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義母・亜紀子    旅情編
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:近親相姦 官能小説   
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1:義母・亜紀子    旅情編
投稿者: コウジ
(義家族との体験―義母・亜紀子 より続く)

 日光からの帰路、高速道路を降りてしばらく走り、自分の住む街に
入ってから、自宅からほど近いラーメン店で早めの昼食を済ませて、
家の駐車場に着いたのは十一時半過ぎでした。
 誰もいないしんと静まり返った家の中に入り、バッグから洗濯物を
出し、洗濯機に放り込み、同じバッグからあるものが入った紙袋を取
り出して居間のほうに向かいました。
 あるものとは、鬼怒川温泉のホテルで義母の身体を弄んで、その後
でひどく後味の悪い思いに陥った、二つの猥褻器具でした。
 帰路の途中のドライブインの、ゴミ箱にでも捨てようと思ったので
すが、モノがモノだけに、気の弱い僕は結局捨て切れずに、家まで持
って帰ってきてしまったのです。
 居間のソファに座り込む前に、僕はその紙袋の中身をしょりするこ
とにしました。
 そのことを口実にしたわけではありませんが、僕の足は自然に義母
の寝室に向かっていました。
 襖戸を開けると主のいない室は、窓のカーテンも締め切られていて、
仄暗く冷え冷えとした空気が漂っていました。
 その冷たい空気とは関係なく、この室に入ると、何故か僕の気持ち
はいつもあらぬ方向に向き、知らぬ間に心にも身体にも妖しげで邪淫
な活力が、勝手に鎌首をもたげてくるのでした。
 そういえば妻の由美が不在で自分が家にいる時は、義母がいるいな
いに拘わらず、僕は大抵この室に入り浸っているような気がしました。
 エアコンのスイッチを入れ、室の隅のクローゼットと和箪笥の隙間
から、例のアダルトショップの紙袋を取り出し、手に提げていた紙袋
から、途中で捨て切れずに持って帰った二つの猥褻器具を入れ換えま
した。
 妻の由美もいるこの家では、唯一安全な隠し場所でした。
 持っていった紙袋には、実は猥褻器具の他にもう一つの写真雑誌が
入っていました。
 僕がアダルトショップに二度目に行った時にこそっと買い求めた、
あの女美剣士が悪者たちに陵辱され、種々の辱めを受ける過程が淫靡
なフォトストーリーになっている雑誌でした。
 その雑誌を買っておいて、僕はずっと見る機会を失くしていて、こ
の日光の旅で、どこかで暇な時間があれば見ようという助平根性で持
っていったものです。
 その雑誌だけを手に持ちながら、腕時計を見ると十二時半前でした。
 義母の机の前の椅子に座り、僕は手にした雑誌を何気にペラペラと
捲り読みしました。
 その雑誌は実をいうと値段は相当なもので、価格を見た時には僕も
少し躊躇したくらいの値段で、それなりに装丁もしっかりしていて、
大きさは週刊誌大で厚みもそこそこありました。
 この室に入った時にいつも感じる妖しい昂揚感が、また身体と心の
どこかに妙な刺激を与えてきているような、そんな気がしてきている
自分に僕はふと気づきました。
 改めてその雑誌に目を向けると、表紙にはヒロインの美貌のうら若
い女剣士が、袴を穿いた小姓姿も凛々しく刀を抜いて構えていて、
「仇討ち無残」というタイトルが赤色の扇情的な文字で書かれていま
した。
 見かけによらず単細胞な僕の心の中に、さらにまた妙なスイッチが
入ったような気がかすかにしました。
 最初の二、三ページは、数人の武士家族の幸せそうな写真が載せら
れていました。
 ページの四隅あたりに、脚本のト書きのように大まかなあらすじめ
いたものが書いてあり、武士家族の構成は両親と娘二人のようで、し
とやかな顔立ちをした姉のほうは武士の妻として嫁ぎ、妹のほうは負
けん気の強そうなきりりとした眼差しをしていました。
 屋敷の縁側で、温厚そうな両親と姉夫婦と妹の五人が楽しげに談笑
している光景が写されていました。

 その武士家族の長である父親と姉の夫が、藩の家老の悪事を知った
ことで、家老の手配した三人の浪人たちに闇討ちに遭い命を落とす。
 父を闇討ちした浪人たちを追って、母娘三人が仇討ちの旅に出る。
 女だてらに剣の腕の立つ妹は、袴姿も凛々しい小姓姿に身を変え腰
に二本の刀を差す。
 旅の途中で雲助風のたちの悪い駕籠かきやら、やくざものたちに金
