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小説は>>2からになります。
※読者の皆様へ 執筆スタイルを模索中です。 今回、前作で使用していたEND表記を廃止しますので、ご意見などがあれば読者様の好きなタイミングで書きこんでください。 また、小説部分にはタイトル頭に「●」をつけます。 小説のみをサクサク読みたい方は、●を追っていただきますようよろしくお願いします。 その他、IDとメールアドレスは親記事(レスNo.1)のみに記載し、新たにトリップをつけることに致しました。 変更点は以上です。 今後とも、よろしくお願い致します。
2010/10/25 20:05:03(M9Zgiduw)
投稿者:
悠
◆yOCvCYbH8o
●ダーリン2‐1
髪を滑った名残を探すように、私は頭に手を置いていた。 花は枯れるのに咲くと嘆くけど、根っこが残ってたら当たり前だと私は思う。 そう……いくら花を枯らしたくても、根底に生命力が宿る限りまた花は咲いてしまうんだ。 きっと……。 「何やってんの?」 「え?」 夕月の声に振り返ってから、自分の頭に手を置いたままなのを思い出した私。 「いや、あのっ……こ、この辺にツボがあるらしくてっ、はっははは……」 「ふ~ん……」 怪訝な眼差しを向けた夕月は、あまり深くは突っ込まずに冷蔵庫から市販のお茶を取り出す。 「どーでもいいけどさ、お風呂入ったら?」 「そ、そだねー。そうしようかな」 「理久に覗かれても知らないからね~」 からかうように吐き捨てて、夕月は階段を上っていった。 憎らしいほどのおっぱいをユサユサ揺らして。 ホント……理久が言ったように私のとはえらい違いだ。 っていうか、既に覗かれるとかの次元じゃないし……。 そう懸念している相手はまだ帰ってない。 新歓の連中にでも捕まってるのかな。 「………………はぁ」 自分でもよくわからない溜め息をついて、私はリビングを離れた。 最近髪が傷んでる気がする。 就活のために黒くした自分の髪を人差し指でクルクルやりながら、私はそんなことを思っていた。 もっと色んな事を考えなきゃいけないのに、目についたものがその思考を抑制させる。 階段を上る前に見た玄関には、理久の靴がまだなかった。 これは二次会パターンかな? 鍵は持ってるハズなので、戸締まりをしておこう。 しんっと静まり返った家の中に夜が溢れてる。 夕月は明日も学校があるので、私は静かに階段を上っていた。 丁度踊り場の辺りに差し掛かったとき、何か聞こえた。 「……っ、……」 なに? 「…………ぁ……っ」 夕月? 「ぅ……っっ……んん……」 それは夕月の部屋ではなく、理久の部屋から洩れていた。 私は一瞬訳がわからなくなって、血の気の引く思いだった。 理久に裏切られたという想いが胸を掠める。 でも、ふっと我に返った私は、まだ理久が帰っていないことを思い出させた。 ……ということは、どういうこと? いつの間にか、私は聞き耳を立てていた。
10/11/11 18:13
(4/.ID/tQ)
投稿者:
悠
◆yOCvCYbH8o
●ダーリン2‐2
髪から伝う滴もそのままに、私は洩れてくる声を拾い続けていた。 「んんっ……理久ぅぅっ」 艶かしい妹の嬌声。 こんな声を出せるなんて……知らなかった。 一週間前……理久の精液を飲まされたときの私の声も、もしかしたら……。 そんな不安が一瞬過る。 「ぁぁっ……もっとぉくにぃぃ……」 奥に……。 アレが奥に届いたら、変な気分にならざるを得ない。 思い出してしまう。 あれからずっと抉られ続けている、屈辱の中にある快感を。 今ではちゃんと避妊もしてくれてる。 でもナマの感触はやっぱり……。 「んんんっ……ゃ……おっぱい弄っちゃやぁ……ぁぁっ!」 夕月の声が跳ねてる。 おっぱいでイった……? 「ぃゃ、ゃめないで……オマ○コ奥まで……ぁぁん……」 何時までも夕月の声しか聞こえない。 私は夕月がオナニーをしているんだと確信した。 そして安堵してる。 不思議な安心感に満たされてる……。 「理久っ……すきぃぃっ!もっと好きって言ってぇぇ!」 股間に伸びていた手が止まった。 好きって言って……。 裏を返せば、夕月は……理久のこと……。 「………………」 なに? この焦りは……。 知ってはいけないことを知ってしまったような、この何とも言えない罪悪感は……? 夕月の想っている人に抱かれてるから? 「……っ」 私は静かに自室へ戻っていた。 これ以上、夕月の想いを聞きたくない。 だって私たちは従兄弟なのに、あんな簡単に想いを吐き出して……。 「夕月……」 この胸騒ぎは何なの? 私は訳がわからなくって、濡れた髪もそのままにベッドへ身を投げた。
10/11/11 18:48
(4/.ID/tQ)
投稿者:
悠
◆yOCvCYbH8o
●ダーリン2‐3
