「すず…ゴメンなっ…気使わせちゃって」と言うと「ううん…平気だよ…私も楽しかったし」と言った。「黒毛和牛初めてって言ったけどホント?」と聞くと「うん…ホントだよ…家もすき焼きやる時は大体豚肉か安い牛肉だから…凄い美味しかった」と笑顔で言った。「それと…晃君が私ん家事普通の家だよって言ってくれた事…嬉しかった…」「嬉しかった?」「うん…ご近所さんがいつも「大臣」とか「大家」て呼ぶのが私には嫌だったから…」と言った。「そうだったんだ…何でいつまでも屋号で呼ぶんだろうな」と言う「土地の習わしだろうね」と言った。やがてすずの家に着いた。俺は相変わらずデカい家だなと思った。「晃君送ってくれてありがとうね」と言った。俺はすずを抱きしめ「大好きだよ」と言うと「うん…私も」と答えキスをした。「じゃあ…メールするね?」と言うと「うん…私も…気をつけてね」と言った。俺達はまたキスをしてから「おやすみ」と言い別れた。すずは俺が角を曲がるまで見送った。
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