突き刺しているのがわかる。
気持ちが高まってきた。
ノアは僕の動きに負けないように、腰を叩きつけてきていたが、「ぐぅ……」と、低く唸るような声を漏らすと、僕に秘部を押し付けたまま、じっと止まってしまった。
その間も、僕は爆発まで上り詰めようと、攻撃を緩めなかった。
ノアは我慢しきれなくなったのか、暴れ馬になった僕から飛び降りると、尻餅を突くような格好で、仰向けに転がって身体中で呼吸を繰り返した。
ノアのスカートが捲れて、奥が見えそうになっていた。
あと一息というところまで来ていた僕は、スカートから覗く大腿に理性を失った。
外気にさらされてひんやりと感じる強張りが、早く温かな巣穴に戻りたがって震えている。
「ノア……」
転がるノアにのし掛かるように、脚の間に体を捩じ込んだ。
捲れたスカートから、濡れた赤い肉の裂け目がはっきりと見えた。
驚いて一瞬固まったノアに強引に腰を押し付けた。
角度がよかったのか、濡れた裂け目で滑るように僕の怒張がノアの入口にツルンと飲み込まれた。
「あうっ」
ノアが声をあげた。
僕は、フィニッシュに向けて、ガンガンと腰を打ち付けた。
「あぅ! あかん! ヤナカくん、あかんて……」
ノアは懇願するように僕を見つめながら、両手で僕の胸を押し返そうとした。
僕はあと少しだった。
初めて僕が上になってリードする形で爆発できる。
そう思うと、急激に射精感が高まってきて、挿送のスピードを上げていった。
「うぁぁっ、ヤナカくん! あっ、あっ、あっ……」
いままで聞いたことのないような、ノアの女の声だった。
「イケる」
ノアの最も奥まったところまで、高まりを打ち込んだ瞬間、僕は頭部に激しい衝撃を感じた。
「調子にのんな! ボケェ!」
それはノアの右フックだった。
バランスを崩した僕の胸に、さらにノアの右足が入った。
「ええ加減にせえよ! オマエ、オレのオメコ壊す気か!」
僕の体はベッドから落ちていた。
「す、すみません……」
起き上がって僕を睨むノアが恐かった。
「あんたら、何やってるん?」
声に驚いて、振り向いたら、入口に姉が居た。
帰ってきたら、まだ二階が怪しい雰囲気だったので、下で晩御飯の準備をしてたら、怒鳴り声と大きな音がして、驚いて覗きに来た、ということらしい。
姉はベッドの下で転がる、コンドーム以外何も身に付けていない僕のことを気にする様子もなく、ノアに話しかけた。
「もう、5時半やで。ノアちゃんも、晩御飯手伝って」
ノアは外観上は家に来たときからボタン一つも外れていない。
「あ、はい」
姉の誘いにノアはベッドから飛び降りると、姉と一緒に下へ降りていった。
一人になって自分の股間を見ると、グッタリとした緑色の袋の先に僕の漏らした白い体液が溜まっていた。
どうやら、あの右フックの瞬間に、イッテしまってたようだ。
ベッドの回りを何気なく見たら、ノアのパンツが落ちていた。
僕はコンドームを始末すると、しばらくの間、ノアのパンツを堪能させてもらった。
パンツは巻き付けるだけで、効果的な回復の薬になることを知った。
晩御飯はカレーだった。
ノアが手伝っただけあって、野菜の大きさがバラバラだ。
僕は向かい側に座る姉に左頬を見られないように気を付けた。
ノアに殴られたところが、段々と痛み出して、終いにはズキズキと脈打つように痛んできていた。
いじめられていたときでも、こんなに強く殴られたことはなかったと思う。
ノアと姉はさっきのことを気にするようすもなく、笑いながらカレーを食べていて、僕は何となく悲しくなった。
7時過ぎにノアが帰ることになったが、姉の命令で家まで送っていくことになった。
何となく気まずくて、黙ったままノアの家まで行ったのだが、別れ際にノアが照れくさそうに笑いながら話しかけてきた。
「さっきはごめんな。お詫びにアレ、あげるわ」
「ああ」
ノアのパンツはポケットに突っ込んだままだった。
笑おうとして、痛みで顔が歪んだ。
僕たちにこの次があるのか、少し不安だった。