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※フィクションです真似をしないように

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2010/01/23 22:34:43 (DZQdBOur)
年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です

両手・両足を拘束された女の子を前に、悪いことを考え無い男は居ない

彼女の開いてる足の間に入り、見上げる格好で跪づいた

ゆっくり太股を撫でながら、乳首に唇を近付ける

触るか?触らないか?の距離で息を吹き掛けながら、上目遣いで彼女の表情を見てみる

声は出さないが、左右に頭を振って、イヤイヤとしている

手の拘束をしたベルトを持ち、外そうと振っている

余りに強い抵抗に見えたので、立ち上がり顔を覗き込むと、うっすら涙を浮かべていた

慌てて、「どうした?」と聞くと「怖いし、嫌だ」と涙声で言った

手の拘束ベルトを慌てて外しながら、「嫌だったら、言えばいいのに!」と言うと、「だって、怖くて言えなくなったんだもん!」と泣き出してしまった

両手のベルトが取れると、腰に抱き付いてきた

頭を撫でながら、「もう終わったよ、足も外すから、ちょと放して?」と宥めたが、一向に抱き付いた手を放そうとしない

余程怖い思いをさせてしまったんだな?と反省した

暫く、頭を抱えて、肩を叩いていると、顔を上げて「もう、絶対嫌だ!」と言った

「分かった、分かった」と言って頭を叩いてやる

幾分落ち着いてきたので、「足も外すから、手を放して!」と言うと、やっと腰から手を放してくれた

足の間にしゃがみこみ、足のベルトを外していると「絶対に見ちゃ嫌だ!」と股間を押さえながら言ってきた

「ハイ・ハイ」と言うと、「その返事嫌い~!」と言われた

こうなったら、彼女の言いなりだ

足のベルトも取れたので、脇に手を入れて、立たせてあげた

まだ泣き顔の彼女を抱き締め、「怖い思いさせて、ゴメン」と謝った

体も冷えてしまったので、また湯船に戻った

体が温まるのと同じ様に、彼女の機嫌も直ってきた

いつも笑って接してくれる俺が、真剣な顔をして体を触ってるのを見て、違う人に触られてる気になってしまい、自由が利かない事の相乗効果で、声も出ない恐怖になった様だ

冗談で返してあげれば良かったかも?

風呂からあがると、入る前はあんなに興味津々だった小道具には目もくれず、いつもの甘えん坊になっていた

SMに対して、トラウマになってしまったかも知れない

髪も乾き、ベッドでイチャイチャしていると、やはり寝不足の影響か?眠たくなってきた

新年まで、2時間を切っていた

少しウトウトしていると、下半身に違和感を感じた

彼女が触っていたのだ

薄目を開けて、様子を伺うと、髪の毛しか見えない

「どうした?したくなったの?」と聞くと、ビクッとして、「起こしちゃった?」と聞くので、「そりゃ、触られたら分かるよ」と答えた

「だって、寝ちゃうんだもん」と甘えた声

オデコにキスをしてやると、笑顔になった

この睡眠不足の原因は?と、聞きたい気持ちを押さえた

ジッとしてると、睡魔に負けそうになるので、行動開始

腕枕をしているので、キスがし易い

胸を揉みながら、キスを続ける

段々、彼女もキスの仕方が分かってきたみたいだ

初めの頃は、唇も閉じたままだったが、今では積極的に舌を吸ってくるまでになった

体の反応も変わってきた

単なる受け身一辺倒だったが、こうして欲しいとか、そこが気持ちいいとか、自分でより快感を探す様になった

時間をかけて、探ってた甲斐がある

どんな事でも、反応があるのは楽しい

彼女の股間に手をやると、ちゃんと少し開く様になった

どうすれば、相手がやり易いのか?

どうすれば、より気持ち良くなれるのか?

彼女の進歩を試したくなった

じっくり股間を撫でて、十分な潤いをもったので、クリを触らずに、挿入してみた

いつもなら、2回・3回と愛撫で逝かせた後に挿入するが、今回は1度も逝ってない

正常位でしていると、無意識に恥骨を押し当て、クリの刺激を求めてくる

速くすると、受け身にまわり、遅くすると、腰をくねらせ快感を探る

彼女は無意識にやっているのだろうが、この腰使いが絶妙である

まるで大蛇の如く、腰がうねる

このままだと、こちらが先に逝ってしまいそうなので、体位をバックに変えた

多分、彼女はバックが一番好きなのではないか?と思う

長い髪を振り乱して、感じている

突くのを止め、「自分で動いてごらん」と言って、初めは、手で動きを手伝ってやる

動きを覚えたら、手も離し彼女の意思に任せた

深く・浅く・速く・遅く・強く・弱く、円を描く様に動いたり、左右に振ったりと、気持ちいい所に当たる様に動いてる

自分の気持ちいい様にだけ動いてるので、快感も深そうだ

感じている顔を見たくなったので、正常位に戻した

足を抱えあげ、深く挿入する、初めの頃は痛がってたが、今では「気持ちいい~!」と言っている

ピストンを速めると、「逝きそう!」と言い出したので、こちらもラストスパート

頭を左右に降りながら、絶頂を迎える彼女を見ながら、腹の上に射精した

ティッシュで股間と精子を拭き取り、腕枕の体勢に戻った

彼女は、居心地がいいのか?この体勢が好きだ

年明けのタイミングを計るために、テレビを点けた

毎年恒例の番組を、見ていた

出てくる出演者の話をすると、流石に、年の差を感じる

会ってから、余り年の差を感じていなかったのは、テレビを見てなかったからだろう

彼女の話す出演者の話は、チンプンカンプンだった

多分、チンプンカンプンも死語扱いされそうだ

遂に、テレビで除夜の鐘が鳴り出した

彼女の提案で、年越しの瞬間は、彼女とキスをしながら迎えた

去年から、ず~と今年までキスを続けた事になるそうだ

足掛け2年と言う事か?

