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1:エステサロン〜人妻、主婦の悦楽
投稿者:
ミキ
日曜日の昼下がり。
特売の豚肉と野菜を詰め込んだ買い物袋を手に、駅前のスーパーから出てきたときだった。 エステ店スタッフ………ただいまお店の開店で期間限定で、1時間無料券をお渡ししております…… いきなり声をかけられて足を止めたものの、どうしたものかと佐々木優子は戸惑った。 優子 あっ…あの、私なんかより若い方にお渡ししたほうがいいんじゃないかしら……なんか申し訳ないわ…… 40を過ぎたただの主婦は買い物袋を手から下げて、やや恐縮して手渡された無料券を返そうとする。 エステ店スタッフ そんなことないです、むしろ主婦の方に体験して頂きたいんです…… 今回は無料ですし、感想をお聞かせ頂ければそれだけでもありがたいですから…… 優子 でも、こんなおばさんじゃ…… エステ店スタッフ あの、私共…独立したばかりで大手には敵わないかもしれませんが、勉強させて頂くつもりでご意見くださいませんか?…… 優子 でも……… エステ店スタッフ 今回だけでも是非……どうかお気軽に体験なさっていってください…… 押し切られる形で無料券を握らされ、優子はその場を後にする。 エステサロンなんて結婚前に数回、通った以来である。 気恥ずかしさが先に立ってどうしようかと思ったが、無料というキーワードには弱い。 衣料品店のショウウィンドウに映る自分の姿を見る。 体型は結婚前と比べればいくらか変わったけれど、小学生2人の母親にしては自分でもスリムだと思う。 1時間だけだし、こんなことにお金をかけるなんてないし、無料だし………。 帰宅する方向に向いていた足を止めて踵を返し、無料券の裏の地図を見て7〜8分ほど歩くと目当てのエステサロン店の看板が目に留まった。 中層階ビルの2階の窓に店の名前があり、階段を上がって優子はガラス扉の前に立つ。 なんだか面接に来たような緊張感が身を包み、帰ろうかとも思ったが、無料体験など滅多にないことを思うと自動ドアの前に足が進んでしまった。 エステ店スタッフ いらっしゃいませ、こんにちは…… いたずらに元気過ぎず、上品だけどそれを鼻に付かない程度の雰囲気に気後れせずに済んでホッとする。 優子 あのぅ……駅前で…… エステ店スタッフ 無料体験でらっしゃいますね、ありがとうございます……こちらへ、どうぞ……… カウンター横に用意された白くて丸いテーブルの前に通され、紅茶らしき琥珀色のお茶が出される。 そこで簡単な説明を受け、5分ほどしてシャワールームの中に優子はいた。 家ではお目にかかれない高級なボディシャンプーの泡に身を包み、とても良い香りに優雅な気分になった。 ここまではいいとして………用意された紙ショーツを見て、そうよねぇ……と、溜息が出そうになる。 下の毛の処理なんて、独身のときほどマメにしているわけがない。 でも、こんなとこ見せるわけじゃないわよね……。 気を取り直して足を通す。 上は用意されてないということは、そういうことかとバスタオルを体に巻いて出る。 エステ店スタッフ こちらのベッドに横になってお待ち下さい…… シャンプールームから出てきた優子を見て、スタッフが施術ベッドまで案内してくれた。 カーテンを閉められて数分後、施術着を着た男女ひとりづつが現れて優子はギョッとする。 優子 えっ?…あのっ……男性もいるんですか? エステ店スタッフ はい、経験を積んだスタッフですので………あの、差し支えがあるのでしたら替えたほうがよろしいでしょうか?…… 差し支えは大いにある、でも20代らしい若い彼を前にして断るのも気が引けてしかたがないではないか。 だけど事前に男性スタッフがいると説明はなかったし、体に触れられるのは抵抗がある。 でも彼だってこんなおばさんに触れたくはないはずよね………。 そんな想いが負い目になって、結局は承諾してしまった。 羞恥心を除けば彼は美男子だし、承諾されてホッとした顔をしていたけれど……。 優子と年齢がそう変わらない女性スタッフが一緒にいるのだからと、自分に言い聞かせる。 