8月の最初の土曜日、僕の住む町の隣の市で、田舎にしては大規模な花火大会があった。
僕の町の周辺で、ちゃんとした花火大会をやるのはそこだけだったので、僕は毎年会場近くまで電車で移動し、
地元に住む高校時代の悪友と合流して、花火を見ながら飲むのを楽しみにしていた。
その日も僕は、家の近くの駅から電車に乗った。車内は、同じ目的の人達で座席は全部埋まっていて、立っている人も何人かいた。
その中に一人、浴衣に下駄を履いたJC1くらいの女の子が、座席前の吊り革に捕まりながら立っていた。
僕はその少女を見て、『危ないな』と思った。彼女は知らないのだ。実は花火大会の日のこの時間の電車は、物凄く混む。
次の駅で大量の見物客が乗り込んで来て、大の男でも揉みくちゃにされて怪我をする事もある。
なのに彼女は身構えるでもなく、呑気に携帯をいじったりしているのだ。
次の駅に着く。案の定、窓の外には電車を待っていた大量の人。
それを見た彼女の顔は引きつり、すぐに、座席横のボードとドアとで角になっている場所に移動して、人の波が襲ってくるのに備えた。
僕は一瞬、『この娘を守ってあげなきゃ』という気持ちが働き、乗り込んで来る人の波が彼女を押し潰す直前、
彼女の前に向かい合わせに立ち塞がり、両腕をドア横の手摺りと座席横のボードに突いて。背中で人の波を受け止めた。
彼女は一瞬何が起こったか判らない様子だったが、少しして、僕の行動の意味を分かってくれたらしく、
「ありがとう」と、恥ずかしそうに俯いて、小さな声で言った。
僕は彼女のお礼の言葉に気を良くして、一層腕に力を込めて彼女を守ろうとしたが、後から押してくる圧力は圧倒的で、
耐え切れず彼女に覆いかぶさるようになってしまう。
彼女と体が密着すると、サラサラストレートの黒髪からはシャンプーのいいかおりが、襟元からは石鹸と、
少女特有の甘い汗のかおりが鼻をくすぐり、僕はあっけなくノックダウンされてしまった。
僕は、彼女の体に触れてみたい強い誘惑に駆られた。
しかし、今の状況で少しでも腕の力を抜いたら、彼女は押し潰されてしまうだろう。
そこで僕は、電車が反対側に揺れて、背中への圧力が弱まった時を狙って、
自分の右膝を少し曲げて彼女のフトモモの合わせ目に近付けた。
そして電車がこちら側に揺れ、背中に強い力が掛かって来た時に、腕の力を調節して彼女にピッタリと覆いかぶさり、
右膝を彼女のフトモモの間に割り込ませた。
彼女はすぐに僕の魂胆に気付き、モモに力を入れて必死に僕の膝の侵入を防ごうとした。
彼女は泣くだろうか?せっかく僕の事を、自分を守ってくれるいい人だと思い、お礼まで言ったのに、
痴漢に変身するなんて、裏切られたような気持ちになるだろうか?
僕は罪の意識に苛まれたが、心の中で『君が悪いんだ。君がそんなにかわいいから。
無防備に、いいにおいをさせているから。』と、身勝手な言い訳を呟きながら、少しづつ膝を上へ、彼女の股間へと近付けて行った。
ついに、僕の膝頭は彼女の股間にたどり着き、コリッとしたかわいい恥骨の感触が感じ取れる程になった。
僕はその骨の感触を頼りに彼女のスリットの位置を想定し、ゆっくりと膝を前後に動かしてスリット全体を撫で上げるように愛撫した。
するとなんと、彼女のフトモモの力が緩み、僕は今までより自由に膝を動かせるようになった。
彼女はずっと俯いたままなので表情は判らないが、耳から首筋にかけて、白い肌が真っ赤に染まり、心なしか、肩で息をし始めているようにも見えた。
彼女は僕の愛撫に感じているのだろうか?もしかしてもう濡れ始めているのかも。
そう思ったら、僕は一刻も早く確かめたくて堪らなくなり、更に大胆な行動に出た。
今や、僕の膝と彼女のパンツを隔てているのは、彼女の薄い浴衣の生地2枚だけだ。
僕はそれらを排除しにかかる。右手だけで何とか体を支えながら、浴衣の右の裾の生地をつまみ、斜め上に引っ張って、膝とパンツの間から引きずり出した。
着物の裾というのは、襟元に繋がっているので、無造作に左右に引っ張ると襟元が乱れる。
女の子の着物の襟が乱れているのは、『男に悪戯されました』と言っているようなもので、周りから見咎められ易いし、彼女自身にも恥ずかしい思いをさせる。
なので僕は、襟を崩さないように慎重に右の裾を引き出すと、手を変えて同じように、左の裾も引き出した。
彼女の柔らかいフトモモとパンツが、直接僕の膝に触れる。
彼女のフトモモは緩んだまま。
パンツ越しに、さっきよりはっきりと彼女のスリットの形が認識できたので、膝頭に神経を集中させて、
微妙な動きでスリスリしてあげると、膝に強い湿り気を感じた。僕の薄手のスラックスに染みができる程だった。
間違いない。彼女は今、僕の愛撫を受け入れ、気持ち良くなってくれている。
そう確信した僕は、うれしくなったと同時に、彼女との合意の上での行為なのに、