良く分からないが、彼女が楽しそうなので、良しとした

ゆく年は、最後に波乱があったが、それまでは平穏ないい年だった

くる年は、初めから波乱の幕開けになっているが、いい年にしたいと思った

108つの煩悩、いくつ制覇出来てるのか?

なんて感慨に浸っていると、彼女が「年越し蕎麦食べてない!」と言い出した

確かに、食べてない!

夕飯は食べずに、初詣の時に屋台で済まそうと話はしていたが、年越し蕎麦の事を忘れていた

年は明けてしまったが、ホテルのカップそばを見つけて、2人で1つを食べた

神田川の世界を、彼女は理解出来るだろうか?

お互い裸のまま、ベットの上で正座して、「明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします」と新年の挨拶をした

不謹慎だとは思ったが、なかなかバカップルも、板に付いてきた

その後もベッドでイチャイチャしていたが、寝てしまうと勿体無いので、メインイベントの初詣に行く事にした

服を着て、清算しようと電話をしたが、フロントが出てくれない

やっと出たと思ったら、寝起き声のオバチャン、何を思ったか「何番の子にしますか?」と聞いてくる

訳が分からなかったので、「出ようと思うので、清算してください」と言うと、「それなら入り口に機械が有りますから、表示金額を清算してくださいね」だって

機械で清算するシステム位は知ってたが、ここは連絡もしなくて良いんだな

しかし、何番の子って?、このホテルのシステムに興味津々になったが、彼女と一緒なので聞く事も出来ず、少し残念!

外に出ると、流石に寒い

部屋から、エンジンスターターで車を暖めてたので、車に逃げる様に入った

彼女は「エンジン掛かってるよ!」と不思議そうに聞いてきたが、説明するのが面倒なので、「ラッキー!」と言っておいた

彼女は、この車を気に入ったらしく(ロクちゃん)と命名していた

本来の目的地の、有名な神社は、近付くにつれて、人も車も多くなってきて、夜中とは思えない程、明るかった

駐車場は既に満車で、路上駐車も多く走り難かった

観光地にありがちな、にわか駐車場のオバチャンに、彼女が話し掛けられ、「一台空いたから、入れるよ」との言葉に騙された

この駐車場から、神社の鳥居までで、30分は歩いた

因みに、公営駐車場は鳥居の目の前

入場渋滞を考えれば、早かったのかも知れないが、金額も3倍、新年早々後味が悪い

隣では、そんな事関係なく、屋台の品定めに忙しそうな彼女が、目をランランに輝かせていた

本殿?の前に着き、(1年の安泰と、彼女の幸せ)を祈った

彼女に「何、祈ったの?」と聞くと、「ないしょ!」だそうだ

無事?お参りも済ませ、彼女にとってのメインイベント、屋台詣でが始まった

いつもニコニコ顔だからか?、彼女は誰にでもよく話し掛けられる

道を尋ねられたり、写真を撮らされたり、なぜか散歩中の犬を持たされた事もあった

隣を歩いてると思っていると、居なくなるので、目が離せない

彼女が、腕を組んでくるのは、迷子予防にも役に立っている

寒空の下で、着物姿の次にミニスカート姿の彼女は目立っていた

テキヤの兄ちゃんに、ことごとく声を掛けられ、たまにたこ焼きや、フランクフルトなんかを貰ってくる

「お金は?」と聞くと、「あげる!ってくれた!」と嬉しそうに話す彼女を見ると、この笑顔の有効範囲はおやじだけに留まらないと確信した


つづく
181
2010/01/22 20:43:37 (BAA6Apfp)
年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です

買い物に行こうと思ったが、ここは他県、思い浮かぶ商業施設もない

ナビに頼る事にした

俺の車には、コンシェルジュサービスが付いている

電話をするとオペレーターのお姉さんが「○○様ですね」と出る

彼女はこれを聞いて「何で分かるの?」と言ってしまた

お姉さんが「登録されたお車からのお電話は、こちらで認識させて頂いています」と答えた

「わ~!凄い~!」と大喜び

お姉さんが「本日はどの様なご用件でしょうか?」と聞くと「寒いから、温かい服を買いたいんだけど、場所が分からなくて、○○さんが電話したんだけど、教えて貰えるんですか?」と勝手に会話しだした