品強奪目的で何度か襲撃を受けたりするが、小姓姿に身を変えた妹の
男勝りの鮮やかな剣捌きで撃退し難関を越える。
 ある宿場町でついに仇の浪人たちと遭遇し、果し合いをするも浪人
たちの卑劣な姦計に嵌り、母娘三人とも拉致監禁の身となる。
 大きな座卓があり夜具が二つ敷かれている、広い座敷の間。
 黒い座卓の上に捕らわれの身となった小姓姿の妹が仰向けにされ、
両手両足を縄で座卓の脚に固定されている。
 悔しげな顔で周囲に群がる三人の浪人たちを睨み据える妹だが、す
でに着物の襟は大きくはだけられ、胸の膨らみを隠した白い晒の布も
ほぐれ気味になっていて、乳房の深そうな谷間が妖しげに露呈してい
る。
 袴も大きくたくし上げられ白い二つの太腿が露わになっている。
 その座卓の近くに敷き並べられた夜具には、後ろ手に縄で括り縛ら
れた妙齢の母と姉が寝転がされている。
 母のほうも姉のほうも着物の襟はあられもなくはだけられ、母のほ
うはすでに膨よかな乳房の片方を露呈させられている。
 姉のほうは着物の裾を腰の上あたりまでたくし上げられ、豊潤な白
い尻肉を無残に晒している。
 やがて三人の浪人が離れ、母と姉と妹の三人に辱めを開始する。
 いつの間にか座敷に現れ出ていた悪役顔の家老が、母のほうに近づ
く。
 「奥方殿、お年の割にはいい乳をしておられる。前からそなたを賞
味したいと思っていたのじゃ」
 そういって家老の手が、五十代前くらいの母の、すでに二つとも露
呈した乳房をわし掴む。
 二十代後半くらいの姉のほうも着物の帯を解かれ、白い長襦袢まで
はだけられ浪人がその上に覆い被さり、露出した膨よかに熟れた乳房
に、卑猥げな髭だらけの口を寄せ舌を這わし廻っている。
 母も姉も恥辱の思いに顔を切なげに歪めている。
 座卓に仰向けに括られたまだ二十代前半くらいの妹ものほうも、す
でに乳房を包み隠していた白い晒の大半がほどき解かれ、張りのある
大きな膨らみと桜色をした尖った乳首を浪人の手で弄ばれている。
 袴はすでに脱がし下ろされ座卓の横に落ちていて、白足袋一つだけ
の下半身が露わになっている。
 浪人のもう一方の手が、妹の露呈した下半身の漆黒の茂みの上を這
っているが、きりりとした顔にはまだ憎悪の表情が露わになっている。
 縄を解かれた母が夜具の上に仰向けにされ、素っ裸になった家老に
覆い被さられ、白足袋を上に向けて下腹部へのつらぬきを受けている。
 やはり素っ裸になった浪人が膝を立てて固くいきり立った自らのも
のを、母の顔の前に翳している。
 やがて母の唇が浪人のものを口の中深くに咥え入れる。
 隣りの夜具では全裸にされた姉が四つん這いにされて、背後から浪
人につらぬかれている。
 いつの間にか母と姉の顔には、苦渋とはまるで違う愉悦の表情が滲
み出だしている。
 両足を固定していた縄が解かれ、裸の浪人が座卓の上で妹の下肢を
割り開くように腰を突き出している。
 妹の下腹部の漆黒の茂みの中に浪人のものが深く突き刺さっている。
 目を固く閉じた小姓髷の妹の赤い唇が、襲い来る愉悦に堪えかねた
かのように妖しく半開きになっている。
 その唇に浪人がつらぬいたままで下卑た顔を近づける。
 妹の唇が浪人の唇で塞がれる。
 いつしか縄から解き放たれた妹の両腕が、浪人の浅黒い首に巻きつ
く。
 母のところにいた悪家老が、夜具の上に仰向けになっている浪人の
下腹部に跨り座り下からつらぬかれている姉の顔の前に立つ。
 姉の白い手が悪家老の下腹部のものに添えられ、唇まで添え当てら
れる。
 恨めしげな目をしている姉の片頬が、悪家老のものを咥えて歪な膨
らみを見せる。
 その真横の夜具で胡坐座りをした浪人に、髪を激しく乱した母が正
面向いて股がり座って、同じように下からのつらぬきを受けている。
 深く抱き合いながら、今はもう母のほうが浪人の唇を貪り吸ってい
る。
 下からのつらぬきを受けたままの姉は、浪人の胸の上に倒れ込んで
いて、その背後で悪家老が膝立ちをして剥き出しの尻肉に自らの下腹
部を突き当てている。
 下から浪人の突き刺されたまま、姉は悪家老に尻穴を無体に犯され
ている。
 座卓では浪人が足を投げ出して座り込んでいる間に、小姓髷を乱し
た妹が上体を屈めるようにして、浪人の剥き出しの下腹部に顔を深く
埋め込んでいる。
 夜具の上で母と姉の二人が、豊潤な尻肉を向き合うようにして四つ
ん這いに這わされている。
 母と姉の尻肉の間に木刀のような棒が真横にあり、其々の先端が二
人の下腹部を深々とつらぬいている。
 母と姉の顔の前に二人の浪人が膝立ちをしていて、其々のものを口
の中深くに咥え入れさせている。
