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「いらっしゃいませー!」
店内に明るく響く来店を歓迎する女性の声。 私はカウンター内から響くその声を聞きながら、新商品の発注品の検討を続けていた。 今回は、夏向けの新作スイーツが発売される時期ではあるが、あまりスイーツが多く売れる地域ではないため、よく吟味しなくてはならない。 「う~ん、このゼリーは若い女性向けだから、あまりファミリー層には向かないのかなぁ。」 私が独り言のように呟くと、パソコンの画面から機械音声がバックヤードに響いた。 『レジカウンターヘルプお願いします』 「おっ。」 私は席を立ち上がり、椅子の背もたれにかけた制服を羽織る。 「いらっしゃいませー。」 私は挨拶をしながらカウンターに入った。 「店長すいません。コーヒーの機械がエラーしてるみたいで。対応お願いします。」 先程までバックヤードで聞いていた声の主が、私に声をかけてきた。 彼女の名前は、小坂雪(こさかゆき)。 彼女とは高校の同級生で、一年生の時に同じクラスだった。 男子相手にも愛嬌よく接しており、同じ仲間内のグループで遊びにいくこともあった。 一時期自分の友人と付き合っていた時期もあったようだが、一年くらい付き合った後に別れた後、同じ部活の先輩と付き合うようになった。 それが今の旦那さんのようだ。 最初、パートの面接をした際は、お互いに顔を見合せて爆笑してしまった。 向こうは、電話口の名前と私の声でもしかしたら、と思っていたみたいだが、私の方は名字が違ったので面接で会って初めて気付いたのである。 高校を卒業して、たまに会うことはあったが、約20年振りの再開だった。 人となりも知っていたので、面接とは名ばかりで即採用した。 前もコンビニで働いていたことがあり、仕事を覚えるのは早かった。 私は、レジでテキパキと客を捌いていく様子を見ながら、私はコーヒーマシンのエラーを直した。
2021/06/11 10:35:15(xSVrWHb9)
《永川編》
私は自宅に着くなり、すぐに洗面所に向かった。 私の下着が入っている棚から新しい下着を出すと、ショートパンツを脱ぎ捨てて、新しいショーツを履く。 トートバッグの中から吉本君の家に行く時に履いていたショーツとショートパンツをセットにして洗濯機の中に投げ入れ、着ていたTシャツを脱ぐとブラジャーを外した。 裸になった上半身に制汗剤のスプレーを撒く。 鏡に写った自分の姿を見て、我ながらおっさんみたいだな、と思ってしまい、笑いを堪えられなくなってしまった。 永川「あははははは。」 洗面所に響く私の笑い声。 永川「こんな身体でも、まだ女に見られただけ良かった(笑)」 元々大きくなかった胸が、授乳期にCくらいまでは大きくなったものの、授乳を終えてからまた一気にしぼんでしまい、今では申し訳ない程度の膨らみに少し黒ずんでいる乳首が付いている私の身体。 こんな夫にも飽きられた残念なおばさんの身体でも、夫以外の男性に求められることがあるんだ、と思うと今までモヤモヤしていた自分の心の内が少しだけ晴れたような気がした。 外したブラジャーを洗濯機の中に入れてから、手早く新しいブラジャーを着け、脱いだTシャツを再び着た後に、洗濯機の上に置きっぱなしにしていた出掛ける直前まで履いていたワイドパンツを履くと、いつもの主婦である私の出来上がりだった。 私はトートバッグを持ってリビングに出ると、丁度次男が帰ってきたところだった。 次男「ただいまー。」 永川「お帰り。お母さん洗濯物しまってきちゃうから、ランドセル置いて、手洗ってね。あ、学校の手紙は机に出しといてー。」 私はいつもの母親の姿に戻り、2階へと登る。 制服類が入っているトートバッグを寝室のウォークインクローゼットの奥底にしまうと、私はベランダに行き洗濯物を取り込み始めた。 永川『さっきまでは、あんなことしてる母親だったのに……。何か申し訳ないな。』 あんな行為をした後に改めて子供の顔を見ると、私は内心、夫、というよりも、子供に対して罪悪感を抱いてしまった。 洗濯物を取り込み終わり、リビングに降りる途中に、長男も帰ってきた。 長男「ただいまー。いってきまーす!!」 