面白そうなので、彼女に任せてみた

お姉さん「こちらでお調べ致しますので、少々お時間頂けますか?」

彼女「はい!お願いします!」

お姉さん「防寒着で宜しいですか?予算等もお教え頂ければ詳しくお探し致しますが如何でしょう?」

彼女「防寒着って何ですか?コートは着てるので、ババシャツかタイツみたいのが欲しいんです。予算は安いやつ!」

お姉さん「ババシャツかタイツですね。予算は安い方がいい。これで宜しいですか?」

彼女「はい!お願いします!」

お姉さん「では、お調べしてご連絡させて頂きます。有り難うございました」

彼女「お願いします!」

彼女は、通話中ず~とお姉さんの声の聞こえる、ルームミラーに大声で話し掛けていた

笑いそうになるのを、必死に堪えてたので、通話が終わった途端、我慢の限界を越えて、大笑いしてしまった

お姉さんの復唱も可笑しいが、ババシャツも無いだろう

彼女は、笑ってる俺も気にせず、ルームミラーを見てお姉さんからの連絡を待っていた

さて、お姉さん、何処を案内してくれるのか?楽しみだ

お姉さんから連絡がきた

お姉さん「○○様お待たせ致しました。次の出口で降りられるルートでお調べ致しますと、該当するお店が3件ございました。画面に表示なさいますか?」

彼女「お願いします。わっ~!勝手に地図が出た~!この店知ってる~!この店にする!」

お姉さん「その店で宜しいですか?ルートの設定も致しましょうか?」

彼女「お願いします!」

お姉さん「ルートの設定をお送り致しました。他に何か、ご用は御座いますか?」

彼女「もう無いです。ありがとうございます」

お姉さん「では、お気を付けて、安全運転でお願い致します。本日は有り難うございました」

彼女は電話が終わった途端、「どうなってるの?車が喋ったり、地図が出たりしたよ。お姉さんは何処に居るの?何でこっちの事分かるの?」と言い出した

GPSや遠隔操作やBluetoothの説明が面倒なので、「凄いね~!」で済ませた

設定された店は、全国展開してる店で、彼女も普段から利用している様で、商品棚からお目当ての商品を直ぐに選んできた

車で着替えさすのも可哀想なので、レジを通してから、店員さんに頼んで試着室を使わせて貰った

車に戻るのも、温かくなったからか?スキップまでしていた

俺の分も買いたかったが、メタボ中年御用達の、4Lなんてサイズはないので、近くにあったホームセンターで、カイロを大量に買い込んだ

彼女に、カイロを背中に貼って貰ったので、ぽかぽかになった

初詣の準備は整ったが、まだ時間が早い

出先で時間潰しのネタも無いので、周辺をドライブする事にした

大して見るべき物も見当たらず、ただウロウロするのにも疲れてきた

当然、彼女も同じ気持ちだった様で、お決まりの「つまんない~!」が出た

昨夜の寝不足もあったので、「ラブホにいって休憩しようか?」と聞くと、「いいよ!」と快諾

しかし、この日は大晦日

IC近くのラブホは満室のオンパレード

クリスマスのラブホ難民の話しは聞いていたが、大晦日にも難民が出るとは、世の中、暇な人が多いんだな~なんて呑気に車を走らせていた

暫く走っていると、町外れに看板を発見した

看板の道順通りに進んで行くと、だんだん山道になってきた

二人で、「こんな所にあるのかな~?」を交互に言い合いなから道を進んで行った

林が少し拓けた所に、目的のラブホ発見、幸い満室のランプも点いていない

少し古びた建物だったが、派手さがない分、好感が持てた

選択の余地も無いので、入る事にした

会った日には、避けたラブホも、感覚が麻痺してきたのか?旅の恥感覚なのか?気にならなかった

中に入ると、お決まりのパネル選び、彼女に「好きな所選んでいいよ」て言ってみたが、選択肢は3部屋

他の客が入って来ないかと、キョロキョロしていると、「ここにする!」と彼女が嬉しそうだ

パネルから出てきた、部屋番号の書いてある紙を取って、エレベーターに乗ると、いきなり彼女が抱き付いてきてキス

「ず~と車だったから、したかったんだ!」と小悪魔スマイル復活

部屋に入って驚いた!

照明がまっ赤の、SM部屋だった

なんでこの部屋にしたのか?と尋ねると、「面白そうだったから!」なんだそうだ

彼女は、ベッドに飛び乗ってみたり、怪しげなオブジェを触ってみたり、拘束具を着けてみたり「面白い~!」と上機嫌で部屋中を回っている

一方、俺はお決まりの風呂の湯張り、料金表のチェック、マッサージ機のチェックをしていた

拘束椅子が、風呂の洗い場横に置いてあるのには少し驚いたが、汚れてもいい様にしているんだなと、妄想しながらチェックをしておいた

楽しそうにはしゃいでいる彼女を捕まえて「お風呂入るよ」と言うと「はい」とやけに素直

ソファーの所で、脱ぎだした

何回も見てるのだが、彼女の体はキレイだ

中肉中背、大きな胸にくびれた腰、よく引き締まった尻と太股、長い足に締まった足首

どこも弛んだ所がない

一緒に裸になる事が、恥ずかしくなってしまう

ベッドに腰掛け、無言で眺めていると、彼女が気が付き「目がエロエロになってるよ!」とからかってきたが、真剣に見てたので、真顔で「おいで」と言い、近付いてきた彼女を強く抱きしめた

彼女が「変だよ!」と言ったので、我に返った

確かに(変)だった、偶然飛び込んできた彼女を、今は離したく無くなっている

美人だから?スタイルがいいから?周りの男に羨ましがられるから?違う!

確かにそれもあるが、一番は、(頼られてる)からだと感じていた

寒空の下で、孤独と不安を感じていた彼女に会って、助けた

今、彼女に世界中で一番信頼され頼られてるという自負が心地よい!

必要とされる歓びを、離したくないんだ

きっと彼女は、離れていく、その時までは…

「寒いよ!」と言われて急いで一緒に風呂に入った

何回入ったかな?ホントに二人は風呂好きだ

相変わらずのルーティーンをこなし、イチャイチャしていたら、やっぱり彼女も、拘束椅子が気になるらしい

「座ってみてもいい?」と聞くので「どうぞ」と言って、湯船から眺めていた

周りを見た後、椅子を叩きだした

「座っても大丈夫かな~?」と言って、返事も待たずに座りだす

少しだけ椅子に座って、「冷たっ!」と言って立ち上がる

洗面器にお湯を汲んで、「これかけたら、平気だよ」と言って渡してやった

足元を気にしながら、ヨロヨロとお湯を溢しながら、戻っていった

座った状態で、こちらにピースサイン

なんのこっちゃ?と思いながら「足は開いて台に乗せて、両手は後ろの木に万歳の格好で付けるんだよ」と言うと、恥ずかしがりながらも試している

万歳はするが、流石に股を開いて足は乗せれないみたいで、片足を乗せては、手で股間を隠している

股の間に、頭を挟んで舐められていた相手に、全裸状態で恥ずかしがるのが、面白い

少しのぼせてきたので、近くに行ってみる

「ベルト着けてあげるね」と言って、まずは手を万歳させた

手首にベルトを巻いていると「外してって言ったら、絶対外してね!」と言うので、笑いながら「ハイ・ハイ」と返事すると、「絶対だからね、絶対!」と念を押してきた

両手を拘束してから、前に回った

彼女の前で、跪いて足を持つと、「絶対!嫌だって言ったら外してね!」と言っていたが、敢えて返事しなかったら「ダメ~!約束して~!」と足をバタバタさせて掴ませない

「分かったから、ジッとして」と言って、止まった足を掴んで拘束した

両足を拘束して、顔を上げると、目の前に股間があり、縛られた状態で、何とか隠そうと足を動かせて「見ないで~!」と言ってる
彼女が居た

立ち上がり、キスをすると、応えてくる

恥ずかしさを堪えている彼女を見ると、自然に顔がほころび、「悪いこと考えてるでしょ?」と彼女に言われた


つづく
182
2010/01/21 20:06:41 (d82AC339)
年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です

