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1:父の再婚相手。
投稿者:
タケイチ
『そしたら、ちょっと連れてくるから。』、そう言って家を出た父は、しばらくして再婚相手となる女性を家に連れて来ました。
その女性は僕の顔を見ると、『タケ君、ご無沙汰してます。お元気~?』と挨拶をして来ます。そうです、僕はこの女性を知っているのです。 僕は、『先生、お久しぶりです。』と女性に返しまします。この方は普段『先生。』と呼ばれ、それは僕だけではなく、姉も、死んだ母もそう呼んでいました。 彼女の名字は『滝本』。同じ町内に住んでいて、自宅で中学生の英語塾を営んでいるのです。52歳の父よりも一回りくらい上の、63歳になります。 4年前に母を亡くした父は、町内会の会合でこの滝本先生と知り合いました。僕や母ならともかく、父はこの先生のことをほとんど知りません。 なので、躊躇いもなく一人の女性として見てしまったのでしょう。最終的に、11歳も年上の先生を射止めてしまったのです。 『ワシより、お前の方がよく知ってるよなぁ~。』と父が話すと、僕も先生も笑顔を作ります。それでも、やはりぎこちなさは残ります。 これからは、『義母さん』となってくれるはずの女性を素直に喜べないのです。僕にとっては、2年間お世話になった『先生』。母ではなく、先生なのです。 父と滝本先生が二人で話を始め、それを聞いている僕に伝えます。1つは、住む家のことです。もちろん、先生も近くに家を持っています。長年住んだ家です。 それに、塾もまだ続けているので、そう簡単に明け渡すことも出来ません。それでも、『この家で一緒に住もうと思っています。』と言ってくれました。 先生が塾を辞めるまでは、二重の生活になるようです。 もう1つは、先生の息子さんの問題です。僕よりも6つ年上の息子さんがいて、このままいけば義理の兄になります。その方が、まだ先生と暮らしています。 しかし、『決めた娘がいるから、もうすぐ決まると思う。そのうちに出ていくでしょ。』と先生の口から告げられました。 義理の兄とは、一緒に暮らさないようです。それを聞き、少し安心をしました。やはり、いきなり他人が二人も入ってくるのはキツいです。 年齢が年齢だけに、二人の結婚式などありません。なので、先生が僕の義母として初めて家に来たのも、突然のことでした。 僕が家に帰る午後6時。父よりも帰りの早い僕は、いつも合鍵で家に入るのですが、家の中は明々と照明がつけられています。 玄関を開けると、奥から小走りで女性が現れ、『おかえり~。』と声を掛けられました。先生でした。 『ただいま。』と言うと、『今日からお世話になるからねぇ。優しくしてよ~。お願いよ~。』と先に言われてしまいます。 やはり先生も、場違いな感じはしているようです。8年くらい前に旦那さんを亡くされ、長年住んだ家から新しい亭主の家にこの年で来たのですから。 『夕食、先に済ませる?』と聞かれ、『はい。』と答えてしまいました。きっと、母に聞かれたなら、『ああ~。』とぶっきらぼうに答えていたはずです。 テーブルには、見たこともない料理が並びました。同じような料理でも、やはり母のものとは全然違うように感じるのです。 先生はテキパキと動き、料理に後片付けと動き回っていました。動きながらも僕に話し掛けてくれて、先生なりには頑張っているようでした。 しかし、僕の対面に座ることは一度もありませんでした。先生も、義理の息子の僕と真正面で向き合うまでには、まだ少し時間が掛かるようです。 その頃でした。外から物音が聞こえ、扉が開きました。『あっ、ただいまぁ~。』と父の声でした。二人きりで息が詰まりそうな僕は、身体の力が抜けます。 先生は、急いで玄関へと向い、父を迎え入れます。二人で話をしているのが聞こえ、『こんなの、母の時もあったなぁ。』と懐かしんでしまうのでした。 父と僕はお風呂を済ませ、最後に入ったのは先生です。おかしなものです。何年も僕が最後のはずなのに、またその後に入る方がいるのです。 それも、長くこの家には居なかった女性です。聞くつもりもないのに、テレビを見ながら、耳だけは風呂場へと向いてしまっていました。 