膣口が押し広げられる苦痛に思い切り瞼を閉じ、侵入してこられる圧倒的な圧迫感が顔をしかめさせる。
うぅっ……っと声を詰まらせながら強かに拳を握りしめ、奥歯を噛み締める。半分近くまで挿入された巨根を入口まで後退させ、潤いをゆっくり何度も馴染ませてから奥まで入ってくる。
長くは厳しい冬の季節を越えて春が訪れ、やがて植物が芽吹くように甘〜い快感の波に包まれていく。身体を上下に揺らされながら押し寄せる快感が歩美の顎を自然に持ち上げさせ、彷徨わせていた手を彼の膝に辿り着かせる。
うぅ〜ん……はぁ~……あぁ~…はぁはぁ……
身も心も真綿のような快感に囲まれながら望んでいた彼のペニスが歓喜させ、彼もまた予期しない歩美の登場に戸惑い、そしてつい数日前に身を狂わせた美熟女の感触に己との戦いがはじまっていた。
声が出てしまわないように自らの口を手で塞ぎ、もう片方の手で彼の腕を掴む。
にゅんっ…にゅんっ、にゅんっ…にゅんっ……!
愛液という名の潤滑油が極太の松茸を奥まで辿り着かせ、膣壁を滑らせながら双方に甘味な感覚を発生させる。抜き差しするたびに小陰唇が左右に広がり、まるでフェラチオをする際の唇であるかのように、収縮をしかけては広がりを見せる。
すでに何かを考えるための思考は機能不全に陥りはじめ、無意識に彼の背中を両手で抱える歩美だった……。
不意にこの部屋の前の通路を誰がが歩く足音が近づいてくる、そんな音が歩美を我に返えさせる。
この場が病室ではないことに今更ながら思い知って、急に不安になった。不測の事態にフォローをしてくれる同僚はおらず、彼はただひたすら快感を求めて腰を動かし続けるだけである。
通路からの足音が施術部屋にいるこちらまで聞こえるということは、こちらの音も外まで漏れるということを意味していた。我を忘れた彼ペースを落とそうとはせず、歩美の下半身に腰を打ち付ける。
ぴしゃっ……っと肌を打つ音に、ぬちゃっ……っといった水音が重なり合う卑猥な音が鳴り響く。
ちょうど部屋の前を通りかかったマッサージ見習いの女の子が、怪訝な顔をする。オイルを出し過ぎた手でどこに塗り広げているのだろうと、疑問に思いつつ、そんなに強く肌に手を当てたら駄目じゃない……と呆れていた。
羞恥心と店側にバレるのではという恐怖心に歩美は内心が穏やかではなく、それでいてとろけてしまいそうな快感に、理性が崩れていくのを止められそうもない。
声なき声を荒げる吐息に変換させ、その吐息さえも気にしなければならない苦痛……。
彼の恣意的なセックスが新たな色情を呼び起こさせ、歩美に背徳感を覚えさせる。ミルフィーユ状に重なり続ける快感が歩美を酔わせ、官能的な坂道を否応なく昇らせていく……。
破顔した彼が切れぎれの息を吐き出しながら口を開け、そしてついに……樹液を放出させていた。
歩美は顎をがくがくと震わせながら、薄目を開けて視界の向こうに歪んだ景色を眺めていた。お腹の中で子宮頚部に触れる亀頭が脈動するのが分かり、それが甘〜い波紋を発生させる。
余韻に浸りながら彼の背中に手を這わせ、彼のこれからの成長を期待しながら、思いがけず再会できた喜びを噛み締めていた。もう会うことはないだろうと一抹の寂しさはあるけれど、未来ある彼を見送るつもりでここを後にしようと歩美は思っていた。
それなのに彼は歩美を簡単に手放すつもりはないかのように、腰の躍動を再開させていく。
ちょっと待って、これ以上はもう………。
そんな歩美の心の叫びを察する洞察力を、彼が持ち合わせているわけはなかった。懸命に顔で拒絶を示すのに彼が腰を止めない理由、それは射精直後でペニスが敏感だから目を閉じてしまうのだ。
文字通り盲目の彼はそれでも快感を求め、包茎だった頃には実現しなかったセックスにのめり込んでいく……。
猿のごとく腰を振り続ける彼に歩美の顔は恍惚に染まり、熟女の飽くなき情欲を覚醒させていく。気持ち良くて、切なくて、呼吸が苦しくて、もうやめて欲しいのに抜いて欲しくはなくて、もっともっと、もっと………っと、底無しの色情が仮にも副看護師長の肩書を持つ自分を扇情的に煽り立てていく。
病院の中ではあくまでルールに従って仕事に従事をし、セックスはの中の一部に過ぎず、あくまで常識人として生きてきた。それも外に出てしまえば何の意味も成さず、自分のの渇望を満たそうとするただの女だった。
中を掻き回される彼の巨根が畑を耕すように快感を掘り起こし、官能の泉を沸かせていく。身体が浮き上がる感覚に背中を弓なりに反らせた歩美がオーガズムに沈む……。
少し遅れて彼の射精がはじまった。
びくんっ…びくんっ……と、最初のときと大差のない精液の量が吐き出されていく。
歩美に覆い被さることで重なった2人は互いの心臓の鼓動を感じ、波がゆっくりと引いていく中で、歩美はその余韻にたゆたう幸せに身を浸していた。
けれど女性と違って男性の彼は急速に引いていく身体の仕組みを持ち、若さが奮い立たせる。数分と絶たず、その腰を動かし始めたのだった。
覚めきらない身体に快感を色濃く残す歩美は再び喘ぎはじめ、短い登山を再開させる。早くも見え始めた頂上に向けて足の歩みが止まることはないままに、猛烈な快感をそれでも享受していく。
そして、何も分からなくなった………。
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