二人は軽くキスをすると、シャワーを浴びて、また仲よく浴槽で温まってから風呂を出た。じきに家族も帰ってきて、いつもと変わらない夕食の時間を迎えた。父親に何か今日はお前たち仲いいなぁと言われて、別に普段通りだよと返してから、こっそりと微笑み合うナオと圭太であった。恐らく今後も家族の目を盗んでいちゃいちゃと交わり合う日々が続くのであろう。しかし…
実はこの幸せそうな夕食の時、ナオの胎内奥深くで弟の元気あふれる数百匹もの精子たちが姉の卵子を取り囲んでいたのである!そして…ちゅぷん!選ばれし勝者が姫の待つ中心へと入り込み…禁断の受精が完了した。
そんなことを知るよしもない二人は夕食を終えて、隠れた場所でおやすみのキスをしていた。こんなに愛し合っているなら、どんな困難でも乗り越えていくだろう…「両親」のそんな様子を感じ取ったのか、二人の愛の結晶…できたてホヤホヤの受精卵が安心しきったように、すくすくと細胞分裂を繰り返すのであった。 完
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