野乃香は急いで服を着て、玄関に出て、警察に応対する。
はい?
ご苦労様です。
え?不審者ですか?
いえ、私、ずっと家にいましたが、誰も来てませんよ。
、、、そうですか。では、気をつけます。何かありましたら、すぐに連絡しますので。ご苦労様でした。
ガチャりと家の鍵をかけ、アー4126のところに戻る。
警察も行っちゃったから、とりあえずはこれで大丈夫よ。
ねぇ、そのひとつの可能性って何なの?
教えて!
アー4126は応える。
そうだね。
それは野乃香だよ。
野乃香には未来政府への快感信号提供者として、未来政府から恩賞を受ける権利が発生している。
そして、ヒューマノイド新世界の功労者・野乃香を現在に連れて帰ることは、僕にも例外措置として許可されるだろう。
僕は4等臣民に格下げだが生活はできるだろうな。
野乃香には、未来政府により野乃香が望むもの全てが与えられるだろう。
野乃香が望むなら、、永遠の命もね。
あのさ、僕と一緒に行ってくれないかな?
アー4126は首をかしげながら野乃香に微笑んだ。
私が貴方と一緒に未来の世界へ行けばいいってこと、、?
野乃香は少し考えてから、ニッコリ笑って応えた。
うん。わかったわ。
私、アー君と一緒に行くわ。
野乃香、嬉しいよ。
じゃあ、一緒に行こう。
そして、アー4126はニッコリと首をかしげながら野乃香に言う。
向こうに着いたら、、まず、、今度は、
後背位でしようね。
(完)
この小説はフィクションです。
実在の人物や団体などとは関係ありません。
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