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(無題)
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:(無題)
投稿者: 昌子
人の人生って、チョットしたきっかけで大きく変わって
しまうモノですよね。
以前の私は「そんな事は他人事、自分には関係の無い事」として
考えもしませんでした。

私は32歳。結婚4年目で、経済的には楽ではないけれど、
パートにも出てますし、やりくりしながらそれなりに安定した
生活を送っています。
子供が居ないので、その点も負担が少ないと思います。

夫とは以前の職場で知り合い、人当たりの良さと優しさに
惹かれて結婚しました。
派手なことは苦手ですし、ギャンブルもしません。
お酒も殆ど飲みませんし、タバコも吸いません。
嗜好や価値観も私と似ていて、今まで生活の中で衝突したことは
一度もありません。

そんな夫婦生活で、私が唯一不満に思う事。それは
夜の営み・・・なんです。

決しておざなりにされている訳でも無いですし、精力が弱い
訳でもありません。では、何故不満なのか・・・それは
お互いの体型の違いなのです。
夫は元々ラクビーの選手で、身長も体型も大きく、その身体に
比例したイチモツの持ち主です。
方や私は、身長も低く体型も大きくありません。
したがって夜のSEXの時、けっこうツライというか、
私に対して夫のモノが大きすぎるのです。

最初の内は(しばらくすれば慣れるはず・・・)と思って
いたのですが、やはり私にはオーバーサイズみたいで、
求められると正直(うわぁ~・・・)って思ってしまうことも
多いのです。

世間的には「贅沢言ってる」「幸せな事でしょ」と非難させる
かもしれませんが、受け入れる側としては、正直ツライんです。
(出血する時もありますし、股関節が痛む事も・・・)

それでも不倫だとか浮気だとかは、考えたことは無く、
その安定した生活にドップリ浸かっていて、その生活を変える
気持ちはありませんでした。
そう、去年の夏までは・・・。

去年の春、桜も満開になり暖かな日差しと爽やかな風に
誘われて、私は徒歩で買い物に出かける事にしました。
数日続いた雨と寒の戻りで、降ろすにおろせなかった
新しく買ったリーボックのスニーカーを、やっと降ろすことが出来た
からなのです。

それまで履いていた¥1980の無名スニーカーとは大違い!
軽くて衝撃も少なくて、足が勝手に前に前に進む感じがとても
素晴らしいんです。
我家の経済的には、痛い出費でしたが、その価値はあるとな~と
納得する履き心地でした。

スーパーまでの道のりで公園を横切るのですが、そこのデコボコ
した石畳も難なく歩けるし、春の陽気も手伝って私はウキウキ
気分でした。

買い物を終えての帰り道、行きと同じように公園を横切って歩いているとき
それまで軽やかに進んでいた筈の足が急に進まなくなり、
「え?」と思った次の瞬間、身体への衝撃といきなりドアップに
なった石畳が見えていました。
そう、私は子供のように転んでしまったのです。
前を見ると、石畳の上に散らばる買い物品・・・。
恥ずかしさのあまり、急いで立ち上がろうとした瞬間、
右膝に力が入らず、立ち上がることが出来ませんでした。

「イタタッ~・・・」
思わず右膝を手で押さえた時、手の平にヌルリっとした感じを
おぼえ、(まさか・・・)と思いながら恐る恐る手をどけて
見ると、黒いストッキングは無残に裂け、細かい擦り傷から血が
滲んでいました。それも結構勢い良く・・・。

たぶん、まだ新しいスニーカーに足が馴染んで無く、グリップ性能の
良いソールが石畳に引っかかってしまったのでしょう。
完全に私の不注意でした。

最初の内はヒザの痛みも痺れた感じでしたが、次第に痛みが
増してきて、血も止まる気配がありません。
私はその場に座り込んで途方に暮れていました。そのとき
「大丈夫でしか?」と男性の声が聞え、半べそをかきながら
声のする方へ視線を向けると、カジュアルな服装をした
30~40代ほどの男性が自転車に乗って駐まっていました。

私は震える声で「あの・・転んじゃって・・・」とだけしか
いえませんでした。
その男性は素早く自転車を降りると、
「大丈夫ですよ。取り合えず落ち着いて下さい。」
そう言うと私に肩をかしてくれて、近くのベンチまで連れて行って
くれました。

私を座らせると、散らばった買い物品を拾い集め袋に入れると
私の横に置いてくれました。
「怪我をなさっていますね。チョット待ってて下さい。」
そう言うとその男性は、自分の自転車まで戻り、自転車のカゴから
自分のバックを持ってきました。

