「お前はいいよなぁ。仕事は順調で独身で自由だしよぉ。。。」その日高橋は酒に酔ってやたらと俺に絡んできた
「そんなことないよ。俺なんてモテないし、結婚しているお前が羨ましいよ」
「いや、お前風俗とか行くだろ?俺なんか嫁しか知らん。このまま終わるんだぜ」
「。。。まぁ風俗は行くな」「だろ?風俗ってやっぱり気持ちいいのか?」高橋は風俗に興味があるらしく酔うといつも風俗の話を俺に聞きたがった。
俺は何度か聞かせたこともある自分の風俗経験を高橋に聞かせた。
「じゃあ風俗以外には、例えばマッチングアプリとかやらんのか松永は」
「うーん。この前やられたわマッチングアプリで」「何それ?」俺は2カ月前に初めてやったマッチングアプリであった出来事を話した。
マッチングアプリで好みの女を見つけた俺は1カ月かけてやり取りを重ね最初は会うことを渋っていた女とデートする約束を取り付けた。
その日愛さんという女性とご飯だけという約束で渋谷で待ち合わせした。
待ち合わせ場所に現れた愛さんは、アプリの写真よりも遥かに可愛い女性で身長が多分145センチくらいで小さく、顔は佐久間アナウンサーに似たモロにタイプの女性だった。
愛さんは俺の風貌に驚いたのか最初緊張していたのか口数も少なかったが予約していたレストランでご飯を食べると「美味しいです!」と可愛い笑顔を見せて喋ってくれるようになった。
レストランを出ると愛さんはすぐにそれじゃあと言って帰ろうとしたが、俺はどうしてもこのまま終わりにしたくなかったので記念に何かプレゼントしたいとか適当に話しをし続け目に付いたオシャレっぽいショップに連れて行き戸惑う愛さんに服を買ってあげたりした。
困った様子で服を受け取った愛さんに今度はアクセサリーをプレゼントしたいと言って店を探していると愛さんはトイレに行きたいと言い出して、待っててほしいと言われたため俺は了承し待っているとスマホに「ごめんなさい。怖いので帰ります。」とメッセージが送られてきた。
俺は暫く渋谷を彷徨い愛さんを探したが見つけることはできず。マッチングアプリも退会されてしまったという話を高橋にした。
高橋は俺の話を聞き大爆笑して上機嫌になり「まぁ元気出せよ」みたいなことを言っていた。
俺はちょっと気分が悪くなったが、事実この手のモテない話しは俺にとってネタみたいなものだったのでその後は気にせずその日は解散した。
翌週の職場で昼飯時間近くの定食屋で昼飯を食べていると部下の佐々木が俺の向かいの席に座ってきた。
「主任、聞きましたよ。マチアプで洋服買わされて逃げられたんすよねww」「ん。いきなりなんだお前」「いえ。噂になってるっすよww主任がマチアプで可愛い女に洋服買わされた挙句逃げられたってww」「まぁ。。そうだ」「ガチじゃないっすかwww」高橋が言いふらしたなと思ったが、事実には違いないので認めることにした。
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