あれは高3のときの土曜日。
部活がオフで家に1人だったから、久しぶりに昼間からちょっとムラムラして、
お風呂入ってスッキリした流れでそのまま電マ使ってベッドでひとり時間してたのね。
イヤホンして音もガッツリ…完全に没頭してた。
そしたら玄関のドアが急に「ガチャッ」って開く音して、一瞬頭真っ白。
妹が甥っ子連れて早めに帰ってきてたみたいで、「ただいま〜」って。
慌てて電マを枕の下に突っ込んで、布団かぶって寝てたフリしたけど、
甥っ子が無邪気に部屋のドア開けて「ねーね、なにしてたの〜?」って入ってきて…もう、ほんと終わったかと思った。
妹は「こら!勝手に入っちゃだめ!」ってすぐに引っ張って行ってくれたけど、
部屋の空気が完全に“なんかあった”って感じで…
次の日、妹が「鍵つけたら?」ってボソッと言ってきたのが妙にリアルで、
あ、やっぱバレてたなって確信した。