暫く二人とも無言で抱き合って寝ていた

胸に顔を埋めた彼女が、鼻をすすり出した

泣かせた様だ

天真爛漫の文字を、人間にすると、彼女に成るんではないか?と思わせる位、泣き顔の似合わない女の子を、泣かせた

抱かれない事が、理由の筈はない

頭を撫でながら「どうして泣くの?」と聞いてみた

すすり泣きだったのが、聞いたとたんに、本気泣きになって、声を出そうとしても呼吸が合わないのか?、言葉にならない

取りあえず、落ち着かせ様と頭を撫でながら、髪にキスを繰り返した

大分落ち着いてきたみたいなので、「もう大丈夫?どうした?」と聞いた

すると彼女が「私の事、嫌いにならないで!なんでもするから、言う事も絶対聞くから、嫌いにだけはならないで!」と泣きながら、嗚咽しなから言ってきた

「嫌いになんかなってないよ。キミはいつもいい子だから大丈夫。心配しなくていいんだよ」と言って頭を撫でてやった

落ち着いた彼女が言うには、Hを途中で止めたのは、自分を嫌いになったからだと思った

1人でコンビニに居る時に、不安で不安で仕方ない時に会って、ず~と優しくされ、今までされた事が無い位、大事に扱って貰って、嬉しくてたまらなかったのに、急に避けられて、嫌われたと思った

また、家を出されたら、コンビニの時に戻ると思うと、怖くて不安でたまらなくなって泣いたそうだ

考えてみれば、賢い子だと言っても18才の女の子なんだよな

言う事も、やってる事も、大人と同じでも、まだまだ自分の感情をコントロールしたり、伝えるのは難しいんだな

冷静に戻った彼女に、約束をした

母親が旅行から帰ってくる3日までは、責任を持って面倒は見る

何があっても、出て行けなんて言わない

今まで通り仲良く過ごす

3つの内、2つは彼女が付け足した

約束をすると安心したのか?すぐに腕の中で、寝息をたてて寝てしまった

時計を見ると、6時前だった

泣いた子をなだめるのに、こんなに時間が掛かるのが分かっていれば、自分の信条なんて捨てて、抱いておけば良かったと反省

この状態で、直ぐに寝れる神経であれば、今後、胃潰瘍やストレス等に苦しめられる事はないだろう

寝れない…

熟睡しているのを見計らって、そっと腕を外し、枕を頭の下に入れて、ベッドを出た

リビングは、冷蔵庫の様に寒かった

エアコンを点け、テレビを点け、寒さ凌ぎにウイスキーをストレートで一気に一杯飲んだ

途中迄見ていた、映画の続きを見ていたら、部屋が暖かくなってきて、ウイスキーの効果も手伝って、そのままソファーで寝てしまった

起こされたのは、昼過ぎだった

何処からか毛布を出してきて、掛けてくれていたので、風邪もひかず、熟睡出来た

しかし、起こし方がヒドイ!

ベランダ側の、大きな窓を全開にし、折角掛けてくれた毛布の足元を、パタパタしている

パジャマ代わりのスウェットに、素足の足元をだ

寒さを感じ、足元を見ると、満面の笑で、小悪魔がパタパタしていた

「何してるの?」と、まだ起きて無い頭で聞くと、「おはよ!お昼ですよ!」と言うではないか

俺が聞きたいのは、(こんなに室温下げて、気持ち良く寝てる相手に【何をさらしとんじゃ~~!!!】)って事なんですけど?

なんて言える筈も無く

「おはよ。起きるから、パタパタ止めて」とお願いした

すると、不敵な笑みを浮かべながら、「起きるんだから、毛布はいらないね~!」と一気に毛布を剥ぎ取られてしまった

ソファーの上で、メタボ中年が、丸くなって、小鹿の様に震えてるのを見て、彼女は「ご飯、用意出来たよ!」とだけ言った

余りの寒さと、驚きで、飛び上がって寝室に逃げ込み、着替えをして、身支度を整え、リビングに戻ると、窓も閉めて、暖かいいつもの風景があった

「冷めるから、早く食べよ」と笑顔の彼女が鬼に見えた

食事をしながら彼女が言うには、目が覚めたら、俺が居なくて、心配して探したらソファーで寝てた

何度か起こしたが、一向に起きないから、風邪をひかない様に毛布を掛けた

食事の用意をして、起こしたが、一向に起きる気配も無いから、実力行使にでたというものだった

ものには限度がある事を、彼女に教えなくては…

昨夜、あれだけ泣いてた子は、どこに行ってしまったのだろう?

