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38
投稿者: ボボン
◆xFdiJVsBLY
ID:bobonbon
第28章 晒された記し

朝。
海はケージの中で、ゆっくりと目を覚ました。

身体を少し動かしただけで、太腿の内側にぬるりとした感触が広がる。

昨夜、意識を失う前は…その後に注がれ続けた梵様のものが、まだ自分の中からゆっくりと溢れてきているのが分かった。

(……出てる……梵様の……)

嬉しい…恥ずかしい。

胸の奥が甘く満たされる。
自分の意志とは関係なく、梵様に使われ、満たされていたという事実が、海を静かに悦ばせていた。

ジャラッ……と、首の枷に繋がった鎖が小さく鳴る。

「起きたか」

ケージの外から、矢島の低い声がした。

「おはようございます……梵様……」

声が、少しだけ上ずる。
まだ脚の奥に、梵様の感触が残っているから。

「身体はどうだ?」

「……熱いです。でも……幸せです……」

矢島は小さく笑い、ケージの扉を開けた。
海は四つん這いのまま、外に出る。

「今日は休みだな。少し、旅行に行こうか」

「……旅行、ですか?」

「ああ。混浴の露天風呂があるところだ。昼間から入れる」

海は顔を上げ、矢島を見つめた。
膣から伝う感触が、再び意識に上る。

(旅行……梵様と……外で……混浴…初めて…)

「……はぃ。お供します」

矢島は満足そうに頷くと、海を立たせた。
海は全裸のまま、静かに頭を下げて待つ。

「まず、これだ」

細いシルバーのチョーカーが、首に巻かれる。
留め具が後ろでカチャンと音を立てて閉じると、三本のチェーンが胸の前に垂れ下がった。

ダイヤの連なるチェーンがキラキラッと光る

矢島は海の乳首を指で摘まみ、リング型のピアスに左右のチェーンを通す。
チェーンには少したるみがあり、通された瞬間から、軽い金属の重さが乳首にかかり続ける。

「んっ……」

最後の一本は、下へ。
お腹を伝わせるように下ろし、クリトリスのピアスに通す。

3つのピアスはチョーカーと繋がり、チェーンのたるみが、程よくテンションをかける。

「あっ……」

三本すべてが繋がれた瞬間、海は自分の身体が「繋がれている」ことを強く意識した。
裸だと、身体を少し動かすと、チェーンが揺れて、3つのピアスが振動する。

「鏡を見ろ」

海は部屋の姿見の前に立たされる。

鞭の跡が、乳房にも、お腹にも、太腿にも、背中にも残っている。

(……これが、私……)

「どうだ?」

「……恥ずかしいです。でも……梵様の記しが沢山……とても嬉しいです」

矢島は短く頷くと、用意していた服を手に取った。

「着せるぞ」

まず、フワッとしたゆったりしたタンクトップ。
風が吹けば下乳が覗きそうな、薄い生地だった。
チェーンの上から被さると、鎖の存在が生地の下でわずかに分かる。

次に、ローライズのショートパンツ。
腰骨がほぼ見えてしまう低さで、お腹を伝うチェーンが、パンツの中へと消えていくのがはっきり分かる。

最後に、帽子を深く被せ、サングラスをかけさせる。

「公共の場だ。顔は晒すな。
俺の世界なら何とでもできるが、知り合いに見られるのはまずいだろう」

「……はぃ。ありがとうございます」

「喜ぶな。アンダーグラウンドの決まりのようなものだよ、私の宝物だからな」

その言葉に、海の胸が甘く締め付けられた。
たるんだチェーンがわずかに揺れ、乳首に重さがかかる。
下のチェーンも、歩くたびに秘部を優しく主張する。

「さあ、行くぞ」

「はぃ……」

海は小さく息を吸い、矢島の後に続いた。
一歩歩くたびに、三本のチェーンが静かに自分を主張する。

それが、今日の旅の始まりだった。

---

車に乗り込むと、海は助手席に座らされた。
ローライズのショートパンツが股に食い込み、クリトリスへと続くチェーンを軽く圧迫する。
たるんだ乳首のチェーンは、フワッとしたタンクトップの下で、走るたびに小さく揺れた。