しばらくして、先生が現れます。ちゃんとパジャマを着込んでいて、やはりこの家に住み始めてくれたことを実感します。 父は、『どうやった?』と聞くと、『あぁ~、いいお湯やった~。』と先生が答えています。それを聞き、父もどこか嬉しそうです。 しかし、僕はと言えば別のことを考えていました。初めて見る、先生のパジャマ姿。それは彼女に密着し、先生の身体を写し出しています。 僕が思っている以上に、細い身体をしていました。ある程度の身体つきだと思っていたのに、それは間違い。先生はとても細い方だったのです。 何年ぶりかの、母という女性を交えた団らんでした。たいした会話もないのに、『これが正しい形。』と思えて嬉しくなる僕なのです。 それでも、『寝るわ。』と二人に伝えます。やはり、年配とは言え、新婚さんなのです。僕も、それなりに気を使います。 父に遅れて、先生からも『おやすみ~。』と声が掛かります。なんか、照れくさいものです。 それを察知したのか、父が『お母さんにも、ちゃんとおやすみ~って言わんか。』と僕に言います。父の魂胆など見え見えです。 そして、『母ちゃん、寝る!』と告げ、僕は階段を登って行きます。居間では、それを聞いた父と母の笑い声がありました。 僕は部屋へと入り、ベッドに転がっていました。テレビをつけ、録画しておいた番組が再生をされます。 しばらくして、『開けるぞ!』と父が声を掛けます。扉が開き、ほんと他愛もない話をして、その扉はすぐに閉められるのです。 先生に、父親らしいところでも見せようとしたのでしょうか。しかし、父の行動は余計なものまで僕に見せてしまうことになります。 扉が少し閉まり、最後に『パタンッ!』と締め切ったのは父ではなく、父のあとをついていく滝本先生だったのです。 先生は薄い黄色のパジャマを着ていました。そして、この先にあるのは父の寝室しかありません。当たり前のことに気がつきました。 僕の知っている滝本先生は、妻として、今から父とベッドを共にするのです。
2018/10/31 16:56:25(kGbTXvL3)
投稿者:
タケイチ
『先生のオマンコに出したいわぁ~!』、その言葉に強烈だった先生のフェラが停まりました。僕も、言った言葉に恥ずかしささえ覚えます。
先生を見ると、不思議そうな顔をしてこっちを見ています。彼女に手を差し延べ、『させてぇ~…、させてよぉ~…、』と声を掛けました。しかし、先生は動きません。 もう一度、『させてよぉ~…、させてぇ~』と誘いますが、それでも彼女は動こうとはしません。 僕は身体を起こします。そして、『久美子が好きなんじゃわぁ~!久美子も、僕のもんになれやぁ~!』と叫んでしまうのです。 先生は布団の上を膝で歩きながら、僕に近づいて来ます。僕の身体が押され、尚も彼女に唇を押されながら、僕の身体は布団へと落ちて行くのです。 先生は強いキスをしながら、『なってあげる~!あなたのもんになってあげるぅ~!』と言ってくれるのです。 激しいキスが続き、僕に股いだ彼女は手でチンポを握り締めます。そして、『出してぇ~!私のマンコに出してぇ~!』と言って、自分から押し込むのです。 彼女は僕の胸に手を置くと、すぐに腰を振り始めます。腰を振りながら、『出してぇ~!…、出してぇ~!…、』と口に出し続けるのです。 腰を振る彼女が、『ウゥ~…、ウゥ~…、ウゥ~…、』と言い始めました。彼女の身体は次第に腰だけが動くようになり、スピードは一気に増します。 僕の身体と先生の腰、それだけでなく部屋全体がガタガタと揺れているような感覚。 『アァ~…!…アァ~…!…』と喘ぐ彼女を見ると、とんでもない速さで揺らされていました。。彼女は、時折『逝くっ!…、逝くっ!…、』と口走ります。 きっと、身体よりも気持ちが何度でも逝ってしまっているのです。 正直、僕は何もしていませんでした。高速に揺れる彼女の腰に、身を任せているだけ。勝手にチンポがオマンコに擦り続けられているのです。 先生の腰が上下の運動に変わって、それは同じこと。ただ、あの真面目な先生がうんこスタイルで腰を叩きつける姿には、興奮が増すのは確かです。 僕は膝の上の彼女を掴まえ、抱き締めます。ジャマな彼女の腕まで一緒に抱え込み、フィニッシュは僕から責めるのです。 