また、女が分からなくなった…

今日は大晦日、食事も終わり、何をしようか?と考えていた

普通なら、大掃除とか、餅つきとかになるんだろうが、1人暮らしの、ほとんど家に居る事がない部屋は、散らかる事も、汚れる事も無く、今さら大掃除する所も無い

彼女も、その点は誉めてくれた

綺麗好きでは無いが、余分な物が無いので、散らからないだけである

出かけるにも、昨日の件で懲りてるし、きっと、部屋で、ゆっくり映画なんて見させてくれないし

こうなったら、焼けクソで、初詣に遠い神社に行こう!今から出て、向こうで新年を迎えれば、時間も潰せるし、初詣も済ませるし、一石二鳥だ

カウントダウンドライブ計画を彼女に話すと、大乗り気

どうせ行くならと、有名な神社に行く事にする

片道4時間の計画だ

決まれば、行動は早い、彼女も用意万端、後は見つからない様に、車に乗るだけだ

自宅の扉を開けて、左右確認、エレベーターまでは人は居ない、一気にエレベーターまで走って乗る

一階のエントランスが鬼門だ、おばさん連中の、井戸端会議が無いことを祈る

エレベーターが一階に着いて扉が開くと、ダメだ!

イベント好きの住人が、エントランスで、餅つきをしている

冷静に考えれば、回覧板で餅つきの事が書いてあって、会費の千円も徴収されたんだった

エレベーターから出ると、世話好きの、同じ階の奥さんが話掛けてきた、「あら!お出掛けですか?今、出来たところだから、どうぞ!」

このおばさんは、世話好きの話好き、ミセススピーカーの様な人だ

終わった…

言い訳を考えながら、後ろに居る筈の彼女を見ると、居ない!

辺りを探すと、平然と歩いて、エントランスを出る所だった

おばさんに餅を渡されて車に行くと、車の陰から彼女が出てきた

「早く行こ!」とドアを持ってる

何も言わず、後部座席に寝転び、身を隠している

駐車場から出た所がエントランスで、住人だらけの中を脱出成功!

また、彼女の気転に助けられた

手を繋いで出てくれば、バレるだろうが、不特定多数の人間が出入りするマンションのエレベーターで、他人と乗り合わすのは、日常茶飯事

住人も、知らない人には声を掛けない

車も、助手席に座れば、外から見えるが、後部座席に寝転べば、外からは簡単には見えない

完璧だ!

この子は、どこかの国のスパイかも知れない!?

少し走った所で、「前に座りたい~!」と甘えた声で言ってくる

車を停めると、後部座席から、助手席に移ろうと、ミニスカートにも関わらず、大股を開いて尻餅をついて「手伝って~!」と言っている

どっちが本当の彼女なんだろう?

今度、後ろから石でも投げてみようか?と真剣に考えていた

自宅から、東に向かって高速に乗る

ETCも彼女は初体験だった様で、「ぶつかる~!」と大声を出されて、本当に料金所に、当たりそうになった

帰省ラッシュもピークを過ぎていた様で、順調に流れていた

急に「運転上手だよね。彼の車に乗ったら、いつも車酔いするから、あんまりドライブ好きじゃないけど、昨日も平気だったし、今日も楽しいもん」と笑顔で話し出す

「多分、車が良いからだよ」と謙遜して言うと「そうなんだ!彼の車ボロいからね」と納得してしまった

クソ~!謙遜なんかするもんじゃないと心に誓った

そのまま順調に進んでいたが、このままでは、余りにも早く着きそうだったので、降りる手前の大きなSAに寄る事にした

車から出ると、大晦日の風は流石に寒い

温かい格好をしてきたつもりだが、風があるので余計に寒く感じる

隣を見ると、彼女はミニスカートで生足!

見てるこっちが、震えてきそうだ

「寒い!寒い!」と言いながらも、足踏みして笑顔

おしゃれは、やせ我慢!と言うが、俺には無理!

トイレに行って、軽食コーナーでコーヒーを飲んで彼女を待っていた

トイレの方から、彼女が足踏みしながら入ってきた

隣の若者グループの1人が、彼女を見つけて、仲間に「可愛い子が居るぞ!」と言っている

隣でザワザワ相談してる様だ

彼女は、俺を見つけて、笑顔で手を振りながら、こっちに向かってくる

勘違いした隣の若者が、手を振り返してる

当然、彼女は俺の横に座って、腕を組んで「寒い~!」と言いながら、飲んでいたコーヒーを奪い取って飲み始める

隣の若者の(チェッ!)と言う顔と(エッ!マジ!)と言う顔が忘れられない

勝ち誇った気分で席を立ち、(若者よ、男は運が大切なんだぞ!)と背中でアピールしながら出て行った

車に戻って、この格好では、夜はもたないんじゃないか?と話し合った結果、服を追加で買いに行く事にした

つづく

183
2010/01/20 19:50:56 (V7lY.l5H)
年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です

「言って~!」対キスの攻防にも疲れたので、「一回だけだよ」と念を押して、目を見ながら「すきだよ」と言った

彼女は「私も大好き~!」と言って抱き付いてきた

嬉しいのと同じ位の後悔をした

いつまでも、裸にしておく訳にもいかないので、パジャマを着させた

ニコニコ顔の彼女を見ていると癒される

夕飯を食べてない事に彼女が気付き、作ってくれる事になった

メニューは、白菜たっぷりクリームシチューなんだそうだ

キッチンに立ってる姿も、いい感じ

手際よく材料を刻む音や、彼女の鼻歌を聞いていると、幸せってこんな事を言うんだろうな~と考えてた

確かに、結婚当初はこんな感じだった気がする

それが、月日が経つとお互いを思いやれなくなり、一緒に生活するのが苦痛になった

きっかけは何だったんだろう?

思いだせない、きっと些細な事だったと、今なら思うんだろうな

手際よく食卓に列べられていく料理を見ながら、考えていた

離婚を後悔してる訳ではない、元嫁とも連絡をとったり、一緒に食事に行ったりと、離婚直前よりは仲良くやっている

元嫁の彼氏にも会った

二人は、今年結婚するそうだ

信頼出来るパートナーを見付けてくれた事を、心から祝福した

「食べよ!」と声がして、我に返る

こんなに誰が食べるんだ!と言いたくなる位の量が、並べられていた

「どう?美味しい?」と一口食べる毎に聞いてくる

初めは、その都度「美味しいよ」と答えていたが、いい加減邪魔臭くなって「本当に美味しいから、ゆっくり食べさせて」と言うと「つまんない!」と膨れっ面になってしまった

本当に(メンドクサイ!)