 妹のほうに悪家老と浪人がいて、悪家老が畳に仰向けになり、その
腹の上に小姓髷の妹が跨り座っている。
 その側に立っている浪人の下腹部のものを、妹はいとおしげな表情
で口の中に含み入れている。
 鴨居に母、姉、妹の三人が手首を縄で括られて並んで吊るされてい
る。
 「ふふ、母親似か三人とも豊満な乳をしておる」
 と悪家老が嘲り笑うような下卑た眼差しで呟く。
 三人の女の片足の太腿に縄が巻かれていて、同じように鴨居から片
足を浮かせるようにして吊り下げられている。
 母と姉のほうに三人の浪人が群がり、唇を重ねたり、乳房をわし掴
んだりして弄んでいる。
 小姓髷の妹の可憐な唇を、悪家老の分厚い唇が塞いでいる。
 勝気なはずだった妹の顔にはもう愉悦の表情しかなく、悪家老の舌
に桜色の舌を淫らに絡ませている。

 その写真雑誌の巻末にはト書きで、以降、その母娘三人の消息は誰
も知らない、と結ばれていて、座敷牢のようなところで後ろ手に縄を
うたれ男たち数人に陵辱を受けている写真で終わっていました。
 それを見終えた僕は思わず、ふうっと大きな息を吐き、何気に顔を
天井に向けると、ふと昨夜遅くの義母の悶えた顔が思い浮かんでいま
した。
 その後、僕の手は徐に動き、義母の日記が仕舞われている机の引き
出しを開けていました。
 室の暖房が効き出したせいばかりでなく、自分の身体が自然に熱く
なってきているのがわかりました。
 義母の日記の古いほうの何冊かを取り出し、机の上に置いて、僕は
ペラペラとページを捲り読みました。
 青木、という文字を僕は探していました。
 今しがた見た写真雑誌の興奮状態のまま、四年前の青木という男と
の情交の描写のあるページを探しました。
 …一ヶ月以上も間が空いて会った青木の、極端に痩せ細った身体と
顔を見て私はひどく驚いた、という件りがあり、…もしかすると、も
うこの男とは二度と会えないのかも知れないと、私は心の中で思いを
複雑なものにしていた、という文で括られているところを見つけ、僕
は椅子にもう一度座り直すようにして、そのページの最初に目をむけ
ていました…。


     続く  


(筆者付記)
 これをお読みいただいている皆様には重ね重ねの不手際でご迷惑を
おかけして申し訳なく思っています。
 この前にレス投稿と勘違いして、無題のままスレ投稿をしてしまし
ました。
 改めて表題を入れさせてもらい、投稿させていただきますのでよろ
しくお願いします。

      筆者   浩二 
 
2015/10/05 16:21:12(kVcxvxrv)
32
投稿者: コウジ
いかにも山峡の温泉旅館らしく、山菜や川魚を主としたヘルシーな
料理が、幾つかの皿や小鉢に盛り付けられていて、湯気を立てている
鍋は猪鍋でした。
 家族風呂での熱く激しい情交の後という気恥ずかしさもあって、お
互いに少し照れ臭い表情での乾杯でしたが、まだ温泉の熱気の残る身
体に、ビールの旨さが染み渡りました。
 「さっき仲居さんと仲よさげに話してたけど、何話してたの?」
 何杯目かのビールを飲み干し、温まった鍋に箸を伸ばしながら、僕
は他意なく加奈子に尋ねました。
 「あ、ああ…あの人ね。私と同じ次郎丸という在所の人らしいの。
私のお祖母ちゃんを知ってるんだって…」
 とビールの酔いで顔を真っ赤にした加奈子はそういって、何故か話
をそれ以上には膨らませてはきませんでした。
 「ああ、そうなんだ」
 と僕も簡単に返事すると、
 「お食事が済んだら、すぐにもうお布団敷いてくださいって頼んじ
ゃった、ふふ」
 とはなかむようにしていって、赤い顔をさらに赤くして、白い歯を
見せてきました。
 そしてまだ八時にもならない頃に、僕と加奈子はもう敷かれた布団
の上に転がっていました。
 加奈子のほうはビールの後に焼酎のレモン割とかをかなり飲んだよ
うで、酔いも相当に廻っているようでした。
 「大分飲んでたみたいだね、大丈夫?」
 枕を胸の下に置いて両肘をつき布団に寝そべっている僕の真横に寄
り添うようにして、加奈子も同じ姿勢をとっていました。
 「こんなにお酒飲んだのっていつ以来かしら?ちょっと記憶にない」
 「加奈子はそんなに飲めるほうじゃないんだろ?」
 「うん、あまり飲めるほうじゃないかな?…でも、今日は特別だか
ら」
 「僕と会えたから…?」
 「そうっ」
 「これが最後ってわけでもないのに…」
 そこで寝返りをうち、天井に目を向けながら僕がいうと、加奈子も真
似をするように寝返りをうってきて、
 「毎日、あなたといたい…」
 とやはり天井に目を向けてぽつりと呟くようにいってきました。
