2020/11/12 22:40:13
(BTNYartB)
翌朝、三人で朝食をとりながら妹に事情聴取した。裕子ちゃんは俺の方をチラチラ見ては赤くなっちゃうし、俺も意識しちゃって上手く質問出来ない。
まず最大の問題は避妊してなかったこと。確認せずに裕子ちゃんの中で射精してしまった俺もまずかったけど、そもそも上に乗って俺の物をいじってたのだからゴムを被せることも出来たはずなのにそれをせずに挿入まで進めてしまったこと。
妹は「だって、折角初め同士なんだからゴムとか無粋じゃない。裕子はぎりぎりだけど危ない日じゃないのわかってたし。お兄ちゃんだって童貞卒業が処女相手にゴムなしで中に出せたんだから貴重な体験だよ。それに万一出来ちゃってもお兄ちゃんもう就職だから責任とれるじゃない。」とやり込められてしまった。
で、なんであんな夜這いもどきの事をしたのかときくと、裕子ちゃんは躾のきちんとした家の子で、まじめに過ごしてきたから中学高校と処女卒業の機会がなかったし、裕子ちゃん自身も興味はあっても自分から積極的に体験しようとは思っていなかったとのこと。
ところが大学に入ってみたら周りの子は大半が経験済みなことに気がついたんだそうだ。仲良くなっていた俺の妹に「みんな早いのね」って話して初めて周りの子の多くは中学の終わり頃から高校のうちに初体験を済ませていて処女じゃないし、処女のまま大学生になった子もサークルとかに入った子は大体ゴールデンウイークまでに先輩にヤられちゃって処女じゃなくなっているのを知ったそうだ。
妹は裕子ちゃんが思った以上に初心で、このままだとヤリチン野郎に引っかかってヤリ捨てにされそうだと心配になったんだそうだ。
そうしているうちに裕子ちゃんから「私ももう処女捨てた方がいいのかなぁ。」と相談され、「好きな人いるの?」と訊いたら「ううん、いないけど。合コンとかでお持ち帰りしてもらえばいいかなって。」と言うので、これはヤバい、絶対騙されてヤリ捨てされるパターンだと思ったから「そんなのダメだって。処女卒業したいなら安心な人を考えてあげるから。」と言って思いとどまらせたんだそうだ。
で、色々考えた結果「うちのお兄ちゃんでもいいかな。彼女とかいないはずだし来年就職だから最悪何かあっても責任取らせられるから安全と言えば安全だよ。」と言って写真を見せたところ、この人ならいいとOKが出たそうだ。で、裕子ちゃんは決めたんだから早く経験してしまいたいと言うし、妹は俺に拒否させる気も無いし拒否するとも思ってなかったので裕子ちゃんの“大丈夫な日”に夜這いで初体験を済まさせてあげることにして計画したそうだ。
最初の計画では1ケ月前だったけれど、直前になって裕子ちゃんに勇気が足らず1月延期して昨夜になったという事だった。避妊具を使わなかったのも、事前に二人で話して折角だし病気の懸念も無いからきちんと中で受け止めるのも経験しようと言う事でそう決めたらしい。
話を一通り聞いた後で妹から「裕子に誰か他に好きな人が出来るまでは学校では虫除けにお兄ちゃんが彼氏だって事にするから口裏合わせてね」と言われ、口裏合わせを約束させられた。