小5の夏休み、連絡の取れた同級生達とチャリで1時間位の海水浴へ行きました。
確か14人くらいだったと思います。海水浴場行きのバスもありましたがま『自転車でもスグやで』と適当に言ったのを皆が真に受けスタート。
道のりの3分の1も進まない所で何人か音をあげ脱落。私を含めた男子三人と女子7人が
『それでも行こう』となり、少し進んだ農協の駐車場にチャリを停め、バス停に向かいました。
バス停で待っている時、一人の女子が『お腹痛い』と言い出しました。
『ウンコか?』と言うと
『…………………うん』
ビンゴ!まさかの当たりか!
近くの建物は農協くらいだが『我慢する』と言うので間もなく到着したバスに乗り込んだ。
これが最悪だったかも知れない。田舎の道路、しかも昭和のアスファルト。まぁ揺れる揺れる。必死に肛門を絞め我慢する女子の顔は鬼の形相。
『………あ、足立、』
『話しかけんで!』
『………ごめん』
『クッ、…………』
沈黙……ガタンゴトン、………クッ、……ガタンゴトン、……ウッ、………ガタンゴトン、………
『あっ………! 』
と腹痛女子・足立さんが叫び、まさかの脱糞。
本人いわく『チョッと出たかも』
『ちょっと?………ウサギさん位?』
『………多分』
『もうちょっとだ、我慢せぇ』
『…………わかっちょる…………』
やっと到着。私に手を取られ、ゆっくり足立さんは立ち上がると出口へ………………
と、突然 足立さんはズシズシ歩みを強めバスを出るとキョロキョロして左に見える建物に向かおうとしましたが、バスロータリーの真ん中で立ち止まると足をガクガクさせ始めポロポロ涙を垂らしました。
あ、時間が
つづく