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久しぶりに友人と居酒屋に集まり、終電ギリギリまでカラオケボックスで騒いだ。 そんな私は、ホームの寒々しいベンチに座っただけで眠ってしまいそうになっていた。 暖かい電車の車内で長椅子に座るともう限界で、電車のドアが閉まるよりも早く目を閉じた。 私の家に向かう路線は、特に終電ともなると利用者がほとんどいない。 多くても各車両に数人・・・全ての長椅子に一人づつ、全員がゆったりと独占できるほどしか乗っていないのが普通だった。 ・・・ヤバッ! 気がついた瞬間に、そう思った。 それは、自分がすっかり寝入ってしまった事にではなく、酔っぱらった自分の寝姿がだらしなく、スカートが捲れるほど足を開いていたからだった。 (・・・やば・・・誰かに見られたかな・・・) 気楽にも私はそんな風に思いながら、まだまだ強い睡魔にたゆたりながら モゾモゾと姿勢をなおしていく。 そしてうっすらと目を開けた瞬間、心臓が飛び出すほど驚いた。 正面の長椅子に、3人の男が座っていた。 こんな時間の、この路線の、この車両・・・それはありえないほど不自然な事実だった。 そして私は、さっきまで自分がしていた姿勢を思い出す。 (・・・・あ・・・・・見てたんだ・・・・・・見られてたんだ、私・・・私のスカートの中・・・・・・あの男達・・・全員が・・・私を見てたんだ・・・) とっさに怒りを感じた。 けれど、すぐに恥ずかしさがそれを上回った。 そして、その後に私の心に芽生えたのは『興奮』だった。
2022/01/08 19:15:37(gxjvhBO4)
見られたんだ・・・スカートの中を、あの男達・・・見たんだ・・・ そんな言葉が頭の中をグルグルと回っていた。 目を開け、3人をはっきり見たのに目を閉じた・・・怒るよりも先に顔を伏せ、寝たふりをした・・・その事が男を痴漢に進化させるなんて思いもせず。 そのまま目を閉じている私に、誰かが横に立った気配が伝わってきた。 さっきまで睡魔に負けた私が枕にしていた右腕・・・それを預けている長椅子の銀色のポール・・・その先に・・・私の膝に股間が触れそうな距離に男が立っている・・・ そして私の左側にも一人・・・いや、二人の気配がしていた。 「・・・・・・おい・・・・・おい、どうする?」 男の声が聞こえた。 でも、それが私に向けられていない事は 何故だかなんとなく感じていた。 そしてすぐに、「・・・もう少し待とう・・・」と、別の声が答えた。 「・・・起きたかな?」 「わからん・・・・・さっき、ちょっと怪しかったな・・・」 「だよな・・・・・どうする?」 「どうするって・・・・・・ま、見ろよ・・・ほら、また寝はじめた・・・」 「・・・だな」 「このまま、また股を広げたら・・・寝たって事でいいんじゃないか?」 「・・・・・・そか・・・少し待つか・・・」 「・・・ああ・・・」
22/01/08 19:16
(gxjvhBO4)
・・・寝たら、何なの? ・・・どうするつもりなの? ・・・このまま寝たら・・・いったい・・・ いったい・・・何をされるの? そんな言葉が、酔っ払った頭の中でグルグルと回った。 その時はまだ、自分が興奮している事に気づいていなかった。 けれど意識がクラクラとするのは感じていた。 そして目を閉じたまま、私の周りに立って話す 数人の男の声を聞いていた。 「・・・見ろよ・・・ほら・・・この女、ストッキングも履いてないぞ・・・」 その言葉に、私は急に恥ずかしくなった。 カラオケの採点で、友人に強制された罰ゲーム・・・ 笑いながらストッキングを脱ぎ捨てた、2時間前の自分を責めた。 けれど、「・・・これなら・・・・・・触るだけじゃ終わらないんじゃないか?」 男が言った そんな言葉に急に、突然に心拍数の上がる自分がいた。 ダメ・・・イヤ・・・ダメよ・・・ ・・・ダメ・・・だって・・・ だって、この人達・・・私に・・・ 怖かった。 怯えている自分がいた。 少なくとも3人が向かいの席に座っている。 そして私の周りにも数人がいる・・・ 「・・・なぁ、もう良いかな?」 「焦るなよ・・・もう少し待とう・・・」 「そうだよ、もう少し・・・・・さっきみたいに足を開いたら・・・だよ」 ・・・ダメ・・・ ・・・・・怖い・・・ ・・・・・・・・でも・・・ 私は全身が汗ばむのを感じながら・・・心臓が激しく脈打つ音を聞きながら・・・ゆっくりと足を開いていった。 恥ずかしい・・・怖い・・・そう思いながらも、真っ赤な顔で キツく目蓋を閉じたまま、ストッキングも履いていない足を・・・ゆっくりと静かに開いていく。