いつまでも彼女の大事な所を膝なんかでグリグリやっているのは申し訳ないと思った。
すると、電車がやや大きな駅に止まり、そこで通勤客が何人か降りたらしく、車内の混雑が少し内輪になり、
腕を突っ張っていなくても体制を維持できる程度になった。
そこで僕は、膝を彼女の股間から少し離し、できた隙間に右手を滑り込ませて、パンツ越しに中指でスリットを撫で上げた。
彼女は『ビクッ!』と体全体で反応したが、それでも脚を閉じようとしたり、僕の手を払いのけようとしたりはしなかった。
調子に乗った僕は、パンツの股布の横から指を侵入させ、直接ヌレヌレのスリットに触った。
ポッテリとした襞を掻き分け、膣口を見つけると、指挿入を試みる。
ところが、中指の第一関節までも入らないうちに、彼女が
「イタッ!」
と、やや大きな声を上げたので、僕は周りの人に、僕がやっている事がバレたのではないかとヒヤヒヤしたが、
幸い誰も気付かないようだった。
かなりビビったが、これではっきりした。この娘は間違いなく処女だ。
僕はますます嬉しくなったが、あまり痛がらせて嫌われてはしょうがないので、
膣口には指先を浅く挿入した位置で、細かい振動を与えて刺激しながら、親指の腹でクリトリスを探した。
スリットの上端の内側に、あずきの粒より小さなかわいい突起を見つけたので、それを親指の腹で押し潰すようにして弾くと、
「んっ!」
と彼女は小さな声を上げ、右手で僕の手首を掴んだ。
しかし僕はその時、彼女が僕の行為を喜んでくれているという自信があったので、左手でそっと彼女の手を引き離し、僕の背中に回させた。
彼女は右手を僕の背に回したまま、僕のシャツをギュッと掴んだ。
彼女のこの仕草に、僕の興奮はMAXになり、息子はズボンの中ではち切れそうになっている。
僕はその時、もしかしてこのまま最後まで行けるんじゃないか? と思い始めていた。
しかし、いくらなんでもそれだけは、彼女の協力が無ければ無理そうに思えたので、思い切って彼女の耳元に口を寄せ、話しかけた。
「ね、このまま最後までしちゃっていいかな?」
すると彼女は一瞬ハッとしたように顔を上げ、僕を見つめたが、すぐにまた俯いて、小さな声で
「いや… それだけは… やめて、お願い…」
と言った。
僕は彼女の真意をはかりかねていた。このまま強引にコトを進めたら、彼女は本気で抵抗し、
泣き叫び、周りに助けを求めるだろうか? それとも、多少の抵抗はしても、最終的には受け入れてくれるだろうか?
そこで僕は、一つの賭けをしてみることにした。
彼女のパンツを脱がしてみる。
それも、彼女に制止のチャンスを与えるように、ゆっくりと。
もし彼女が本気で拒絶する気なら、パンツを手で押さえ、必死で脱がされまいとするだろう。
もしそうなったら、最後までは諦め、彼女を気持ち良くイカせてあげることに集中しよう。
僕はそう決心した。
まず、パンツの股布の中に入り込んだ指を、より深く、お尻の方に移動させ、指先でお尻の部分の布をたぐりよせ、
しりたぶを露出させる。次に手前に移動させ、下腹部を覆っていた布を、彼女のスリットの上端あたりまでずり下ろす。
そして、股布に指を引っ掛けてゆっくり下へ引っ張る。
そこまでされて彼女は、ようやく脱がされようとしている事に気付き、慌てて左手でパンツを掴んだ。
結構力を入れて、下へ引っ張っても、彼女がしっかり布を掴んだままなのでそれ以上下ろせない。
僕は諦め切れずに、再び彼女の耳元に口を寄せ、
「ね、いいでしょ?お願いだよ。もうこんなになっちゃって、収まりがつかないよ。辛いんだ。」
と、少し情けない声を出して口説き続けた。
すると、彼女のパンツを掴む手から次第に力が抜けて行き、ついには布地から指が離れた。
僕はそれを、彼女の『合意』と受け取った。
そのまま一気に膝下までずり下げ、そこから下は、足の指を使って彼女の足首まで下ろした。
すると彼女は、左足を下駄からはずし、ちょっと持ち上げて足首にからんだパンツの輪から左足を抜いた。
僕はその瞬間を見逃さず、彼女の膝裏に手を掛けてグイッと持ち上げ、開いた股間に自分の腰を割り込ませた。
「いや~」
と彼女は小さな声で言ったが、泣き出したり暴れて抵抗したりする様子はない。
僕はズボンのファスナーを下ろして、いきり立った息子を取り出し、先端をスリットの下端あたりに宛がった。
左手の指先で襞を開き、膣口を露出させると、先端から亀頭までを押し込んだ。
「ん~っ!ん~っ!」彼女は僕の肩口に自分の口を押し当て、痛みから思わず発してしまう悲鳴が、周りの客に聞こえないようにしてくれた。
僕は腰を細かく前後させながら、更に奥へ進もうとしたが、何かが行く手を遮って進めない。
僕はそれまで、女の子の処女をもらった事がなかった。
『これが噂に聞く、処女膜という物か?』
悪友から聞いた話によると、息子で膜を突き破る時にはそれなりに力がいるが、通過した後はそれ程の抵抗はなく進めるらしい。