男性はバックを開けると、半透明のプラスチックケースと
ペットボトルのミネラルウォーターを取り出して、
「応急処置だけしか出来ませんが、取り合えず血は止まるはずです。」
そう言うと、傷口をペットボトルの水で洗い、消毒液で消毒し、
脱脂綿とガーゼで傷口を覆い、持っていた恐竜柄のバンダナ
(手ぬぐい?)で縛ってくれました。

処置を受けている間、この人が格好いい人だったら、まるで
ドラマみたいで素敵だろうな~・・などと不謹慎極まりない
妄想をしてしまいましたが、残念ながら特に格好いい訳でも無く、
かといって不細工と言う訳でも無い、極々普通の人でした。
(私も人様の容姿を言えるほど綺麗な訳でもないのに・・・)

処置を終え、その男性は私の前にしゃがんだまま、立とうとは
しませんでした。ただ顔を伏せたまま
「立てますか?」とだけ聞いてきて、私は恐る恐る立ち上がると
痛みは残っていましたが、出血も収まりなんとか歩けそうでした。
「ありがとうございます。これで何とか帰れそうです。」
「そうですか・・・あまり痛むようでしたら病院に行って下さい。」
「あの、それで・・お礼なんですが」
と私が言いかけた途端、その男性はベンチに横たわって
しまいました。

(え?・・・なに?・・)私は状況が把握出来ませんでした。
「あのぉ~・・・だいじょうぶですかぁ?」
そう言ってその人の顔を覗き込むと、男性の顔色は真っ青で、
虚ろな目つきになっていて、
「だいじょうぶ・・です。・・しばらく休めば・・・」
そう言ったきり、その人はそのまま動かなくなってしまいました。

そのまま立ち去る訳にもいかず、私はベンチの空いているスペースに
座って待つしかありませんでした。
15~20分ほど経った頃、その人はベンチから起き上がり、
「ふぅ~・・・ふぅ~・・・」と何度も深呼吸して、
「いやぁ、お恥ずかしい姿をお見せしました~」と
バツの悪そうな顔をしながら、ポリポリと頭を搔いて
「実は怪我とか血とか見ると貧血を起こしてしまうんです。」

白馬の王子様、とはいかないまでも、あまりの三枚目ぶりに
私は思わず吹き出してしまい、その人も
「いや~面目ないです。ここで颯爽と立ち去ったら格好いいのに
 小説や映画のようにはいきませんね。ハハハッ。」

「お宅は近くですか?ひとりで帰れそうですか?」
「あ、はい。もう大丈夫です。」
「そうですか。それでは私はこれで。」
そう言うと自分の自転車に乗って去ろうとしていたので
「あの、治療費というか・・・お礼がしたいのですが。」
「それでしたら、同じように困っている人が居ましたら
 手助けしてあげて下さい。自分もそうやって助けて
 もらった一人なので。」
そう言うと、その人は自転車を走られ去っていってしまいました。

しばらくヒザは痛みましたが、病院に行くほどでも無かった
ですし、傷口も化膿しませんでした。
数日後、私は薬局で携帯用のファーストエイドを購入し
縛ってもらった緑色の恐竜柄の手ぬぐいを、いつ会っても
返せるように綺麗に洗濯しお礼文と一緒に持ち歩いていました。

ですが、たまたま通りかかった人と出会える確率は低く、
出来る限り、同じ曜日の同じ時間帯に買い物に出かけ、
公園を通るようにしましたし、時にはしばらくベンチに座って
待ったりもしましたが、その時の男性は現れませんでした。

もちろんそればかり気にしているわけにもいきませんし、
その人に特別な感情は、その時はまだありませんでした。
ただ、私の中でこのままでは収まりが悪く、せめて手ぬぐい
だけでも返して、改めてお礼を言いたい。ただそれだけでした。

全然官能的な所もないまま、前説だけで長文になって
しまいました。(o_ _)o

続きはまた・・・。

 
2013/03/14 21:46:46(v/NX1Snn)
2
投稿者: 昌子
中途半端に終わってしまいました。ごめんなさい。
続きを書きますね。

お礼を言うために、あの時の男性を何となく待ち続けて
梅雨が来てしまい、そろそろ夏の兆しが訪れた頃、
私は殆ど諦めていました。
考えてみれば、何処の誰とも知れぬ人を待っても仕方が
無いし、そもそも無理があったと思い始めていました。

