「1人でしてみるから見てて。」
圭介は初め、その意味がわからなかった。
藍莉はベッドの枕元に枕を重ね、そこにもたれかかった。
そして圭介の方を向いてニヤッと笑って自らの指を身体中に這わせ、オナニーを始めた。
するとその瞬間、藍莉の表情が変わった。
それまでのイタズラっ子のような笑みから一瞬にして、淫靡で誘惑的な妖しい表情に変わった。その目は、官能的でまるで誘っているように見える。
その淫靡な瞳を見て、「こんな表情もできるんだ…」圭介は思わず見入ってしまった。
ローターのブ〜ンという音と、藍莉が身体を動かす度に擦れるシーツの音だけが部屋の中に響く。
藍莉は指とローターを交互に身体中に、時には1つの箇所に集中して這わしている。
その口元からはかすかな吐息と、小さな喘ぎとが交互に漏れている。
その両手は、だんだんと秘部の方に移っていく。
圭介は、その場に固まるように見入っていた。すると、圭介の下半身に少しずつ変化が見られた。
「おじさん…」藍莉がそっと囁く。
「藍莉ね…クリ派なの…。」
その意味を圭介は理解できた。
藍莉は、ローターを秘部に当て、もう片方の手で乳房をいじり出した。
それまでよりも、藍莉の喘ぎ声は大きくなる。圭介は魅入られるように、藍莉に近づいていく。
藍莉は官能的な表情をしながら、恍惚の表情を浮かべ、圭介を見つめている。
まるで、圭介の性癖を煽り、誘っているかのように、うっとりとした表情で。
圭介はまるでスローモーションの様に、藍莉の側に横たわり、秘部に伸びた藍莉の手を取る。
藍莉が抱きついてきて、キスをせがむ。
キスをしながら圭介は、藍莉の手の中のローターを受け取り、藍莉の代わりに身体中、それも乳首や秘部等、敏感そうなところだけ攻め始めた。
「んっ…んっ…」
自分でするのとは違う刺激が藍莉の身体中に伝わってくる。
その刺激が不意に襲ってくる度、藍莉の圭介に回した腕に力が入る。
そのお返しとばかりに、空いている自分の手を圭介の肉棒に伸ばす。
それはだんだん回復してきているのが、触れただけでわかるくらいになっていた。
もうすでに、圭介は取り憑かれたように藍莉の身体を攻めまくる。
お互い攻め続けていたが、快感の波は藍莉に強く押し寄せていく。
ローターを掌に持ち替えた圭介。そのままクリトリスの付近に押し当て、指をゆっくり藍莉の中で挿れ搔き回す。
指を出し入れする動きと、クリトリスに上下に這うように当たるローターからの刺激に、藍莉は思わず声を上げる。
「あっ、やっ…そこ…うぅん…」
藍莉の息遣いがますます荒くなり、圭介に強くしがみついてくる。
「うぅ〜んっ…うぅ〜んっ…そこ…ヤバい…ヤバいよ、おじさん…」
堪えきれなくなった藍莉の声は、だんだん上ずっていく。
圭介の頭の中は、は理性も何もかも失ったかのように、目の前の藍莉の身体をハイエナのように貪り続ける。
まるで買ってから何日も放置された風船のように萎んでしまった肉棒は、完全に元のように、いや、それ以上の状態になっていた。
それを確認した圭介は、一呼吸おくことも、藍莉に言葉をかけるでもなく、本能のまま生殖行為を行う獣のように藍莉の中へ入っていった。
その入り口から奥へ入ってくる動きに連動するように、藍莉の身体は、グググッ、と仰け反っていく。
言葉にならないくらいに喘ぎ、時が止まったかのように藍莉は身動きせず、入ってきた圭介のモノの感触を味わっているように見えた。
「ぐっ…このコ…スゴい…まるで吸い付くされるように纏わりついてくる…これがよく聞く、ミミズ千匹、ってやつなのか…」
藍莉の中で、まるでしゃぶられているような感覚に、圭介は思わず身震いした。
今までにない、絶妙な心地よい、全てを吸い付くされてしまうような感覚だった。
ゆっくりと腰を動かした。
その一突き毎に、藍莉の口からは
「…んっ…んっ!…んんっ!」と声が漏れ、
その声はだんだん大きく、激しくなり、圭介を掴む手にも力が入っていく。
藍莉も、「ちょっと…ヤバいっ…おじさんの…気持ち…良すぎ…」
今までに何人も通り過ぎた自分の身体に感じた事のない快感に包まれていく。
「なんで…?大きいわけじゃないし…上手いわけでも…ホント、ホントヤバいかも…」
やがて、圭介の動きはだんだんと連続的になり、藍莉の身体に現れた快感が、動く度大きくなっていく。
「おじさん…すっ…すっごく気持ち…いいっ!…お、おかしく…なるっ…!」
その快感に耐えきれず、身悶えしながら正直に言う。
「お…俺も…こんなの…初めてかも…」
圭介にも強く快感が纏わりついてくる。
このままだとイキそうだ…
圭介は一旦間を置こうとして、藍莉から離れ、呼吸を整えていた。
藍莉も同じ様に、余韻に浸る様にしながら呼吸を整えている様だ。
そして起き上がった藍莉は、圭介を押し倒すように仰向けにし、その上に跨った。
そして圭介の方をチラリと視線をやり、「フフッ」と笑うと、おもむろに肉棒を掴み、自らの秘部に当て、ゆっくりと挿れていった。
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