そこで僕は、左手を彼女のお尻の後ろに回し、膝を抱え上げた右手と合わせて力を込めて彼女を抱き寄せると同時に息子を前に突き出した。
「ん~っ!」
処女を失った衝撃と痛みに、彼女は僕の背中に回していた右手で爪を立て、
また僕の肩に当てていた口で僕のシャツを噛んだ拍子に、肩に彼女の歯が当たった。
普段なら僕もかなりの痛みを感じるはずだが(実際後で見てみたら、背中からも肩からも、血が出ていた)その時は興奮と快感で全く気にならなかった。
息子は、膜を破った勢いで、そのまま一番奥まで達し、付け根から2、3センチを残して全体がすっぽり彼女の中に納まった。
と同時に、狭くて熱い膣が、これでもか というくらいに息子を締め付けて来た。
僕はすぐにでもイッてしまいそうだったが、せっかく彼女が痛みを堪えて頑張ってくれているのに、
こんなにすぐ終わっては申し訳ないと思い、天井を仰いで深呼吸をすると、ゆっくりとピストンを開始した。
しかし、息子が前後に動き、膣壁をこする度に彼女の顔は苦痛に歪んでいた。
たった今、大人サイズの肉棒に強引に押し広げられ、襞を引き裂かれたばかりの膣壁を息子にこすられても、快感を得るどころではなく、ただ痛いだけなのだろう。
「あまり時間をかけても、辛い思いをさせるだけだな」
そう考えたとたん、タガが外れたように強烈な射精感が襲って来た。
僕はまた、彼女の耳元に口を寄せ、
「中に出しちゃっていい?」
と尋ねると、彼女は小さくコクンと頷いた。
何故彼女が中出しを許してくれたのかは分からない。下手に外で出されて、
大事な浴衣を汚されるのが嫌だったのか?今日は危険日じゃないから大丈夫と思ったのか?
とにかく、彼女の許可が得られたので、僕は彼女の奥の方で小刻みに動いた後、
彼女の裸のお尻を掴んで思い切り引き寄せると、一番奥に、欲望の全てを注ぎ込んだ。
コトが済んで間もなく、電車は目的地の駅に着いた。出口に近い方から続々と乗客が降りて行く。
しかし彼女は、茫然として俯いたまま、動こうとしない。
僕は、このまま彼女を置き去りにして一人花火会場へ行く気にはなれなかったので、
素早く足元にしゃがんで彼女の右足首に引っ掛かったままのパンツを抜き取ってあげると、彼女の手首を掴んで電車から降ろした。
そのまま、駅のトイレまで連れて行く。彼女は僕に手を引かれるまま、黙って着いてくる。
身障者用の広い個室に二人で入り、まず、ティッシュで彼女の内股に付いた、
処女の証と愛液、逆流した精液が入り交じった物を拭き取った。
更に、ハンカチを濡らして彼女の内股からスリットまでをキレイに拭いてあげ、パンツを履かせてから浴衣の乱れをできる範囲で直してあげた。
それから、また彼女の手を握り、個室を出ると、花火会場に向かった。
いつも僕が見物に使う、小高い丘の上の公園に彼女を連れて行く。
ここは花火の見物場所としては穴場で、地元の人間でも一部の人しか知らないので、打ち上げが始まる直前の時間だったが、まだ空いているベンチがあった。
彼女と二人でベンチに座り、次々と打ち上がる花火を見ながらぽつぽつと話しをした。
「名前は?」
「みく」
「いくつ?」
「中一」
「なんで僕にくれたの?」
「あげてないよ。あなたが勝手に奪ったんでしょ?」
「でも、ほとんど抵抗しなかったよ?」
僕がそう言うと、彼女は押し黙ってしまった。
僕は、花火を眺めながら彼女の言葉を待った。
「…あなたがあたしを守ってくれたから。
男の人に、あんな風にかばってもらったの初めてで… 嬉しかった。だから、あんまり嫌がったら悪いかなって思って…」
「それだけ?」
僕には彼女が、それだけの理由で、僕に処女をくれたとはとても思えなかった。
僕はそんなにイケメンではない。その位自分でも分かってる。
僕はまた、黙って彼女の言葉を待った。
「…男の人は知らないかも知れないけど、女にも… 子供にも、性欲ってあるんだよ。
あんなトコ、あんな風にスリスリされたら、気持ち良くなって、もっと、もっとってなっちゃうよ…」
彼女の説明に、僕は大体の所を理解した。つまり彼女は、流されてしまったのだ。
僕の膝と指による愛撫で今まで味わったことのない快感を感じてしまったため、冷静な判断が出来なくなってしまったのだろう。
男には、そういう事がよくあるが、こんな少女にも…
この、みくという少女は、いわゆる『遊んでいる』女の子ではまったくなく、
中学校の教室で友達と他愛ない事ではしゃいだり、勉強や部活に打ち込んだりしていそうな子なのだ。
そんな、普通っぽい女子中学生の性欲…考えただけでゾクゾクする。
花火が終盤に近づいた頃、彼女がまた口を開いた。
「あたしさぁ…まだ12才なんだよね」
「そうか。中一だもんね。誕生日まだなの?」
「ん… 来月。 12才の子とエッチするとさぁ… 合意しててもレイプになっちゃうんでしょ?」