『逝くよぉ~?久美子の中に出すよぉ~!』、そう言って、チンポを突き始めると、動けない彼女は『アァ~…!アァアァ~!~、』と叫び始めます。 もう言葉などありません。喘ぐだけのケモノです。僕に抱えられた彼女の腰だけが、『パン!パン!』と音を立てて上下に動いているのです。 そのスピードが上がりました。僕が『逝くよ~?!逝くよ~?!久美子、逝くよ~?』と聞くと、『逝ってぇ~!もう逝ってぇ~!』と彼女が叫びます。 そして、『久美子ぉ~!逝く逝くぅ~!!』と告げると、『逝ってぇ~!マンコに掛けてぇ~!!』と先生が叫ぶのでした…。 彼女を抱きしめたまま、僕はずっと腰で突いていました。射精などとっくに終わっているのに、離したくないのです。 『ウウゥ~っ!…、』と先生が身体を震わせました。呼吸をするのも忘れていたのか、正気に戻ったようです。 僕は『逝ったぁ~?』と聞くと、『うん…。気持ちよかった…。』と答えてくれます。『久美子、何回くらい逝ったぁ~?』と聞いてみます。 『そんなの数えてないわぁ~。』と一度は答えますが、『100回くらいかなぁ~?』とおばさんギャグで返す先生でした。
18/11/16 11:36
(5YNgo1NF)
投稿者:
タケイチ
僕と先生は風呂場で身体を洗い流し、またこの和室へと戻って来ました。部屋を見ると、乱れたシーツが二人の激しさを物語っています。
僕が彼女に中出しをしたおかげで、大きく敷かれていた2枚のシーツは、1枚は普通に使えそうです。それを敷き布団に掛け、その中で眠ることになります。 僕が先に入り、彼女はいつものように後から入って来ました。 まだ余韻が残っているのか、先生は照明を消さず、僕の身体に寄り添います。きれいになった僕の身体に、彼女の唇が触れていくのです。 先生は『どうしよう~…。』と一人言をいい始めました。『どした~?』と聞くと、『ほんとに好きになってしもたわぁ~。』と僕に言うのです。 少し嬉しくなり、次の言葉を探していると、『私、好きすぎよぉ~…、もう好きすぎやわぁ~。』と頭を乗せて来るのです。 その顔に唇を延ばすと、彼女は背伸びをしながら唇を押し当てて来ます。甘い時間が続くのです。 『寝ようかぁ~。もう疲れたわぁ~。』と言った先生。足腰がガタガタで辛そうです。彼女が照明のリモコンを手にします。 消そうとした時、『目、つぶってくれてたかなぁ~?』と僕が呟きます。それを聞いた先生は、リモコンに掛けた指を離しました。 そのまま僕の隣に寝転がると『旦那さんなぁ~?』と僕に聞きます。『うん。』と返事をすると、『つぶってくれてたんじゃないのぉ~?』と彼女は答えます。 『目、開けてたやろ~。』 『どうしてぇ~?』 『先生のこと、愛してたんやろ~?気になるやろ~?』 『愛してくれてたよ~。だったら、見ないんじゃない~?』 『ほら、目開けてるよ!ほらほら!』 『写真だからでしょ~?』 『そうかぁ~。』 『けど、見ててくれてたんなら、私はうれしいわぁ。』 『どうしてぇ~?』 『旦那さんねぇ~?私が間違ったことをしてフラフラしてたら、ちゃんとまっすぐに直してくれるような人だったの。』 『うん。』 『だから、あなたのお父さんとの結婚は、たぶん旦那さんが修正してくれたんだと思う。』 『うん。』 『だったら、あなたのこともちゃんと見てもらわないと~、ねぇ?』 故人を相手に、そう真面目に語る彼女の姿がとても印象的でした。旦那さんに対する愛情もとても感じられ、有意義な時を過ごせました。 『電気消すよぉ~!』と言われ、照明が落ちていきます。部屋は数時間ぶりに真っ暗になり、僕達はようやく眠りにつけるのです。 『久美子ぉ~?』 『ん?なにぃ~?』 『旦那さんに聞かれたよ~?』 『なにぃ~?』 『久美子の『もう逝かせてぇ~!』ってヤツ。』 『聞いてないわぁ~!耳、ふさいでるわぁ~!!』
18/11/16 12:20
(5YNgo1NF)
投稿者:
タケイチ
月曜日の朝。目が覚めるとそこは和室で、目に飛び込んで来たのは、先生の家の御先祖様のお写真。その中でも、やはり旦那さんの顔に目が行ってしまう。