梅雨も明け、夏本番を向かえたある日のこと。
私はいつもの様にスーパーに買い物に出かけました。
とはいっても、その頃にはもう時間帯を合わせてたりは
せずに、普通に自分の都合で出かけていましたし、
徒歩では無く、自転車で買い物に出ていました。
正直、その男性のことは忘れていたと言って良いほど
でした。

レジで精算を済ませ、品物をトートバックに入れ替えている時、
私の後ろを通り過ぎた人から、何となく懐かしい匂いというか、
雰囲気というか、少し気になる感じがして、何の気なしに
その人の方を見ると、(ん?・・あれ・・・どこかで・・・)
でも、誰だかはわかりません。

(気のせいかな?)
そう思い、私はスーパーを出て、駐輪場に向かいました。
クーラーの効きすぎた店内から出るとムンッとする夏の
暑さにウンザリしながら自転車まで行くと、
先ほどの人が自転車のカゴに、買い物袋を押し込んでいました。
その後ろ姿を見て、(あれ~・・やっぱり何処かで・・・)
その時、ハッと気が付きました。あの時の男性だと。

私は思わず「あっ!」と声を上げてしまい、男性はその声に
驚いた様子で、ビクッと肩を振るわせて、こちらを
振り向きました。
春の時とは髪型も違っていて、眼鏡も掛けていました。
うっすら日焼けもしていましたが、間違いなくあの人
でした。

その男性は、最初私が誰だか分からない様子でしたが、
「あぁ~、公園の!?お怪我は大丈夫でしたか?」
と少しはにかみながら柔らかく笑っていました。
「はい。その節はお世話になりました。」

その場で立ち話しをするにしては、夏の日差しと暑さで
汗だくになってしまいそうでした。その事はその人も
分かっていたようで、直ぐに近くのファミレスに入る
事を誘われ、私も同意しました。
お互い買い物品を持っているので、長くは話せない
ですし、20分くらいなら問題ないと思ったからです。

その人は正樹さん(仮名)と言い、年齢は48歳でした。
ぱっと見は30代後半と言っても通りそうですが、
前髪やもみ上げあたりには、かなり白い物が混じり
はじめ、言われてみれば年相応かな・・・?と思えなくも
ありませんでした。

私は預かったままの手ぬぐいを返したいと伝えましたが、
彼は「気にしなくて結構ですよ。」と笑って取り合って
くれません。それに、
「奥様なんだから、私のような男と親しくならない方が
 賢明でしょう。世間の目というのは怖い物ですし。」

聞けば、彼は30代の時に離婚をし、それ以来男一人で
暮らしているとのことでした。
公園の時の貧血で倒れた時とは違って、実に落ち着いた
口調で話し、あの時の雰囲気はありません。
そして、どことなく沈んでいる様子を私は感じて
いました。

その時、私が手ぬぐいを持っていれば、それで終わった
筈でした。ですが、殆ど忘れていた私は少し前から
持ち歩くのを止めてしまっていたのです。

彼が拒否るのを私が押し来る形で、もう一度会って
お返しする約束を取り付け、翌週の同じ時間に
このファミレスで落ち合うことにしました。

私は彼と再会するまでの日々の中で、色々思いを巡らせ
はじめ、私の中で彼の存在が次第に大きくなっていくのを
感じていました。
世間一般的には、特にこれと言って特徴の無い人です。
実年齢よりは若く見えますが、服装もオシャレでも無く
ブランド品を持ち歩いている訳でも無く、身長も
高くてスタイルが良いわけでもありません。
なのに、なぜこんなに気になるのか、私にも明確な
答えが導き出せませんでした。

約束の日、私がお店に着くと彼はすでに到着していて
一人で文庫本を読んでいました。
席に着き、私は早速お借りしたままの手ぬぐいの入った
紙袋を彼の前に差し出しました。
彼は中を確かめると「確かにお返し頂きました。」
と答え、一緒に入れておいたお礼文を開いて読み、
その途端、表情が暗くなり、厳しい表情で
「こういう事をしてはいけませんよ。」
そう言って、そのお礼文だけ私に戻しました。

「え・・・でも・・あの・・」
「関わり合わない方が良いと言った筈ですが。」
彼の感に障ったのは、前日にお礼文に付け足した
私の携帯アドレスの事だと直ぐに分かりました。

「でも、良いじゃないですか?メアドくらい・・」
「貴女・・・昌子さんですね。貴女は家庭持ち、
 私は男一人のヤモメ暮らし。親しくならない方が
 良い。」
正直、自分でも良く分かっていませんでした。でも
このまま別れて二度と会わないのは・・・何というか
取り返しが付かなくなる気がしてなりませんでした。

