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1:祖母・昭子
投稿者:
雄一
女の人の、男子として妙に気持ちをそそられそうな甘い化粧のような匂いを、
僕は鼻孔に感じ、同時に薄くすべすべとした布地の感触を通して、人肌の温み を頬肉の表皮に感じさせられて、茫漠とした気持ちで薄目を開けた。 すぐ間近に人のような気配を感じ、顔を少し動かせて目を大きく開けると、 畳に寝転んでいる僕の身体に、誰かが覆い被さってきているようだった。 開けた目の真ん前に、薄い水色のすべすべとした布地が揺れていて、その布 地の中の人肌の温みが、感じのいい化粧の匂いを含ませて、僕の顔のあたりの 空気をほんのりと包み込んできているのだ。 少し慌て気味に顔を上げた時、僕の鼻先と頬に水色の薄い布地の中の柔らか い肉が触れてきたのがわかった。 居間の畳の上に僕は身体を横たえて、うたた寝よりももう少し深い眠りの中 に落ちていたのだ。 そこへ風呂から上がってパジャマ着替えた祖母が来て、寝入っている僕にタ オルケットを掛けてくれていたのだ。 寝がえりか何かでタオルケットがずれたのを、祖母がまた掛け直してくれる のに身体を僕に寄せてきた時に、僕が目を覚ましたのだった。 「風邪ひくわよ、こんなとこで寝ちゃ」 身体を少し離して、祖母がかたちのいい唇から白い歯を覗かせて微笑んでき た。 「あっ、ごめん。婆ちゃんにおやすみの挨拶しようと思っ てたら、つい寝込 んじゃった」 「そんな気を使わなくていいのに」 「あ、それとね、婆ちゃんにいい忘れてたことあって」 「何、いい忘れててことって?」 「あのね、僕の発見なんだけど…演歌の歌手でね、三味線抱えて歌う人で、 その人の顔が婆ちゃんにそっくりなんだよ。名前はたしか…長山、何とかってい う人。スタイルも婆ちゃんと一緒で小さくて奇麗な人。何日か前にテレビに出て たんで母さんにもいったら、驚いてた。」 「そうなの。婆ちゃん喜ばなくちゃいけないわね」 「ああ、そういえば、婆ちゃんの娘の母さんもチョイ似てるね。でも婆ちゃん はほんとに瓜二つだよ」 「はいはい、もういいから早く寝なさい」 「うん、おやすみ」 他愛のない話を祖母とし終えて、寝室の布団に身体を横たえると、現実の状況 がすぐに僕の頭にもたがってきた。 竹野という男のことだった。 当然に、僕はまだ竹野本人には会ってはいなくて、知っていることといったら、 年齢が祖母よりも二十二も年下の四十二歳で、例の高明寺のお守り役として働い ていて、坊主頭であることと、性格的には自分の書いた下品で下劣としか思えな いような拙文をわざわざ祖母にメールに書き写させて、それを読ませたりとか、 相当な偏執狂のような面があったりという変人的な人物のようである。 祖母のスマホのメール情報では、過去に離婚歴があり、この村へは四年ほど前 に流れ着いたとのことだが、それまでの住まいとか仕事歴はわかっていないよう だ。 祖母との性の関係もそうだが、推測するまでもなく、所謂SM嗜好者であるのは 間違いないようだ。 性の問題は、たかだか十六歳でしかない、著しく若輩の僕が偉そうにいうべき ことでないことはわかっているので、どうこうと意見はいわないが、SM嗜好その ものについては、僕自身は侮蔑や軽蔑の対象外だと胸の奥では密かに思っている。 恥ずかしいことだが、思春期真っ盛りの一年ほど前のある時期、僕は女性の生 理について、唐突に歪んだ好奇心を持つようになり、自宅の便所の汚物入れにあ った自分の母親が捨てた汚物を手に取り、テッシュに包まれたものを開いて、赤 い血や黄色い沁みを見て、訳もなく興奮したことがある。 人はさまざまなのだと僕は思う。 つつましく穏やかで清廉な僕の祖母を、恥ずかしく凌辱し虐げる竹野という人 物には、憎悪や嫌悪や憤怒といった感情が、何故かあまり湧いてきていないこと に内心で少し驚いているというのが、僕の正直な気持ちで、肉親である祖母には 申し訳ないのだが、性行為に伴うSM嗜好への興味の思いのほうが強いのかも知れ ないと恥ずかしながら思っているのだ。 「明日の夜ね、婆ちゃん、また寄り合いがあるの。雄ちゃん、留守番お願いね」 祖母の口から待望(?)の言葉が出たのは、それから三日後のことだった…。