僕は彼女のその言葉に愕然とした。
自分が強姦罪で逮捕されると思ったからではない。こんな普通っぽいJCが、
なんでそんな、人によっては大人でも知らないような、法知識を持っているのか? と、単純に驚いたのだ。
「なんでそんなこと知ってるの?」
「ちょっと遊んでる先輩が、教えてくれたの。だから、エンコーするなら12才の内が有利だよって。
あたしの周りには、そんなことする子はいないけどね。」
そう言うと彼女は、ちょっと悪戯っぽい笑みを浮かべながら、
「お巡りさんに言い付けちゃおうかな~」
と言った。
僕は、彼女のこの言葉には含みがあるように思えたので、
「そうならないためには、どのようにしたらよろしいので?」
と、おどけた口調で聞いてみた。
「今日はさ、入れた後は、痛いだけでよく分からなかったから…
ホントは、エッチって、入れた後も気持ちいいんでしょ? だから、もう一回して、最後まで気持ちよくしてほしい。そしたら…」
彼女のこの申し出は、もちろん僕にとって、飛び上がる程嬉しいものだったが、
しかしJC1の子に『もう一度抱いて』なんて言われて露骨に嬉しそうにしたら、大人としてとてもみっともない。そこで僕が、
「そのような事なら何回でも、何十回でもして差し上げますよ。お嬢さん」
と、わざと真面目くさった顔で言うと、彼女は
「そんなにしないよ!エッチだなあ…」
と言って笑った。
僕はその時初めて、彼女の、一点の曇りもない笑顔を見た気がした。
花火大会が終わった後、僕と彼女は一緒に電車に乗った。
帰りの電車もひどく混んでいたので、僕はまた、腕を突っ張って彼女を守ってあげた。今度はお触りなしで。
彼女の降りる駅は、僕が降りる駅の一つ先だったが、僕はそこまで一緒に乗って行き、
ホームで携帯番号とメアドを交換し、来週末会う約束をして別れた。
僕は、それまでの人生で、素人の女性とセックスした事がなかった。
一時的に、同世代の恋人ができることはあったのだが、ロリであるため、
成人女性に対してどうしてもセックスしたいと思う程の情熱が湧いて来ず、いつも、マゴマゴしている内に振られてしまうのだった。
僕はこの日、みくと一週間後に再会し、セックスする約束をした。
今回のような痴漢行為からの流れとは違い、
次回はベッドの上で終始彼女をリードし、気持ち良くさせてあげなくてはならない。
うまく出来るだろうか? そんな不安と期待を抱えながら、次の週末までの日々を過ごした。
みくと再会する日がやってきた。
待ち合わせ場所は、彼女の家の近くのコンビニ駐車場。
約束の時間に僕が駐車場に車を入れると、彼女は先に来ていて、店の入口前に立っていた。
僕が運転席の窓を開けて手を振ると、彼女は近寄って来て助手席のドアを開け、無言のまま乗り込んだ。
僕は車を走らせながら、彼女に「また会えて嬉しいよ」と話し掛けたが、彼女は黙ったままだった。
どうも、彼女は何かを怒っているらしかった。でも僕には、それが何なのか見当もつかない。
「もしかして何か怒ってる?」
と聞いてみると彼女は、
「なんでこのカッコじゃないとダメなのよ~?」
と、唸るような声で僕に抗議した。それで、初めて僕は、彼女の不機嫌の理由を理解した。
その日の彼女の服装は、白い半袖ブラウスに、首元に赤いリボン、紺のプリーツスカートに白いソックスとスニーカー。
つまり、中学の制服姿だった。前の日の晩、僕は彼女と待ち合わせ時間と場所の確認の電話をし、その時、制服で来てくれるように頼んでおいたのだった。
「なんで?そのカッコすごくかわいいよ?」僕がとぼけると
「せっかくのデートなんだから、もっとオシャレしたかったのに…制服で来させるってことはさ、
あたしが女子中学生だから価値があるってことじゃない?顔とか性格は関係なくて…」
彼女の言葉に僕はちょっと焦って
「そ、そんなことないよ。制服なんか着てなくても、君はすごくかわいいよ!だから先週、
いけないと分かってても、つい手を出しちゃったんだ。あの時は制服じゃなかったでしょ?」
「じゃあ、なんで?」「何て言うか…男にとって、制服姿の女子中学生とエッチするっていうのは、ひとつの夢というか、憧れというか…」
僕が大袈裟な言い回しをしたので、彼女はクスッと笑って「へんなの…」とつぶやいた。
しかし、僕の釈明に納得したのか、ようやく彼女は機嫌を直し、
「ねえ、あなたのお部屋ってどんなの?高級マンションとか?」
と聞いてきた。
「いや、残念ながら、ただのボロアパートだよ」
「やっぱりね。そうだと思ってた。」
彼女はそう言って笑った。
その日僕は、彼女を僕のアパートに連れていくことにしていた。
ラブホも考えたのだが、みくは同い年の女の子と比べても、背が低く、顔は童顔で、
見方によっては小学生にも見えるので、一緒にラブホに入ったら通報されるかも知れない と思ったのだ。
そうかと言って、普通のリゾートホテルとかに部屋を取る余裕もない。
