いつもと変わらない日常。
仕事が、終わり彼からのメールのチェックをする。
いつも通り、優しい彼。
「お仕事、おつかれ(^0^)v」
別に、不満があるとかじゃないの。
この日常を壊されるのが「不安」なの。
火曜日
仕事中に珍しく彼からのメール
「今日、仕事終わったら寿司食べにいこう」
残業は、パスして
バスに飛び乗った。
彼との約束の お寿司屋さん
引き戸に手を掛け「ガラガラ♪」
「へい!っらっしゃい!!」
彼が、私を見つけると微笑んだ。
私も彼を同時に見つける。
彼は、私から目を離さず「早かったね(ニコニコ)」
私も彼から目も離さず「うん。一緒に食事なんて久しぶりでしょ♪」
彼は、わざと「そうだっけか(笑)」
暫くは、他愛もない会話。
時間は、あっと言う間に過ぎる。楽しい時なんて、そんな物
私も彼も久しぶりに会ったせいか、中々、離れられないでいる。
駅前で、二人でウダウダしてる時間って、結構すき。
彼が、名残惜しく「又、メールするよ。浮気すんなよ(笑)」
私も「じゃ、浮気してないか、ちゃんとメールで毎日、チェックしてね~。」
毎回、こんな感じ。
水曜日
彼からのメールは、仕事が終わってからだった。
残業を終えて帰宅する。
真っ暗な部屋が、寂しく私を出迎える。
木曜日
この日も仕事が終わってから、彼からメールが来た。
私も彼への返信を済ませると 帰路についた。
金曜日
仕事が終わって彼からのメールが、届いてなかった。
「きっと、彼が残業かぁ~。今日は、私から送っとこう」
いつも彼が送ってくるように・・・
メールを送信する。
家について再び、メールを見ると彼からの返信がきていた。
「すまん、残業だったよ」
私も「だと、思ったよ。がんばってね」
すると彼が「明日、早く終わりそうなんだ。たまには君の家にいくよ。飯頼め
るかな?」
内心「ラッキー!」つぶやいて、彼に
「わかったぁ~(^0^)まかせて!」
土曜日
私は、休みで昼からキッチンに向かって奮闘している。
そう、彼の為に。
「ぴんぽ~ん♪」
誰だろう!?私は、そんな事考えながら玄関に向かい
インターフォンを覗くとサラリーマン風の男が二人。
きっと、セールスかなぁ・・・
インターフォン越しに私は答えた。
「はい、どちらさまでしょう?」
すると、ありきたりな返答で
「○×保険の金井(仮名)と申します。ちょっとだけ、お話よろしいでしょう
か?」
私は、いつも通り
「家は、結構です。お引取りください。」
男達は「そうですか、大変失礼しました。名刺おいてくので参考資料など必要
の際は、御用たてください。では・・・」
暫しの静寂
彼が来るまでに まだ4時間もある。
テレビをつけ、昼ドラ見ながら
だんだん・・・zzz
「ぴんぽ~ん♪」
はっ!と、目が覚めて すっかり彼だと思い込み
時間も見ずに玄関のドアを「ガチャ!」
顔も見ずに「いらっしゃ~い♪」
すると私の頭の上の方から・・「ふっふっふっふ・・」
不気味な、男の低い声
ふっと、見上げると 知らない顔
いや、さっきの○×保険の勧誘員!
勧誘員は、開きかかったドアに手をかけ
一気に開ききって、私を突き飛ばす勢いで家に入り込んできた。
私は、意味がわからず・・・
たちつくしていた。
正気を取り戻し やっとの思いで
「あなた、だれですか!警察呼びますよ!」
男は、にたにた笑いながら ゆっくり私に向かって歩いてくる。
とたん!私の髪を掴み上げ、ものすごい勢いでビンタする。
右をうっては、左を打ち
私は、声にもならない叫びをあげた。
私には、なにがなんだか理解がつかない
男は、私の後ろに回り込むと髪の毛を強く掴んだまま
「てめぇのベットは、どっちだ!案内しろよ!おら!」
ぐいぐい居間の方に押しやられる。
居間までくると男は「なんだ、いいソファがあんじゃね~かよ」
言うが早いか、ソファーに私を投げつけると
「さっさと、服ぬげよ!ぶす女!」
又、平手が飛んでくる。
ぴしゃっ!