2023/01/27 22:12:19(7WqPo0xO)
投稿者:
(無名)
尼僧さんも凄いですね。義理の弟や竹野に犯され、昔の教え子とSEXし、湯川と愛し合い、今はまた義理の弟に毎晩、犯されてるのかな。そして雄一さんにも狙われてるという五十路熟女の性春を謳歌してますね。
23/03/08 22:59
(tFVZUHR6)
投稿者:
雄一
結局、私が湯川に死ぬと思うくらいにつらぬかれ、死ぬと思うくらいの絶頂を
極めさせられた、汗や匂いも含めた愛欲の形跡もまだ生々しい布団で、教え子の 野川君と二人で寝ることになった。 竹野と湯川の二人は缶ビール何本かを持って、早々に別の間へ引き払っていっ た。 「私、お風呂にも入ってないし、このお布団も汚れているし、野川君、嫌でし ょ?」 と声をかけた私に、 「今夜は、僕はもういいです。さっきの先生の、あんな激しいの見ちゃって… もうあれで降参しましたよ。…それより、先生と昔の話がしたいんですけど、い いですか?」 「わ、私のほうこそ、教え子のあなたの前で、あんな恥ずかしいところばかり 見せてしまって…ほんと、穴があったら入りたいくらいなのよ」 私の年齢が三十五歳で、結婚はまだしていない時、その中学校で三年生になった 野川君の担任だった。 成績も中くらいで、おとなしく目立たない生徒という印象くらいしか私にはなか ったのだが、野川君のほうは私のことをよく覚えていてくれて、私自身も思い当た るエピソードを幾つか、懐かしそうな目で話してくれた。 「一つだけ、先生に確認したいことがあるんですけど…」 言葉の最後を濁すようにして、野川君が私の目を見つめてきた。 私の頭の中で、ピンと何かが響いた。 もういいです、と野川君が自分からいい出したことを、引っ込めようとしたので、 「…あの時の私に出た噂のこと?」 と私から聞き直した。 布団の中で片手だけを握り合いながら、親と子が寄り添うように枕を並べていた 二人だったが、 「あなたがどの程度知っているのかしらないけれど、あの噂は全部、本当のこと よ。さっきの私の恥ずかしいとこ見られてて、あなたに嘘の上塗りはできないわ。 聞きたい?」 私の横で、野川君が喉をごくりと鳴らして、首だけ頷かせていた。 枕元のスタンド一つの灯りだけで、薄暗い天井に目を向けて、私は大きな息を一 つ吐いて口を切った。 野川君が三年の時の、夏休みだった。 日直で私が学校の職員室にいる時、私宛の一本の電話が入った。 担任しているクラスの女子生徒からだった。 「どうしたの?」 と普段通りの声で問い返すと、 「せ、先生、助けてっ」 といきなり切羽詰まったような声が聞こえてきた。 女子生徒の名前は金井美紀といって、生徒会の副会長をしているくらいに活発で、 学校の成績も優秀な生徒だった。 背も他の女子生徒より高く細身で、目鼻立ちがくっきりしていて、少し大人びた ような美人顔をしている。 その金井美紀が夏休み前の六月初旬頃、私に相談があると思い詰めたような顔で クラス担任の私の前に立ってきた。 いいにくい話だというので、私は彼女を私の住むアパートに呼んで話を聞いた。 同じ中学校で森岡剛という男子生徒がいた。 私の担任するクラスの隣のクラスで、私が受け持つ国語の授業では、いつも机に 突っ伏して寝ている生徒だ。 その男子生徒にある日、突然、交際を申し込まれ、それを断ると、今でいうスト ーカーのように付きまとわれて困っているということだった。 私もその森岡剛という不良生徒の乱暴狼藉ぶりは耳にしていた。 生徒間だけでなく、教職員の間でも有名になっている不良番長で、大人以上のが っしりとした体格と粗野な性格で、暴力行為で警察にも何度か補導歴のある問題児 だった。 金井美紀のその話を聞いて、私は最初にその生徒の担任教師に相談を持ちかけた のだが五十代半ばの担任教師は、相手が名うての不良生徒ということで、何も処断 できないまま、日にちだけが無駄に過ぎた。 