22/01/08 19:16
(gxjvhBO4)
「・・・・・寝たな・・・」 「・・・あぁ、そうだな、寝た・・・寝たな・・・」 それは、お互いに話し合っているような・・・けれど、私に言い聞かせているような声に感じた。 「・・・もう起きないな・・・」 「あぁ、起きない・・・ほら、こんな事されても・・・・・ほら・・・」 左足の太腿の内側を、男の指がスゥッと撫でた。 とっさに声が出そうになった私は歯を食いしばり、唇をギュッと閉め、漏れそうになった声を押し殺した。 「・・・・・ほら・・・・・・な?・・・・・・ほら・・・ほら、こんなに・・・ほら、こうしたって・・・ほら、起きないだろ・・・ほら・・・」 男の指が、往復するたびに露骨に動いていく。 最初は膝のあたりだけ・・・でもすぐに太腿の内側を撫で始めた。 そして、その指先は太ももの根元に・・・もう少しで私のアソコに触れそうなほど深くなっていった。 「・・・ああ・・・・・・ああ、そうだな・・・」 そんな声が聞こえた。 そして私の右足・・・太ももの内側に、手が這っていった。 二本の手が両足の太ももの内側を撫でていく。 右足を撫でるのが左手だと・・・左足を撫でるのが、別の男の右手だと、肌を触られる感触だけで理解していた。 そして、また別の手が右足の足首を撫で始めた。 右側に立つ男が胸を・・・左側に立つ男が首を撫でていく・・・
22/01/08 19:17
(gxjvhBO4)
恥ずかしい液体に濡れ、アソコに密着する下着に誰かの人差し指がふれる。 割れ目を上下に、ゆっくりと何度も撫でていく。 別の人の指がクリトリスを探す。 固くなった突起を優しく撫でてから強く押す。 別の指が下着に入ってくる・・・首を撫でていた指が唇に触れる・・・ブラウスのボタンが外されていく・・・ 人差し指が私の中に入ってくる・・・口の中に、別の男が中指を・・・別の指がブラの中にも・・・ 固くなった乳首を指が撫でる・・・体の中で人差し指が曲がっていく・・・その指の横を、別の男の指が入ってくる・・・ クチュッ・・・クチュッ、クチュッ・・・クチュッ・・・ いつもの路線の電車。 何度も使った事のある終電。 その車内に、卑猥な音が響いていた。 (・・・ダメ・・・ぁ・・・ダメ、もう・・・あぁ・・・もう、わたし・・・いっちゃう・・・) 何も考えられなかった。 それほど興奮した。 気持ちよかった。 そして、あとほんの少し・・・あと数秒で達したいたはずの快楽を、駅への到着を示すアナウンスが切断した。
22/01/08 19:18
(gxjvhBO4)
(・・・・・・もし・・・・・・もし、あのまま・・・そしたら、わたし、どうしただろう・・・) 私は仕事中にすら、そんな事をふと考えながら過ごしていた。 (・・・ダメ・・・・・・ダメよ・・・こんなの、考えちゃダメ・・・) 頭の中で自分を否定しながらも、それを考えている時は必ずあの夜の事を・・・あの日に与えられた快楽を 心と体が思い出していた。 乳首をカリカリと掻く指の爪・・・・首を撫でられながら、唇に触れられ・・・口の中に入ってきた指に、無意識のまま吸い付いた自分の唇・・・ 膣の中で動く2人の指・・・太ももを撫でるのとはまた別の男の、曲がっては伸びる指・・・ピストンを繰り返す指・・・ 思い返しただけでイキそうになりながら、必死に耐えながら日常を繰り返していった。 そんな私を、半月ぶりに また友人が誘ってきた・・・ また集まろう・・・と。 明日は休みだし、連休でしょ・・・と。 私は『いいよ、行こうか』と返信した。 けれど頭の中にあったのは友人との楽しい時間ではなかった。
22/01/08 19:33
(gxjvhBO4)
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