俺は続けた。「すずの家が地主だったのはもう随分昔の話しだよっ…土地も殆ど売って親父さんも普通のサラリーマンなんだよっ…すずがここに来たら同じ事ずっと続けるのか?…すずはお嬢様なんかじゃないっ…だから普通に接しろよっ」と言った。すずは「晃君…ヤメテっ喧嘩しないで…」と言った。俺はすずの言葉で冷静を取り戻し「ゴメン…言い過ぎた…」と謝った。母は「…そうね…晃の言う通りね…すずさんの家が地主だったのは随分昔の事だったわね…私舞い上がっちゃって…ゴメンナサイねすずさん」と言った。すずは「お母さん…気にしないで下さい…黒毛和牛私も初めて食べたんで…ありがとうございます…ほらっ美味しいお肉が硬くなっちゃうから食べましょう…ね?」と気遣った。再び俺達は食べ始めた。その後は普通に戻り色々話しをした。ご飯を食べ終わり母が片付けを始めるとすずは「お母さん手伝います」と言い母を手伝った。片付けを終えすずは帰る事に。挨拶をして俺達は暗い夜道を歩き始めた。
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