『見てた?見てた?やっぱり見てた?』などと心の中で思い、昨夜の先生との情事を振り返ると顔がほころんでもしまうのです。 キッチンに向かうと、『おはよぉ~!』と先生が声を掛けてくれます。朝食の準備も進んでいて、それはまるで母の姿です。 テーブルに腰掛けると、『早く食べて。お着替え取りに行かないといけないでしょ?』と心配をしてくれます。着替えは持ってなく、実家にあるのです。 食事を始めると、先生は流し台で洗い物を始めました。とても手際が良く、長く主婦をして培った経験を見せられるのでした。 寝起きの朝だからでしょうか、昨夜とても満足をしたからでしょうか、今の先生を見てもとてもイヤらしいことは考えません。女ではなく主婦、母なのです。 着替えを取りに行くため、家へ向かいます。いつもより早く起きているので、家にはまだ出勤前の父がいる可能性があります。正直、会いたくはありません。 それでも、『離婚届けに印を押したこと。』『先生と笑って写真を撮っていたこと。』、ちゃんと決着はしているはずです。そう信じ、実家の扉を開きました。 入ってすぐに人の気配がします。それはリビングからで、父がいることは確実です。『ただいまぁ~。』と声を掛け、僕は家へとあがりました。 向かったのは、やはり父の元です。とにかく顔を見て、父のご機嫌を知らないとと思ったからです。 リビングにいた父に、『ただいまぁ~。』ともう一度声を掛けます。テレビに目を向けたまま、『おお~。』と相変わらずの愛想のない返事です。 『着替え取りに来た。』と父に告げ、立ち去ろうとした時、『おいっ!そろそろ出るけどのぉ…。』と父が言います。続きがありそうなので、振り返りました。 すると、『泥棒みたいにコソコソするなぁ~。あの女が好きなんだろ~?荷物や全部持って~、そいつのとこに行かんかい~。』と言ってくれたのです。 『行って、そいつ大事にしてやれ~。』、不器用な父らしい、それでも優しい言葉でした。 午後5時30分。いつもより早く帰宅をさせてもらった僕は部屋へ駆け込み、先生の家へと運び入れる物の選択を始めます。 ある程度のモノは先生の家にあるので、着替えと身の回りくらいのモノで済みそうです。それを急いで車に積み込み、彼女の家へと向かいます。 着くと、ちょうど塾が終わっていて生徒さん達が門の前で立ち話をしています。2階には照明がついていて、先生はまだそこにいるようです。 僕は『みんな、ちょっとゴメン~。』と塾生に声を掛け、門の中へと車を運びいれます。それで帰る気になったのか、子供たちは帰っていきました。 少しして、2階から先生が下りて来ます。荷物を降ろそうとしている僕を見て、『おかえり~。なにそれ?』と聞いてきます。 僕は『もう、めんどくさいから着替えとか持ってきた。父ちゃんもそっち行けって。』と先生に伝えます。喜んでくれると思っていました。 好きな男が、『一緒に住む。』と言っているのですから。 しかし、『それ、どうするのよぉ~?どこに置くん~?』と聞いて来たのです。何か、意外でした。喜ぶというより、迷惑そうです。 『置き場所なんて、どこにでもあるやん。』『部屋だって、空き部屋あるやん。』と軽く考えていました。 しかし、あることに気がつくのです。この家には、話をして説得をしなければいけない人物がいることを…。 それは先生の息子さん。結婚して県外にいるとは言え、いつ帰って来るかも知れません。彼が帰ってきて、そこに僕の部屋があればなんと思うでしょう。 母が、40歳年下の、それも義理の息子だったヤツと関係を持ち、一緒に暮らしていると知ったら、なんと言うでしょう。 戦う相手は、父だけではないのです。
18/11/17 15:49
(eolaXnuP)
投稿者:
タケイチ
先生は、『とりあえず、全部降ろし~。』と言いました。僕は迷惑を感じながらも、言われた通りに荷物を運び込みます。
