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2013/06/11 11:38:36 (NQ3.j0Uc)
恵美と初めて同じクラスになったのは、小学校三年のときでした。
クラスは違えど、恵美はある意味有名人でした。
がさつで乱暴で、男の子より男っぽくて活発、いつも真っ黒に日焼けして、膝や肘にはいつも擦り傷が絶えない女の子でした。
女の子と一緒に遊んでるのを見たことがない、そうゆう印象でした。
同じクラスになって、昼休みに男子で集まって遊ぼうとなったとき、恵美も俺達のグループに入れろときました。
ドッチボール、フットベース、サッカー、三角ベース、とにかく俺達と一緒、日曜とかでも、恵美の方から誘ってきて、野球だのサッカーだの遊んでました。
運動能力も抜群で、俺達仲間は恵美を女として全く見てなかったし、男子がなにかヘマすると恵美に尻を蹴飛ばされる、だから恵美がたまにヘマすると平気で蹴飛ばしたりしてました。
恵美はそれを嫌がることもなく、やられたらやり返す、そんな感じです。
普通、成長してくと変わっていくじゃないですか?
恵美は五年、六年になっても全く同じでした。
ちょっと胸とお尻に丸みがある男の子、そんな感じで、俺達も接し方を全く変えませんでした。
六年の修学旅行のときも、女子の部屋はつまらんと俺達の部屋にくるし、プロレスごっこに加わるし、プロレスごっこで胸触られるなんて、屁でもないといった様子の恵美でした。
六年のある日、恵美が愚痴をこぼしました。
親戚の結婚式にいくんだけど、スカートとか着るのが嫌だと言っていました。
スカート姿など見たことがない俺達仲間、当日恵美んちに押しかけてみようぜ、そうなりました。
当日、恵美んちのチャイムを押した俺、出てきた恵美のお母さんに言いました。
『恵美のドレス姿見にきました』
お母さん、腹かかえて笑ってました。
『そっか~。だよね~。うんうん。さっき支度終わったからちょっとまって』
奥でドタバタなにから音がしたと思ったら、二階から怒鳴り声がしました。
『馬鹿野郎!何しにきたんだ』
おっと玄関から出て二階を見上げると、恵美が窓から顔出してました。
するとお父さんがきて
『いや~恵美恥ずかしがってさ。出てこようとしないから上がりなさい』
お父さんも笑いを必死でこらえてるようでした。
おじゃましま~すとゾロゾロ上がる俺達。
部屋の前にはお母さんがいて、部屋に通してくれました。

前置き長くてすいません、続きます
 
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3
投稿者:孝文
2013/06/11 14:03:02    (NQ3.j0Uc)
部活帰りの恵美を発見、声をかけてみました。
『最近、機嫌悪くない?』
『そんなことないよ』
『この前、二人でって電話で言ったでしょ?二人だけで遊びたかった?』
『う~ん?言ったっけ?』
とぼけていました。
俺の勘違いかなと思いました。
『んじゃなにかの間違いかな?ごめんな』
そう言って去ろうとしました。
『待って?』
え?と振り返りました。
『私みたいなの、嫌だ?』
『なんの話し?』
『私と二人で歩くの、嫌だ?』
思い出しました。
以前みんなで一緒に遊んだとき、私と二人切りで歩きたいとか思う人、いないのか?と恵美が言ったんです。
な~に言ってんのとみんなで笑い、ポカポカと頭をみんな叩かれたんです。
『私は孝文となら二人で歩きたいよ』
言葉を失いました。
『嫌なら嫌でハッキリして?構わないから』
正直、女の子としてほとんど見てなかったし、もちろんこうゆう展開も初めて。
絞り出すように答えました。
『い、嫌じゃないよ』
『私のこと、どう思ってる?』
『お前は俺のこと、どう思ってるんだ』
『好き、四年生あたりからそう思ってる』
全然知らなかったです。
『女の子らしくないからダメ?私』
『女の子らしくなったら、恵美が恵美じゃなくなるかも。好きかと聞かれれば、恵美が好きだ』
『じゃ、私らしさを失わない程度に女の子になる努力する』
『うん』
その日は途中まで一緒に帰りました。
交際、まではいかないものの、たまにみんなで遊んだり、時々二人で遊んだりしてました。
恵美は確かにちょっと変わりました。
言葉使いや仕草がちょっと女の子らしくなっていきました。
以前は馬鹿野郎、殴る蹴るが当たり前。
意識してなのか自然になのかはわかりません。
ただ活発でハキハキしたとこは変わらず。
俺も恵美に恋心を持つようになりました。
と言うより、やっと女の子として見れるようになりました。
三年、初夏、もうすぐ俺の誕生日って日曜。
その日は二人で遊ぶ予定でした。
うちに迎えにきてと言われて行きました。
それ以外はなにも言われてなかったんです。
『ごめ~ん、ちょっと上がって待ってて?』
そう言われ、リビングで麦茶を出され、待ってました。
両親もいないみたいでした。
『お待たせ』
声がする方を見ると、心臓が止まるくらい驚きました。
またまた続きます
2
投稿者:孝文
2013/06/11 12:59:55    (NQ3.j0Uc)
部屋に入ると非常に恥ずかしそうな恵美が、白っぽいワンピース姿に、髪の毛もきちんとセットされた姿で立ってました。
顔の黒さが余計目立ちます。
『うおっ~~~!』
歓声が上がると、お父さんお母さんは大爆笑でした。
部屋には女の子らしい物はほとんどありません。
野球やサッカーのボールが散乱、バットにグローブ、そんな部屋にワンピース姿。
『馬子にも衣装でしょう?ほんとに』
大笑いのご両親、俺達も笑ってました。
でも俺達の反応は、ご両親とはちょっと違いました。
ワンピース姿もですが、恥ずかしがる恵美を見たことがないわけで、恵美もこんな一面あるんだと認識したんです。
『見るもん見たんだからいいだろ?もうじき時間だから帰れよ』
お、おお、ワリイ、おじゃましましたと帰りました。
帰りながら話しました。
『やっぱ一応女だったんだね』
『トイレだけ女子かと思ったよ』
『いやプールのとき一応水着着てるし』
ぶわはははと笑ってました。
そして小学校の卒業式、中学校の制服を着た恵美、クラス中の歓声の中心に恵美がいました。
俺達はとりあえず見たことがあるわけで、冷静でした。
卒業式では恵美は涙を浮かべていました。
『泣いてるよ、あいつ』
『あいつにも涙なんてあったんだな』
など好き勝手なことを言ってました。
中学になると、さすがに恵美も俺達と距離をほんの少しだけ取りました。
でも誘って都合がよければついてくるし、部活やなんやで都合悪いときは来ない、その程度です。
中学ではクラスは別でした。
二年になってすぐでした。
俺が恵美に電話して、誘ったんです。
またみんなで遊ぼうと。
そのとき、恵美の返事が非常に歯切れが悪かったんです。
都合悪いのかな?
でも都合悪いいいは、今まではっきりしていました。
ちょっと変だなと思ったんです。
どうしたか聞きました。
二人だけでと言われました。
はぁ?なに言ってんの?
そうつい返事してしまいました。
『だよね?いやだよね』
ブツンと電話を切られました。
まて、返事聞いてないと思い、再度電話をしました。
『行かない』
そうだけ言われ、またブツンと切られました。
俺はその電話の内容が気になりました。
二人だけでと言ったこと、学校でも機嫌悪そうな態度。
流石に鈍い俺も、もしかして?と思ったんです。
またまた続きます。
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