「シートベルトをしろ」

「はぃ……」

ベルトを引く動作だけでも、チェーンが乳首を優しく引っ張る。
海は小さく息を吸い、窓の外を見た。

車が走り出すと、振動が直接敏感な場所に伝わってくる。
特に下のチェーンは、座り直す度に秘部をくすぐるように動いた。

(……動くたびに……繋がってるって、分かる……)

山道に入ると、景色が徐々に緑深くなっていく。
矢島はほとんど何も言わない。
ただ、時折海の方を短く見やるだけだった。

その視線だけで、海の内側が熱を帯びる。

しばらくして、サービスエリアに車が停まった。

「少し休憩する。降りろ」

「はぃ……」

海は帽子を深く被り直し、サングラスの位置を確かめてからドアを開ける。

足を地面につけた瞬間から、視線を感じた。

キッチンカーで焼きそばを焼いていた男が、手を止めてこちらを見ている。

トラックの運転席から降りてきた作業着の男が、短く口笛のような息を吐いた。

観光バスの降車口付近にいた中年の男たちが、露骨に視線を這わせる。

さらに、親子連れの父親までもが、妻と子供に気づかれないように視線をくれた。

海は思わず、ローライズのショートパンツを引き上げる。

鞭の跡が、太腿に薄く残っている。
フワッとしたタンクトップの下では、チェーンの存在がわずかに分かり、風が吹くたびに下乳が揺れそうになる。

「あ、あのおねーさん、怪我してる」

小さな子供の声が、はっきりと聞こえた。
母親が慌てて子供の手を引きながら、「ダメでしょ、指差したりしちゃ」とたしなめる。

その光景さえも、海の耳を赤くした。

(見られてる……傷も……チェーンも……)

矢島は海の少し後ろを歩きながら、低く言った。

「気にするな。顔は隠している。身体は、俺が晒していいと思ったものだけだ」

「……はぃ」

海は俯き加減に歩き出す。

一歩ごとに、たるんだ乳首のチェーンが重さを伝え、下のチェーンがショートパンツの中で秘部をくすぐる。

矢島は海の背中に視線を感じている男たちを、穏やかな目で見返した。
誰も、それ以上近づいてはこなかった。

「ソフトクリームを買ってこい。そこで食べろ」

「……はぃ」

海は売店に向かい、バニラのソフトクリームを受け取る。

終始、店員の女性は海の胸元の傷や胸の先端に目線を向けていた。

屋外のテーブルに座り、帽子の鍔の下から周囲をうかがう。
先ほど視線をくれた男たちの何人かが、まだこちらを見ているのが分かった。

ソフトクリームを舌で舐めようとした瞬間、二股の舌先が自然と分かれた。
冷たい甘みが、割れた舌の間に入り込む。

(……この舌で、舐めてる……見られてるのに……)

海は耳まで赤くしながら、ソフトクリームを丁寧に舐め続けた。

チェーンが、風に少し揺れる。

ソフトクリームを食べ終えると、矢島は顎で自販機の方を示した。

「何か飲め。俺にも一本頼む」

「はぃ……」

海は自販機の前に立ち、ボタンに手を伸ばす。
取り出し口の飲み物を取ろうと、少し屈んだ瞬間、ローライズのショートパンツがのお尻がずり落ちる、本来あるはずのパンティの生地が見えない。
代わりに、お尻の割れ目がくっきり見える。

あっ…

隣の自販機に来ていた男が、思わず視線を固定させる。
海は気づかないふりをして、二本の缶を取り出した。

矢島に缶を渡し、小さく息を吐く。

「よし、行くか」

矢島が自然に腕を差し出す。
海は少し迷ってから、その腕に自分の腕を絡めた。

カップルのように見える距離。
でも、海の首から伸びるチェーンは、近い人なら存在に気づくだろう。

観光バスの前を横切るとき、先ほどから視線を送っていたおじさんたちが、露骨に二人を見ていた。

その視線の中で、矢島は何気ない仕草のように、海の尻を軽く撫でた。

「んっ……」

短く、甘い声が漏れる。
撫でられた場所が熱を持ち、チェーンがわずかに揺れる。

おじさんたちの視線が、一瞬より強くなったのが分かった。

それでも矢島は、まるで何もしていないかのように、海を先導して車へと向かう。

海は帽子の鍔に顔を隠すようにして、腕を組んだままついて行った。
耳まで赤いのが、自分でも分かる。

(見られてる……梵様に、触られている…私を……)

