さて始まり始まり。えーと不良少女だった私は義務教育の中学を卒業しましたが、あまりに成績の悪かった私は進学をする考えはなく、近所の町工場に働きに行きました。働き始めてからはマジメにやったので、給料が入ってから憧れだったCBX400FⅡを暴走族を引退する先輩から買ったのですw(今でこそ、旧車とか呼ばれるものですが、当時はぜんぜん旧車ではなく、現行車みたいなものでしたw なのでとても安く買えたー)もちろんロケットカウルに三段シートにアップハン。マフラーはヨシムラのショート管。ゴットファーザーのメロディが流れるラッパつけてましたw そしれレディースのチームのメンバーとして金、土は特攻服をきて、暴走行為に明け暮れることに。しかし、レディースに入ると、戒律的なものがありました。男厳禁、薬物厳禁この2つです。そんなわけでレディースなんていっても、先輩がいるときは硬派な不良女を演じるのですが、実際のところ、同期と話すときは「あー、男ほしいなー レディース入ってからぜんぜんヤってねーわ。久しぶりにバックで突かれたいなぁ~~」って愚痴ってました。そんな私は、普通にワルをしていたつもりなのに、どんどんワルの中で出世していき、気がついたらチーム結成以来、最年少でのチームの特攻隊長まで任される事になってたんです。暴走するときは、土曜日なのですが、その日の、23時に集合場所からスタートして、国道○号線から○○突堤に抜けて○○地帯を抜けて、その間パトカーに何度も追い回され、族狩りに追い回され、そしてなんとか帰ってくるのですが、単車は家の近くでエンジンを止める必要があるんです。(暴走族が住んでるって近所にばれないように)そして朝方、単車を押して家に帰ると、すぐにベルトのバックルはずして特攻服の下をポイっと脱ぐ。そのあとサラシの上から乳もんで、一人H開始www そんな毎日でした。しかし、特攻隊長という肩書きは決して軽いものではなく、特隊隊長に任命されて浮かれていたのはほんの数日の間で、すぐに周囲の敵対の暴走族チームから狙われる存在になってしまったのです。有名になってしまった事で手柄首になってしまったわけですねー。そして2度目のレープの日はすぐにやってまいりました。その日も土曜日でいつものように集合場所に単車数台でレディースメンバーと出発時刻を待っていたら、隣町の男のチームの連中が単車数台で現れたのです。基本的には男と一緒に走る事なんてなかったし、そもそも相手は隣町の奴やし、私たちは(なんでオトコがウチラの集会にきてるんだろう)って思いました。すると男の一人が、「ナオコおるか?」と聞いてきたので「ウチやけど、なんか用?」と聞いたら、いきなり言われたのが、「お前、今からタイマンはれるか?」って聞いてきたのです。「は?いきなりなによ」と驚く私。そして詳しく話しを聞いてみると、隣町のレディースチームの総長のK子が、是非私とタイマンをはり、どちらが強いのかを決めたい。との要請があったのでした。私は、「そんなん相手がアタマなんやったら、こっちもアタマの○○サンが行けばええやん。なんでウチなん」と聞いたところ、「いや、○○は事故ってるの知ってるやろが。病院や」と言われ、(あ、そか。○○サンは今、入院中だった)と思い出しました。周囲でみている後輩の手前、断る訳にもいかず、「うけてたつわ。どこいけばええねん」と、その日の暴走は中止し、雌雄を決する決闘へとかわったのでした。決闘場は集合場所からあまり離れていない工業地帯で、まったく人気のない場所でした。その場所に到着すると、既に敵対してた暴走族チームは集まっておりました。隣町のチームの人数 男4 女3 ウチらのチームの人数 女5(私含む) って感じ。結局10名が円陣になって見守られる中、私と敵対チームの総長Kと私の決闘が始まったのです。そして実際に殴り合いが始まる前に司会者wの説明があって、ルールはこういうものでした。一、殴りあうだけなら、どっちも降参しないだろうし、降参しないからといって、ひたすら殴り続けたら怪我が酷くなれば大事(警察沙汰)にもなりかねないので、殴り倒すのではなく、特攻服の上を脱がしたほうが勝ちとする。一、もし特攻服が脱がされる前に降参した方は特攻服を自ら脱ぎ、相手に私土下座する事一、武器、卑怯技、頭部への執拗な攻撃、その他観衆が見てて制止が必要と認められた場合は第三者が止めに入る。なぜこんなルールがあるかというと、基本的にウチらの時代の不良は一人一人が気合はいってたので、殴られて倒されたくらいではあやまる子なんていなかったんですねw 死ぬか、気を失っても相手に土下座するとか、そんな奴はいなかったので、最終的には特攻服を脱がす(これがレディースにとっての最大の屈辱。男の世界では旗を奪われるのが最大の屈辱)といったルールになっているんです。で、試合が始まりました。はっきょーいのこった。
...省略されました。