2026/01/02 14:17:40
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私が小6の正月は海外で過ごす予定になっていたのですが、出発が迫った暮れに熱を出してしまいました。
もう親との旅行などに楽しみを見いだせなくなっていた私は留守番をするから出掛けてくれと頼みました。
すでに様々なプランを立てて指折り当日を待っていた母や母の姉家族からしたら、中止は忍びないけどまさか置いていく訳にはいかない。
とりあえず私の母が断念するという空気になりかけた時に、私の従姉妹の旦那さんが自分が面倒みるからと最上の提案をしてくれました。
元々年内ギリギリまで仕事もあり、出掛ける旅行先に全く興味を持てない旦那さんは欠席だったのです。
確かに買い物メインの海外旅行じゃ荷物持ちとして使われるだけ。行く気にならないのもわかります。
これ以上ない解決策が見つかって、結局皆が幸せになりました。
つまらない旅行に行かなくてもすむ私…
待ち望んだ旅行に行ける母達…
皆から感謝され堂々と留守番して羽根をのばせる旦那さん…
私はほとんど寝間着同然の格好で、迎えに来てくれた旦那さんの車に乗り込みました。
正直、咳も出ないし微熱があるだけでそんなにつらくはなかった。
これなら薬を飲んで一日横になってれば治りそうでした。
だけど、旦那さんが優しくしてもらえるから、あえてぐったりとして甘えた。
この辺は今思ってもちゃっかり女として計算してましたね。
まるで山籠りでもするかのように食品などを買い込んで旦那さんの家に着くと、とりあえずお風呂に入るように言われた。
それくらいの熱なら、熱い湯にしっかり浸かって汗をダラダラ流してパブロン飲んで寝てればすぐ治るよって…
私は言われるままに入浴したけど、ちょっと入浴が長いと心配になったのか、旦那さんが様子を見に脱衣室に入ってきた。
その時私はちょうど髪を乾かしていたのだけど全裸でした。
「ワッ!ゴメンッ!」
慌てて出ていこうとする旦那さんに私は言いました。
別に気にしてないから。それよりお湯が熱いうちにお風呂入ったらどうですかって。
母はなるべく追い焚きをしないよう続けて入るようにせっつく人だったからで、習性から口をついたのだけど、自然と背中流してあげますなんて言えたのは、やはり微熱とこれから一緒に過ごす何日かに浮かれていたからでしょう。
私は従姉妹の旦那さんが大好きだったんです。
うちは圧倒的に女が多くて、少し肩身が狭そうな旦那さんと、ひとりだけ御子様待遇なのが不満な私…
一同が顔を揃えるとなんとなく同士のような気になりました。
向こうももしかしたら似たような気持ちだったのか、私にはすごく甘い気がしていました。
母も離婚して父親を奪った負い目を感じているのか、旦那さんに私のことをよろしくなんてよく言ってました。
肩身が狭いとはいっても、旦那さんは皆から人望はありました。
だから、安心して預けて旅行なんて行けた訳なんですね。
私も旦那さんには面倒をみられたいけど、一概に父性を求めていたのとも違います。
この頃ちょうど三十歳やそこらですから、ちょっと親年齢としては若干若かった。
おじさんとおにいさんの中間みたいなかんじでしたから、やはり1男性的な風にも見てました。
なんだか私がウンと猫なで声を出して頼めば何でも言うこと聞いてくれそうな雰囲気がありました。
それに、私にだけ見せるある種のサインみたいものにも、私は勘づいてました。
娘的にだけじゃない、女として見てるからこその対応みたいな…
それもあるから私もいっぱしに期待を抱いちゃうんです。
いったん切ります…