2008/01/25 14:55:53
(j5k7wYQk)
玲子さん。がんばりましたね。よく書けています。作文以上です。作文なら
傑作と言ってもいいでしょう(少し色っぽすぎますが)。文章に、非常に不
思議な味わいがある。表現は荒削りだけど、その分だけ気の弱い貞淑な主婦
としてのリアリティがある。
きなりの木綿のようなザラザラした手触り。あるいはまったく化粧気のない
普段着のエロティズム。
特に、この部分が秀逸です。「イメージしていた様に色っぽくなんて到底無
理でした。そして腕を背中に回しブラを外しました。目の前が真っ白で恥ず
かしささえも感じていなかったかもしれません。変な声も出ていたかもしれ
ません。そして一気にショーツも脱ぎ、倒れそうになりながらお風呂場に飛
び込みました。シャワーを出しながら椅子の上で震えていました。なんと表
現していいか解かりません。ちょっと泣いてしまってたかもしれません。そ
れでも温いシャワーを全身に浴びていると少しは冷静になれました。そして
その時初めて翔太君に裸を見られた事を実感しました」。
簡単に言えば「すごく興奮しました」で済むわけです。しかし、あなたの心
理はそれだけじゃない。羞恥心、勇気、焦り、道徳と悪徳、怖気、防備、劣
情・・・といった普段扱いなれていない強烈な感情群が乱暴に押し寄せ(ま
るで不特定多数の男に肢体を弄られるような思いに)、「倒れそうになりな
がらお風呂場に飛び込みました。シャワーを出しながら椅子の上で震えてい
ました。・・・ちょっと泣いてしまってたかもしれません」。ここがあなた
の文章の白眉と言ってもいい。
素朴な描写ながら、あなたの感情がシャワーの水と一緒にこちらにまで飛び
散ってくるようです(プロには書けない文章だと言ってもかまわない)。
これは、例えば映像で見ればただのシャワーシーンであり、ことさら未成
年を避けるほどの場面ではありません。しかし、貴方の心の中は、おそらく
ご主人との間でさえ経験しなかった淫猥この上ない劣情にあふれていたはず
です。凡百のエロ映画より、はるかにエロティックです。
前段での出来事、中段でのあなたの決意、そして、それが突然、不意に決行
せざるをえなくなるクライマックス。そして、居間での余韻(この時の快感
をもう少し丁寧に書いていれば満点です)。文章のストーリーとしても実に
よくできています。
文章と写真はよく似ています。カメラであるシーンを撮ります。それをフィ
ルムに焼きつけ、現像液に浸すと徐々に映像が浮かんできます。そして、そ
れを定着液に浸けて映像を固定します。文章を書くということは原像し、定
着液に浸す作業と同じ。ただ、写真は視覚による映像、文章は心の映像。
あなたの翔太君への想い、あるいは翔太君を媒介とした自分の劣情、悦楽へ
の渇望、もしくは女性がある年齢に達すると必ず現れる肉欲の哀しみのよう
なもの・・・そうしたものを貴方はご自分で(ちょうど撮った写真を見るよ
うに)確認できるはずです。
余談ですが、例えばご主人とのセックスの心情をここまで鮮やかに描くこと
はできないでしょうね(笑)。いずれにせよ、文句のつけようのない文章で
す。文才もありますね。・・・・愉しませていただきました。