金井美紀へのストーカー行為は相変わらず続き、活発だった彼女の表情も日増し に暗くなっていたので、私が直接、不良生徒の森岡剛に会って面談することにした。 学校内での面談と考えていたのだが、森岡剛のほうから、話を真面目に聞くから 自宅まで来てほしいと少し殊勝な連絡が入ったので、日曜日の午後に、私は彼の家 を訪ねたのだ。 住宅地に建つマンションの三階が、彼が母親と二人で暮らす住家だった。 母親は何年か前に離婚しているのだが、女性の身ながらどこかの不動産会社の役 員をしているとかで、そのマンションも少し高級な感じの内装だった。 私がそこを訪ね、玄関を上がった時、森岡剛はジャージの上下の身なりで、母親 が会社の仕事で出張しているのでといって、大きな手で麦茶を私の前に出してくれ た。 そして、私の意識はそこで間もなく途絶えたのだ。 気づくと、私はどこかのベッドの上に横たわっていた。 全裸だというのがすぐにわかった。 仰向けになった私の真上に、森岡剛のほくそ笑んだ顔があった。 咄嗟に動こうとした私の、身体の真上の森岡剛のがっしりとした身体が、突き上 げるように動いた時、 「ああっ」 と私の口から予期しない声が漏れ出た。 下腹部のほうに奇妙な違和感があった。 森岡剛のものが、すでに私の身体の中深くに押し入ってきていることを、そこで 初めて私は知らされた。 両腕が森岡剛の両手で強く抑え込まれていて、全裸の身の私にできる抗いは何一 つなかった。 そしてそれどころではない、驚きの感情が私の胎内のどこかから、止めようもなく 湧き出てきていることを知らされ、狼狽と戸惑いと動揺の三つの大波の中に引き込ま れる寸前にいたのだ。 自分の思考の整理が、私の頭の中でまだつかないでいるところに、森岡剛の下から の突き上げが止まることなく続いていた。 気持ちいい、というはしたなく信じ難い言葉が、私の身体と心の中に浮かび出てい た。 異性との身体の接触の行為は、結婚もしておらず恋人もいない私自身、この何年間 かは一度もなかった。 しかし正直いって、女としての身体の疼きのようなものを感じることは、何回もあり、 密やかに自分で出来る範囲での処理はしてきていた。 恥ずかしいことを密かに妄想し、つつましくする自慰行為だ。 それが何の予告もなく、また意に染む染まないでなく、一気に自分の身に、今、降り かかってきているのだ。 相手は二十前後も年 下の若者だ。 「ああっ…」 身体の下のほうからの、男からの間断のない突き上げに、私の身体のどこかが順応し 始めていた。 若者か大人かわからないような森岡剛の顔が、私の顔の間近に見えた。 「ううっ…むむっ」 森岡剛の唇で私の唇は塞がれた。 力を込めて閉じようとした私の歯は、彼の分厚い舌で苦も無くこじ開けられた。 上からも下からも、私自身、ほとんど経験したことのない、女としての愉悦が私の全 身と心を責め立ててきていて、ここを訪ねてきた目的すらがどこかに消えそうに、いや、 もう消え失せていた。 ああ、私は今、犯されている。 自分より二十も年下の、中学生の男子につらぬかれている。 それでも、私は…私の身体は、気持ちとは裏腹にはしたなく感じてきてしまっている。 自分で自分の理性が立ち消えていくのがわかる。 この唐突に湧き上がった官能の渦の中に、このまま身を沈めたいと、私の心のどこか が思っていた。 唇が離れた時、大きな吐息と一緒に、 「も、もっと激しく突いてっ…」 と私は叫ぶようにいって、森岡剛の太い首に両腕を巻き付けていった。 「ふふ、おばさん先生よ、二度目になると反応早いな」 思いがけない彼の言葉は、私をひどく動揺させた。 私が意識を失くしている時に、森岡剛にすでに私の身体は餌食になってしまっていた のだ。 さらに彼は日寝た口調で、 「最初におばさん先生のおっぱい揉んでたらよ、いい声すぐに出してきてな。それで パンティ触ったら、もう湿ってやんの。あんた、よっぽど飢えてたんだね」 と追い打ちをかけるようなことを、半ば呆れ顔でいってきたのだ。 「い、いやっ…い、いわないで」 主導権はハナから十五歳の中学生の森岡剛にあった。 私は自分の敗北と、十五歳の少年に屈服の証の声を挙げ、ベッドの上で四つん這いさ れた時も従順な態度で応じ、女としての悦びの声を、長く室の中に響かせ続けていた。 