私はその日の夜…
体の疲労とは反対に精神は高ぶっていました。
思いの外楽しすぎた課外活動。
変に勘ぐられる噂が立っても困るだろうから、取り立てて誰かに話したりはしないからと彼は気を使ってくれた。
確かにその時点ではいくらでも言い訳できる事案でしたけど、何もあらたまって吹聴する必要もない。
その代わりまた連れてってくださいと頼まれ、私は内心年甲斐もなく浮かれました。
楽しかった一日を頭の中で反芻しながらベッドに横たわっていると、彼の実は爆弾発言を思い返した。
あれは、今夜私を想って自慰をしてしまいそうと言ってるのと同義だ。
彼が暗い部屋で硬くなった性器をシゴキ続ける妄想が頭から離れない…
私はこうなることはわかっていたけど、自らを慰めていた…
してるうちにはだけたパジャマすら邪魔になり、片方の脚に下着を引っ掛けるだけの露な姿で乱れた。
裸になってしたのなんて記憶にないくらう久々で、それはやけに臨場感を生み私は自らの指をなかなかとめることができなかった。
翌日の週初めに彼に会って照れを隠すのに困った。
まだ半分子供のような少年をあんな性の対象にしてしまった自分を恥じた。
主人が亡くなってもうずいぶん経っていた。
私も所詮女なんだと考えさせられた。
本当は翌週にでも誘いたいのを我慢して二週間ぶりに誘ってみた。
また明日走りに行くけどって…
彼はいいですねぇ…なんて、こちらが内心ドキドキしてるのを知らずに呑気に答えてくるから憎らしい…
でも、社交辞令じゃないようで嬉しかった。
こないだとほとんど同じパターンで行動しつつ場所だけは被らないようにした。
二度目も期待通りに楽しかった。
距離感が縮まったせいか、会話の内容もかなりプライベートに踏み込んだ内容になる。
彼も私を信頼してくれているようなのは話していてよくわかった。
私の中である決意がカタマったのは、たまたまうちの学校の女教師の話題になった時だ。
誰々先生が一番人気があって、誰々先生も隠れファンが多いとか、普段教師が聞けないリアルな生徒の裏話は興味深かったけど、私が彼に貴方は誰派なのか尋ねると、彼は自分は年上ならもっと上の人がいいと言う。
彼曰く、二十代の若い先生で独身の場合、なんか結婚を視野に入れてるからはなっから対象外と見なされぞんざいに接してくる感があるのだそうだ。(あくまで異性としては)
だから好きになっても現実味がないのがわからきっていてその気も起きないのだとか。
仲間内で本気で狙ってるなんて聞くと、無駄無駄としか思えないと呆れたように笑った。
逆に三十を過ぎて配偶者も決まってるような女教師は、肩肘張ったところがなくなり、逆に落ち着いててよく映るらしい。
私はなかなかきちんと分析してて感心した。
頷きたくなる言動が多々ありました。
だから私が、それなら私みたいな未亡人はどうなの?…ってうっかり尋ねてしまった。
あとから考えると、私も相当リラックスして彼に気を許していたのがわかる。
「そりゃ僕は先生派だけど、そんなの本人の前で言わせないでくださいよ…笑」
私は自分で振りながらリアクションが取れなかった。
苦し紛れに、「若いくせになかなか大人の女を喜ばせる事をいうのねぇ…」と言って肘打ちするのがやっとだった。
彼は軽快に笑って、「でもこれってマザコン扱いされるんでおいそれとは言えないんですよ…まさか、初めて話す相手が本人になるとは思ってなかった。ハハハ…」
私は半分上の空だった。
頭の片隅では彼と裸で抱き合う自分の絵が浮かんでいたのだ。
凄く実現性が湧いてきて浮かんできてしまったのだと思います。
あと、教師を辞める自分も想像してました。
※元投稿はこちら >>