そこで仕方なく、狭くて汚い部屋を1日掛かりで何とか片付けて、みくを呼ぶことにしたのだ。
それでも彼女は、初めて男の一人暮らしの部屋に入るということで、楽しみにしていたらしく、
アパートに着くまでの車中で、間取りとか、広さとか、さらにいろいろ聞いてきた。
部屋に着くと、彼女は僕より先に上がり込み、部屋中をあちこち探検し始めた。
「へえ~、思ったより片付いてるじゃん。」しかし僕は、1週間前、彼女と夢のようなひと時を過ごして以来、
『おあずけ』を喰らった状態が続いていたので、そろそろ我慢の限界だった。
はしゃぐ彼女の手首を黙って掴み、ベッドの端に座らせると、自分もすぐ横に座り、無言で彼女のブラウスのリボンをほどき始めた。
「えっ?何?もうスルの?やだ… 先にシャワー浴びさせて!」
「いいよ、そんなの後で。」
「だって、今日暑くて、いっぱい汗かいちゃってるし…」
「それがいいんじゃん…」
「変態!ヤダそういうの、キモい!」
会話しながらも、僕は着々と、彼女のブラウスのボタンを外して行く。
彼女も口ではいろいろ言っても、僕の手を遮ったりせず、おとなしく脱がされてくれる。
ブラウスのボタンを全部外し、左右に開くと、中から白地に淡いビンクのストライプの、かわいいスポブラが現れた。
宝箱の蓋を開けるように、神妙な面持ちで、ブラ生地の下端をつまみ、ゆっくりとめくり上げる。
すると、ブラの下から真っ白な、膨らみ始めの二つの乳房。その頂に、薄いピンク色の乳首が二つ、僕の方に向かって尖っていた。
あまりのかわいらしさに、ついに僕は我慢できなくなり、彼女をベッドに押し倒すと、荒々しく、彼女の胸にむしゃぶりついた。
「ちょっ!やっ… そんなに強くしないで! やだ、怖い!」
彼女が次第に涙声になって来たので、僕はハッと我に帰り、胸から顔を離して彼女を見つめた。
「ご、ごめん!君のオッパイがあんまりかわいらしかったから、つい…」
「もう!あんまり怖がらせると、泣いちゃうんだからね!」
彼女はそう言うと、改めて仰向けに寝そべり、顔を横に向けて僕の愛撫を待った。
僕は、今度こそ、彼女を気持ち良くさせる事を最優先に考えようと思い、
彼女の右乳首を優しく唇に含み、舌先でゆっくりと舐め転がした。同時に左の乳首は、右手の親指と人差し指の間に挟み、クリクリしてあげる。すると
「んっ… あっあっ… んっ!」
と早くも切なげな声を上げ始めた。
僕は、彼女の性感をいっそう盛り上げるために、愛撫を続けながら、これまでの性体験を聞いてみることにした。一種の羞恥プレイ、言葉責めだ。
「男にオッパイ舐められるの、初めて?」
「うん…」
「裸を見せたことは?」
「お父さんと… んっ! 弟だけ… お父さんもういないけど…」
この会話で僕は初めて、彼女の家が母子家庭であることを知った。「彼氏とかは?」
「小6の時、いたけど… あっ!… キスだけ。 彼が私立中に行っちゃって、それっきり… んっ!」
「じゃあ、ココも僕が初めて?」
僕は彼女のスカートに手を入れ、パンツの上からスリットに触れた。そこはすでに、愛液でグチョグチョになっていた。
「そこは…あるよ。」「だれに?」
「小5の時… 家族で旅行に行って、バスに乗って… あん! …後ろに立ってたオジサンが、スカートに手を入れてきて… スリスリされて、濡れちゃった…」
「小学生なのに、触られて濡れるなんて、エロいね。」
「やだ、そんなコト言わないで… んっ!」
「ひとりエッチは?」「ない… やり方わかんないし…」
これが、彼女のこれまでの性体験の全てらしい。ということは、彼女はクンニの経験はない、ということになる。
一週間前まで処女だった女の子にとって、男の前で股を広げて股間を舐められるのは、最高に恥ずかしい行為のはずだ。
ならば、思いきり恥ずかしがらせてやろう。そう思った僕は、彼女のパンツを脱がすと、唇を彼女の胸からお腹、脇腹からおへそへと徐々に移動させて行った。
おへそまで来た所で、彼女は僕のねらいが分かったようで、
「そこも舐めるの?」と聞いてきた。
「もちろん。ここが一番気持ちいいんだよ。」
「そこはイヤ!」
「なんで?」
「だって、さっきオシッコして来ちゃったし、汚いよ。」
「みくちゃんのなら汚くない!」
「へ、変態!だからそういうのキモいって…あっ!」
僕は有無を言わせず、彼女のスカートの中に頭を突っ込んだ。
「いやっ!いやっ!」彼女はスカートの上から僕の頭を押さえて、舐められないようにする。
僕は、手探りで彼女の両手首をつかんでスカートから引き離し、鼻と唇でスリットへと突進した。
しかし彼女は、今度はフトモモをピッタリ閉じ合わせて、僕の舌の侵入を防ごうとした。
僕は彼女のひざ頭に両手を掛け、彼女の脚をこじ開けた。
フトモモの間にわずかに隙間ができたところで、僕は思い切り舌を伸ばして、スリットを下から舐め上げた。
「やーっ!!」
