うちの団地はちょっと高い位置に建っていて、ぐるっと囲うような道路を挟んだ場所に公民館がありました。
三階の我が家のベランダからはちょうど建物の奥の辺が見えました。
名前の通り昼下がりにベランダに出て洗濯物の渇き具合いを見に行くと、静かな公民館の方から何かが見えた。
所々木の遮蔽物がありそれらは緑や茶色が主体なので、赤系の色が目立ったのだ。
そして、人の気配のようなものを感じた。
私は干していた布団と手摺りの隙間からじっくり見ていた。
なぜ、こんな隠れた風にしたかと言うと、その赤い人らしき気配は、
オナニーをしていたからだ。
壁に背を預け、しきりに股関のあたりに添えた手が上下していた。
距離にして25から30メートルぐらいか?
こちらの方が見下ろす格好となり、オナニーをする人物がこちらを気にする様子はない。
ジーパンを腿までずり下げ、下半身は横から丸見えだった。
やだっ…おおきいんじゃない……?
どうせ見るなら立派なものをっていう願望もあったけど、手の上下する動きの幅からもそんな気がした。
文章にするとなんだが、実際はかなりドキドキしていた。
見ようと思って見られるものじゃないし、専業主婦の人妻なんて大概満たされてはないだろう。
暇な時間に触る率は働いてる主婦よりはるかに高い。
主人のオナニーだって見たことないわけで、これは相当レアなんじゃないかと、一挙手一投足を見守った。
だんだん興がのってきたのか、こちらを確認するように見たオナニストは、服を脱ぎ始めた。赤系のシャツにTシャツを脱ぎ、ジーパンもさらに下げる。
なんか快感が高ぶってるのが伝わる。
もっと近くなら声も聞こえたかもしれないと思うと残念だった。
片手でイチモツを掴み、空いてる片手は胸やお尻を揉みほぐしていた。
けっこうエロいんだなあ、男のオナニーも。
フィニッシュは向きを変えて壁に手をつき、女の立ちバックのポーズで体を仰け反らせた。
腰は小刻みに痙攣しているのもわかった。
射精後は余韻に浸るでもなくすぐに服を着て去った。
物陰からいちおう誰かいないか確認してるのも仕草でわかった。
施設と団地の間を通るだろうと、私は布団を叩きながら待つ。
もう姿を見せても大丈夫だろう。
オナニストは予想通り出てきて路駐していた車に乗り込んだ。
チラッとこちらを見たのがわかった。
けっこう若かった。下手したら10代とか…
たまたま通りすがりの人なのだろう。
急にムラムラしてしまい、ひとけのない場所を探してしたっていうのが真相じゃないかと思う。
私は夕方に行く買い物を繰り上げて出掛けた。
無人の施設内に入る時だけ緊張したが、やはり人の気配はない。
私は裏に周りこんで先ほどの場所に行った。
壁にはまだ飛び散った精液名残が残っていた。
完全に染み込んではいたが濡れている。
私はそこから我が家を見上げると、思ってたより視界に入ると思った。
オナニストは私がベランダに出る前から始めていたが、ここからならベランダの窓ガラスが開く音が聞こえそうな気がする。
離れていても意識してると人の気配って感じるし、もしかしたら覗いてるのわかってた?…
そう考えると、隠れて覗いてるのは見る気まんまんって捉えられるし、向こうからしたら良い観客だったのかもしれない。
そんなことを考えながら歩いていたらふと思った!
途中全裸に近い格好になったのも、ある種のサービスだったのかもしれないと。
うーん。
真相は藪のなかだが、こちらも刺激的なものを見れたしで少し得した気分になった。
もちろん買い物から戻るとオナニーしました。
買い物途中で早く帰って触りたーいって思ってたくらい…
完全に性欲が伝染してましたね。