初めて金縛りにあいました。しかし、夢なのか何なのか分からないため、その夜も普通に部屋で寝ることが出来たのです。
次に金縛りが来たのが、1ヶ月後くらいだったと思います。しかし、その『来そうだ!』という変な感覚を身体が覚えているのです。
『ヤバい、ヤバい!!』と思った僕は、思いっきり身体を動かし、身体を起こしたのです。変な汗が吹き出ていました。
更にもう一度同じことをして回避した僕は、『ああ、金縛りって、こうやると回避出来るんだ。』と安心をしてしまったのです。
そして、3度目でした。身体を横にして、手を顔の前に重ねるように寝ていた僕は、背中に異変を感じます。背中を突つかれているような感覚です。
しかし、『これなら、まだ大丈夫。跳ね返せる段階。』とほおっておいたのです。ところが、背中に変な感覚を覚えます。
『あれ?抱き締められている。』と思い、すばやく身体を大きく動かそうとします。
しかし、もう背中のあたりは完全に固まっていてしまっていて、動けなくなっていました。『ヤバい!ヤバい!』と思いますが、もう遅かった。
背中から固まり出していた僕の身体は、更に足や手まで徐々に動かなくなっていくのです。身体の中に入り込まれた感じでした。
僕の目は閉じていました。感覚で『部屋の照明がつけっぱなしだった。』となぜか思え、目を開くのも怖くなります。
すると、『絶対に目は開かないぞ!』と誓った僕のまぶたの中に女性の顔が現れたのです。この前の女性でした。
目を開けて見ていたと思われる前回より、まぶたの中に現れた女性の顔はハッキリと見えたのです。どこにでもいる普通のおばさんでした。
目を閉じているはずなのに、なぜか目の前が見えていました。思った通りに部屋の照明は点いていて、前回とは違い全てがカラーに見えます。
そこには正座で座る女性の膝があります。浴衣姿なのか、膝のお皿が見えています。
女性の細い指が、僕の顔に延びて来ます。その指は、閉じている僕のまぶたを上に引くのです。
閉じているのに見えていた僕の目。まぶたを彼女に持ち上げられ、開いたと思います。その景色は、また真っ暗な深夜の世界でした。
夢なのか現実なのか、さっばり分からない世界。しかし、目を開いた暗闇の世界でも、目の前には青白く光って見える彼女の膝がそのままあるのです。
ちゃんと目は開いていました。薄目ですが、僕はその目で見ていたと思います。正座をしていた女性の膝が崩れました。そこまでは目で追っています。
しかし、次の瞬間には女性の顔が目の前にありました。枕元に左の頬をつけて寝ていた僕の右の頬に、女性の頬が当てられている感覚を覚えるのです。
僕の目のに女性の細い肩の部分がが見えていて、それから推測をすると、僕は女性に抱き締められているのです。
身体の動けない僕は、動かないくせにその女性に抱かれにいっていました。抱き締めてくれているであろう女性に、気持ちは擦り寄せにいっているのです。
その女性と僕の身体は何度もシンクロを繰り返します。女性が僕の身体の中に何度も入ってくるのです。
その度に、背中や胸に快感が伝わります。
それが、とても気持ちがいいのです。それからも彼女とのシンクロは続き、寝ている僕の体勢と彼女が完全に一致をしました。
僕を抱きながら、彼女が僕の身体を使って、オナニーを始めるのです。もちろん、男の方のやり方です。
僕の両手は顔の前で組まれているため、いまアソコを握っている手は彼女の手としか考えられません。
彼女は自分のモノのように、僕のアソコを激しく擦って歓んでいるのです。
『夢精?このままだとバンツの中に出しちゃうよ。』と不安がよぎりました。夢精の経験はありませんが、完全に目が覚めていた僕は、冷静にそう思うのです。
女性は激しく腰を振って、今は彼女のモノである僕のチンポを激しく擦って歓んでいました。
シンクロしていた僕は、股間に快楽などは感じてないのですが、『射精してしまう。』と言う感覚はあり、もう諦めます。
飛び出しました。パンツを履いていたと思ったのですが、股間に温かさは感じず、アソコはすでに現れていて精液が布団を汚しているのだと理解をします。
女性はドアを開け、短い廊下をドタドタと歩いていくのです。『厚かましいおばさをだなぁ。』とどこか思うのでした。
その瞬間、身体の力が抜け、両手の自由を実感します。気づけば、目の前は明るくなっていて、部屋の照明はやはり点いたままでした。
目の前に見えた時計は、午前2時。仕方なく、射精で汚してしまった布団を掃除しようと身体を起こすと、僕はパジャマ姿のままでした。
『なら、パンツの中に!』と慌てますが、夢精などどこにもしていませんでした。
しかし、パジャマに濡れを感じます。僕の股間ではなく、それは布団でした。敷き布団が何かで濡れているのです。
匂ってもおしっこではないので、『僕の汗か?』とも思ったのですが、パジャマもほぼ濡れてなく、こんなに集中して汗をかくでしょうか。
※元投稿はこちら >>