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潜在欲
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:空想・幻想小説
ルール: あなたの中で描いた空想、幻想小説を投稿してください
  
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1:潜在欲
投稿者: おまめ ◆aMZjZGi0eE
心の中、頭の中、
誰にも覗くことは出来ない
金銭欲、名誉欲、物欲、征服欲、性欲、
自分だけの秘密

いつの頃か妄想と現実の区別がつかなくなり、ごくごく一部の人間が理性を無くし、はち切れんばかりの欲望が暴発させる。


男、30歳、既婚、子供は4歳の女の子一人。
妻は28歳。
大学入学時に付き合いだして、卒業、就職して1年で結婚。

妻は出産、子育てで夜の相手してくれる回数は月に多くて3回程になってしまい、
悶々とした日々を過ごしていた。


男は自らを「ゼツ」と名乗った。

2015/11/29 07:07:45(UsICG8JH)
82
投稿者: おまめ ◆aMZjZGi0eE
私立探偵でも、

シャーロック・ホームズでもない。


ストーカーの頭のイカれた奴!



サチエさんは

どうなるのだろう?


何も知らずに仕事を終えて


英会話に行き


いつものように帰ってくる



何も知らずに、




15/12/28 17:35 (orxNhp/L)
83
投稿者: おまめ ◆aMZjZGi0eE
11月11日

月曜

天気予報では


夜から雨の予報である

時刻的には夜10時ぐらいから降りだす

局地的に降る可能性有りとの予報であったが


20時10分前後


ポツポツと雨が降ったり止んだりの繰り返しの中


傘をさして


歩く男の姿が






もちろん、




ゼツである!
15/12/29 04:54 (pnPDHLU/)
84
投稿者: おまめ ◆aMZjZGi0eE
ポツポツと雨が降ったり止んだり程度で、男の人なら傘をさして歩く人も少ないだろう。

ゼツの記憶の中では夜の10時ごろからの雨と覚えてるが

実際には11時ごろからの予報だったはず。


11月1日夜11時


すべてが覚えやすい日付と時刻であったが




後々、


ゼツの記憶違いの10時頃から本格的に雨が降る事になる。




15/12/29 05:06 (pnPDHLU/)
85
投稿者: おまめ ◆aMZjZGi0eE
20時23分



マンション建設予定地に着く



ちょうど


サチエが駅に着く時間である


あと

10分もすれば


ゼツは



れっきとした



犯罪者になるんであろうか?



1週間前の月曜は



宅配便のトラックに邪魔をされた訳だが


ゼツは


今日は大丈夫と自分自身に言い聞かせるように



ポケットの物を取り出す。


ポツポツと降ったり止んだりを繰り返していた雨は完全に止んでいた。






15/12/29 05:18 (pnPDHLU/)
86
投稿者: おまめ ◆aMZjZGi0eE
旅先で前を行く人が入場券の半券をヒラヒラと落とし拾いあげて、ニコッと微笑み渡したゼツ。

そんな優しい親切心を持ったゼツが大それた事を考え、しようとしている。




あの時、ゼツは閃いたのである。


ニコッとしたのは、ヒントをありがとう!と言う意味だったのだ。

目の前でヒラヒラとしたものを落とすから拾いあげてみたが、
普通に半券だけが落ちてても拾う事は、まずしないだろう。


だけども



物が違えば、どうだろう?



道端に落ちてて、足を止めてまで
確実に拾いあげて確認するであろう物。





お金もしくは、財布である!



そう、旅先で買った黄色い長財布をポケットから取り出したのである。

風水的に幸せを呼ぶ黄色い財布。

幸運、好運を呼ぶ財布。

暗い夜道にその存在感は圧倒的であろう。

数メートル先からでも、何かが落ちてると気付くだろう。



近付けば近付くほど、財布であるのが解るだろう。

車が来たとしても、車が通り過ぎるのを待ってでも、

近づき拾いあげて、中身を確認するだろう。

5秒、10秒と足が止まるはずである。


この財布を横断幕が途切れる半歩先に落としておけば容易に引きずり込むことが出来るはず!

入口から一番近い所を自ら選んで歩くはずである!

サチエが手にした財布を愛用できる!


俺にとって


幸運好運を呼び込む財布。


ゼツは

本当にイカれた野郎だ!
15/12/29 06:06 (pnPDHLU/)
87
投稿者: おまめ ◆aMZjZGi0eE
20時31分

少し早い気がしたが

フェンス入口の横、半歩先に長財布を置く


置いてすぐ33分に早足で歩いてくるグレーのブーツ

サチエである


雨が心配なのだろう急ぎ足である。

道の中央付近を急ぎ足で歩いていたが

次第にゆっくりとなり


フェンス際に近づいてきた。


足が止まった!


財布を拾いあげて、中身を確認してるんだろう。


ゼツは余裕で背後から近付く。



サチエは、ハッとしたように驚き振り返る。



ゼツは

その財布、


サチエは

あっ、落ちてましたよ



財布を前に差し出す




その差し出した手を


力一杯に掴み引き寄せたかと思うと

羽交い締めに口を塞ぎ


騒ぐな!




プレハブ小屋の裏まで引きずり込んだ!





15/12/29 08:06 (pnPDHLU/)
88
投稿者: おまめ ◆aMZjZGi0eE
ゼツは無我夢中で

自分が何をしてるのか解らない


が、

声を出されるとマズイ


それだけが頭にあり

手に力が入っていた!
15/12/30 06:24 (e34mEKNt)
89
投稿者: おまめ ◆aMZjZGi0eE
時刻は

21時43分

約一時期


ゼツは


4回も


白い体液を出していた



身繕いしながら


サチエを見下ろす



破れた黒いストッキングから覗く肌の白さ


引きちぎられたピンクのショーツにブラ

 

思ったより

中身は毛深くて


黒ずんでいた



じっとりとした物が頬を濡らす

 
ゼツの汗であった


もうひとつ冷たい物が頬を濡らす


雨がポタポタと落ちてきたのである


ゼツは


奥の


破れた金網の所に行き

小銭入れを取り出すと


その抜け道の先に


Rと書かれたボタンを無造作に放り投げた。


雨足は次第に強くなり


傘をさし


抜け道からでなく



正面から


堂々と帰って行く。


サチエを残して





15/12/30 06:37 (e34mEKNt)
90
投稿者: お任せ ◆aMZjZGi0eE
ゼツが帰る頃には雨が激しくなりだした



ゼツは

家に帰ると 

真っ先に風呂に入る



風呂に入ると



脳裏に


瞼に



焼き付いた



新鮮な



画像を


楽しむように




自慰に



ふける






ドックンドックンと


15/12/30 19:29 (D4AREYXi)
91
投稿者: おまめ ◆aMZjZGi0eE
ゼツは一体全体何を


脳裏に焼き付け瞼に焼き付け


自慰にふけってんるんだろうか?
15/12/30 19:36 (D4AREYXi)
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