 「加奈子…こちらに来て、何か色々と苦労してるんじゃないのか?」
 と僕は加奈子の横顔に目を向けて尋ねるように聞きました。
 水原駅で久しぶりの対面をした時の、破天荒なくらいの喜びようと車
に同乗した時の喜色満面の笑顔と明るく快活な声、しかし車を降りる間
際の時のあの涙顔と悲哀に満ちた表情と、僕自身もまだよくは知らない
加奈子の内面でしたが、何故か感情の起伏が激しく見えた僕は、真顔で
彼女の横顔を見つめながら聞きました。
 加奈子の頬に涙が伝っているのが見えました。
 それをいおうとした僕を遮るように、
 「私…ここを出たい」
 と加奈子が涙目を僕に向けていってきました。
 それから加奈子がしばらくの間を置いて、僕に真剣な目を向けて話し
出した内容は、ほんわりとした僕の酒の酔いまで忽ち吹き飛ばすくらい
の驚愕の話でした。
 加奈子の驚愕の話を要約すると、以下の通りでした。
 加奈子が都会の喧騒や欺瞞の渦から逃げるようにして、亡くなった母
の縁を頼って、この北国まで来たのは昨年末のことのようでした。
 冬には雪深くなり、夏には自然の生物や草花が謳歌し、行き交う人も
少ないこの北国の村で、何もかも忘れてやり直そうと心に秘めて辿り着
いたはずでしたが、祖母の家には家の誰にも話すことのできない深い事
情というものがあることを知り、愕然とした思いで今もどうにか暮らし
ているということのようでした。
 加奈子の祖母は年齢が七十四歳とのことで、夫のほうはもう何年も前
に他界していて、今は一人暮らしで細々と椎茸栽培や野菜を作ったりし
ているとのことでした。
 若い頃にはこの五頭温泉郷で仲居として長く働いていたとのことで、
男二人と加奈子の母の三人を育て上げたのですが、長男は夫よりも前に
病死していて、身内は隣りの村に住む次男夫婦がいるとのことでした。
 驚愕の話はそこからで、祖母の次男、つまり加奈子には叔父にあたる
男が、実母であるはずの加奈子の祖母と肉体関係に陥っているとのこと
なのでした。
 加奈子の叔父になるその男は、五十三歳とのことで、隣村で妻も子供
もいて世帯を持っているのですが、週に一度は必ず祖母の家を訪ねてき
て泊まっていくとのことでした。
 加奈子が祖母の家に入って間もない頃に、彼女は祖母と叔父の激しい
情交を覗き見ることになったというのでした。
 その日、加奈子は朝早くに家を出て、阿賀野市内の再就職の件でハロ
ーワークを訪ね、その後何件かの病院廻りをしてくるのと買い物もした
いので、帰宅は夜になるかもと祖母に伝えてあったのでした。
 ところがハローワークを訪ねた直前に、事務所の前で大きな交通事故
があり、電柱が倒れて停電騒ぎになって、ハローワークもそれに巻き込
まれ事務所の機能が止まってしまったとのことで、加奈子は買い物する
意欲もなくし、昼少し前くらいにそのまま家に戻ると、祖母は畑にでも
出ているのか不在だったようでした。
 加奈子の室は、田舎家屋特有の開放的な田の字造りの間取りの一番奥
の室だったようです。
 そこに引きこもりしばらくすると玄関口で人の声が聞こえてきたので、
加奈子は祖母に今日のことを報告しようと障子戸を開け、三和土のほう
に目を向けた時、驚きの光景が目に入ったというのです。
 三和土のところで立ったまま、祖母と叔父が身体を寄せ合うようにし
て何か揉み合っていて、二人の声までがはっきりと彼女の耳に入ったよ
うでした。
 「…だめだって。洋二、もうよしなって」
 「いいじゃねぇか、母さん。俺ァもう…」
 「加奈子が、加奈子が帰ってくるで…」
 「加奈子は街へ出て帰り遅いって、さっき畑でいったべ?」
 「何でもいいから…こんな明るい昼時から、変な気起こさんと…」
 見てはいけないものを見てしまったと思い、加奈子は慌てて障子戸を
静かに閉め、思わずその場に座り込んでしまったとのことです。
 障子戸を閉めても、小さな田舎造りの粗い間取りの家は、声をよく通
して加奈子の耳に入ってきたようです。
 「い、いいじゃねぇか、母さんっ。あんまり暴れると叩くぞ」
 「い、いやっ…だめだって」
 「ふん、この前は俺の腹の上に乗って離れなかったくせに」
 「いやっ…うっ…ううっ…むむっ」
 何かの落ちるような音と衣服と衣服が擦れ合うような音が聞こえ、祖
母の呻くような声が長く続きました。
 これまでに一度も聞いたことのないような、祖母の呻くような声が気
になり、加奈子はまたこっそりと戸を開けて三和土のほうを見ると、祖
母が板間の上に押し倒されて、その上に叔父が覆い被さっているのが見
えたとのことです。