彼が背を向けてあれこれとセッティングする間に女性スタッフが優子からバスタオルを取り去り、ハンドタオルを胸に被せてくれる。 女性スタッフ 精一杯おもてなしさせて頂きます……彼も精一杯、勉強させて頂きますので、お気兼ねなくご意見をおっしゃって下さいね…… 男性スタッフ 頑張ります……どうかリラックスなさって下さいね… そう言われても………心の準備が整わないうちに彼は足を、女性スタッフは首まわりにオイルを塗りはじめる。 首、肩、鎖骨の辺りを滑らかに手が移動する。 足首、脛、膝を滑らせる彼の手は意外にも柔らかく、その手つきもエステティシャンそのものでいくらか安心する。 女性の手がハンドタオルを胸が隠れる程度に狭め、胸元まで手を滑らせる。 彼のほうも手が際どいところまで上がってきて、年甲斐もなくドキドキする。 紙ショーツぎりぎりまでにじり寄る彼の手。 脚の付け根付近の柔らかい場所に触れられて、なんだか………。 女性スタッフ それでは、うつ伏せになりましょうか…… 優子は胸の前を抑えて体の向きを変える。 すぐにオイル塗れの手が背中を行き来し始め、彼のほうも脚の裏側を同じように行き来させる。 こんな贅沢をしていいのだろうか………それくらい心地よく、これでは文句のつけようがないと思った。 際どいところまで触れられていたが、一線を越えようとしない良心的な施術に優子はすっかり心を許す気持ちになっていた。 ……………そんな時だった。 女性スタッフ ヒップはどうなさいますか? せっかくお綺麗なお肌ですから、お勧めですよ… 優子はどう応えていいか分からなくて、戸惑った。 駅前で優子は独立して立ち上げた店だと聞いた。 少なくとも女性はプロのエステティシャンで、彼も駆け出しとはいえ、プロの道を歩みはじめているエステティシャンだ。 優子 それじゃぁ……お任せします… そう言うしかなかった。 下手に断るほうが、恥ずかしいと思ったのだ。 すると間もなく紙ショーツの下を潜って、彼の手の平が優子のお尻を包んだ。 夫以外の男性に触られて何とも言えずプロといえばプロの、卑猥といえばそんな気がしないでもない……そんな彼の手が繰り返しお尻を丸〜く撫で上げる。 女性スタッフが背中に触れていなければ、危険な気分になるところだ。 お尻から腿の外側、内側、後ろ側を満遍なく撫で上げて膝の裏側を滑らせて脹脛に下っていく。 そして足首までいくと折り返して、再び上へと温かい手の平が移動してくる。 …………………………………………あぁ…。 海水が入り混じる汽水湖のように、心地良さの中に少しずつ淫らな気持ちが滲み入る。 脚との境界線を越えて紙ショーツの中に、彼の手が当たり前のように侵入する。 決して指先に力を入れず、オイルの力を借りて滑らかに手の平に覆われる。 優子は意識していなかったが、オイル染みのないはずの割れ目の辺りがもう随分と前から半透明に透けている。 女性スタッフの手が押し潰された乳房の横を行き交い、何度も脇の下と脇腹を往復する。 両腕を撫で上げられてから、静かに声ががけられる。 女性スタッフ それじゃぁ、仰向けになりましょうか…… 優子は先ほどと同じようにして、体の向きを変える。 女性スタッフ 眩しいですよね、お顔にタオルをお掛けします…… 優子の目にふんわりしたハンドタオルが被せられ、彼女らが二手に分かれて先ほどと同じように上半身と下半身の肌を2人の手が這い回る。 同じようなと思っていた施術だが、女性スタッフの手がハンドタオルを被せられた下に入ってくる頻度が増えた気がする。 それは気のせいなんかじゃなく、乳首にこそ触れないものの胸のアンダーを軽く持ち上げるかのように触れてきていた。 優子は言おうかどうか迷ううちに、その機会を逃してしまった。 下半身の彼はというと聖域と下の毛こそ触れないものの、紙ショーツの上下から手を入れて可能な部分の肌を触れてきていた。 優子は喉元まで出掛かった言葉を辛うじてと留めていたのは、どこまでも丁寧で抗議していいものかどうかが分からなかっただけだった。 体が熱を帯びてきたが、優子はどうしていいのか分からないまま彼女らに身を委ねるしかなかった………。
