ちょっと前…、と言っても、オジサンな私の”ちょっと前”は、十年以上も前になるんだけど(歳はとりたくないね)。運転中、交差点で停車してたら、右側の歩道を制服姿の女の子がふたり歩いていたのね。
何の気無しにポケ~ッと見てたら、かなりスカートが短い事に気が付いてね、ハッと目を見開いたワケよ。ホント良く見ると股下ギリギリなのね。運転席の位置からだと、普段より目線が低いから、余計に際どく感じるワケよ。
都会じゃ、顔黒、ミニスカ、厚底が当たり前だったから(厚底は下火だったかな?)、女の子のスカートが短くなってきたのは認識してたけどね。まさか、こんな田舎まで押し寄せてるとは思ってなかったのよ。
で、ダメなオジサンの習性でガン見しちゃってね。端から見たら、モロ犯罪者って目線で。今なら即通報かな?
そんな変態視線が女の子たちに伝わったんだね。パッとふたりがコッチ見てね、一瞬目が合っちゃったのよ。ドキッとしちゃったさ。
そしたら、女の子は強いね。スカートの裾のところでピースサイン。「分かってますよ」と言わんばかりの・・・。そして、その位置でバイバイしながら通り過ぎて行ったのさ。交差点で取り残されたまま、オジサン赤面さ。
「うわーっ、俺、今、物凄くカッコ悪いーっ!」
自己嫌悪に陥る隙も無くて、後ろからクラクション。感応式信号が変わってた。右折したら、またあのふたりが歩いてて、コッチ見て手を振ってるのさ。あー、おちょくられてるなって、オジサンガックシ。
何だか知らないけど、右折した先は渋滞で進まないし(道路工事だったのね)、気分は落ち込むばっか。たまたま自販機が左側にあったから、何か飲むかと思って、渋滞だしそのまま停めて、速攻で缶コーヒーを買ったら、後ろから背中叩かれて振り向くと、今のふたりが立ってて、
「おごってよ、オジサン。」
って。もう脱力。
渋滞が動き出しそうだったんで、千円札渡して車に飛び込んだ。そしたら助手席に女の子が勝手に乗り込んで来て、ちょっと待ってをひたすら連呼。
自販機で買い物済ませたもうひとりも、勝手に後ろに乗り込んで来て、おいおいと思ってたら、また後ろからクラクション。しょうがなく車を進めたら、工事区間がなげーなげー。
「オジサン、あたしのパンツ見えた?」
「スケベだよね、オジサン。」
と、降ろせないふたりが、オジサンを罵倒。パンツ丸見せしておいてエロ親父と嘲笑。金まで取られてやりたい放題。
降りろ、降りないで押し問答して、道路沿いの某お菓子店に駐車。ケーキをダシに降ろして、しょうがないから買って持たせたら、
「すぐ、食べたい!」
って言い出して、結局、降りなくてカラオケBOXに入っちゃったのさ。結局、ナンパになっちゃったのさ。
やっちゃったよ、サンピー。BOXの中で。ノーパンにチンコだけ出して。ふたりは平気だったけど、オジサンはガチガチに緊張。若いって羨ましいなって思ったら、
「またしようよ、オジサン。」
って誘われちゃった。
で、今のカミさんとセフレが出来たって話。ハイ、妄想、妄想。信じない、信じない。娘の制服パンチラが見えちゃって、ポケ~ッと見てたら、ふと思い出しました。