ランドセルを玄関に投げ捨て、すぐに友達のところに出掛けていく長男。 永川「あっ!こらっ!!」 私が誰と遊ぶのかを聞く間もなく長男は遊びに出てしまった。 永川「まったく。父親に似て何度言ったって直りゃしないんだから。」 私は愚痴を言いながらも、長男の投げ捨てたランドセルを拾いリビングに入った。 永川「宿題出たー?」 私はエプロンを着けながら、リビングのソファに座り、タブレット端末で動画を見始めている次男に声をかける。 次男「ないー。」 永川「ホントにー?先週そんなこと言って、実は宿題出てたけど、今日は大丈夫だよね?」 次男「うん。」 タブレット端末から目を離さずに答える次男を横目に見ながら、私は夕飯の下ごしらえを始めた。
23/01/16 13:41
(FCLpdYQP)
(お詫び)
3段目訂正箇所あります。 吉本君の家→山口君の家
23/01/16 14:05
(FCLpdYQP)
夜になるとより元気になる子供達を寝室に追いやり、ようやく主婦業が一段落ついたところで、私は山口君の家から帰る途中で買ったアイスクリームを冷凍庫から出して食べ始めた。
永川「んー!ひっさびさに食べるとおいしいなぁ。」 アイスクリーム専門店で買った口の中で小さなキャンディが弾けるタイプのアイスクリームだ。 永川「だって自分の身体で稼いだお金だから、これくらいなら許されるよね。」 自分自身に言い訳するかのように独り言を呟いて、二口目を口に運ぼうとしたところで、玄関のドアが開く音がする。 永川「あー。帰ってきちゃったよ。」 どうやら、夫が帰ってきたようだ。 永川「おかえり。」 リビングに入ってきた夫はただいまの挨拶すらせずに、スラックスをソファに脱ぎ捨てると、そのまま浴室に向かった。 私はスラックスをシワにならないようにしてハンガーにかけると、玄関のクローゼットにかける。 もう10年以上、夫のスーツをハンガーにかけるのが私の仕事になっていた。 味噌汁の鍋を温めながら、おかずを小皿に移して机に並べていく。 味噌汁とご飯をよそい終わると夫が浴室から出てきたところだった。 夫はズボンだけを履いて上半身は裸のまま、タオルを首からかけたままの状態で自分の席に座ると、無言で夕飯を食べ始めた。 永川『やっぱ、言うだけ無駄よね。』 私は無言で夫の対面の席に座り半分溶けたアイスクリームを食べる。 永川夫「珍しいアイスクリーム食べてるな。」 永川「あ、うん。たまには、ね。あなたの分もあるよ。」 永川夫「いらん。」 永川「あ、そ。」 永川夫「いいよな。主婦はそうやって人のお金で自分の食いたいもん食べられるんだからな。」 私は夫のモラルの欠けた言葉に無言を貫き、アイスを食べ続ける。 以前から、仕事で疲れていたり不機嫌なことがあったりすると、こうした発言はあったが、もうそれにも慣れっこになっている自分がいた。 やがて、夫は夕飯を食べ終えると床にあるパジャマの上着を着て、いつも通り、ソファの定位置に座る。 私は夫の食べ終わった食器をキッチンに運び、夕飯の後片付けを始めた。 夫に目をやると、無気力な様子でスマホの画面を眺めて、何かのゲームをやっているようだった。 永川「別にあなたのお金じゃないし……」 私は食器を洗いながら、夫に聞こえない声でそう呟いた。 永川『そもそも人のお金ってなに?私だって家事や育児、一生懸命やってるわよ。』 洗った食器を食洗機にしまい、洗剤を入れて食洗機の予約ボタンを押すと、私は翌日の朝食の準備のために、お米を砥ぎ始めた。 永川夫「あー。そういえば、明日から1週間出張なの覚えてる?」 永川「えー!?聞いてないよ?」 永川夫「先週話しただろ?」 永川「いや、聞いてないってば。」 永川夫「言ったはずだけど。まさか準備してないのか?」 永川「してないわよ?聞いてないもん。自分で準備したら?」 永川夫「いやいや、絶対言ってるから。」 永川「知らない!」 永川夫「知らないじゃなくてさ……。あー!もういいよ!とりあえず、3日分の着替えだけ用意しといてくれよ。あとは向こうで何とかするから。明日早いし、俺はもう休むから。」 夫は、私が朝食の下準備をしているのをいいことに、逃げるようにしてそう言い捨てると二階の寝室へと上がっていった。 永川「ふざけんな!このクソ旦那!」 怒りのあまり、つい子供の前では絶対に使わないような口調になってしまう。 私はお米をジャーにセットすると玄関横のクローゼットから夫のワイシャツを取り出した。
