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夏休みはまだこない
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:SM・調教 官能小説   
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1:夏休みはまだこない
投稿者: ◆XNrm5PTWfA
ID:kaja123
「ねぇ~」
 けだるい気分を全身から発散させながらまり子が退屈を訴える。
「コイツいじめんのもそろそろ飽きない?」
 コイツというのは木野彩香のことだ。1年の時にエレベーターではなく外部から入って来た人間の一人で、見るからにお嬢様という雰囲気のせいでクラスにも馴染めず、私たちの玩具になった。
「たしかに、今じゃコイツなんでもするしね」
 まり子に同意したのは晶だ。最初の頃は嫌がる彩香に無理やり色々なことをやらせるのが楽しかったけれど、今では彩香も何の反抗も見せなくなっていた。
 そうなると逆に面白みがなくなって、2年になる今では一人暮らしをしている彩香の部屋をたまり場にするくらいの価値しかなくなっていた。
 そんな彩香の部屋に一通の手紙が届く。それには妹の杏奈が来春から同居するということが書かれていた。
「これってさ……」
 手紙を見た途端、さっきまで無表情だった全員の顔色が変わった。どうやらまだまだ楽しめそうだ。

2011/08/28 14:57:42(aB3zi6Fe)
2
投稿者: ラグビー
ID:yousyoku
続きをお願いします。
11/08/28 16:31 (4rrTir8H)
3
投稿者: 佐藤
エレベーターではなくエスカレーターでは?
11/08/29 02:52 (HgvOkQrW)
4
投稿者: 零 ◆XNrm5PTWfA
ID:kaja123
杏奈を捕まえるのは簡単だった。彩香に命令して杏奈に睡眠薬入りのお茶を飲ませるだけで片付いた。
 寝ている間に後ろ手に手錠を掛けガムテープで足と口を塞ぐ。
 寝ぼけていた目にもすぐに異常事態だということは飲み込めたようで、敵意の篭った目で私達を睨む。
「あら、なんか怖い目ねぇ」
「なんでこんなことになってるのか説明して欲しいんじゃない」
「そっか、じゃあこんなことをした人に出てきてもらわないとね」
 そう言って彩香を連れてくると、杏奈の目にまた新たな敵意がこもる。姉が裸で首輪を付けられ鎖を引かれながら四つん這いで出てくれば当然か。
 ガムテープの奥からくぐもった声が漏れるけれど、まだ解くわけにはいかない。
「ほら、説明して上げなさいよ」
 まり子が彩香の脇腹を蹴飛ばして言う。まり子は杏奈の存在を知ってから今日をずっと楽しみにしていたらしくテンションが高い。
「ご、ごめんなさい……」
 四つん這いのままの姿勢で彩香が詫びる。
「あなたに睡眠薬を飲ませてこんなことになったのは私のせいなの……」
 妹の困惑が浮かんだ目をじっと見つめながら彩香が言いつけた通りの言葉を口にしていく。晶の提案で、うまくできたら杏奈には手を出さないと約束してあるだけに真剣だ。
 最初の話は、去年の夏休み前、クラスに馴染めなくて孤立していた彩香に好きな人ができたときのことだ。


 ラグビーさん。読んでいただいてありがとうございます。続きになりますが、本格的に始まるのは次回からになります、すいません。
 佐藤さん。調べてみましたところ、エスカレーターないしエレベーターは無試験進学の俗語でどっちが正確という性質のものではないようですが、どうやらエスカレーター式という言い回しのほうが多用されているようです。ご指摘ありがとうございました。
11/08/29 19:55 (clfg4o0h)
5
投稿者: ハル
続き期待します
11/08/30 03:04 (LoU4I.Sv)
6
投稿者: 零 ◆XNrm5PTWfA
「去年学校に入って、クラスのみんなとも馴染めなかった私に晶さんたちが話しかけてくれたの」
 言っていることは普通の思い出話だが、言っている状況は少しも普通じゃない。
「それからとても親切にしてくれて、私と……」
 だんだんと彩香の言葉が震えだす。それを、言いたくないことを言わされているのだから当然だと許すまり子じゃなかった。
「ほら、詰まってないでちゃんと言いなさい!」
 そう言って、四つん這いになっている彩香の腹を思い切り蹴り上げる。体育会系のまり子はこういうところは容赦無い。
「ほら、早く!」
 まり子は、自分が蹴り飛ばした彩香が涎をまき散らしてカーペットの上を転がるのを踏みつけて更に言葉を要求する。
「ご、ごめんなさい……晶さんやまり子さんが……私の……私の友達に……なってくれたの」
 悔しいのか、彩香は涙を浮かべていた。それでも止まっていると何をするか分からないまり子に踏まれているのが怖いのか、晶が考えたセリフを言い続けた。
「それからしばらくして、夏休み前に、私に好きな人ができたの。運動部の人で竹中君って言うんだけど、とても素敵なスポーツマンなの」
 これは彩香も思っていたことだろうからすんなりと言えていた。
「でも、私って引っ込み思案だから、告白とかうまくできそうになくて……晶さんたちの知り合いの……男の人に……練習させてもらって……」
 もうまり子は踏むのをやめて、彩香も普通に座っていたが、彩香の目からはとめどなく涙が溢れ出していた。
「そうそう、友情の証よね~」
 晶がわざとらしく彩香の肩を抱いてみせる。
「う、うん、ほんとに助かっちゃった」
 彩香もまたわざとらしい演技をして晶に微笑み返す。肝心の杏奈は、私達のした協力がまともなものじゃないということくらい気付いているらしく、さっきと変わらない目で私達を睨みつけていた。


>ハルさん。ありがとうございます。ご期待に添えましたでしょうか。
11/08/30 20:20 (eBbrwpYC)
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