 あれだけ抵抗し声を荒くしていた祖母の両腕が、叔父の首に巻きつい
ているのが見え、加奈子は驚きをさらに大きくしたようです。
 「な、母さん、俺のものが欲しかろ?」
 祖母の顔の真上で叔父がいったそうです。
 「そんなん、欲しくなんかない」
 「強がりいうたかて、今も舌絡ませてきてたやないか」
 「そ、そんなことないっ」
 「また俺にケツをぶたれたいんか?」
 「い、いやっ…いわんといて」
 二人が三和土の前の板間に上がったような気配があり、
 「母さんの室、暖房つけてくるわ」
 と叔父の声が聞こえ、
 「は、早く帰ってよ」
 という祖母の捨て鉢気味な声が続いたようです。
 その祖母の室というのは、加奈子の室のすぐ隣りで、
たった襖戸一枚だけの仕切りということのようでした。
 加奈子は今更祖母のいる板間に出て声をかけるわけ
にもいかず、もしかしたら叔父がその襖戸を開けるか
も知れないと思い、咄嗟の判断で押入れの中に身を潜
めたようです。
 祖母と叔父というのは加奈子から見た場合のことで、
二人は間違いなく血の繋がった親子だということは、
彼女にもわかりすぎるくらいに承知していました。
 狭くて暗い押入れの中で、加奈子は突然に見に降り
かかったおどましい事態に、どう対処していいかわか
らず時間を過ごしたようです。
 叔父は仕切りの襖戸を開けることなく、やがて祖母
も自分の室に入ったような気配が、押入れの中にいる
加奈子にもかすかにあったようです。
 いつまでも加奈子はその狭い中にいることもできず、
静かに襖戸を開け、室の隅に身を竦めるようにして座
り込んだとのことです。
 祖母は七十四歳という年齢でしたが、旅館の仲居生
活が長かったせいもあって、孫の加奈子から見ても外
見的にもほっそりとした体型で肌の色も白く、こざっ
ぱりした印象で顔の化粧もそれなりにしていて、口紅
の赤さが白い顔に映え、実際の年齢よりはかなり若く
見えるとのことでした。
 対して叔父のほうは長い田舎暮らしのせいか、五十
代前半の顔よりも老けて見え、頭の毛も上のほうは丸
禿げに近く、見るからに好色そうな狐のような目が、
姪である加奈子も、あまり好きになれない外見とのこ
とでした。
 「母さん、ほら、脱がせてくれよ」
 という叔父の声がまるで生声のように、加奈子の耳
に入り、
 「自分で脱いだらええ」
 という祖母の声も生々しく聞こえたとのことです。
 「ふふ、母さんはいつもそうだな。最初は元気がい
い」
 「いらんこというとらんと、早く済ましっ」
 「洋子、早く脱がせろっ」
 「…………」
 少しだけの沈黙の間があって、パチンという何か頬
をぶたれたような音が急に聞こえ、
 「あっ…ああ…は、はい」
 とそれまでの気強い声とはまるで違う、祖母のか弱
げな声が聞こえてきて、加奈子は少し驚いたとのこと
です。
 「そうだ、それでいい。洋子、見てみぃ。お前の前
に何が見える?」
 洋子というのは祖母の名前でした。
 「は…はい。…よ、洋二さんの…お、おチンコです」
 「もっと大きな声でいわんかいっ」
 「ああっ…は、はい。洋二さんのおチンコですっ」
 「これを…メス豚の洋子はどうしたいんかの?」
 「く、口に咥えさせてください…」
 「好きなんか?洋子は息子の俺のチンコが?」
 「はい…す、好きですっ。だから…」
 「ええようにしろ。七十の婆あのメス豚…」
 聞くに堪えない会話が続き、やがて祖母の口が叔父の
ものを含み入れ、何度も出し入れをする唾液混じりの音
が長く続いたようです。
 加奈子の正直な話では、あまりの卑猥さに彼女はその
ままこっそりと室を出て、家の外に逃げようと思ったよ
うですが、とった行動はそれとは真逆で、彼女は祖母の
室との仕切りの襖戸に寄り付き、耳を欹てたということ
のようでした。
 ハローワークでの自分のせいではない不祥事のとばっ
ちりを受け、何もできないまま、少なからず気分を害し
て帰宅したら、これもまた彼女のせいでもない驚愕の、
遭遇したくもなかった猥褻な事態の場に、自分の意思で
もなく留めさせられたという不幸を、ただ嘆くしかなか
ったということのようでした。
 もう一つ加奈子が冗談めかしていったのは、彼女自身
の身体が生理前だったということで、それは普段からも
いつも整理の前には変な恥ずかしいような妄想ばかりを
してしまうとのことでした。
 「室も暖まってきたな、洋子。そこに立って服をぬげ
や」
 叔父の下卑たような声に、
 「はい…」
 と叔父の実母であるはずの祖母が従順な声で応えるの
が聞こえてきたというのです。
 加奈子はまるで自分の精神までおかしくなったのか?