彼女は叫び、必死に僕の頭を押しのけようとしたが、僕がしつこく、スリットを何度も舐め上げていると、
次第に手の力が抜けて、しまいには僕の頭に添えているだけになった。
「あっ…な、なんかへん!おかしくなっちゃ… あっ!」
「脚の力を抜いて。」
「えっ? でも…」
「いいから。」
「ん…」
彼女は少しずつ、膝を緩めて行ったので、僕はそれに合わせて少しずつ、彼女の脚を開かせた。
ある程度開いた所で、スカートの前を捲り上げて、スリットを観察する。
上端の周りにわずかに産毛のような毛が茂みを作っていたが、それ以外はきれいな縦割れ一本の、筋マンだった。
「やっ!見ちゃいや!」
彼女は口ではそう言ったが、脚を閉じようとしたり、スカートを下ろそうとしたりはしなかった。
両手の親指と人差し指で、彼女の襞を大きく押し広げ、
小陰唇も開き、膣口とクリトリスの間を舌先で何度もレロレロしてあげると、膣から真新しい愛液がトロトロと流れ出て来た。
それをきれいに舐め取ったあと、右手中指を膣に挿入し、Gスポットを捜し当てた。
更に左手でスリットの上端を開き、クリを露出させると、舌先を尖らせて包皮を剥き、現れた本体をチロチロと舐め転がした。
Gスポットとクリを2ヶ所同時に責めていると、彼女が
「やっ!な、なんか、飛んで行っちゃいそう! あっ…あっ… ん~っ!」
と叫ぶと、両足をピンと突っ張り、膣が痙攣するように僕の指を締めつけてきたかと思うと、ふいに全身から力が抜けたようになった。
僕が彼女に
「イッたみたいだね」と聞くと、
「これが、イクっていうの? なんか…すごい。」
と放心したように言った。
12才の少女を指と口でイカせ、僕の息子ももう爆発寸前で、一刻も早く、
彼女の中に収まりたがっていたが、女の子はイッた直後にスリットやクリを強く刺激されると、
痛みしか感じないらしいので、彼女の隣に横たわり、クリの周りを優しく円を描くように撫でながら、彼女の回復を待った。
しばらくそうしていると、彼女がまた
「んっ… あっ…」
と喘ぎ始めたので、『そろそろかな?』と思い、彼女の股間に体を割り込ませた。
膣口に先端を当てがい、ゆっくりと半分ほど挿入すると、
「い、痛っ!」
と彼女が顔をしかめた。
1週間前に処女は失ったとはいえ、この太さ、長さの異物が膣内に侵入するのは、まだ2回目なので、押し広げられる時に多少痛みを感じるのだろう。
僕はその深さでゆっくりピストンしながら、少しずつ奥へ進んで行った。
奥まで到達すると、そこからはフルサイズで、スピードを上げてのピストンになる。
彼女の膣内の熱さと強烈な締め付けに、僕はすぐにでもイキたくなるが、懸命に堪えて彼女と二人一緒の絶頂を目指す。
すると彼女が、
「やっ! また来る! またイッちゃう!」
と叫んだかと思うと、膣がこれまでで最高の力で息子を締め上げ、精液を搾り取ろうとして来た。
僕は急いで息子を引き抜き、彼女の胸に向かって1週間分の欲望を吐き出した。
と同時に、彼女も両足を突っ張り、二度目の絶頂を迎えた。
二人一緒に絶頂に達した後、僕たちは一緒にシャワーを浴び、互いの体を洗いっこした。
それから、ベッドに寝そべり、僕の仕事の事や、彼女の学校でのことなど、他愛ない話をして過ごした。
夕方になり、彼女を家の近くまで送って行く時刻になった。
僕が身仕度をしていると、彼女が、
「ねえ、この部屋の合鍵とかあったら、一つもらえないかな?」
と聞いてきた。
「合鍵?なんで?」
「うん、ここならさ、学校の帰りに自転車で寄れるし、あなたがお仕事してる間にお掃除とかしてあげようかな、なんて。」
「あ、あの… それって…」
「えっ?あ、やだ、あたし、勘違いしちゃってる?」
「勘違いって?」
「いや、あの、彼女にしてもらったと思ってたんだけど…」
これは、僕にとって全く思いがけない展開だった。
僕としても、みくと今回限りになるのは辛かった。
しかし、JC1の彼女が、ずっと年上の僕なんかを本気で恋愛対象として見てくれるとは、思ってもいなかったのだ。
でもここは、大人としてちゃんとケジメを着けなければいけないと思い、彼女の肩に両手を起き、まっすぐ見つめると、
「みくさん、好きです!愛してます!僕とつきあってください!」
と、大真面目に愛の告白をした。
彼女は一瞬あっけに取られたが、すぐに笑い出すと、
「はい。よろしくお願いします。」
と言った。
こうして、みくは僕の彼女になった。
ある日、僕がアパートの部屋に帰ると、美少女が待っていた。
みくではない。いや、みくと、もう一人。長い黒髪の、昔友達の家で見た、
おおた慶文のカレンダーから抜け出して来たような、圧倒的な美少女だった。
この部屋で、みくに愛の告白をして以来、彼女はたびたび学校帰りにこの部屋に来ては、掃除や洗濯をしておいてくれた。
だが彼女がここに、自分以外の人間を連れて来たのは、これが初めてだった。