荷物を降ろし終え、リビングに行くと、やはり先生は浮かない顔をしています。なんの相談もしないで、ここに持ってきた僕が悪いのです。 しかし、先生は『持って帰って。』とは言いません。『起こったことは仕方がない。次、どうするか。』、母親だった彼女らしい行動です。 『子供がまた悪さをした。どう立ち振る舞おうか?』、母親だった彼女には慣れているのです。 先生は、携帯電話を取りました。僕をチラッと見ながら、『もう息子に本当のこと喋るよ~?いい~?』と聞いて来ます。 『うん。後で代わって…。』とだけ彼女に告げると、先生の携帯から呼び出し音が聞こえ始めます。 『あっ!マサくん~?お母さんやけど…。』と先生の挨拶でそれは始まりました。突然の電話に、息子さんも焦っているようです。 先生は、取り合えず身の回りの話から始めます。溜めておいた話もあったようです。それを、『うん、うん。』と聞いている息子さん。 そして、『それとねぇ~?マサくん~?お母さん、離婚しちゃったのぉ~。』とその話が始まります。 『そうそう…。うん、そうなのぉ~。ほんとゴメンねぇ~?』と先生の話し方で、息子さんは納得をしたようです。 電話を耳にした先生、チラッとこちらを見ました。『あと、それとねぇ~…、』と言い始めた彼女に、僕は手を延ばしました。 そして、『僕に話させて~!』と彼女に伝えます。僕の目を見た先生は、『ちょっと代わるねぇ~、タケ君…。』とそこまでの紹介をして、僕に渡します。 『あっ!タケイチです!』 『ああ、タケくんかぁ~!ひさしぶりやねぇ~?』 『ご無沙汰してます。』 『元気なん~?どうしたん~?』 『えぇ~と、先生離婚をされたみたいなんですが…。』 『うん。今、聞いたよ。』 『えぇ~と、僕、いま先生とお付き合いをさせてもらってるんですぅ~。』 それを聞いた息子さんは、頭の整理が出来ないのか、言葉に詰まっていました。 そこで、もう一度『僕、先生とお付き合いさせてもらってるんですぅ~?』と伝えました。彼がなかなか答えないので、僕は手が震えています。そして… 『えぇ~と、ゴメンねぇ~?タケ君が、うちのお袋と付き合っているってこと~?』 『はい!そうなんですぅ~。』 『マジぃ~?それ、マジでぇ~?!』 『はい~。マジなんですぅ~。』 『君ぃ~!思いきったなぁぁぁ~!!』 『はい~。思いきったんですぅ~。』 『アハハ~…。ちょっと、ビックリやわぁ~!ほんと、ちょっと待ってよぉ~!』 『はい~。待ちますぅ~。』 『ゴメン~、ほんと、ちょっと驚いてるわぁ~。参ったなぁ~。』 『ですよねぇ~?』 『えっ?もしかして、一緒に住んでるの~?』 『今日から準備して来たんですぅ~。』 『はぁ~…。えぇ~と、ちょっと聞いていい~?』 『はい~。いいですぅ~?』 『お袋には内緒やで~?もう、お袋と寝た?お袋には内緒やで!!』 『はい~。』 『その『はい~。』って言うのは、どっちの『はい~。』?もう犯ったってこと~?』 『はい~。終わりました…。』 『マジかぁ~!?もう負けるわぁ~。ほんまにぁ~。』 と、かなりのノリのよい息子さんで、なんとか伝えることに成功しました。僕が年下のこともあり、とても気を使ってもくれました。 『帰る時には、電話入れてあげるから。』、『部屋は空いているところ使いな。』、『お袋と仲良くしてやってな。』ととても優しい義兄でした。 電話を切ると、『なに、二人で漫才みたいなことしてるのぉ~?』と彼女は笑っていました。 普通ではなかなかない40歳の年の差カップル。ましてや、一度は『母と息子』となった二人です。 ノリのいい義理の兄に伝えるには、惚けて使えるのも一つの手でした。
18/11/17 16:48
(eolaXnuP)
投稿者:
タケイチ
息子さんとの電話もあって、僕と先生は少し遅れた夕食となります。それでも、息子さんへの隠し事もなくなったので、どこか気分は浮かれていました。
その席で先生が『今日ねぇ~、市役所に行って来たのよぉ~。』と聞かされます。『離婚届~?』と聞くと、『出してきちゃったぁ~。』と言われました。 『私、独身よぉ~。』とどこか嬉しそうに言う先生に、『そしたら、次狙おっ~。』と言ってふざけあうのです。 『名前も戻るの~?』 『そうねぇ~。』 『なにになるの~?』 『滝本に決まってるでしょ~。』 『久美子ぉ~、旧姓ってなんて言うん~?』 『私~?私は…、『柳瀬』って言うの~。』 初めて、彼女の本名を聞きました。『柳瀬久美子』、滝本先生はその名前で産まれて来たのです。 『柳瀬久美子です。』、先生が自己紹介をした先には、一人の男性がいました。『滝本です。滝本広樹です。』