と半ば自覚しながらも、彼女は仕切りの端の襖戸の丸い
取っ手に手をかけたというのでした。
 音を立てないように加奈子はゆっくりと静かに、襖戸
を少しだけ開けたとのことです。
 二センチほど開けただけで照明の点いた祖母の室のほ
とんどが見え、畳に敷かれた布団の上に白髪の目立つ髪
を丸く束ねた祖母が立っている背中が見えたとのことで
す。
 背もそこそこ高くほっそりとした体型の祖母は、すで
に下半身はショーツ一枚で、キャミソールのような下着
を頭から脱いで、七十を超える歳でありながら、ブラジ
ャーをしているのが見え、その祖母の前で下半身だけ裸
になった叔父が、卑猥闇を浮かべて立っていたそうです。
 叔父の固くグロテスクにいきり立ったものが見え、加
奈子は思わず息を呑み声を上げそうになったとのことで
す。
 祖母が自分の手でブラジャーのホックを外すと、叔父
の手がいきなり祖母の胸に伸び、
 「ああっ…」
 と祖母の短い声が聞こえたとのことです。
 叔父の手がショーツ一枚の裸身になった祖母の肩に手
をやり、祖母の身体を後ろ向きにしてきて、脇の下から
伸ばした両手で、祖母の乳房をわし掴んできたとのこと
です。
 叔父のその手に祖母の手が重なり、
 「ああ…」
 と祖母は顔を歪めさせ喘ぎの声を洩らしたようです。
 祖母の乳房は細身の割には膨らみは豊かで、叔父の手か
らも洩れ出るくらいだったようです。
 そして祖母は叔父に乳房をまさぐられながら顔を後ろに
向け、自分のほうから叔父の唇を求めていったとのことで
した。
 そのあたりまでは、加奈子は恥ずかしさに堪え、かなり
具体的に説明をしていましたが、それから叔父が祖母を布
団に倒し、ショーツを脱がせて、祖母の股間に顔を埋め込
ませ、剥き出しになった祖母の茂みの部分に下卑た舌を這
い巡らせた後、ついに互いの身体を深く密着させ、卑猥な
肉音を長く響かせたことまでの話は、それまでの詳細さと
は少し違って聞こえました。
 いつの間にか僕にへばりつくように身を寄せていた加奈
子に、
 「加奈子は…最後まで見てたんだ?」
 と尋ねると、
 「うん…」 
 と小さな声で応えただけでした。
 「そう…」
 と僕のほうが曰くありげな声で返すと、
 「わかってた?…私が何してたか」 
 とまだ酒の酔いの残っていそうな赤らんだままの顔に
悪戯っぽく恥ずかしげな笑みを浮かべて話してきました。
 加奈子はあまりに驚愕的な光景に、心の中に強い衝撃
を受け、小さく開けていた襖戸を閉めて、また狭い押入
れの中に潜り込もうとしたようですが、その思い以上に
彼女の身体は、生々しく濃密な男と女の絡みの場面に、
意思とはちがう反応を示していたというのでした。
 身体の内面がひどく熱くなってきて、浮かんではなら
ない恥ずかしい妄想が勝手に湧き上がってきていたと、
加奈子は正直に告白してきました。
 「嫌いにならないでね。…私、その二人を見ながら…
自分の胸に手を当てていたの」
 「うん…それで?」
 そう尋ねる僕のほうも、加奈子のことをどうこういえ
ないくらいに、あらぬ方角に気持ちを昂めていってしま
っていたのでした。
 「お祖母ちゃんがね、自分の息子の前でね…ほんとに
奴隷になったように傅いてるの。洋二さん、洋二さんな
んていって。…普段は割りと男っぽい声の祖母がね、私
も聞いたことのないような女っぽい声で抱かれてたの」
 「一度会ってみたいね、君のお祖母ちゃん」
 「女って…ほんとに幾つになっても女なのね」
 加奈子のその言葉に、ふと僕の頭に義母の顔が過ぎり
ましたが、
 「それで加奈子はどうしたの?」
 と振り切るように彼女に問い返していました。
 それから少しの間、加奈子は天井に目をやり、逡巡と
戸惑いのような表情を見せていましたが、
 「浩二さん、ほんとに…私のこと、嫌いにならない?」
 と不安げな目を僕に向けてきたので、
