この前の日曜日、急に暇になってしまって。
映画でも観ようかなって思って家を出たんです。
もちろん、ヒップラインがぴったり出るタイトスカートに、黒のシアーストッキングを合わせて。脚を動かすたび、微かな擦れる音が自分でも気になってしまうような、そんな装いでした。
上映までの時間をつぶしたくて、いつものスタバに寄った瞬間——。
小学生くらいの男の子が店内を走り回ってて、ほんとにうるさくてイライラしたんです。
でも「まぁ少しだけだし」と思って、いつものキャラメル風のラテを注文して、席に着きました。スマホを開いてインスタをスクロールしながら、なんとなく脚を軽く組んでいたら……。
ふと気づくと、子どもが急に静かになっていたんです。
親に叱られたのかなって思って視線を落としたら、床に直接座り込んで、私の脚のほうをじーっと見つめている。
顔じゃなくて。明らかに、タイトスカートの奥、ストッキングに包まれた太ももの付け根のあたりを。
心臓が、どくんって鳴りました。
脚を閉じようとした瞬間、でも「今更閉じたらまた走り回り出すかも」って考えてしまって……結局、軽く開いたままの姿勢で動けなくなってしまったんです。
「やめて」って親に言うのも、男の子に直接言うのも、なんか自意識過剰な女だって思われそうで怖くて。
だから気づいていないふりをして、スマホをいじるフリを続けました。
でも体は熱くなってきて、ストッキングの内側が少し湿ってくるのが自分でもわかったんです。
バリスタさんが気づいて男の子に声をかけてくれたおかげで、ようやく椅子に座り直したけど……それでも、時々チラチラと私のほうを見てくるんです。
視線が絡みつくみたいで、居心地が悪くて悪くて。
結局、ラテも半分残したまま店を出ました。
外の風がスカートの裾を優しく揺らした瞬間、さっきの視線を思い出して、妙に体が疼いてしまったんです。
あの日は結局、映画も集中できなくて……
家に帰るまで、ずっと脚の付け根が熱を持ったままでした。