2010/12/08 01:35:55
(w2JhJ2gi)
先週、幼なじみの結婚式に出席した。
新婦のS子とは家が近所で、幼い頃は二人でエッチな遊びをした仲だ。
初めはお互いの下半身を見せ合うだけ。徐々にエスカレートしていき、触った
り舐めたり。小学校の高学年になるとオナニーを覚え、見せ合いっこ。
そこから本当のSEXに発展するまでに時間はそう掛からなかった。
二人の間に恋愛感情の様なものは無かった。まるで兄妹のように育ったので、
遊びの延長上で自然とSEXに至ったんだと思う。
S子は早い内から生理があったが避妊は全くしていなかった。子供同士だから
妊娠はしないだろうと勝手に思い込んでいた。
しかし、中学に入ると状況は一変した。
上級生で妊娠した子がいて、学校中で大騒ぎになったのだ。
俺もS子も愕然とした。自分たちが遊び感覚でしていた行為が、とんでもない
結果を招く可能性があると思い知らされたのだ。
俺たちは怯え、その行為自体を辞めることにした。
いつからかSEXが二人の強い結びつきとなっていた為、それを辞めたとたん俺
たちの距離は遠のいていった。
お互い部活に没頭するようになり、学校や家でも話しをしなくなった。
高校、大学とそれぞれ違う道に進んだが、あれ以来付き合いはまったく無く、
近所で会えば挨拶する程度だった。
お互い過去に重い蓋をし、そこから目を背けたかったのかもしれない。
半年前、中学からの親友Kが結婚すると報告に来た。
相手はS子。素直には喜べなかったが、顔には出さずに祝福を述べた。
もちろん俺とS子が以前にそういう関係にあった事をKは知らない。
しばらくして、S子に呼び出され車で出掛けた。二人っきりで話すのは中学以
来だった。
「1年前、街でKと偶然会って付き合い始めたの。黙っていてゴメン」とS子が
すまなそうに言った。
そう言われて初めて寂しさを感じた。
県道から脇道に入り車を止め、俺は無言でS子を抱きしめキスをした。
S子も黙ったまま、それに応えてきた。
シートを倒し、S子に覆い被さり愛撫する。
あの頃とはまったく違う大人の体に時の流れを感じた。俺はS子に挿入し、激
しく腰を振る。
それまで無言だったS子の口から大きな喘ぎ声が漏れだした。それが合図のよ
うに俺も喘ぎ声を重ねる。
二人同時に絶頂を迎え、白濁した俺の熱い想いをS子の中に思いっきり吐き出
した。
これが10数年ぶり、そして二人にとって最後のSEXだった。
結婚式ではKの友人代表としてスピーチをさせられた。
ちょっと複雑な思いだったが、幸せそうなウェディングドレスのS子を見た
ら 、
心の底から「結婚おめでとう。二人共お幸せに!!」
そう言えた。
S子の体には新しい生命が宿っているそうだ。
もちろんKの子供だ。
・・・・・俺はそう信じている。