音楽の先生で想い出した!
俺が通っていた中学校の音楽の佐藤先生。
顔はともかく体はエロい体付きをしていた。
先生方のほとんどはジャージ姿。
佐藤先生は少し性格がキツクて生徒にはあまり人気が無かったし、男子には大きなお尻を振る歩き方を陰で真似されて馬鹿にされていた。
俺ももちろんその一人であった。
ある日、班の人達と放課後の教室掃除をしていた。
俺とりょう君は二人で廊下担当。
例によって調子に乗った俺達は佐藤先生を馬鹿にした様に真似をしていた。
するとどうだろう、俺が真似する姿を笑っていたりょう君は急に黙って掃除を再開した。
不思議に思い、何となく振り返ると佐藤先生が怖い顔でこちらを見ている。
「やべっ」と思い掃除を再開し、そそくさと教室に戻り、りょう君に非難を浴びせた。
「いるなら教えろよ!」
しかしりょう君も直前に気付いたらしかった。
怒られるかもな~と思いつつも掃除を片付けると教室を飛び出す様に俺は走り出した。
廊下をダッシュ!玄関横にある音楽室の前を祈る様に横切った。
見られていたのか運が悪いのか佐藤先生が顔を出す。
「あら、ゆう君だっけ?」
口調はともかく、目は怒っている様に見えた。
ドキドキしながら俺は素知らぬふりで立ち止まり、先生さようなら~とスルーするつもりだったが敢え無く捕まった(笑)
「ちょっと来てくれるかな?」
そのまま音楽室のさらに奥、プレーヤーが置いてある部屋へ連れて行かれた。
「先生の真似してたでしょ?」
前置き無しに聞かれた俺はとっさの言い訳も出来ず、黙ってしまった。
元々そんなに怒っていなかったのだろう、先生は笑いを含んだ声で言った。
「怒ってる訳じゃないのよ、でもねぇ先生を馬鹿にするのは良くないと思うよ」
諭すような口調に俺は素直にごめんなさいと認めた。
顔を上げると佐藤先生は多分怒っていなかった。
後ろめたい気持ちと元々キツイ顔が怒ったように見せていたのだろう。
「私そんな変な歩き方?」
俺の緊張を解くためか、先生は自ら大袈裟に歩いてみせた。
ちょっと笑ってしまいながら、そんなに変じゃありません…などと否定した。
何だろう…先生と密室で間近でジャージに密着したお尻を振る歩き方を見ると股間が膨張してきた。
ヤベっと思うが、先生は二、三注意をすると帰って良いと言う。
ハァ…と返事をしつつどうやってバレない様に立ち上がろう、と俺は考えていた。