「おはよう」 柔らかな声に夢の世界から呼び戻される。 「……り、理久っ!」 近すぎる顔に私は顔を背けた。 でも彼は直ぐに馬乗りになって、私の唇を強引に奪っていく。 「んっ……んん……」 もう幾度となく繰り返した大人のキス。 舌の絡まる不思議な感触に、私の体は熱くなってしまう。 「昨日は相手してやれなくて悪かったな」 意地悪な笑みを浮かべる理久。 私の手は頭上で一纏めにされ、力強く掴まれた。 「ま、待って……夕月が……」 「今何時だと思ってんの?」 ……え? 「真っ昼間だよ」 「ちょっ、いゃ……んん……」 首筋に生温い感触が走る。 「り、理久っ……」 耳に歯を立てられ、若干の痛みが走った。 それは私に自分の立場を教える合図になる。 「御主人、様……」 「なん?」 「その……アレ、なんです……」 「アレ?」 何かわかったんだろう。 ニヤニヤしながら私の耳に吐息を絡ませる。 「アレって何?」 「ぁぁ……せぃ、り……です」 私の言葉を聞いて、彼は私から下りた。 「丁度よかった」 ……なんで? 「とりあえず、やれよ」 「ぁ……はい……」 椅子に座った理久の足の間に跪き、下着ごとズボンをずり下げた。 手慣れてきた自分に恥ずかしくなる。 「だ、ダーリン……ダーリン……」 教えられた通りに頬擦りして、理久の顔色を窺っていた。 頬から血流の鼓動まで伝わってくる。 理久曰く、頬擦りとは愛情表現らしい。 ダーリンに頬擦りするのは当然だ、と。 「今日はやけに素直だな?」 「………………」 その声には答えず、ダーリンに舌を這わせた。 舌先からゴツゴツした感触が伝わり、こんなモノを舐めている自分に惨めさを感じる。 でもイヤじゃない。 寧ろ、変な優越感を感じる。 こうしてダーリンを舐めている私を、満足そうに見詰める理久。 その視線に視線で応えて、私は胸を焦がしてる。 裏側から傘の縁みたいな所に舌先を潜らせたときの理久の顔が、私を嬉しくさせる。 でも、拭いきれない背徳感がチリチリと燻っていた。 「んぐぐぐっ……んんっ……」 ダーリンを口内に導き、唇を密着させる。 歯を当てないようにすると顎が外れそうだけど、頭に置かれた理久の手が私を頑張らせる。 あとで鷲掴みされて頭を揺すられると知りながらも、私は子供のように舞い上がって頑張ろうと思ってしまうんだ。
10/11/11 19:47
(4/.ID/tQ)
投稿者:
悠
◆yOCvCYbH8o
●ダーリン2‐4
「ん゙ん゙っ……ゔぅ゙ぅ゙! ……んくふぅ……んんん……」 カルキ臭が口内に広がって、苦味を残したまま喉を下りていく。 「んふぅ……ンっ……」 頬が凹むくらい吸い付いて、根本の方まで何度か唇を滑らせた。 理久に教えてもらったお掃除の仕方……。 「どうした?物欲しそうな顔して」 私、そんな顔してるの……? 「今日から聖月の大好きなケツを弄ってやるよ」 ケツ……? お尻の……穴……。 甦ってくる記憶の断片……。 忘れもしない、高校2年生の時。 祖父母の家へ帰省していた、あの夏の日……。 私は想いを抑えきれずに、その夜、理久に迫った。 彼が中学2年生の時だ。 私は気持ちを伝えることなく、ただ、初めては好きな人に……という想いだけで理久に跨がっていた。 理久以外の人を好きになるなんて、思いもしてなかったから。 当時は禁断の想いだと思い込んでいた。 私が迫った時、悪戯好きの理久の顔が歪んだのを見て、私は初めて一方的な想いを押し付けているということに気付く。 でも、後戻りはできなかった。 もう理久に会えなくてもいいと思った。 いっそ、嫌われた方が楽になると信じた。 だけど、いざとなるとやっぱり怖くなって……気付けば、お尻に彼が突き立てられていた。 理久が「まともな初めてで」と言ったのは、そういう意味だ。 きっとあの夏の日が、彼の初めてだったんだろう。 でもそれは、お尻の穴という汚らわしいもので奪われてしまったんだ。 あの日に、今日までの道標を残してしまったのはこの私自身。 私はそれを受け入れなきゃいけない。 「嬉しいだろ?」 「…………はい」 理久は眉をひそめる。 気に食わない返答だったらしい。 「来いっ」 言われるままに、私を彼の後ろを這っていった。 「待ってろ」 理久は自室に入り、直ぐに出てきた。 手には注射器を大きくしたものと、手の平に収まるくらいのオレンジ色の物体にゴムのようなものが付いた物が握られている。 「行くぞ」 階段を下りていく理久。 私は不安定なバランスを何と保ちつつ、彼の後ろを這う。 まるで、飼い主に寄り添う犬のように……。 「脱げ」 脱衣所まで連いてきた私に、理久は鋭くいい放つ。 「はぃ……」 背筋の震えを感じながら、私は自らの手で着ぐるみを剥いだ。
10/11/11 20:53
(4/.ID/tQ)
投稿者:
ともくん
すごいおもしろいです 更新頑張ってください 自分てきにはりくと聖月に 幸せになってもらいたいと 思ってしましましたッww
10/11/12 19:07
(YPHQ7ptV)
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