23/01/16 20:50
(Zjmb/WWu)
チャプ……チャプン……
浴槽に溜められたお湯が波打つ音が浴室にこだまする。 永川「ウッ………ンッ……」 私は左手で口を抑えながら、喘ぎ声が外に漏れるのを極力抑えるようにしていた。 濡れた髪から、水滴が顔を伝い落ちていく。 浴室内の熱気もあいまって、次第に自分の顔が上気していく感覚が分かる。 永川『お昼に一回逝ってるんだけどな……』 浴槽内に溜められたお湯の中で私の右手は、ゆっくりとクリトリスを愛撫している。 夫の翌日の出張準備を整えた後、私は怒りを鎮めるために時間をかけてシャワーを浴びた。 最初の内は夫への怒りの感情に支配されていたものの、次第に昼間に山口君の家でした行為を思い出してしまい、自然と女の大事な部分に手を伸ばしていた。 手を触れた瞬間に、ねっとりとした愛液が溢れ出しているのが分かり、自分の中で怒りに代わって高まる性欲を抑えることが出来なかった私は浴槽内でオナニーを始めてしまった。 永川『お尻あんなに責められたのって、高校の時以来か……』 私は高校時代、痴漢にあった時にショーツの中に相手の手が入ってきたことがあった。 お尻の穴に指が触れた時、当時の私は そこは排泄をするための汚い場所 という認識しかなかったので、恥ずかしさと、恐怖でただ震えることしか出来なかった。 それでも相手は執拗にお尻の穴を触ってきて、しまいには指を中に入れようとしてきたので、たまらず私は電車が駅に着いた瞬間に、まだ降りる駅ではなかったにもかかわらず、電車から降りて駅のトイレに駆け込んでいた。 永川『でも、今日の私は……』 私は、浴槽内で立て膝をつく姿勢になると、両足を拡げて膣内から溢れる愛液を右手になじませる。 指を滑らせるようにしてお尻の穴の付近まで伸ばし、山口君がやっていたような感じを思い出しながらマッサージをする。 永川『汚いところだけど、やっぱり気持ちいいかも……』 永川「フッ………フッ………フッ………フッ………」 左手で抑える口の呼吸が激しくなる。 私は右手を伸ばしてボディソープを手に取ると、ポンプの先から少しだけ中身を出した。 手の平に出された少量のボディソープを浴槽のお湯につけると、指全体で上手く泡立て、再びお尻の穴へと近付ける。 永川『汚いところだから、ちゃんと綺麗にしなくちゃいけないもんね。』 自分自身にそう言い聞かせながらも、私の本能は次に何をしようとしているのか分かっていた。 温かく泡立ったボディソープが愛液と混ざり、滑らかな潤滑油となったせいで、私のお尻の穴は、今までにない程にすんなりと指を受け入れてしまった。 永川「アッ……アッ………グゥゥゥ……ンッ……アッッッ!!」 お尻の穴が広げられる痛覚と、それ以上に押し寄せる快感。 その快感に平衡感覚がおかしくなってしまい、たまらず私は浴槽の縁に左手をつき、身体を支えた。 左手による抑制が外れた私の口から、喘ぎ声が漏れ出てしまい、浴室内に響いた。 永川「ハァハァ……ハァハァハァ……ハァハァ………」 私は押し寄せる快感を抑え込むと、再び左手で口を抑えた。 永川『やばい………何今の感覚……』 お昼に山口君が入れた位置よりも深くの位置まで私の指はお尻の中に侵入していた。 永川『完全に変態じゃん……私。』 今まで、オナニーは何度もしてきたことはあるけれど、こうして自分のお尻を弄ぶのは初めてのことだった。 今の私は、牙をむかないように口を抑えつけ、痛みを伴う快感を味わうために浴室のドアを睨みつけている。 きっと、今の浴室内の状況を男の人が見たら、いい年をしたおばさんが、性欲に飢えた獣となって浴槽に入っているように見えてしまうかもしれない。 永川「フーッッ……フーッッ……」 痛みの感覚に慣れてきたところで、私はお尻の中に入った指先を動かしてみた。 人差し指の第一関節を動かした瞬間、再び押し寄せる快感の波。 永川「ンンッッッ!!!ンーーッッッ!!!」 私は、あまりの快感に思わずお尻の穴から指を抜いてしまう。 手で抑えていなかったら、私は間違いなく大きな喘ぎ声をあげてしまっていたと思う。 永川「ハァハァハァハァハァハァハァハァ………」 私はとにかく呼吸を落ち着かせた。 あのまま最後まで逝ってしまったら、もし家の外に人がいたら私の喘ぎ声が聞こえてしまうことになってしまうかもしれないし、何より家族に聞こえてしまうかもしれなかった。 永川『流石にまずいよね……そんなの。』 私は最低限の倫理観を残して、何とか踏みとどまることが出来た。 ザバァ 快感の波が落ち着いたところで、私は勢いよく浴槽から出ると、もう1度シャワーを頭から浴びたのだった。