 「何を聞いても、加奈子を嫌いになんかならないよ」
 と檄を飛ばすようにいうと、彼女は最初はいいにくそ
うにでしたが、気恥ずかしげにゆっくりと話してきました。
 「…お祖母ちゃんと叔父がね、実の親子なのにまるで年
の離れた夫婦のように…特にお祖母ちゃんの顔が…いけな
いことだけど、とても素敵に見えたの」
 そういう切出しから加奈子は、まだ酒の酔いの赤さの残
る顔をさらに赤く上気させ、僕からは視線を逸らしてポツ
リポツリと驚愕の出来事の続きを話してきました。
 七十四歳の母と五十代半ばの息子の、実の親子の激しい
情交を覗き見していた加奈子でしたが、その内どこかで知
らぬ間に、女としての官能を呼び覚まされてしまったのか、
熱く昂まり出した自らの身体を、自らの手で愛撫するよう
になってしまっていたのです。
 二センチほどの戸の隙間の前に座り込み、最初はセータ
ーの上から自分の乳房を揉みしだく程度でしたが、祖母が
全裸になり実の息子である叔父にしがみついたり、唇を重
ねたりして、生々しい喘ぎ声を絶え間なく洩らし出すにつ
れ、熱く燃え上がり出した自分の身体への手による愛撫も
エスカレートし出したのでした。
 加奈子の手がセーターとブラウスと下着の裾を潜り、直
接乳房に接していました。
 Gパンのホックを外し、加奈子のもう一方の手がショー
ツ上をなぞっていました。
 目で見る視覚からどこをどう経由して、身体を熱くさせ
てくるのかわからないまま、加奈子は息が荒くなり出すの
を必死で堪え、二センチの隙間から祖母の室に目を向ける
と、箪笥の前に立つ祖母の裸身が見え、そこから何かを取
り出し布団に胡坐をかいている叔父に差し出したそうです。
 それは赤い縄の束のようで、祖母は叔父からの指示もな
いのに叔父の前に背中を向けて正座し、両手を後ろに差し
出し、叔父がその手首に赤い縄をかけていくのが静かな映
像のように見えたようです。
 赤い縄は祖母のだらりと垂れ下がった乳房の上と下を這
うように廻ったそうです。
 「洋子、お前、この縄が好きだもんなぁ。いわれなくて
も自分から出してきたりして、へへ」
 と叔父が縛られた祖母の力なく垂れた乳房に手を当て、
そういいながら揉みしだいているのが、加奈子の真正面に
見えたのです。
 「よ、洋二さんが…そうしないと私をぶつから」
 さすがに皺も目立つ顔を切なげに歪めながら、後ろ手に
縛られた祖母が言い訳めいたことを口にすると、
 「ああ、そうか。洋子はこうして縛られてケツを叩かれ
るのも好きだったな、洋子」
 「そんな…」
 「ほれ、いってみれ。洋二さん、どうぞお尻をぶってく
ださいって」
 「ああ…そんなこと」
 「早くいえって。おい、洋子」
 「は、はい…よ、洋二さん、どうぞ…私のお尻をぶ、ぶ
ってください」
 「ふふん、下品な母親だよなぁ、洋子は」
 そんなやりとりが続いた後、叔父が祖母の身体を前に倒
し、膝を布団につかせ、祖母の白い尻肉を高く上げさせる
と、パチンといきなり平手打ちをそこに見舞ったとのこと
です。
 「ああっ…」
 という祖母の喘ぎ声を耳にした時、加奈子はいつの間に
かGパンを足から脱ぎ、厚手のスパッツを膝のところまで
下げ下ろして、ショーツの中に自らの指を深い部分にまで
沈み込ませてしまっていたようです。
 ショーツの中に入れた手は、体内から激しく溢れ出た愛
液でしとどに濡れそぼってしまっていたようです。
 ブラジャーのホックもいつの間にか外していて、もう一
方の手で加奈子は乳房を激しく揉み立てていたとのことで
す。
 実の息子からの蹂躙を、いや愛撫といっていい責めを受
けている祖母と同じくらいに、加奈子は昂まってしまって
いたようです。
 そして、加奈子のすぐ前の襖戸が叔父の手で開けられて
も、しばらくの間、彼女はそのことに気づかなかったよう
でした。
 「はぁ、こりゃまた、大層な獲物が舞い込んできたもん
