2024/07/08 20:42:31
(FsxYB4C4)
8月の深夜に私はお風呂に浸かりながらぼぉ~と雨の音を聞いていました。
台風が通過するため福岡も暴風圏に入り、雨の音も強くなってくる。
窓を少し開けると隣のマンションの壁が見えます。住宅街の狭い通りなので
外を通る車もいません。こんな台風の夜に出歩く人もそうそういません。
普段でも深夜になれば人通りも少ない場所なのです。
浴室から出ると付けたままのテレビ画面に目が行きます。
台風情報が常に流れ続け、「明日は電車が動くのかしら?」と気になる事に
視線が釘付けになり身体を拭く事も忘れてしまっていました。
『福岡市、今夜のゴミ回収は中止』
画面に流れる台風情報の中に気になる一文が流れていました。
(そういえば、さっきゴミ投げたわ)
福岡市(近郊)は他の自治体と違い深夜にゴミを回収する異例の自治体です。
そのためゴミ投げは夕方から夜半にかけてが常識なのです。
しかしこんな台風の夜にゴミ回収業者も来てくれるはずは有りません。
ベランダの窓を少し開き外の雨を眺めると、先程より風も雨も更に強くなり
外の植木は風に煽られて今にも倒れそうです。
(ゴミ袋、大丈夫かしら)
私が入浴前に出したゴミ袋は自分で回収しておかなければ翌朝までゴミ集積所に
無事残っている可能性はほとんど無い。面倒でもこれから片づけなければなりません。
(面倒くさいわね)
これから身体を拭いて服を着る。そして台風の屋外に出て、濡れて帰って来る。
これほど無駄な事があるでしょうか。これが常識的に考えられる人ならきちんと
服を着て雨に濡れない工夫をして外に出るのでしょう。
私は頭のネジが緩んでいて、そう考えることが出来ないのです。
濡れたままの身体にバスタオルを一枚胸から下を隠すように巻き付けると
玄関のドアを少し開き、外の様子を伺います。近所の家に明かりが灯り起きている人が
多数いるようです。こんな姿で誰かに遭遇したら、相手はどう思うでしょうか?
露出痴女が外をうろついていると思うでしょうか?それとも事件だと思われ
警察に通報されるでしょうか?
誰かに遭遇したら、この姿で外に居る理由を説明しなければなりません。
それもこんな格好のままで・・・
それは想像するだけで私にとっては愉しいことなのです。
(迷っちゃ駄目)
(行こう)
誰かが背中を押してくれるとしたらどれほど楽だったでしょう。
自己責任で私はドアから飛び出しました。
外は全ての音をかき消してしまうほど土砂降りでした。
雨に晒された私の髪、背中、胸、お腹、お尻、手足はお風呂で温まり火照った
身体をあっという間に冷ましてくれます。それは冷たさを通り越して寒さへ変わり
震えは私を変態女へと変えさせるのです。
雨に濡れながらの露出、それは私にとって魅力的なものでした。
私の視力が落ちたせいでしょうか、それとも大雨のせいでしょうか?
視界が悪く僅か数メートル先でさえ良く見えません。人が居たとしても解らず
私と同じように集積所に来た人が居たとしても隠れる暇もないのです。
物理的に集積所までは数十メートル、数秒で行ける距離なのですが
心理的には無限に感じる程の距離・・・・でも足取りは軽い。
わずか数メートル、数秒で目的の場所へは到着してしまいます。
(裸になって透明のゴミ袋を被り外を歩くのはどんな気分かしら)
裸にポンチョだけを来て外に出た事は過去に有りましたが透明で中が透けてしまう
格好で外を歩いたことはありません。そんな事を思いながら集積所を通り過ぎ
裏路地を歩きます。ちょっと大きな路地まで来てしまいましたがそこでも
引き返さず先へと進みます。
(家から離れ過ぎたかも・・・)
不安が心の片隅に現れるとそれはどんどん膨らみ始めます。もしもこんな場所で
誰かに遭遇したら大変です。計画した露出のようにどこかに服など隠していないのです。
それなのに私は興奮を抑えられずバスタオルを捨てると道路に仰向けに寝転んで
そこからゴロゴロと転がってみたのです。
固いアスファルトが身体の節々に当たり痛い・・・
背中には小石や砂が突き刺さり我慢できずに起き上がる。
全身は雨と道路を流れる雨水のせいでびしょ濡れです。
この姿で誰かに出会えば、露出ではなくレイプ被害者と誤解され警察に保護される
ような姿ではないかと思うほどボロボロの格好でした。
私はもと来た道を通り、住宅が並ぶ裏路地を全裸で平然と戻ります。
何処から人が出てくるか解りませんが、堂々と全裸でゴミ袋を回収すると自宅の
ドアまでたどり着きました。すぐ戻るつもりだったので鍵など掛けていません。
ドアをくぐると玄関から浴室の床を雨水を滴らせながら歩きます。
シャワーで身体中にこびりついた泥や小石を落としている時、身体が震える。
雨に濡れた身体は冷え切っておしっこが漏れそうになったのです。
(どうせシャワーで流せるからこのまま・・・)
下腹部に入る力を抜くとおしっこはシャワーと混ざりながら脚を伝って
排水口へと流れていきます。
(こんな格好でおしっこなんて・・・)
私はこんな姿を誰かに見られたいと思いながら自慰行為に耽るのです。