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夏の日
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:夏の日
投稿者: お兄さん ◆YManYotTcQ
今でも鮮明に覚えている。
蝉の声、強烈な日差し、線香の匂い、潮風。
そして、穢れを知らない、真っ白な。

これは僕が体験した、人生でたった一度だけ犯した過ちの思い出です。
長くなりますが、事細かに綴っていくのでお付き合い頂ければと思います。

もう10数年前の話。
当時の僕は高校3年生、所謂ヤンキーに憧れて、金髪にピアスというルックスでした。
しかし見た目とは裏腹に、女性に対して奥手…というより臆病でした。
つまりは、恥ずかしながら。童貞。
女性の体を生で見た事すらありませんでした。

そんな僕の祖母が亡くなってから一年。
1回忌の法事で、親族が集まります。
祖母の故郷である、海と山しかない、なんの取り柄も無い小さな港町。

親族の本家である、祖母の実家。
強烈な日差しに目を細めながら、玄関をガラガラと開けた時でした。
「いらっしゃーーいっ!」
爛漫な声に驚きつつ見下ろすと、小さな女の子が出迎えてくれていました。
幼稚園年長組くらいの年でしょうか。
まんまるでクリっとした瞳、整った顔立ち、肩ぐらいまでのセミロングの髪の毛は、所々ふわりと跳ねて日差しで茶色く透けていた。

(誰だろう?)
正直僕は、誰だか解りませんでした。
と言うのも、初対面。
しかも僕の親族は普通では無い程多いので、この女の子は誰かの娘なんだろう。くらいしか解らなかったのです。
それが萌との出会い。
僕が過ちを犯す事になる、女の子との出会いでした。

2016/05/30 21:22:53(j.Y1kHl9)
17
投稿者: (無名)
すごく良い話ですね!法律では勿論禁止されています。
でもそこに愛があれば、許されても良いんじゃないかって思わされる話でした。お兄さんは忘れて欲しいと願っている様ですが、自分は萌ちゃんにとって良い思い出として残っていて欲しいと思いました
17/01/07 04:10 (Kf/Z/83F)
18
投稿者: (無名)
良い体験をなさいましたね。ここに投稿されている話の中では一番心に響きました。
19/05/21 01:41 (J9e6/VcV)
19
投稿者: (無名)
不純な気持ちで掲示板を巡ってたけどまさかこんな穏やかな気持ちになる投稿があるとは…
映画一本見た後くらいの満足感があった
23/09/13 23:32 (XwTMFYhZ)
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