しばらくの間、押し問答が続きました。夫ともこんなに
衝突したことが無かった私は、妙に熱くなってしまい、
引くに引けない状態にまで興奮してしまって、
殆ど強引に彼を説き伏せてしまったのです。

帰宅した後、私は過ぎた自分の対応に後悔し、
教えてもらったばかりのメアドにお詫びのメールを
打ちました。
ですが、彼からの返事はありませんでした・・・。

それからの私は、彼にメールを打ち続けました。
私の事、その日にあったこと、時には
「おはようございます」や「おやすみなさい」など
一行だけのメールまで・・・。
返事は無くとも、とにかく繫がっていたい・・
ただそれだけでメールしていたように思います。

その間、夫との営みは当然ありました。でも、
以前以上に受け入れるのがツラク感じ始め、気持ちも
乗らなくなっていきました。
にも関わらず、それまで殆どしたことがないオナニーを
するようになってきて・・・そして思い浮かべるのは
決まって正樹さんとの行為・・・でした。

夫との関係、メールの返事すらくれない男性、それまで
感じた事の無い性欲への渇望・・・、
私は状況と自分の変化に戸惑い、どうして良いのか
分からなくなり始めていました。

そして夫との性生活の不満をメールで書くようになって
しまったのです。
(どうせ返事もくれないし、会うことも無いかもしれない
 なら好き勝手に書いちゃえ!)
そんな破れかぶれな気持ちだったと思います。
とにかく、日を追う事に内容は赤裸々になってゆき、

「今日は正樹さんとエッチする事を妄想しながらオナニー
 しちゃいました❤」
「一緒にお風呂に入って、洗いっこした後、そのまま
 お風呂でセックスする事を思い浮かべながらお風呂で
 オナニーしました。」
など・・・。
普通では考えられないようなメール内容です。

そんなメールが8月の末まで続いたある日、一通のメール
が私の元に届きました。
「読んだら直ぐに削除するように」から始まるその
メールには、ただ一言だけ
「剃毛しなさい」とだけ書かれていました。
「夫との行為があるのでそれは無理です」とReしたのですが
それに対する返事はありませんでした。

私は困惑しました。やっと来た彼からのメールは
ただの一言だけ。しかも剃毛なんて・・・。
それでも、私は剃毛しない理由よりも、剃毛しても
怪しまれない理由を探していました。

そして私は実行してしまったのです。夫には、
「この暑さで汗疹が出来てしまったので、少し
 短く切りそろえる」
と前振りをしておき、数日後
「中途半端に切ったらチクチクして余計にカユイから
 一度綺麗に剃ってみるね。どうせ貴方しか
 見ないんだし。」
そう言って、綺麗に剃毛してしまったのです。

真面目な夫には受け入れにくいようで、
「なんだか、変だな・・・あるはずの物が無いと。」
そう言って、それ以来あまり求めて来なくなって
きて、それと反比例するように私の性欲は増して
いきました。

オナニーの回数も生理の時以外は、殆ど毎日になって行き
時には日に2度もすることがあるほどになって
しまいました。
その事もメールで知らせると、また同じタイトルのメールが
届き
「除毛剤などを使用して、常に綺麗にしておくこと。」
ただそれだけでした。

それでもツルツルになったアソコに自分自身も妙な
興奮を覚え、もう陰毛を生やさないようにしよう。
正樹さんがそれを求めるなら。
そう思い始めてしまっていました。

また長文になってしまいました~・・・。
今日はここまででごめんなさいです。(o_ _)o

13/03/15 11:06 (hUTGhAlB)
3
投稿者: 昌子さんのファン
昌子さんはじめまして。
勝手にファンを名乗らせて頂きました。

是非、正樹さんとの今後の展開を綴って下さい。

正樹さんのたった一言の命令で剃毛までしてしまった昌子さんが正樹さんとどうなるのかとても気になります。

続編よろしくお願いします。
13/03/15 18:36 (SVmWI8CU)
4
投稿者: (無名)
焦らしますね…

続きを期待してますのでお願いします!!
13/03/15 22:50 (63AX8uzR)
5
投稿者: 昌子ファン2号
久しぶりに良い内容!是非とも続きを!
13/03/16 14:32 (f9pXXCBg)
6
投稿者: たくみ
文章がうまいですね。後半期待してます
13/03/16 14:55 (K7WBBNIZ)
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