「ねえ、最近梅田先生、キレイになったと思わない?」
玲奈がマリナと純也にそう振ってきた。
放課後の教室。
残っている生徒は少ない。
純也はいきなり美子の話題でドキッとしたが面には出さない。
「わたしもそう思ってた、、、それに若々しいというか、なんか同性から見ても色っぽい感じがする、、、」
「うんうん、元々スタイルも良かったけど胸とかヒップが前より張ってるような気がする、、、」
こいつら良く見てるな、、、
確かに美子も恥ずかしそれにそう言ってた、、、
「純也くんはどう思う?」
「おい、俺にそういう話は振るなよ、、、」
「ほら、男の目からはどうかなと思って、、、」
「別に、、、元々先生はキレイだろう?」
ジト目で二人が見てくる。
「ふ〜ん、、、しれっとキレイだと言ったね?」
「うん、、、なんかイヤらしい感じで、、、広田くんって、もしかして年上好きのマザコン?」
「どうして、、、そうなる?」
普通を装い切り替えす。
「あれはオトコだね、、、オトコがいるね、、、」
突然エマが刺さり込んでくる。
「肌が艶々してるし、、、満たされてる感じ、、、」
こいつ、、、鋭い、、、
しかし二人は呆れた顔でエマを見る。
「あのさ、先生は結婚してるんだよ、、、」
「エマ、、、ヘンな言い方はダメだから、、、」
「まあそうだよね、、、きっと旦那さんと夜、イッパイ仲良くしてるんじゃない?」
「夜って、、、」
「イッパイ仲良くって、、、」
二人の顔が赤らむ。
「わたしも純也と仲良くシタいな、、、」
「始まったよ、おい、、、」
「それにエマ、またブラウスのボタンハズレでるよ、、、」
「そう、谷間見えてるから、、、」
「いいじゃん、見せてるんだから、、、それに純也の前だけだし、、、ねえ純也?」
「俺、見てないから、、、」
「ウソ、、、見てるじゃん、、、物欲しそうな目で、、、」
また二人がジト目で見てくる。
「ないない、それは絶対にない、、、」
「触りたいのミエミエじゃん、、、パイズリとか期待してるしょ?」
「パイズリ?!」
「広田くん!?」
「それはありませんよ、、、中島さん、勝手な推測はやめようね?」
「まあ、、、信じるけどね、、、」
歯切れが悪い、、、悪すぎる、、、
「本当だって、、、うん、こういう雰囲気は良くないと思う、、、もうよそうか?」
今度は3人がジト目で見てくる。
俺にどうしろと言うの?
「わたしさ、、、マリナや玲奈みたいに美人じゃないし、性格も可愛くないし、、、だから自分のスタイルで勝負するしかないんだよね、、、」
マリナは胸を突き出すようにして純也に向かってウインクした。
「じゃあまたね、純也、、、」
エマは教室を出て行った。
こういうところが憎めないんだよな、、、
「あれは本気だね、、、」
「いつの間にか普通に呼び捨てにしてるし、、、」
二人が同時に純也を見る。
相変わらずのジト目、、、
「純也くん、、、分かってるよね?」
「広田くん、、、分かってるよね?」
圧が凄い。
「分かって、、ます、、、」
よくわからないところもあるが、とりあえずそう応えておく。
「わたしだって、、大きいんだから、、、」
「わたしだって、、、」
「えっ?」
「「何でもない!」」
二人はハモった。
つづく
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