僕は二人が座っている座卓の反対側にあぐらをかき、みくに
「誰?」
と尋ねた。
「うん、あのね、あたしのクラスメート。綾ちゃん。ごめんね、勝手に連れて来ちゃって。」
「いや、それはいいんだけど、どうしたの?」
僕と付き合い始めてから、みくが、この部屋を大事な隠れ家のように感じているのはわかっていた。
その隠れ家に、友達を連れてくるからには、何かよほどの事情があるに違いない。
「あのね、この子、綾ちゃんね、ちょっと深刻な悩みがあって、何とかしてあげたいと思って。あなたに相談に乗ってほしいんだけど。」
僕はとりあえず二人にジュースとお菓子を出して、話を聞くことにした。
この、綾という美少女の悩みとは、こういうことだった。
彼女は、ある事件をきっかけに、極端な男嫌い、男性恐怖症になってしまった。
クラスの男子生徒はもちろん、男性教師に対しても、話し掛けられても返事もできず、ちょっと肩が触れただけでもビクッと大袈裟な反応をしてしまう。
中学入学以来、ずっとそんな調子だったので、次第にクラスの中で孤立し、今ではみくを含む、何人かの小学校からの友達以外、話し掛ける者もいないという。
「あたしさ、前に綾ちゃんに助けられたことがあるから、
今度はあたしが力になりたいと思って、色々やってみたんだけど、ダメだった。で、これはもう、ショック療法しかないかなって。」
「ショック療法?」
「うん。思い切って、男の人と、すごく深い経験をしちゃうの。年上の優しい男の人に、エッチで気持ちよくしてもらえば、治るんじゃないかと思うんだ。」
それを聞いて、ずっと無言で俯いていた綾は、一層深く俯き、耳たぶを赤くして、体を縮こまらせた。
僕の方は、この後の展開が見えてきて、急にドキドキしてきた。
「で、その、年上の優しい男っていうのに、当てはあるの?」
僕はとぼけた振りをしてみくに聞いてみた。
「だから、あなた。」「み、みくちゃん!それって、僕がこの子と、君以外の子とエッチするって事だよ!君はそれでいいの?僕のこと、好きじゃないの?」
「好きだよ!嫌だよ、あたしだって、そんなの。でも他にこんなこと頼める人いないし、このままじゃ綾ちゃんが…」
みくは目に涙を浮かべてそう言った。
すると、綾という少女が初めて口を開き、
「あの…みくちゃん、もういいよ。ありがとね。あたしは自分で何とかするから。」
これじゃ、まるで僕が悪者みたいだ。
僕はしばらくの間、考え込んでしまった。
こんな美少女と、しかも彼女公認でセックスできるなんて、この上なく魅力的な話だ。
しかしそこには、大きなリスクがある。第一に、ここで安易にみくの言う通りにこの少女を抱いたら、みくとの関係が壊れてしまうかも知れない。
第二に、もしこの作戦がうまく行かず、この子の男性恐怖症が悪化してしまったら、二人に思いきり怨まれるだろう。
しかし一方、この綾という少女は、相当思い詰めてしまっていることも間違いなかった。
この年頃の少女にとって、学校生活はほとんど人生の全てだ。
はたから見れば、長い人生の中の1年や2年、クラスの中で孤立したとしても、
たいしたことないように思えるが、当の本人にしてみれば、これがなかなか堪え難い。だからこそ、いじめや仲間外れを理由に不登校、引きこもりになり、その後の人生を台なしにしてしまったりするのだろう。
この綾ちゃんも、今日ここへ来れば、女の子の一番大切なものを、初対面の男に奪われることになるのは分かっていたはずだ。
しかしそれよりも、今の自分の状況から抜け出したいという気持ちが強かったからこそ、ここへ来る決心をしたのだろう。
そんな彼女の真剣な思いが分かってしまった僕は、みくの提案を断ることはできなかった。
「わかった。みくちゃんがそうしてほしいと言うなら、やってみるよ。
でもその前に、綾ちゃんが男性恐怖症になるきっかけになった事件というのを、聞かせてくれないかな。
もし僕がそれと同じようなことをしちゃったら、逆効果になると思うから。」
「あたしと同じ。小6の時、電車の中でひどい痴漢に会ったんだって。」
と、みくが説明した。
綾は、その時の様子を、ぽつりぽつりと話し出した。
「去年の春休みに、いとこの家に遊びに行くので、一人で電車に乗ったんです。
途中からすごく混んで来て、そしたら、後ろに立ってた大学生くらいの男の人が、スカートの中に手を入れて来て… あたし怖くて、固まっちゃって。そしたら、パ、パンツの中にまで手が入って来ちゃって… お腹の下の方がキューッと痛くなって。
多分、あそこに指を入れられたんだと思います。」
彼女にとってみれば、思い出したくもないおぞましい体験だったろうに、彼女はここまでの話を、目に涙を浮かべながら、搾り出すように話した。
おそらく彼女は、僕のことを、自分の悩みを解決してくれるカウンセラーのように感じているため、辛くてもなるべく詳しく伝えなくてはならないと思ったのだろう。