「金井美紀のことは、あんたの顔、じゃない、ここを立ててすっぱり諦めてやるよ。 その代わり、あんたは今日から俺の奴隷だ、わかったか?」 黙りこくったまま剥ぎ取られた衣服を身に付けていた私に、森岡剛は煙草の煙を吐き 散らしながら平然とした顔でいってきた。 私はやはり黙ったままで、首をこくりと頷かせるだけだった。 それからは二日か三日に一度のペースで、私は森岡剛に抱かれ続けた。 学校の理科実験室に来いといわれ、昼の休憩時間の間にスカートを捲られつらぬかれ たり、放課後の部室でマットに這わされて犯されたりと、自由自在に私は弄ばれた。 このことが学校内の噂になるのに、長い時間はかからなかった。 その噂に私は何の答弁もしないまま、教師の職を辞した。 十五歳の森岡剛を、私はいつか一人の男性として愛してしまっていたのだ。 私の発言で、まだ若い彼の将来を踏みにじりたくはないと思った。 私が退職してからも、森岡剛は私を捨てはしなかった。 頻度は月に一、二回程度に減ったが、私の身体を乱暴に抱いてくれた。 若過ぎる彼がどこでどうして手に入れてくるのか、私が見たこともないような性具や 縄を持ってきて、お前の身体は虐げられて燃える身体だ、といって私を虐め尽くしてく るのだった。 そして森岡剛との別れは唐突に来た。 彼が無免許でオートバイを乗り廻していて、国道で大きなダンプカーと朱面衝突をし てあっけなく即死してしまったのだ。 無論、私は彼の葬儀には出ることはできなかったが、何もない平日のある日に、私は 一人で花を手向けにいった。 「色々大変だったんだね、先生も」 「先生なんてもう呼ばないで。死にたくなっちゃうわ…」 尼僧の日記はそこで終わっていた。 時計を見ると四時半を過ぎていて、スマホに母からのメールが届いていた。 (母、急な残業で遅くなります。お父さんも急な出張で大阪一泊って。何か食べといて) 放任主義もここまで来ると…。 尼僧の長文日記を読んだ後で、吉野氏の私小説は少し重いので、祖母か国語教師か悩んで、 祖母の番号をスマホ画面に出す。 三回ほどのコールで祖母は出た。 すぐに泣きそうな声。 両親に見捨てられ夕食もないと僕がぼやくと、 「可哀想…」 また半泣きの声。 「昭子」 僕が急に声の調子を変えてそう呼ぶと、祖母は少しの間黙ったが、 「はい…」 と従順な声を返してきた。 僕の心に燻り潜んでいる嗜虐の油に火が点き、祖母を言葉で嬲りたい気になった。 「俺がいないと、昭子は寂しいだろ?」 「は、はい」 「寂しい時はどうしてる?」 「え…あ、あの」 「正直にいえよ」 「…あ、あなたの…し、下着を」 「俺の下着?…下着って何だよ?」 「あなたの下着を一枚残しておいてあるの…」 「何だいそれ?」 「あ、あなたが、私の下着で…何かしてたでしょ?」 祖母の声を聞いて僕は大いに狼狽えた。 「それに箪笥の抽斗…」 「し、知ってたの?」 「せ、洗濯機に私が置いた場所が違ってたから…」 「うーん。…で、俺の下着がどうだって?」 「あなたの匂いを…嗅いで寝ています…」 「ま、まるで変態だな」 いいながら、自分のことは棚に上げてることに気づいた。 「今度の連休楽しみにしてろ」 「いい話、聞かせてやる」 尼僧との妖しいレズ関係を念頭において、僕は祖母に謎を残して電話を切った。 もう少し恥ずかしく虐めるつもりだったのが、何か相撲技のうっちゃりを喰わさ れた感じになってしまい、面白くない思いで、僕は台所に行き、今夜の食料を探し た…。 続く
23/03/09 22:20
(Gs9SAyNB)
投稿者:
雄一
奥多摩行きを明後日に控えた日の午後、僕は国語教師の沢村俶子の住むマンション