車に乗り込むとき、海は小さく息を吐き、シートに身体を沈めた。
まだ、お尻に残る揉まれた手のの感触が、熱い。

---

車がサービスエリアを出て、再び山道を走り始めた。
海は助手席で、まだお尻に残る矢島の手の感触を意識していた。

窓の外は、深い緑の山々が続いている。
カーブを曲がるたびに、たるんだ乳首のチェーンが小さく揺れ、クリトリスへと続く鎖がショートパンツの中で秘部をくすぐる。

「……後、どの位ですか?、梵様」

「そうだな。もう少しで着く」

矢島は短く答え、カーナビの画面を見た。
海は帽子を少し深く被り直し、サングラスの隙間から矢島の横顔を盗む。

(これから……初めての……混浴露天風呂……)

傷も、ピアスも、チェーンも、全部が光の下に晒される場所。
考えてしまっただけで、内側が熱くなる。

しばらくして、車が小さな旅館の駐車場に滑り込んだ。

木造の落ち着いた作りの宿で、入り口には「混浴露天風呂」の小さな案内が出ている。

「着いたぞ」

「はぃ……」

海はシートベルトを外し、チェーンの感触を確かめながら車を降りる。
山の空気が肌に触れて、少しだけ涼しかった。

部屋に入ると、矢島は荷物を置き、海に浴衣を渡した。

「これを着ろ。そのまま風呂に行く」

「はぃ……」

海は三本のチェーンがついたまま、浴衣を羽織る。
薄い生地の下で、乳首のチェーンの重みが引き続きかかり、歩くたびに下の鎖が秘部を意識させた。
帯を締めると、ちょうどクリトリスへのチェーンが、わずかに圧迫される位置になった。

浴衣の襟を合わせても、首のチョーカーから伸びるチェーンの一部が、襟元からキラキラと覗いて光った。
隠しているつもりでも、完全には隠せない。

二人は廊下を歩き、温泉の案内に従って進む。
脱衣所の入り口で、矢島が足を止めた。

「俺は先に入っている。中で待ってるぞ」

「……はぃ」

矢島は男湯の暖簾をくぐって消えた。

海は一人、女湯の暖簾の前に立つ。
深く息を吸い、意を決して暖簾をくぐった。

脱衣所は静かだった。
棚の籠に、女性物の服が綺麗に畳んで置いてある。
人がいる気配はしないが、服がある以上、すでに中に入っている女性がいるのだろう。

(……混浴の方に、いるのかしら)