23/01/17 12:35
(GJ0FfQ93)
翌日、私は夫が出勤する時間には起きずに、子供達を学校へ送り出す時間に合わせて起きた。
やっぱり、昨夜の夫の言動は許す気になんてなれなかった。 永川「はいはい。出発の時間だよー。」 子供達を家から送り出して、朝の家事を一通りすませると、時間は10時を回っていた。 永川「さてさて。あれをどうしましょうかね。」 私は二階のクローゼット奥にしまった制服の入ったトートバッグを思い浮かべた。 とりあえず、クローゼットに行きトートバッグを手にする。 永川「あ、これは中尾のだから、山口君に返さなきゃいけないよね。」 私は昨日履いた中尾のスカートを目の前に広げた。 永川「クリーニング出すにしても、一回洗濯しなくちゃだよねぇ。」 昨日のプレイ中、私はおしっこを漏らしちゃったと勘違いしてしまうくらいに、とんでもない濡らし方をしてしまった。 永川「乾いてはいるけど、流石に、、ねぇ。」 私は、制服のブレザーとリボンはそのままトートバッグの中に畳んでしまうとスカートとブラウスを持って一回に降りる。 永川「えーと、、、とりあえず水洗いかな。でも、どうすればいいんだぁ?」 私はいつもは使うことのない久々に使う洗濯機の手洗い機能に戸惑いながらも、何とか洗濯機を回し始めた。 永川「ふぅ。洗濯機一つまともに回せないなんてね。」 私はソファに座りながら、テレビを見始める。 昼食に昨日の残り物を食べていると、洗濯機が終了する音が洗面所から聞こえた。 ご飯を食べ終えてから、洗濯機からスカートとブラウスを取り出して、スカートだけは浴室内に干すことにした。 永川「男の子しかいないのに、ご近所様にこのスカート干してるとこ見られたらやばいからね。」 ベランダにブラウスを干した後にリビングに戻り、再びソファに腰をおろした。 ここで、いつもの私なら昼ドラやお昼の情報番組を見ながら適当に過ごしたりするのだが、今日の私はテレビはつけっぱなしにしたまま、無意識のうちにスマホで色々と調べ始めていた。 【セックスレス解消】 【アナル オナニー】 【アナルセックス 方法】 【アナル グッズ】 【女性 風俗】 【不倫 ばれない】 【女性 性感帯】 卑猥な言葉の羅列が私のスマホに次々入力されていく。 永川「今はあいつとセックスする気にもなれないしなぁ。」 永川「あ、ゴム使わないと危ないのかぁ。」 永川「やっぱり、うんち出してからじゃないと汚いよねぇ。」 永川「えー、、、こんなのお尻に入らないでしょ(笑)」 永川「あ、女性用風俗ってのもあるんだ。高い!」 永川「あれはやっぱ、不倫なのかな。」 永川「やっぱり私お尻は感じやすいのかも。」 それぞれのサイトを見ながら、私は独り言をつぶやいていた。 今まで全くアダルトサイトを覗いた経験がない訳ではなかったし、時にはアダルトサイトを見ながらオナニーをしたこともある。 永川『でも、アダルトグッズなんて買ったら夫にばれちゃうからなぁ。』 夫名義のクレジットカードはあるけれど、収入のない私は、自分自身のクレジットカードを持っていなかった。 クレジットカードの明細は夫のメールに送信されるので、下手をしたらばれてしまう。 永川『ちょっと欲しいと思うけど……』 そんなこんなを考えている内に、玄関ドアを開く音がした。 子供が帰ってきてしまった。 私は閲覧していたサイトを閉じて、ソファにスマホを投げ捨て、帰ってきた次男を出迎えたのだった。
23/01/17 20:59
(sG8ujEPz)
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