の方角に向けて歩いていた。 昨夜、彼女に僕のほうからメールした。 あの、生理の日の淫靡な儀式を終えて以来、一日に一度は必ずメールしてきている 俶子だったが、僕は一度も返信はしていなかった。 ウザイという思いもあったが、恋人同士でもあるまいしと、僕は故意的に無視の姿 勢をとっていた。 それでも俶子のほうは諦めることなく、日々の出来事や独り言ちめいた短い呟きを 欠かすことなく送信してきていたのだが、それに関係なく、僕は自分の都合だけでメ ールしたのだ。 (明日、昼から早退して行く。お前の裸見たい) と送信したら、五分もしない内に返信があった。 (朝から休みます。嬉しい) 教師が理由もなく簡単に学校を休むとは、とても聖職者とは思えない、少女のよう なメールだった。 チャイムボタンを押すと、黒のツーピース姿の俶子が、銀縁の眼鏡の奥の目を煌め かせて立っていた。 顔の化粧は例によって濃いめで、唇も赤々と目立ち、それほど嫌いでもない香水か 何かのような匂いが、僕の鼻をついてきた。 「何だよ、それ。どこか出かけるの?」 スポーツバッグをぶら下げながら、まるで自分の家のように慣れた足取りでリビン グのテーブルに向かいながら、僕が尋ねると、 「この前、あなた、ベッドで、女の人の喪服姿っていいよな、っていってたから着 たのに…」 「あ、ああ…そうだったっけ」 そんな記憶が少しあった。 「学校簡単に休んでいいのかよ?」 「今日の私の生徒はあなただけ…」 ダイニングで飲み物を用意しながら、俶子は学校では全く出さないはしゃいだ声で 返してきた。 「ふむ。…せっかくのおめかし、ありがたいんだけどな。今日はそっちの気分じゃ、 ちょっとなくて」 「どういうこと?」 僕の前にアイスコーヒーのコップを置きながら、怪訝な顔で見つめてきた。 「もっと恥ずかしい俶子を見たい」 俶子の眼鏡の中の目が小さく泳いだ。 「ま、その前に一発抜いておくか」 「下品な言葉。あなたには似合わない」 ストローを使わずにアイスコーヒーを一気に飲み干すと、僕は傍に立っていた俶子 の片方の手首を掴み取り、そのまま彼女のベッドのある室に連れ込んだ。 ベッドに俶子を押し倒す。 俶子が着ていた黒のツーピースのスカートを、手荒な動きで最初に脱がす。 白のスリップの裾から、黒の小さな布地のショーツが覗き見えた。 長い期間溜まっていた僕の下半身の反応は上々だ。 ただ茫然とした眼差しで、抗う素振りも見せずにいた俶子の、その黒のショーツを、 僕は強姦魔のような乱暴さで、彼女の足首から抜き剥がした。 わざとだったが僕は飢えた狼のように、急いた動きでジーンズとトランクスを一気 に脱ぎ捨てた。 上着を着たままの俶子の、剥き出しになった両足を腕で抱え込むようにして、彼女 の割れた足の間に、僕は腰を埋めた。 下腹部ですでに屹立は充分な自分のものを、俶子の漆黒の下に突き当て、そのまま 濃し全体を前に進めた。 [ああっ…] 俶子が顎を突き上げるようにして、喘ぎの声を短く挙げた。 僕のものがずぶりと俶子の胎内に潜る感覚があった。 喘ぎの声を漏らした俶子のその部分は、もう十分に潤っていた。 「ああっ…あ、あなたっ…いいっ」 眼鏡がずり落ちそうなくらいに、俶子の化粧の濃い顔が左右にうち震えていた。 「お前、もうびしょ濡れじゃないか」 「ああ…い、いわないで」 「変態教師がカッコつけるんじゃないよ」 「ゆ、ゆるしてっ…ああっ」 腰にある限りの力を込めて僕は、早くものたうち始めている俶子を激しく突き続 けた。 エアコンの入っていない、それほどの広さのない俶子のベッドの上で、僕は額や 首筋に汗を滲ませながら、彼女の身体を下から突き続けた。 「ああっ…す、すごいわ、今日のあなたっ」 真っ赤な唇をわなわなと震わせ、何かわけのわからない言葉を吐き続ける俶子の 顔も汗まみれになっていた。 この夏休みからの短い期間での鍛錬のお陰もあってか、僕自身の持久力も相当に なっているようで、先に絶頂の声を挙げたのは、三十五歳の俶子のほうだった。 パソコンのアダルトビデオを参照にして、僕は自分の最後の放出を、俶子の濃い 化粧の眼鏡の顔に向けて飛び散らせた。 飛散した僕の白濁液は、俶子の頬や眼鏡のレンズや赤い唇の端に飛び散っていた が、彼女の茫然とした顔には、そのことへの嫌悪の表情はどこにも見受けられず、 絶頂の時の愉悦だけが滲み出ているような気がした。 僕からの飛沫を浴びた自分の顔の始末だけ先に済ませ、スカートを剥がれ、スリ ップの裾が丸出しの身なりのまま、僕の身体の始末に俶子は甲斐甲斐しく動いて、 冷たい麦茶をベッドまで持ってきてくれていた。 