僕は、ますます後に引けなくなってしまった。
「それで、中を乱暴に掻き回されて、すごく痛くて、
泣きながらやめてくださいって言ったのに、全然やめてくれなくて… 電車が大きな駅に着いて、人が大勢降りた時に、やっと離れてくれたんです。でも、降りる時にその人、あたしの方を見て、ゆ、指の臭いを嗅いで… ニヤッて笑ったんです。
あたしその時、男の人って、なんて下品で、自分勝手で、残酷なんだろうって思って…」
彼女は震えながら、大粒の涙を流した。
「分かった。もういいよ。辛い思いをしたんだね。ごめんね、思い出させちゃって。」
それからしばらく、3人とも口を聞かず、沈黙の時間が過ぎた。
すると、みくが突然立ち上がり、
「じゃあ、後は二人に任せて、あたしは帰るね。」
といった。
「みくちゃん、帰っちゃうの?」
僕が聞くと、
「いくらなんでも、この狭い部屋で、二人がしてるとこ、見ていられないよ。また明日来るから。」
そう言って、みくは寂しそうな笑顔を浮かべ、部屋を出て行った。
またしばらく、沈黙が続いた。
僕は思い切って、綾に声をかけた。
「だけど、どうも、信じられないな。君みたいなきれいな子が、こんな… もし本気なら、
そこのバスルームでシャワーを浴びてから、そのベッドに横になってくれないかな。」
僕がそう言うと、綾は迷わず、すっと立ち上がり、バスルームに向かって行った。
僕はまた、急に胸がドキドキしてきた。
しばらくすると、綾はバスタオル一枚の姿でバスルームから出て来て、僕と目を合わせないままベッドに横たわり、毛布を体に掛けた。
僕は綾の隣に横たわると、最後の確認で、綾に
「本当にいいんだね?」
と尋ねた。
綾は黙って、小さくコクンと頷いた。
だが僕はこの時すでに、当初の目的だった、綾の男性恐怖症を治すため、ということよりも、ただ単純にこの美少女を抱きたい、という欲望に、支配されつつあった。
毛布をそっとめくり、バスタオルをほどいて左右に広げる。
綾の身体は、背はみくよりも少し高く、全体的にほっそりしているが、
胸とお尻はみくよりひとまわり大きく、いまだにロリ体型全開のみくに比べ、明らかに少女から大人の女性への変化が始まっていた。
僕は彼女の右の乳房にそっと触れる。
彼女が身体全体で、ビクンと反応する。
乳首をつまみ、唇の間に挟み、舌先でゆっくり舐め転がす。
左の乳房を、根本から乳首へ、何度も絞るように揉み上げ、指先で乳首を挟んでクリクリと捻り、
つまみ、引っ張る。顔を上げて、綾の表情を確認するが、彼女は僕の愛撫に感じているようすが全くない。
ただひたすら、歯を食いしばって恥ずかしさと、裸の身体を触られ、舐められる嫌悪感に堪えているようだった。
ここで、やめるべきだったのかも知れない。
でも僕はその時、綾の肌の香り、少女の甘い体臭、熱い程の体温、きめ細かな肌ざわり、そして、恥辱に堪える美しい顔。
それら全てにすっかり魅力され、自制が効かなくなっていた。
そして、一刻も早く彼女の一番恥ずかしい所、スリットを愛撫したいという欲望で頭がいっぱいになり、
自分の体を徐々に下へ移動させ、顔をスリットに近づけて行った。
「あっ… あっあっ…」
と彼女が戸惑うような、焦ったような声を出した。
そして僕が唇をスリットに触れさせようとした瞬間、
「いやっ!いやあああああっ!」
と綾が凄まじい悲鳴を上げた。
あまりの激しさに僕は驚いて跳ね起き、彼女の顔を見た。
「ご、ごめんね、綾ちゃん。いきなり、急ぎすぎたね。」
僕は必死に謝ったが、彼女は両手で顔を覆い、イヤイヤをするように首を横に振るだけだった。
「わかった。今日はもう止めよう。もう何にもしないから、ね?」僕がそう言うと彼女は、一層激しく泣き出してしまった。
僕はここでも失敗をしたようだ。彼女にしてみれば、苦しい今の状況から抜け出せるなら、
見知らぬ男に処女を捧げることになってもいい、と悲壮な覚悟をしてここに来たのに、
このままでは、死ぬほど恥ずかしい思いをしただけで、何の成果も得られずに終わってしまう。
そして明日からまた、針のむしろのような日々が待っているのだ。安易に『止める』なんて言われたら、絶望的な気持ちになるのは当たり前だ。
僕は仕方なく、彼女を刺激しないようにゆっくりベッドから降り、ベッドの側面を背もたれにして、膝を抱えて考え込んだ。
今はとにかく、彼女が落ち着くまで待つしかない。だがその後はどうしようか?
しばらく考えているうちに、ふいにある考えが浮かんだ。
『みくの時は、どうだったのだろうか?』
みくも、電車の中で僕に触られた時は、オナニーの経験もない、真っさらな処女だった。
なのに結局、初対面の僕と、最後までしてしまった。みくはその理由を、性欲だと言った。
僕に触られて気持ち良くなり、『もっと、もっと』となってしまったのだと。
では、綾には性欲がないのだろうか?いや、む