海は浴衣を解き、畳んだタオルを持ち、ゆっくりと浴場への戸を開ける。

湯気と、少し硫黄めいた匂いが顔にかかった。
昼間の光が、露天の方から柔らかく差し込んでいる。

湯船には、すでに何人かの男たちと、他のカップルらしき組がいた。
岩の陰で肩を寄せ合っている男女や、少し離れて湯に浸かっている中年の夫婦。

矢島は、少し離れた場所の岩に腰を下ろし、海の方を見ていた。

海はタオルで身体を隠すようにして、一歩、湯気の中へ踏み出した。
プラチナのチョーカーが、光を受けて細く光る。

いくつかの視線が、自然とこちらに向いたのが分かった。

矢島の姿を見つける。
矢島は首を横に、小さく振った。

隠すな、という合図だった。

海は一瞬だけ躊躇し、それからタオルを岩の上に置いた。

全裸のまま、膝までしかない湯の中を、ゆっくりと矢島の元へ歩き始める。

昼間の光の下で、身体中の傷がはっきりと晒された。
乳房にも、お腹にも、太腿にも、背中にも、お尻にも——鞭の跡が残っている。

モデルのように整ったスタイル。

陰毛の処理されたツルツルの秘部。

そして、首のチョーカーから伸びる三本のチェーンが、左右の乳首とクリトリスのピアスを繋いでいる。

すべてが、湯気の中で露わになっていた。

周囲の男たちや、他のカップルの視線が、一斉に海に集まる。

誰もが口をわずかに開けたまま、固まっていた。
歩くたびにチェーンが揺れ、傷のある肌が光を反射する。

海は俯き加減のまま、それでも歩を止めなかった。
矢島の元にたどり着くと、ようやく小さく息を吐いた。

「浸かって、暖まりなさい」

「……はぃ」

海は矢島の隣に腰を下ろし、湯に肩まで浸かる。
周りの人々が、遅れて我に返ったのが分かった。
視線はまだ、完全には離れていない。

矢島は海の頭を、ポンポンと優しく撫でた。

「何でこんなことをするのか、と思ってるだろう?」

海は湯気の中で、小さく頷く。

「勿論、私の淫欲のためもある。
だが、もう一つ理由がある」

矢島は周囲を軽く見渡してから、海の耳元で続けた。

「私は目が二つ、口が一つ、腕が二本、ペニスが一つしかない。
それ以上の愛をお前に注ごうと思うと、何でも使う。
ここにいる奴らも使う。
そして、『この子は私の宝物だ』と知らしめる」

「つまり、ここにいる連中は、大人のおもちゃと同じだ。
私がお前の心を揺さぶるために使っているに過ぎない」

矢島は海の髪を指で梳きながら、低く笑った。

「だから、楽しみなさい。
視線も、羞恥も」

海は胸の奥が、熱く締め付けられるのを感じた。
見られている。
晒されている。
なのに、梵様の言葉が、そのすべてを「愛」に変えてしまう。

「……はぃ。梵様」

海は湯の中で、矢島の腕にそっと寄りかかった。
チェーンが水面で、細く光っている。

「のぼせるぞ。こっちに座れ」

矢島が隣の少し高い岩を示し、海をそこに座らせる。
湯から上半身が上がり、傷のある乳房と、そこから伸びるチェーンが再び露わになった。

矢島は何気ない仕草のように、海のチョーカーから伸びるチェーンを軽く指にかける。

「んっ……」

軽く引かれるだけで、乳首が同時に引き上げられ、甘い声が漏れる。
矢島は辞めない。
小刻みに、チェーンを引いたり緩めたりを繰り返す。

「見られてるぞ」

「……はぃ……あっ……」

矢島はさらに、クリトリスに繋がるチェーンを、クイクイと短く引いた。

「ああっ……!」

海の腰が小さく跳ねる。
声が、湯気の中に溶けきれずに残った。

その反応に反応するように、水面から鼻と目だけを出した男たちが、ゆっくりと距離を詰めてくる。
ワニのように、音を立てずに近づいてくる視線。

(こっちに……くる……)

海の息が、自然と荒くなる。

「脚を開け」

矢島の低い声。

海は小さく震えながら、ゆっくりと脚を開いていく。

一定の距離を保ったまま、男たちが間近まで来て、海の股間を見つめている。

何人かは、すでに自分の股間を手で押さえていた。

「彼等を見なさい」

海は息を荒くしながら、トロンとした下目で、目の前の男たちを見た。

(ああ……こんな近くで……見られてる……)

