頭の中の妄想は広がる一方だった。誰がチカ抱いたんだ?男?女?駄目だ、何も手に着かない
チカの目盗んで誠にメールした。直ぐに返信あった。「知らない」って
それから暫く、チカを監視した。それこそチョットした事まで見逃さないように。
でも、何も不審な素振り見せない。それどころか前にも増して朗らかに接してくる
夜は夜で積極的に仕掛けて来る。まるで俺を甚振るように。
「ねえ、今度会社の同僚と旅行行っていい?一泊だけど」
朝食取ってる時、チカが突然言った。飲んでたコーヒー吹き出しそうなの堪えた
「いいよ、たまには息抜きして来いよ。で、何処にいくの?」
あくまで平静装って言った
「うん、お魚の美味しい宿があるんだって、夜、朝、お魚三昧だって」
嬉しそうに首傾げながら言うチカに、何も言い返せなかった。
「そうなんだ、良かったら今度二人で行こうな」
朗らかに言ったつもりだったけど、声、上ずってたかも
旅行の朝が来た。チカ、ウキウキしてる。出かける時、俺に抱き着いてキスした。それも舌絡ませるヤツ
チカが出かけるとすぐに誠に連絡した。本当に知らないのかって。返事すぐにきた。
「あゆ、お土産楽しみにして」っていってたよ
すぐに出版社に電話した。
「鈴木さん(あゆの牲)お手すきでしょうか?」
「少々お待ちください」
しばらくして、電話口から答え言われた
「本日と明日鈴木は休み頂いております
目の前真っ暗になった。チカが女性とお泊り旅行?信じられなかった。
昼間からビール煽った。そうしないと精神の均衡、保てそうも無かった。
その夜9時過ぎにチカから電話あった。
「ちゃんとご飯食べた?飲みすぎたら駄目だよ」
短い電話の中、耳凝らして環境探った。 徒労に終わった。
「じゃあ、お休み。チュ」
チカからの電話切った後、タンス漁った。見たことも無い下着が増えてる。しかも際どい物が
匂いなんてしないはずの、チカのショーツのクロッチ部分、鼻に当てた。
ペニスギンギンになる。妻のショーツの匂い嗅いで勃起するなんて変態だ。でも、扱いてる自分がいた
眠れない夜を過ごした。翌朝寝ぼけた頭に携帯のベル。慌てて見るとチカからだった
時間は7時。「寝てた」チカの声弾んでる
「いや、起きてた」
寝ぼけた声で嘘ついた、そんな俺にチカの声が続く
「今日、6時くらいには帰れると思うよ、お土産買って帰るね」
お土産?誠の言葉がリフレインしてくる・・・。
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