女って生き物は…

食べ終わる頃には機嫌も直って、片付けを手伝ってあげていると、食器を手で洗い出した

食洗機がある事を教えると、「便利~!この部屋ロボットが一杯あるね、ここに住みたい~!」と喜んでるが、ロボットってと突っ込みを入れると、また(メンドクサイ)事になりそうなので、やめておいた

人は、学習する生き物である

食欲が満たされると、眠くなってきた

彼女も同じ意見だったので、寝ることにした

寝室に入ると、寒い

リビングが暖かかったので、余計に寒く感じる

エアコンを掛けて、リビングに避難したが、ただ待つのもと思い、風呂にも入る事にした

2人とも風呂好きなので、今日、2回目の風呂でも苦ではなかった

風呂では、恒例になった介護を受け、十分温まって出た

部屋も、充分温まっていたので、裸のまま布団に入った

彼女は、腕枕が好きになったそうだ

抱き寄せてキスをしていると「今日は、お預けばっかりだったね」と言って胸に顔を埋めてきた

頭を撫でながら、髪の毛にもキスをしてあげる

仰向けにして、ゆっくり愛撫を始めた

手のひらで頬を包み込み、耳たぶで遊び、首筋をなぞる

期待からか?彼女の体は、既に左右に揺れだす

胸には行かずに、腕をまわって手のひらを合わせ、指を絡ませる

暗闇の中で、彼女の息遣いだけに集中して反応を楽しむ

絡めた指を離して、腰の辺りから太股へと降りていく、くびれた腰で指を止め、一気に抱き寄せ、向かい合い、キスをしてあげる

指は背中にまわり、うなじからゆっくり下へと下ろし、腰の辺りで円を描くと、彼女の息が、荒くなってくる

強く抱き寄せ、キスをしながら、尻を揉みしだく

吐息混じりに、声が聞こえる

再び仰向けにして、胸の上に手を置くと、早くなった心臓の鼓動を感じる

手のひらでは収まり切らない胸を、持ち上げる様に揉んで、乳首に指が当たると、小さく「あっ!」と声が出る

左右均等に揉んでいると、彼女が手を掴んで、下に下ろそうとする

耳元で「まだだよ」と言って手を胸に戻す

彼女が焦れてきてるのが分かったので、乳首に刺激を集中して揉んでやった

声は、喘ぎ声に変わり、腰を左右に振りだした

胸から手を離し、溝落ちからへそを指先でなぞり、恥骨の上の陰毛の生え際辺りで折り返す

焦れて、腰を上下左右に振って催促を始める

もっと焦らす為に、抱き寄せディープキスを楽しむ

手は尻を揉み、広げ、抱き寄せる

再び仰向けにして、恥骨の上を円を描く様に遊んでいると、手を掴んで股間に持っていかれた

「イジワル!」と言われたので、「何が?」と答えると「も~!」と可愛く言われた

これ以上焦らすのも可哀想なので、内太股から少しずつ近づき、足を広げた

開いた足を自分の股間に挟み、勃起した物を足に押し付けながら、股間に手を当てた

十二分に焦らされたそこは、シーツに染みが出来る程濡れていた

指に愛液を絡ませながら、「我慢してたんだね」と囁くと「うん」と可愛く答える

愛おしく感じたので、強く抱き寄せた

膣の周りを撫でながら、キスをしてあげる

喘ぎ声は、更に大きくなり「気持ちいい~!」と言い出した

クリに指先を当て、少し刺激をしただけで、全身を硬直さし足を伸ばして「イク~!」と逝ってしまった

息は荒く、お腹をピクピクさせてるので、抱き寄せて休憩させてあげる

腕枕をしながら、「可愛かったよ」と言うと、「気持ちいい~」と言って胸に顔を埋めてきた

この子の反応は、素直で演技がない

抱き寄せていると、半勃起を手で掴んできた

顔を上げて、イタズラをする前の子供の様な笑顔で見ている

「大っきくしてあげるね」と言って、シゴキ始めた

向かい合わせでは、シゴキ難いと仰向けにされる

そんな事しなくても、キスをすればMAX状態になるのだか、一生懸命に奉仕しようとする姿が愛らしく、したい様にさせてみた

小さな手で不器用に扱う、その不器用さが、妙に心地良い

「気持ちいい?」と何度も聞いてくる

「気持ちいいよ」と答えていたが、どうも手が疲れると聞いてくるみたいだ

止めるきっかけを探してるのかな?

