10年くらい前、新入社員だった時の職場の社員旅行の3次会での話です。
ホテルで宴会した後、2次会以降は三々五々に散りました。ホテル内のカラオケルームへ行く者や温泉街へ出ていってスナックで飲み直す者、部屋飲みに移る者やら、(後で知ったけど)出張のお姉さんを部屋に読んでイイコトした者など。
自分と、2期上の先輩男子1人、4期上の先輩女子1人、中間管理職な女性上司一人との計4人は、街のチェーン店で飲みました。同じセクションの女性上司に誘われたら、我ら3人は断る理由は無いですから(笑)。
2次会でいい感じに酔っぱらった4人がホテルへ戻る道すがら、ストリップ劇場のピンク色のネオンが煌々と輝いてます。
先輩男子が「ここいっちゃいますかぁ~」
と冗談っぽく言うと、女性陣二人もノリノリで「いいねぇ~」と応じます。
まだ理性の残っていた(?)ぼくは戸惑いましたが、結局は4人でストリップ劇場へ突入しました。
夏の終わり、でも秋も深まっていない季節外れの温泉地です、客はまばら。というか、ぼくたち四人の他は、地元の常連客らしきおじいちゃんが二人と、何故か(?)スーツ姿の若い男(僕と同年代くらい)が一人だけ。
ストリップ鑑賞が、始まりました。
ストリップといったら、踊り子のお姉さんが「見えそうで見えないチラリズム」な感じで脱いでいくもの、というイメージがあったのですが、そのイメージは裏切られました。
たしかに曲の前半はそんな感じなのですが、ずっとではありません。曲が一番盛り上がる部分あたりには最後の1枚を脱ぎ捨て、一糸纏わぬ全裸になります。
その後は、客席に向けて、舞台の縁にしゃがんでオマ●コ丸見えにポーズをとります。
立ち上がっては、片足を頭まで持ち上げて、ご開帳。
さらに指でくぱぁと広げて、奥まで見せてくれます。
正直、23歳にしていまだ童貞だった自分にはかなり衝撃的な光景でした。もう、ズボンの中ではフル勃起です。
舞台の縁でご開帳する踊り子さんに、常連客は身を乗り出して食い入るように凝視してます。
「ありがたや~」と観音様を拝みはじめるのではないかと思われるような真剣な眼差しです(笑)。
僕も混ざりたい(笑)。
自分一人で訪れていたなら、(どうせ旅先でのことだし)きっとおじいちゃんたちの真横に行っていたと思いますが、自分には連れがいます。
先輩男子も楽しそうに眺めてはいますが、彼の目の前であんまり浅はかな行動には出たくない。
というか、、、女子もいるしね。
4期上の28歳女子先輩と
41歳の女性上司が、やはり目を輝かせて観ています。
そんな二人の目の前で、踊り子さんのお股に釘付けになる姿を晒すわけにはいきません。
近くに行きたい気持ちを堪えて、それどころかあんまり興味なさそうなフリを装ってやせ我慢してました。