とその男性は名乗ります。 31歳の彼女より、4つ年上のこの男性。メガネを掛けとても真面目そうですが、それよりも『写真よりも、ちょっと老けてるぅ~。』と先生思っていました。 35歳の男性ですが、先生には『40歳を越えたおじさん』にも見えていたそうです。 紹介をしてきた女性は、二人が会って自己紹介を済ませると、早々にその場から立ち去ります。残された二人は最初こそ話をしますが、後が続かなくなります。 男性はコーヒーに何度も口をつけ、困った先生もなんとか会話を続けようと話題を変えて頑張ります。結局、その日は連絡先の交換で終わります。 もちろん、携帯電話など普及していない時代です。自宅の電話番号でした。 先生にとっても、初めてのお見合いでした。お見合いといっても堅苦しいものではなく、喫茶店で会って話をした男性。 残念ながら、先生の中では『NO!』。女性慣れもしておらず、盛り上がらない会話。先生が音頭をとり続けていたのては、それは仕方がありません。 思いっきり、『ごめんなさいっ!』なのです。しかし、この二人が結婚までたどり着いてしまうのですから、人間というは面白いです。 再び、二人が会うことになりました。日曜日です。先生はおしゃれな格好をして、家の近くの待ち合わせ場所へ向かいます。 そこには、一台の車が停まっています。『まさか、あれじゃ~?』と彼女が思うなか、扉が開き現れたのは滝本さんでした。 『柳瀬さんっ!』と声を掛けて来ましたが、『おいおい、タクシーかよっ!』と先生は思ってしまうのです。 男性が乗ってきたのは、真っ黒のセドリックだったのです。 二人は、とある大きな商店街へと車を停めました。先生はウィンドショピングをするようです。男性は外を歩き、先生は内を歩きます。 男性はどこか必死でした。彼女を飽きさせないようにと会話をして来ます。家でシミュレーションを何度もしてきたのでしょう。 しかし、先生もそれには笑顔で答えてはいますが、男性の心境が伝わってしまうだけに、心から楽しめないのです。 『あぁ~、面白くなぁ~い!』、先生の心の中はそればかりでしたので、少しイタズラ心に火がつきました。 残り半分の商店街デートを、かなりの速足で歩き始めたのです。日曜日の賑わった商店街、男性は必死に彼女に着いて行っています。 彼女が立ち止まれば一息つき、また歩き出せば人混みを掻き分けるのです。そこで彼女はある光景を目にします。 いつの間にか、自分よりも一歩前で歩く男性。『すいませんっ!すいませんっ!』と先生のために道を開けていたのです。 しかし、盛り上がらないまま、そのデートは終わりました。先生は車で家まで送り届けられ、『やったぁ~!終わったぁ~!』とそんな気分です。 2~3日後には『ごめんなさい!』で、この男性とはおしまいなのですから。 車が先生の家の前で停まりました。ハザードランプが灯り、先生は降りるために荷物を手にします。そこで男性からこんなことを言われるのです。 『柳瀬さん、たいくつされたでしょ…。あの…、わかるんで、言ってくださいねぇ…。私、こんなんですから…、振ってくださいねぇ…。 私、女性に振られたことがないんで…、よくわからんのですが…、気にせんと振ってくださいねぇ…。たぶん大丈夫やと思いますから…。』 『なにがですか?』 『すいません…、すいません…、私、こんなヤツです…。つまらない人生しか送ってないんで…、その…、あなたみたいなキレイな方、 おもしろくないと思います。だから、…、振ってください…、お願いします…、お願いします…、振ってください…。』 『振られたことないんでしょ?』 『ないです…。ないけど、大丈夫やと思います。大丈夫やと思うんで、振ってください…。』 『なら、振れませんっ!』 『……。』 『滝本さん、女性に振られたことないんでしょ?私はありますっ!男性に振られたことありますっ!だから、振るなら私を振ってくださいっ!』 『……。』 『その方が被害が少ないでしょ~?だから、私はあなたを絶対に振ったりはしませんっ!』 強い彼女らしいです。
18/11/17 20:27
(eolaXnuP)
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