2024/12/31 12:27:01(GCFerChc)
投稿者:
ミキ
家を出てから40分が過ぎた。
ウォーキングを始めてから1ヶ月半……。 新陳代謝が良くなったのか15分ほどが経つと、体が汗ばむようになってきた。 結婚してまだ3年なのに、最近スキニージーンズがキツくなってきたのだ。 体重はほぼ変わらないのに、下半身が一回り太くなったというか……。 まだ32歳だというのに、運動不足かしら……。 お風呂上がりに気になる太腿の後ろ側に手を当てて、お肉を絞るようにしてみたら……。 なんと肌の表面がボコボコとなって、浮き出ているではないか……。 何とかという脂肪細胞の塊らしいという知識はあり、テレビの情報番組で見たことがある。 まさか自分がそうなっていたなんて、ショックでしかない。 だから始めたウォーキングだったのだけど、3キロ体重が落ちただけで、肌のボコボコは無くならないのだ。 調べてみたら外的刺激、つまり手で肌を絞るように揉み込まないと脂肪細胞は破壊されず、無くならないと分かって思わず遠くを見ていた……。 自分で出来ることと言えば入浴時、お湯に浸かりながらひたすら気になる部分のお肉を揉み解すというもの。 幾らかの効果はあったように思う……。 それでも素人の自分には限界があり、真っ先に思い浮かんだのはエステサロンという言葉である。 清水千尋はお金の面、その他のことを何だかんだと考えた。 やっぱり自分には敷居が高く感じる……。 どうしよう………。 バスタブに浸かりながら、溜息が出た……。 休みのこの日は早朝に続き、午後もウォーキングに出ていた。 汗で程よく湿ったジャージ姿で自宅付近まで帰ってきた千尋に、ひとりの綺麗が女性に声を掛けてきた。 半年前に開業したのだと、彼女は笑顔でチラシを手渡してきた。 千尋が見たチラシは、会員制のエステサロンだったのだ。 ………会員制と言っても、小さなお店なんですよ。 一回の料金も業界としては、リースナブルにさせて頂いております……。 確かにこれなら美容院代と変わらない。 注目すべきは3回まで無料だというから、千尋は飛びついてしまった。 だって、彼に嫌われたくないのだから………。 朝の通気電車に揺られ、駅から颯爽と歩く。 体にフィットしたグレーのパンツスーツが千尋によく似合う。 彼女の着る白い襟なしのシフォンブラウス、その白い肌の胸元をネックレスさり気なく彩る。 一番乗りかと思っていたのに、先を越す同僚がすでに着ていた。 後輩であり同僚の若い彼はニコリと笑って、千尋に挨拶をする。 ……おはようございます、早いですね……。 千尋 貴方のほうが早いじゃない……。 千尋は笑顔で彼に、挨拶代わりの皮肉を返す。 棚の一番上の資料を取ろうとして、背伸びをする千尋の肩越しに彼の腕が伸びる……。 偶然なのか意図的か、千尋の背中に彼の体が密着してお尻に彼の下半身が当たった……。 普通なら問題になりかねないこんな遊びをいつからか、お互いに楽しむようになっていた。 分かっている……。 既婚者の自分と独身で後輩の彼と噂になったら、とんでもないことになる。 だんだん露骨になる彼の悪戯には、千尋が欲しいと彼の意思が感じられる。 自分はどうなのか、彼の悪戯を拒絶しない時点で答えは出ているのだろう……。 彼のプッシュにいつまで耐えられるのか、自身がない。 肌のボコボコした脂肪細胞の塊のセルライト、それを除去し始めたのは然るべき日に備えてのことにほかならない……。 がっかりされたくない、綺麗な自分を見てもらいたい………。 一線を越すその日は近い、千尋はそんな予感がするのだ。 だからエステを急がなければいけない……。 千尋 ありがとう……。 無表情で礼を言った千尋だが、お尻にしっかりと彼の硬いモノの感触が残っていた……。 まったくどうして朝から元気なのかしら……。 他に考えることは無いのかと呆れてしまう。 でも同時に千尋の体の芯が、熱くなる……。 もう、朝からやめてよ……。 体の熱を冷ましたくて、わざわざ脱がなくてもいいジャケットを脱いで椅子に掛ける。 自分のディスクでパソコンを開いていた彼の元へ千尋はいくと、彼の肩越しに書類を渡してみせた。 