そんな俶子に向けて、僕は冷えた麦茶を啜りながら、 「上着もスリップも脱いで、しばらくブラだけでいろ」 と自分も考えていなかったことを、ただの思いつきの口調でいった。 僕の横でベッドのシーツをタオルで拭いていた俶子の顔に、少し驚きの表情が出 たが、 「はい…」 と戸惑いも躊躇いもない声を返してきた。 僕の目の前で、俶子はいわれる通りにした。 「…少し恥ずかしい」 両頬を両手で包むようにして、俶子は上気した顔をさらに赤らめていた。 「いい眺めだよ」 大人ぶった声で僕はいって、ブラジャー一つだけの俶子を手招きして自分の傍へ 呼んだ。 娘のように素直に、ベッドで胡坐をかいている僕に寄ってきた。 その耳元に耳元に、 「お前のな、あそこの毛を剃りたいと思って今日は来た」 と囁くようにいうと、 「…………」 さすがに黙り込んでしまった。 「嫌かい?…なら帰る」 追い打ちをかけるように僕がいうと、 「い、いいわよ」 と声を少し詰まらせながら頷いてきた。 それは本当に思っていたことだった。 昨夜、奥多摩の祖母のことを思っていて、ふいと頭に浮かんでいたのだ。 「でも剃刀あるんかな?」 僕がそういうと、 「腋毛を剃っているのが…」 と呟くような声でぼそりといった。 この女の僕への思いは本物だ、と僕は少し背筋をうすら寒くしたが、それは顔に は億尾にも出さなかった。 「お風呂の湯入れてくるわ」 俶子はそういって室を出ていった。 彼女の前では顔は平静を保っていたが、僕の内心はかなり動揺し、戸惑っていた。 いい出しっぺは僕だったが、女の人のあそこの毛を剃るなんてことは、無論、生 まれて初めてのことだ。 剃る側の気持ちがどんなで、剃られるほうの気持ちはどうなのか、まるでわから ないことだらけだった。 だが俶子にそう告げた以上、今更引き下がるわけにはいかない。 なるようになるさ、といつもながらのいい加減さで僕は腹を決めた。 俶子はブラジャー一つで、僕は素っ裸になり、浴室に入った。 細長い浴槽から湯気が舞い立っていた。 俶子からプラスチック製の小さな髭剃りを渡され、僕は小さく身震いをしなが ら、 「どうすりゃいいんだ?」 と素直な顔で彼女に聞いた。 俶子は浴槽の縁に腰を下ろしていた。 「わ、私も初めてだから…石鹸を塗り付けるんでしょ」 「…だよな」 片手に握った石鹸を、僕は俶子の漆黒に押し当てて、絵の具を手で捏ねるよう に塗り付けた。 「気をつけて優しくしてね…」 「じゃいくぜ…」 自分で自分を鼓舞するようにいって、僕はプラスチックの髭剃りを、白く泡立 った俶子のその部分に押し当てた。 下に向けて柔らかく手を下ろすと、ぞりっという毛の切れる音が、手の先と耳 に伝わってきた。 何回か同じ動作を繰り返す。 僕の目に嫌が上でも、俶子の中心部分が飛び込んできていた。 僕が髭剃りを動かすたびに、パクリと割れた襞の周辺が、まるでい生き物のよ うにヒクヒクと小さく鼓動するのが見えた。 湯を張った浴槽から出ている湯気のせいだけでなく、俶子のその部分の周辺を 自分なりに、真剣な目で剃り続けていた僕の顔には、汗の玉が噴き出ていた。 作業が終わり、湯でその部分を洗い流すと、今まであったものが急になくなっ たことで、不思議な違和感を僕は感じていた。 「何だか、恥ずかしい…」 浴槽の縁に座ったまま、俶子が初心な娘のような羞恥の表情を見せて、僕を見 つめてきた。 終わってみると何ということのない作業だったが、あの吉野氏も僕の祖母のそ の部分を剃毛した時はどんな思いだったのだろうと、僕は少し思いを巡らせた。 「お夕飯、一緒に食べていってね」 とまだブラジャー一つの裸身の俶子が、キッチンの冷蔵庫の前から僕に声をか けてきた。 窓の外の西日の赤が濃くなり始めていた。 「明後日から、俺、奥多摩にいく」 僕がそういうと、 「まあっ…あ、あの尼僧さんのとこ?」 と俶子が顔を少し曇らせて返してきた。 「狙いはそれだ」 僕はわざとそういった。 「…私も一緒に行こうかな?」 真剣な眼差しで俶子が、眼鏡の奥の目を少し吊り上げていってきた。 「お前が行くとややこしくなる」 「でも…」 「ヤキモチ妬いてんのか?」 「そう」 「心配すんなって。相手は五十五のおばさんだ」 「年齢は関係ない」 俶子が少し怒ったような口調でそういった時、僕の頭には祖母の小さな顔が浮かび出ていた。 僕が隠しているから、俶子のまるで知らないことだ。 「飯食ったらもう一回しよ。毛無しのお姉さま」 「知らない」 美味しいビーフシチューを食べた後、僕はいった通りに俶子を抱いて、身体をぐったりさせて 帰路についた。 明日一日は、奥多摩の誰かのために、身体をゆっくりと休めないといけないと思い、ベッドに 潜り込んだ…。