私の頬からは裂けたような痺れと一緒に痛みが走る。
それは、だんだん熱を帯びて体を走り回る。
今度は、左から平手が飛んでくる。
何度も続けられる この理不尽な仕置き
仕方なく、男の要求のまま・・
ブラウスのボタンに手をかけ、上から順々に
ボタンをはずしていく。
自然と この先、なにをされるのか・・・
嫌でも頭に浮かぶ。
抵抗すれば するほど酷い目に逢う事も
解っている。
こんな事なんて 他人事としか思っていなかった。
まさか、自分がレイプされるなんて思いもよらなかった。
だが、現実に
私の目の前には「強姦魔」がいて
暴力を振りかざし 淫行を迫っている。
ブラウスのボタンが全て外れると 男は
胸元で閉じたままのブラウスを引きちぎらんばかりの力で押し広げ
真っ白な胸元に無精髭を擦りつけてきた。
男の舌は私の首元を ナメクジの様に這い回ると
ブラの隙間に滑り込んできた。
男の力でブラウスが私から するすると滑り落ちると
男は巧みに私の背中に手を回し ブラのホックもするリとはずす。
手の平で隠れるほどの 小さな私の胸が
白い蛍光灯にてらされ 少し青みをおびて
まっしろに浮かんでいる。
男は、私の全ての肌を露にすると
指と舌で 隅々まで堪能した。
私の体は、反応なんてしっこない。
ただただ、大人しく
この悪夢ともいえない情事が過ぎ去る事だけを考えていた。
男は、私の侵入口を舐めて入りやすくすると
あっさり、侵入し、自慰の延長の様に 果てた。
男は、写真を撮っていた様だった。
全てが終わり 男が出て行き様にドアを閉めてく音だけが
頭の中で、小さくこだましていた。
男から、開放された。
思った瞬間、涙がどんどん溢れてきて。
今日は、彼も来るのに・・・
絶対、彼は求めてくるのに・・・
料理も出来てないのに・・・
彼に会いたいのに・・・
こんな、私じゃ、彼に合わす顔がない!
玄関のチャイムの音を消して 部屋の電気も消した。
彼は、3時間も私を呼んでいた・・・。
日曜日
私は、あれから眠っていない。
彼の事やレイプの事、いろいろ考えると
頭がパニックする。気が狂う。
食事は、わすれていて食べなかった。
月曜日
会社を休んで 家で、ぼ~っと過ごした。
テレビも見る気がしなかった。
ケータイは、電池がきれたまま放置してある。
警察に言おうと何度も110まで押して通話には、出来なかった。
火曜日
又、会社を休んだ。
ふっと、頭の中に彼の顔が浮かんだ。
そうだ、彼に会いたい。
慰めてほしい。
放置してあった携帯電話に充電コードを挿す。
メールボックスを開く。
彼は、ずっと心配してくれてる内容のメールだった。
それだけで、気が落ち着いた。
古いものから、段々、呼んでいく。
ついつい、頬を涙がつたう。
堪らなくなって、彼に電話する。
彼がでるまでの間 全てを話す覚悟をした。
ツルルルルル・・・ガチャ・・もしもし!?
知らない声がした。だれ?彼は?
電話の向こうで知らない声が「どちらさまですか?」
私が答えないでいると「ガチャ!ツーーー」
私は、彼からのメールを見返す
最後、今朝のメール「さようなら」
私には、残ったものはなんにもない。
だれも、いない。
何日たったんだろ。
会社からの電話も出なくなり
アパートの管理人が、新聞受けに手紙やはがきをめんどくさそうに
いれていく。
そのなかに「解雇通告」
あ・・・やっぱり。
ある、あったかい日
窓を開け 外を眺めていた。
ぴんぽ~ん・・・
どうでもよかったのかもしれない。
私は訪問者に気のない返事で「はーい・・・」
ガチャ・・ドアを開けると いつかの強姦魔が
立っていた。
男は、なにも言わず、私の家に上がりこんでくる。
ソファーまでくると 又、わたしの腕をひっぱり
押し倒して、無造作にシャツを首まで捲りあげると
私の体に舌を這わした。
丹念に舌で私を味わうと いきり立った男性の部分を
私の口に押し付けた。
むれた匂い。先からは、透明な液が糸をひき
たまにビクンと うごいていた。
その男性の部分が、私の口に侵入すると益々硬くなり
ビクンビクンと痙攣も激しくなる。
男は、私の頭を抑えると喉の奥まで 男性の部分を突き立てた。
嗚咽をまぜ、私がむせると
それを楽しんでいるようだった。
「いつまで、むせてんだ!さっさとシャブレ!」
平手が飛んでくる。
床に倒れてる私の乳首をつねりあげ、男は
「さっさと、おきろよ!いつまで寝てんだよ!」
髪の毛をつかみソファーに手を付かせバックのまま
男は、侵入してきた。
私は、濡れていたんだろうか・・・
この日、男は、帰らなかった。
次の日も その次の日も
会話は、なかった。
毎日、男のいいなりになり性処理させられ
いつしか、当たり前のように
平手で、髪をつかまれ・・・・
いやらしい声をだして、私はよろこんでいる。
あの時の彼・・・
あの時のわたし・・・
何が、まちがったんだろう。
でもね・・・
これ読んでるみんなもね・・・
不幸の入り口が、おっきな口をあけて
まってるよ。
明日は、あなたかも。
うふふふ・・・・・