「ありがとう、気持ち良かったよ」と抱き寄せてキスをしてあげた

彼女に覆い被さり、頭の先から足の先までキスを繰り返す

初めは「くすぐったいよ~」と笑いながら身をよじって、逃げようとしていたが、つま先から内太股へ折り返す頃には、息が荒くなっていた

股間を通り過ぎ、期待をはぐらかせて、両手で胸を揉みながら、乳首を舌で転がす様に舐めていく

気持ちいいのか?俺の頭を両手で掴み、胸に押し付け様とする

強く吸うと、声を出し、舌で転がすと身をよじる

ホントに楽しい

乳首を甘噛してみたが、「痛いっ!」と強烈に拒否された

出産経験者には喜ばれるテクニックなんだけどな~とは言えず、撤退

徐々に下にキスをしながら降りていき、股間の手前で、陰毛を指に絡めて遊んでいると「恥ずかしい~」と股を広げて言ってるのが、滑稽に思える

体を股の間にまで下げ、両手で膝の裏側を高く持ち上げM字にさせ、顔を近付ける

手で股間を隠そうとするので、「舐めれないよ。いいの?」と聞くと、手を引っ込めた

暫く眺めたり、息を吹き掛けたりしてると、「イジワル~」と言うので、「どうして欲しい?」と聞くと、「気持ちよくして~」と答えた

あまり遊んでいると、機嫌が悪くなりそうなので、ゆっくり円を描く様に、内太股から中心に向けて舐めていった

膣の近くまで来ると、両手で頭を掴んで、押し付ける様にし、体を左右に振りながら、クリへの刺激を催促してきた

全体を舐めている時から、逝きそうな感じがしてたので、一気にクリを吸い上げて、舌先で転がしていると、頭を持った手に力が入り太股を閉じて、頭を挟まれてしまった

挟まれたままで、クリに吸い付き続けると、急に上体を(くの字)に曲げて、逝ってしまった

力の抜けた太股を押し開いて、顔を上げると、髪の毛を振り乱した後の彼女が、息も絶え絶えに、横たわっていた

体勢を戻して、長い髪を手でとかしながら、腕枕をしてあげた

全身で呼吸をしてる彼女を腕に抱きながら、頭を撫で髪にキスをした

「死ぬかと思った~」と言うので、「人間はそう簡単には死なないよ。死にたいと思ってもなかなかしねないからね」と答えた

会社でも「死ぬ気で頑張ります!」とか言うヤツに限って、大した事無いヤツが多い

(死ぬ)って言葉を、軽々しく使う事に、昔から抵抗感が強かったので、こんな状況でもいい気がしなかった

彼女の頭を撫でながら、今日はこれで止めようと考えていた

息が収まり、平静を取り戻した彼女が、顔を上げてキスをしてきた

「大丈夫?」と聞くと「うんっ!」と楽しそうに答える

抱き締めてキスをして、「寝よう」と言うと、えっ?って顔をして「まだしてないよ」と心配そうな声で聞くので「お楽しみは、後になる程、倍増するからね。疲れただろ?寝よ」と明るく言ったつもりだったが「何か怒ってるの?謝るから言って」と聞いてくる

確かに、彼女にしてみれば青天の霹靂の様なもんだろう、絶頂を迎えて気分がハイになってるのに、突然の中止、理由が分からないから、尚更不安なんだろう

しかし、理由を言った所で理解し難い内容だと思うので、言わない事にした

「怒ってなんか、ないよ。また明日楽しも!」と言うと、納得いかない顔をしなからも「分かった」と言ってくれた


つづく

184
2010/01/19 20:52:07 (gd1ZXl44)
年末から年始にかけて、居候との出会い、続編です

誰の目にもとまらずに、車には乗れたが、行き先も決めてないので、西とだけ決めてスタート

今日は晦日、車の量は多くなく走り易い

隣では、何処に行くのか?尋ねる事もなく、上機嫌の彼女が居る

寒いので、温泉を目指す事にした

2時間程で、一度訪れた事のある温泉街に到着

ここを選んだ理由は、日帰り利用の、貸し切り露天風呂があるからだ

利用時間も、1時間半と長く、長風呂好きには好都合な所だ

幸運な事に、予約していないにも関わらず、キャンセルがあったからと入れる事になった

何も用意してきてないので、売店でタオル等を買って二人で向かった

受付の若い女性従業員に、白い目で見られた気がした、気付かない振りをしたが、内心はドキドキもんだった

関係を聞かれたら、何て言えば納得して貰えるのか?父娘?恋人?友人?親戚?他人?どれも混浴露天風呂に入る歳の差がある2人には、ツッコミ処満載な気がする

(沈黙は金)昔の人は上手く言ったもんで、こちらから言わなければ、聞いてもこない

何食わぬ顔で、入って行った

彼女は、日帰り利用の温泉がある事も、当然入った事もないので、受付してる隣で、キョロキョロ・ウキウキ・ワクワクと落ち着きなく、「お前は子犬か~?!」と言いたくなる位、挙動不審人物と化していた

無事?脱衣室に着いたが、相変わらす好奇心と探検心満開な彼女を残し、服を脱いで先に入った

日中でも山の温泉地なので気温は低く、身震いしながら湯船に浸かった

湯加減は最高で、冬枯れした山の景色を見ながら、旅愁に浸っていると、「寒っ!」と賑やかに彼女が出てきた

飛び込む様に湯船に入り、抱き付いて来たので、ゆっくりキスをした

2人共長風呂好きなので、外にも出ず、ず~と抱き合いながらキスをして楽しんだ

イタズラ心から、胸や股間に手をやると、ここで?という顔をしながら、股間を掴まれ反撃された

抱き合ってる時点で、勃起していたのだが、掴まれてシゴかれると、MAXになってしまった

無言でイチャイチャしていたが、彼女の息が荒くなりだし、小さな声で「入れて」と言い出した

入れたいのは山々だが、ここは公衆の露天風呂、貸し切りと言っても外だから、声でも聞かれて注意されるのも嫌なので「後で、部屋に帰ってからね」と言うと「ケチ」って言われた

世間体を気にする小市民だが、ケチなんて言われた事はない!と、思ったが所詮小市民なので笑って聞き流した

時間も限られてるので、体を寒風摩擦の様に洗い合い、露天風呂を後にした

宿を出る時に、鍵を受付に返すのだが、受付には違う同年代の男性に変わっていて、2人を見てにこやかに「またいらしてください」と満面の笑顔で言われた

きっと彼になら、俺の気持ちを理解してくれる筈だとの意味も込めて「ありがとう」と、笑顔を返しておいた

少し遅くなったが、昼食を食べようと、温泉街をウロウロしていると、当然の様に彼女は腕を組んでくる

悪い気はしないのだが、小市民の心はドキドキもの

お土産屋のおばさんに、「仲の良い父娘だね」なんて言われて、否定するのも変だと思い「はい」と答えてる俺

彼女は、「父娘だって!」と相変わらす小悪魔スマイル

やっぱり、日中に2人で出掛けた事を後悔した

食事も済み、車に戻っていると、彼女が側から居なくなってるのに気付き、探していると、小型犬を連れたお婆さんと仲良く話をしている

どうも、彼女は犬好きの様だ

近づかずに遠目で眺めていると、こちらを指差し二人で笑っている

戻ってきた彼女に「何話してたの?」と聞くと、「あの人、私の彼氏ってお婆ちゃんに紹介したら、『あじゃま~』って驚いてたから笑ってたの。お婆ちゃんに『お幸せに』っていわれたよ」と嬉しそうに話してはくれたが、自宅の近所では、言わないでくれよと願った

この子は、今の状況をどう思ってるのだろう?