千尋の着る薄手のシフォンブラウスは白色……。 柔らかな素材で特徴的な生地の薄さ、それは容赦なく身に着ける者の下着を透けさせてしまう。 故に保守的な価値観の日本においてはインナーを着なければならず、千尋もキャミソールを身に着けている。 それでも薄いブラウス、薄いキャミソール、二重に覆われたその下のブラジャーが曲者だったりする。 確かに下着の姿形を隠す一応の目的は完了する。 けれど触れられる者に、その感触は露骨である。 千尋はパットレスブラジャーをわざと身に着けて着たので、乳房の感触は彼にとってどうなのか。 結果は彼の反応を見れば、一目瞭然である。 今までは自分が千尋に股間を押し付けたり、胸板を背中に押し付けて動揺をひた隠しにする千尋を見て喜んでいたのだ。 勿論ある種、2人だけの信頼関係があってのことだけれど……。 今回はじめて千尋からアプローチをされて、飛び上がりそうになった。 なんて柔らかいんだ………。 肩にマシュマロのような感触が、今も残っている……。 千尋は相変わらず無表情で自分のディスクに戻り、仕事の準備をはじめる……。 もう心は決まっていた。 まだ3年なのに、結婚生活はもうマンネリ化を迎えていたのだ。 夫は真面目で良い人だけれど、あっちのほうがとにかく弱いのだ。 はっきり言ってしまえば、とにかく早い……。 おねだりして2回目をしても、やっぱり早い。 千尋が満足したことは、1度もないのだ。 自分は淡白な方だと思っていたけれど、実はそうでもないと結婚してから気付くなんて……。 夜の旦那がしつこくて疲れたふりをしなければならないと、そうまでして嘘をつかなければならない友人が今は羨ましい……。 夫に体を鍛えるように言ってみたけれど、理系の人間だから所詮は長続きはしないのだった。 サプリだの何だのと試させたけれど、みんな無駄に終わった。 そのうち夫は寝たふりをするようになり、千尋を悲しませたのだ。 子作りどころの話では、もうなくなっている。 他に不満はないけど、仕方がないではないか……。 そんな時、後輩の熱い視線に気がついたのだ。 可愛いしいい男だけれど、歳下には興味が持てなかった千尋だが………。 階段を踏み外しそうになった千尋を彼は、咄嗟に腕を掴んで力いっぱい引き上げてくれたのだ。 千尋は反動で彼の胸に収まり、抱き止められていた……。 久しぶりに胸が高鳴った。 着痩せするタイプだったらしく、筋肉質で胸板の厚さにドキドキさせられた……。 その日から彼の稚拙で可愛い悪戯が始まったのだ。 可愛いと感じた時点で、彼に好感があったのだろう。 人妻なのを知っている筈なのに、チャレンジャーだなと初めは千尋も面白がっていた。 帰りの満員電車の中で、彼に抱きしめられるように守られて頭がボ〜っとなってしまった。 それからボディタッチが増えてきた。 それが彼からのアプローチだと千尋も気付いていたけれど、一線を超える勇気が出なかった。 そして今日の帰り、彼に唇を奪われてしまった。 その瞬間、千尋の心の中で何かが弾けた……。 駅を出て建物の陰の暗がりで、激しく唇を重ねていたのだ。 その先を欲しがる彼を宥めるのが、大変だった。 千尋だって、彼が欲しい……。 でも、まだだ……。 完璧なボディで、そうなったら………。 帰宅して興奮冷めやらぬままシャワーを浴びる。洗い流されて泡が消えると釣鐘型の乳房が現れ、その乳首をはっきりと勃起させていた。 思わず下半身に手を伸ばしかけて、千尋はその手を引っ込める……。 まだ駄目よ、彼にしてもらうんだから……。 明日のエステに備えて、しっかり体を洗った。 明日の外出前にもシャワーを浴びるのに、隅々まで洗い流す。 何回通えばセルライト、落ちてくれるかな……。 彼と迎えるその日を夢見て、千尋はもう一度体を泡まみれにする。 自分のそこを洗い流す時、指先にヌルッとした感触を覚える……。 きっと泡よ、そうに決まってる………。 千尋はそう自分に言い聞かせ、体に纏わせた白い泡を洗い流していった………。
25/01/30 03:02
(aqGppalt)
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