「梵様……気持ちいい……」

「そうだろ?」

矢島は海の耳元で続ける。

「クリトリスを触って見せてやれ」

海の指が、震える。

それでも、命じられた通りに、自分の秘部に手を伸ばし、クリトリスのピアスを優しく指で転がした。

「んっ……あっ……やらしい……です……」

自らオナニーを見せる形になる。
男たちの呼吸が、明らかに変わった。
股間を押さえる手が、より強くなったのが分かる。

耐えきれなくなった男たちが、一人、また一人と、その場を離れていく。
残された視線も、熱を帯びたまま、ゆっくりと遠ざかっていった。

海は脚を閉じることができず、矢島の肩に顔を寄せた。

「……見ていました。私の……一番恥ずかしいところを……」

そして、小さく、確認するように続けた。

「梵様……見て頂けましたか……?」

矢島は海の髪を撫でながら、短く笑った。

「ああ。いい子だ。ちゃんと見ていたよ」

その言葉に、海の身体から力が抜けるのが分かった。
男たちの視線より、梵様に見てもらえたという事実の方が、よほど海を満たしていた。

「……よかった……です……」

すでに身体の芯まで熱くなっている海は、矢島の腕の中で小さく顔を上げた。

「梵様……私の物だって、見せつけてもいいですか……?」

矢島は海の髪を梳きながら、短く笑った。

「ああ。ご褒美だよ。
舌を出さずに、ほおばりなさい。手は使うな」

「はぃ……」

海はチラリと、近くにいるカップルの女性たちの方を見た。
牽制するような、それでいてどこか誇らしげな視線。

それから、湯の中で矢島の前に位置を変え、ゆっくりと顔を寄せる。

熱いものを、口の中に含んだ。

「……ンッ……」

舌を出さず、ただ深く、ねっとりとほおばる。
やらしい水音が、湯気の中に小さく響く。

出し入れを繰り返すたびに、首から伸びるチェーンが揺れ、乳首とクリトリスが同時に刺激された。

「ンッ……ジュル……ンッ……」

ビクビクと、海の腰が小刻みに震える。
感じているのに、口は離さない。
矢島は黙って海の頭を撫で続けていた。

近くのカップルの女性たちが、顔を赤くして、視線を逸らしきれずに見ている。
海は横目でそれを確認しながら、それでも奉仕をやめなかった。

(見なさい……)
(私たちが、こんなに愛し合っているのを……)

優越感が、羞恥と混ざり合って、海の内側を甘く満たしていく。
チェーンが揺れるたびに、敏感な場所が疼き、海の喉が小さく鳴った。

矢島の手が、海の髪を優しく掴む。

「いい子だ……続けろ」

「ンッ……はぃ……」

海は、見られていることすら快感に変えながら、ねっとりとほおばり続けた。

矢島は海の頭を優しく引き上げ、口から熱いものを離させた。
糸を引く唾液が、顎から胸へと伝う。

「いい子だ。今度は、こっちだ」

矢島は海を抱き上げるようにして、湯の中でゆっくりと体位を変える。
周囲の視線が、再び熱を帯びるのが分かる。

「んっ……梵様……」

熱いものが、そのまま奥まで入り込んできた。
チェーンが揺れ、乳首とクリトリスが同時に引っ張られる。
海は声を殺しきれず、小さく喘いだ。

矢島はゆっくりと腰を動かす。
海をイかせるためではなく、自分の快楽を優先するように。
それでも海の中は、すでに受け入れてしまっていた。

「あっ……んっ……奥に……」

矢島の動きが、徐々に深く、強くなっていく。
海は脚を絡めそうになって、我慢する。
達してしまいそうな波が何度も来るのに、許可が出ない。

「……んあっ……梵様……私……」

「我慢しろ」

短く命じられ、海は歯を食いしばるようにして耐える。
やがて矢島の腰が強く沈み、熱いものが奥に注がれた。

「……っ」

海の中が、ゆっくりと満たされていく。
自分はイケていないのに、身体の芯が熱く、甘く、充足感に包まれる。

矢島は海の耳元で、低く囁いた。

「お前は、後でな」

「……はぃ。ありがとうございます……」

矢島は海を抱きしめたまま、少しだけその姿勢を保った後、ゆっくりと抜いた。
次の瞬間、海の身体をひょいと持ち上げ、湯船の外の岩の上に座らせる。

白濁したものが、すぐに内股を伝ってゆっくりと垂れ始めた。

矢島も湯船から上がる。
二人は何も隠さず、そのまま歩き出した。

海の太腿を伝う白濁が、昼間の光の下ではっきりと見える。
歩くたびに、わずかに糸を引いて落ちる。
三本のチェーンが揺れ、傷のある身体が、完全に晒されていた。

周囲の視線が、二人を追う。
それでも矢島は、海の手を引くようにして、脱衣所の方へとゆっくりと歩いていった。

海は、内股を伝う熱を感じながら、俯き加減について行く。

(……出てる……梵様のが……見られてる……)

恥ずかしさと、満たされた感覚が、同時に海を支配していた。

※元投稿はこちら >>
26/08/01 11:40 (thB2ySKQ)
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