見ず知らずのおやじに抱かれ、世話をし、遊ぶ

俺ならイヤだな

いい事を言っても、所詮、弱味に付け込んでるスケベおやじだから

温泉地から自宅に向かう車の中で、気持ち良さそうに寝ている彼女の寝顔を見ながら、大人の葛藤をしていた

このままでいいのか?後、4日もある、きっと近所の人に見つかり、噂になる、彼女の家は隣町、母親の耳にも入りかねない、会社に知らされたら?etc…

考えながら運転してたら、二時間の道中も、あっという間に過ぎた

自宅の近く迄帰ってきたが、まだ暗くなって間がないので、用心のために時間を潰さなくてはいけない

夜の港に、夜景を見に行く事にした

港に付いても、まだ彼女は起きない

車から出て、煙草を吸いながら夜景を見ていたら、「きれい~!」と彼女が起きて車から出てきた

「おはよ」って言って、抱きしめてキス

暫く二人で夜景を見ていたが、「寒いから車に戻ろ」と彼女が言い出し、我慢大会なら勝ちだなと思いながら車に戻った

車の中で、帰りに考えていた疑問を、彼女に聞いてみた

俺「会った事もない、俺みたいなおじさんと一緒にいて楽しい?」

彼女「楽しいよ。知らない所にも連れってくれたし、一杯いろんな物買ってくれたし、いつも優しくしてくれるもん」

俺「只の、キミの弱味に付け込んでるスケベおやじだよ」

彼女「じゃ、スケベおやじ大好き!」と言って、助手席から抱き付いてきた

言いたかった事は違うんだけどな~とは思ったが、彼女に理解出来る様に、説明する自信も無かったので諦めた

時間も大分潰せたので、自宅に向かう事にする

港から自宅まで、俺の左手は彼女の物になっていた

街を歩いてるバカップルを見て、世も末だな~なんて言っていたが、これからは、自粛しないといけない

自宅に着いて、周りを見渡し、人の気配が無い事を確認してから、ダッシュで部屋まで入った

彼女が「何か悪い事してるみたい~」と言っていたが、十分反社会的な事をしてる自覚の無い子に説明するのはやめた

倫理って?道徳って?何?と聞かれて説明出来ます?俺は無理

だって、理解して自分の物にしてたら、今の自分の行動はしないから

自宅に帰っても、する事がない

だから車で出掛けたんだから

テレビを見ながらソファーでイチャイチャ

しかし、彼女は楽しそうに満面の笑顔

やってる番組も特番でつまらない

DVDを大人買いしたのを思いだし、見る事にした

見たかった映画ばかりをチョイスしていたので、真剣に見ていたら、隣で「つまんない~」と彼女が言い出し、俺にチョッカイを出しだした

まったく!この子は、子犬か?子猫か?と思う位、ソファーの上や、俺の膝の上で転げ回ってる

気が散って仕方ないので、見るのをやめた

寝るにもまだ早いので、彼女に「何したい?」と聞くと、「おじさんのしたいこと」と小悪魔スマイル

完璧に遊ばれてるなと自覚した

相手がその気なら、やってやる!と変な闘争心に火が着いた

ソファーの上で寝かし、ディープキスをしながら、一枚、一枚ゆっくりと脱がしていく

下着姿になった所で、キスをやめ、「立ってごらん」と言って立たせた

モジモジしながら「恥ずかしいよ~」と言ってる彼女に「ちゃんと真っ直ぐに立って、買った下着を見せてごらん」と意地悪を言う

真っ直ぐ立ったところで、「くるっと回ってごらん」とさらに指示する

恥ずかしがりながらも、指示に従う

「じゃ、ブラだけ取ってごらん」と言うと、渋々取るが、片手で胸を隠そうとするので「隠したら見えないよ、手を除けてごらん」と更に指示

上半身裸のパンツだけの女子高生の出来上がり

何も言わず、見つめていると、「もういい?恥ずかしいよ」と言ってくる

「もう少し、綺麗な裸を見せて」と言うと、恥ずかしそうに目線を外し耐えているのがわかった

寒さからではなく、真っ白い肌が、赤みを帯びてピンク色に染まっていくのを、ただ見ている

本心から「きれいだ」と呟いた

泣きそうな顔になってるのに気付き、「おいで」と言って膝の上に座らせた

強く抱きしめながらキスをしていると「イジワル」と小声で抗議してきた

更に強く抱きしめて「好きだよ」と言ってしまった

なぜ言ったのか?言ってしまったのか?

帰りの車で考えている時に、自分で気づいていた

この子の事を好きだという気持ち

でも、歳が違い過ぎる、環境も違い過ぎる、彼女には明るい将来がある、だから言わないでおこうと決めてたのに…

実に軽率な一言だった

すっと顔を上げて「ホントに?もう一回言って!」とさっきまでの泣き顔から一転、満面の小悪魔?スマイルで見てくる

彼女には、どう見えたのかな?

思いを告げて、ホッとしてる顔だったんだろうか?

それとも、シマッタッ!と後悔してる顔だったんだろうか?

「嫌だ!もう言わない!」と言ってキスをした

いつもは、キスをしたら目を閉じる彼女が、目を閉じずに、キスをしてるにも関わらず「言って~!」と言ってるので、黙らすためにキスを続けた


つづく

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