電話で話しながら、ご主人は恋愛経験が少ないんじゃないかって思った。
ご主人「…私は…妻と恋愛して結婚して…こうして悩んでるのに。な、何もしてないカズさんは妻と楽しんで…。や、やっぱりカズさんの方が得じゃないですか…」
俺「いや…だから損得じゃないんですよ…。ご主人と俺は、奥さんとの出会い方が違うんですよ。私と奥さんは恋愛じゃないから。いきなりセックスだから。分からないかなぁ…」
ご主人「でも…妻はカズさんを好きだと言っていたじゃないですか？」
俺「それは、セックスを重ねていった結果ですよ。ほら…凄く好きだったけど、抱いたら冷めたって事、あるじゃないですか？それの逆パターンですよ。」
ご主人「………」
俺「それか、その好きっていうのもプレイの内かもしれませんけど。」
ご主人「好きがプレイ？どうゆう事ですか？」
俺「だから…セックスから始まった俺と奥さんは、オナニーの見せ合いも、好きって感情も、セックスの為に成り得るって事ですよ。少なくともオナニーの見せ合いはそうです。」
ご主人「………」
俺「………」
ご主人「あの…最初に言ったんですけど…妻の身体を満たしてるのはカズさん。だけど…妻はどこかで私を想ってるんじゃないかって話。」
俺「あぁ…おっしゃってましたね。」
ご主人「カズさんの話を聞いてると…それは無いって言われてる気がするんですけど…」
俺「はい…ハッキリ言って無いと思います。」
ご主人「でも、それは今の状態でですよね？何か努力をすれば変わりますよね？」
俺「あの…間違った努力はダメですよ。」
ご主人「それは分かってますよ。」

話しているとだんだん疲れてきた。
何を言っても、ご主人は言い逃れを考えている様だった。
俺「あの…奥さんは…夫としてのご主人に対する想いはあると思いますよ。」
ご主人「はい…」
俺「だけど…奥さんはご主人に対して肉体的な要求はしないと思いますよ。それはチンポの大きさとか関係無しで…」
ご主人「な、なんか…腑に落ちないんですよね。そこの部分に関しては…」
俺「まぁ…俺みたいな奴が言う事ですから仕方ないですよ。」
ご主人「いえ、カズさんの言う事、もっともだなって思う所はたくさんあるんですよ。だけど、セックスに関することだけはちょっと…」
俺「仕方ないですけど…。あの俺的には、奥さんの下着などをオナネタにして、余り求めない方が良いと思いますよ。」
ご主人「いや…あの…ずっと妻とやってきたじゃないですか？夫婦として。」
俺「はい…そうですね。」
ご主人「今は…ギクシャクしてるけど。やっぱり…今さらですけど…私が妻を意識している様に…妻もそうなると思うんですよね。」
俺「ご主人…また話が…ご主人の都合の良い方へ向いてますよ。」
ご主人「いや…そんな事は無いですよ。やっぱり…妻とオナニーの見せ合いをやってみます。もしかしたら、それがキッカケで私を意識してくれるかもしれないし。」
俺「いや、あの…それはご主人だけで、奥さんはオナニーする前にもう冷めていますから…」
ご主人「それは分かってますよ。だからオナニーの見せ合いを繰り返せば、俺みたいに興奮してくると思うんですよ。」
俺はまた呆れてしまった。
長々と話したのに振り出しに戻ってしまった気がした。
俺「あの…ご主人。それってご主人の自己中な考え方で…。ご主人が興奮したからといって、奥さんもなるとは限らないですよ。」
ご主人「そ、それも分かってますよ。」
俺「あの…無理強いはしないで下さいね。とくに暴力は絶対にダメですからね。」
そして、ご主人は「絶対に暴力はしない」と約束をして電話を切った。

なんだかこのご主人、かわいい…

凄く納得。
まだまだ先を期待してます。

俺は家に着きシャワーを浴びた。
ドッと疲れが出てきた。
俺は今日も大活躍したチンポを丁寧に洗った。
湯船に浸かりながら奥さんを思い出した。
もし、奥さんがご主人とオナニーを見せ合って、その流れからセックスをしてしまい、俺と縁が切れたら、俺もご主人みたいになるのかな？って考えていた。
風呂から出てリビングでビールを飲んでいると、メールがきた。
ご主人からだった。
メールには「我慢できなくて、洗濯機を漁ったんですけど妻のパンティがありません。他の衣類はあります。」と書いてあった。
俺は思わずニヤけてしまった。
メールに「すみません。奥さんのパンティは俺が貰っちゃいました。」と返信した。
ご主人からの返信は「そうでしたか。染みは凄かったですか？」と書いてあった。
俺が「凄いですよ。」と返信をすると「写メを下さい。」と来た。
俺は無視してテレビを観ながらビールを飲んだ。
それでもしつこくメールが来るので「すみません。疲れているので。今夜はブラでオナって下さい。ザラザラのレースが気持ちいいですよ。」と送った。
ビールを飲み終え、焼酎を飲み始めた時にご主人からメールがきた。
メールには「本当ですね！ブラのレースいい感じです！」とご主人の勃起したチンポがブラジャーに挟まれた写メが送られて来た。
俺は、ご主人が狂ってると思った。