23/03/10 16:40
(B4aG3Q1v)
投稿者:
雄一
奥多摩の懐かしい雑貨屋の前の駅に着くと、白のブラウスにジーンズ姿の祖母の
小さな身体が、古びた駅舎の端にすぐ見えた。 祖母が小さく手を振って、白い歯を覗かせながら駆け寄ってきた。 目を合わすと祖母は嬉しそうに微笑んでいたが、何か違う表情が切れ長の目の端 に見えた。 昼下がりの刻限で、空は生憎の曇り空だった。 「ゆ、雄ちゃん、ちょっと家に行く前に、向こうの公園に行きましょ」 僕の目を見ないまま、祖母がそういった。 何かありそうだった。 僕が夏休みの時、涼しい川の風に当たりに来たり、文庫本を持って休みに来たり した公園に、僕の返事も待たず、祖母はとことこと歩いていった。 芝生の生えている横に木製のベンチが二う並んでいて、祖母が一つのベンチに静 かに座り込んだ。 「こんなとこへ婆ちゃんが来るなんて、どうかしたの?」 僕も隣に並んで座って、横の祖母の顔を覗き込むようにして尋ねた。 「来る前に雄ちゃんにいうと、来なくなるのが嫌だったからいい出せなかったん だけどね。…実は、家に今、お客さんが来ているの…」 「お客って誰?」 普通に僕は聞いた。 「雄ちゃんの知らない人で、 婆ちゃんもあまりよく知らない人なんだけど、ある 人にどうしてもって頼まれてしまって」 「どういうこと?ゆっくり順序だてて話してよ」 涼しい川風が頬を撫でていったが、僕の気持ちの中は、今日の曇り空と一緒だった。 いい難そうに、そしてたどたどしく話した祖母の話を要約すると、あの高明寺の尼 僧からの頼まれごとで、彼女の実の妹を暫くの間、祖母の家に住まわせてやって欲し いということのようだった。 その事情というのがかなり複雑で、矢もすると事件沙汰になる危険性もあるような、 重い頼まれごとのようなのだ。 尼僧のその実の妹さんは県外に住んでいて、結婚して十年以上にもなる夫と小さな 八百屋を営んでいたらしいのだが、夫のほうがある頃からギャンブルに嵌り、妻にも いえない多額の借金を抱え込み、家族を捨てどこかへ逃げているというのだ。 それとやはり借金に絡む寸借詐欺の疑いで、警察からも捜索されているようだとの 話だった。 六百万ほどの借金には、当然債務者がいて、それがあまり素性のよくない人物のよ うで、その配下の者たちが、尼僧の妹の夫の行方を血眼で追っているという、何とも 物騒な事柄のようだった。 祖母が尼僧から依頼を受けたのは、まだ三日前のことで、祖母も頼まれた人が曰く 因縁のある人なので、無下に断れなかったということだ。 尼僧の妹は昨日から祖母の家に来ているいうことだった。 小学生の子供がいたが、事情を話して地域の児童養護施設に一時的に保護してもら っているとのことだ。 「ゆ、雄ちゃんに正直にいって、ここへ来るの止めてもらったらよかった…」 祖母はこれ以上ないくらいに悲しげな顔をして、実際にも目が涙で潤んでいた。 この話を聞いて、これはさすがにたかだか十六の僕には、解決も何もできない 事案だとすぐに思った。 僕の横で小さな身体をさらに小さくして、悲嘆に暮れている祖母にも若輩の僕から 掛ける言葉は何もなかった。 債務者の配下たちは、すでに逃げている男の妻の姉が住む、高明寺まで突き止めて きているとも祖母はいった。 「ま、僕からは何もいえないけど、折角、ここまで来て、婆ちゃんの家にも行けな いってのも、あまりにも寂しいから、取り敢えず家に帰ろ」 僕はそういって笑顔を見せながら、祖母の萎れた小さな肩を抱いて、ベンチから立 たせた。 