先進国の差別は益々酷くなり、歴史が逆戻りしているみたいだった。何故なら経済政策に失敗したリベラル政党の議員が大量に落選し、右翼系議員や大統領が政権を運営したからである。

そして、貧困層やK人、H系人、I教徒などの差別が益々広がったのである。

家事代行ヘルパーは、仕事をしながら、常に妻の方をチラチラ見ていた。
何故なら、彼女は拳銃の手入れをしていたからである。

政府は、富裕層の要望に銃刀法を改正して、身分の保障された人は猟銃以外の銃も買える事に成った。何故なら、貧困層の空き巣やひったくりから命を守る為である。

僕ら夫婦は無職だが、戸籍や職歴、資産でもちろん買えたから、元々興味が有った妻は即、購買したのである。

「早く、殺したいわ。空き巣でも来ないかしら。」
と、妻が言ったら、
「ガシャーン。」
ヘルパーさんは皿を落としてしまった。
「何やってるの！撃ち殺すわよ。」
と、拳銃を向けた。

「オイオイ、皿割っただけで殺したら、警察になんて言うんだ。バカ！あーあ、彼女漏らしちゃってるよ。」
と、僕は妻に言ったら、
二人は大爆笑したのである。

「あなたさ、この皿高いのよ。弁償したら今日の日当無くなるね。ウフフ。」
と、妻はヘルパーさんを見下ろして言った。
彼女も180cmくらいある。

今、富裕層と貧困層は身長まで差がある。食料事情ももちろんあるが、富裕層は子供の頃から、成長ホルモンを促進するワクチンを射っているのだ。
その為、ヘルパーさんは、震え上がってしまい、また漏らしたのである。

「きたねーな。ズキューン。」
妻は、彼女を撃ち殺してしまい。めちゃくちゃ興奮していたのである。

「ジャー、ボト、ボト。」
妻は、死体の上で脱糞していた。目は虚ろで口から大量の涎を垂らし、
「ヤバい、人を殺すと性欲半端無いわ。あなた！早く私を犯して頂戴！」

僕達は、キッチンで立ちバックでセックスをしている。足元には、糞塗れのヘルパーの死体が転がっていたのである。

警官には、たっぷりチップを渡して、
「財布を盗もうとした所を注意したら、包丁で攻撃したから正当防衛で処理宜しくね。」
警官なんて貧困層だから、楽勝だったのである。

「あら？あなたがいた会社買収されたわよ。」
「本当だ、上層部はバカばっかりだったからな。」

買った会社は、僕が絶対伸びると確信していた会社で、沢山株を持っていたので社外取締役に成った。
「ねえあなた、吸収された社員達はめちゃくちゃいびられて辞めてるみたい。昔の仲間の家に遊びに行こうよ。」

あれから、僕達富裕層は、ワクチンの開発でウィルスに感染しない体に成ったが、副作用で体が巨大化して3m近くの身長に成った。つまり、体重は貧困層の8倍。奴らが50kgなら400kgあるので有る。

妻とは同期で社内結婚である。彼女は僕より頭がいいし裕福だったから、早くからこの会社を見切り退職していた。