まるで考えてもいなかった驚愕の事態の勃発に、少年の僕はなすすべもなかったが、 何があろうと時間は止まることなく進んでいくのだから、なるようにしかならないと 腹を括るしかないと思って、祖母の細い肩をずっと抱きかかえたまま、懐かしの家に 入った。 灯りも点けていない薄暗い居間に、灰色のポロシャツに紺のジャージ姿の、僕の知 らない女性が、所在なさげにぽつねんと座り込んでいた。 玄関を入ると、多少、気持ちも落ち着いたのか、祖母が間に入るように前に進み出 てきて、双方に向けて名前と簡単な関係を紹介してくれた。 その女性の名前は栄子というのだった。 丸いぽっちゃりとした五十年配の人で、寺の尼僧のお姉さんとはあまり似ていない 顔立ちだった。 商売をしていたという割には人見知りするのか、簡単な挨拶の時も、丸い顔を終始 俯けていた。 ここにいる事情が事情なだけに、それも無理のないことかも知れないと僕は思った。 「雄ちゃんは私の室を使ってね。荷物も室にね」 居間の座卓の前に座り込んだ僕に、台所のほうから祖母が声をかけてきた。 暫く僕は居間にいたが、客の人が気を使って遠慮するかも知れないと思い、僕は自 分のバッグを持って祖母の室に入った。 懐かしい祖母の室の匂いは、こんな状況でも顕在だった。 この匂いと、祖母の身体から発酵される匂いを嗅ぎにきたのも、今回の僕の重要な 目的の一つでもあったので、心は少し安らいだ。 祖母と僕と客の女性との静かな夕食を済ませてからも、どちらかというと僕のほう も人見知りなので、女性二人を居間に残して、僕は早々に祖母の室に引き込んだ。 風呂も僕が先に入り終え、二つ並べて敷かれた布団の一つに潜り込んだ。 持ってきたノートパソコンで「北斗の拳」のゲームをしかけたが、この状況では身 も入らず、ぼんやりと天井の木目を見ていた。 祖母が風呂から上がり、紺絣の寝巻姿で室に入ってきたのは十一時過ぎだった。 湯上りのほんのりとした顔に、疲労の色がはっきりと見えていた。 室の隅の鏡台の前に座りながら、 「雄ちゃん、ほんとにごめんなさいね。折角、会いに来てくれたのにこんなことに なってしまって」 と萎れた声で謝ってきた。 「婆ちゃんに何もないなら、その内どうにかなるよ」 楽観ではないが、孫の僕が楽天的な気持ちを持って声をかけてやらないと、祖母の 落胆は増幅するばかりだと思ったので、努めて明るい声で僕はいってやった。 「今日の夕方頃にもね、人相や身なりの悪そうな人たちが、お寺の周囲をうろつい てたっていうから、ご住職の尼僧さんのことも心配で…」 「婆ちゃん一人が、そんなガラの悪い奴らに喰ってかかったって、どうにもならな いだろ?やくざか暴力団だか知らないけど、普通の人にいきなり危害を加えるなんて しないさ」 祖母を慰めながら、僕は僕なりの都合だけで、尼僧のことをかなり気にしていた。 夏休み以来、この村を再訪した僕の一番の目的でもあったことが、不可能になりそ うな状況に、僕は心の中で少しばかり地団駄を踏んでいた。 自分の布団に入った祖母は、まだ不安の色を濃くした眼差しで、僕の布団のほうを 見つめてきているのが、枕元のスタンドの薄灯りでもわかった。 「昭子…そっちへいっていい?」 真面目に改まったような口調で僕がいうと、 「来て…」 と小さな声が帰ってきた。 祖母の布団に潜り込むと、ほんわりとした空気と一緒に、祖母のあの懐かしい匂い が、僕の鼻孔を強く刺激してきた。 祖母が自然な仕草で、僕の片手を自分の両手で包み込むようにして掴んできた。 僕も自然な動作で祖母の唇に、自分の唇を近づけていった。 唇が塞がるとまた自然に、祖母のかたちのいい白い歯が静かに開いた。 匂いのない、温かく柔らかな空気が、祖母の口から僕の口の中へ伝わり入ってきた。 僕のもう片方の手が、祖母の胸の辺りでもぞもぞと動き廻った。
23/03/11 13:02
(G6hbN/Xb)
投稿者:
(無名)
尼僧の妹さんも調教して3Pしますか。
23/03/11 17:52
(vYOJkiVF)
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