だ。おったまげたわ」
 と全裸の叔父が頓狂な声を、加奈子の間近で上げたこと
で、初めて彼女はとんでもない事態の渦中にいることを知
らされたとのことでした。
 布団の上で縄で縛られ、四つん這いの恥ずかしい姿を晒
していた祖母も加奈子の存在に気づいたようですが、我が
身の屈辱的な姿を、孫の加奈子に見られたという恥辱感の
前に何一つの言葉も出せないでいたそうです。
 叔父に見つかり、加奈子はそれでも必死に抗いはしたそ
うですが、彼女自身、もうほとんど下半身を露わにしてし
まっていて、叔父との揉み合いですでにセーターとブラウ
スを剥ぎ取られた身では、叔父の前に屈するまでにはそれ
ほどの時間は要さなかったようです。
 祖母のいる布団の上に押し倒され、自分の身体に跨って
きている叔父の股間が顔の側にあったそうです。
 加奈子の両腕は叔父の両膝で押さえつけられ、彼女に残
された抵抗は、すでにショーツも引き剥がされた下半身を
ただ闇雲にばたつかせることだけでした。
 「おう、若い女子は元気がええのう。ほれ、見てるだけ
じゃつまらんで、わしのこの太いもの咥えたらええ」
 加奈子の顔の上で叔父が勝ち誇ったような声でいいなが
ら、彼女の口元の近くまで、自分の太く長いものを差し出
してきていたそうです。
 「よ、洋二さん…そ、その子はいかん。許したって」
 と近くにいた祖母が必死な声で叔父に哀願したそうです
が、
 「うるせいっ。お前は黙っとれ」
 と叔父に一喝されただけでした。
 その後、叔父は年甲斐もなく素早く動き、身体の向きを
逆にして、加奈子に跨ったまま、頭を加奈子の下腹部のほ
うに埋めてきたそうです。
 当然加奈子の顔の真上に叔父の股間があり、太く長いも
のが彼女の頬に何度も触れ当たってきていたそうです。
 「ああっ…」
 と激しい悲鳴のような声を上げたのは、加奈子だったよ
うです。
 叔父の力強い両腕で、両足を海老折りのように折り曲げ
られて抱え込まれ、剥き出しになった股間の茂みの中に舌
を思い切り差し入れられて、加奈子は激しく喘いだのでし
た。
 そして長い時間、その行為は続いたそうです。
 いつしか加奈子の口の中に、叔父の太くて長いものが含
み入れられていて、この頃にはもう彼女自身、すでに昂ま
りの渦の中に巻き込まれていたようです。
 露骨ないい方をすると、この口に咥えているもので早く
つらぬかれたい、と加奈子は思っていたそうです。
 ようやくのことで叔父のがっしりとした身体が加奈子か
ら離れた時、彼女は側にいる祖母のことすら忘れるくらい
に気持ちを熱く昂まらせていたようです。
 「加奈子、叔父さんのいう通りにするか?」
 と仰向けになりぐったりとした加奈子に向けて、叔父が
いってきて、彼女は息も絶え絶えになりながら、こくりと
頷いていたそうです。
 この叔父つらぬかれたい、という思いが加奈子の身体だ
けでなく気持ちの中にまで深く浸透し始めていたようです。
 七十四歳の祖母と二十五歳の孫娘の加奈子の二人が、祖
母の実の子である加奈子の叔父の、卑猥極まりのない凌辱
が今からまさに繰り広げられようとしていました…。


    続く 
 
15/10/24 00:24 (LP.7e.G8)
33
投稿者: kkk
山奥の小さな村での営みを垣間見た様な情景ですね~。
加奈子さんも叔父との新たな関係になりその後の様子が知りたくなります。
女性も官能の世界にはいると・・・逝く事を求める・・そんな感じですね。

15/10/25 05:20 (1X7HR.6g)
34
投稿者: (無名)
まだかな?
15/10/29 10:45 (BKvr1IS9)
35
投稿者: コウジ
すみません。仕事で遠方出張してまして・・明日の夜には
帰りますので、もうしばらくお待ちを・・・。
15/10/29 22:17 (2rAa.BbG)
36
投稿者: アナルOKなクリ
別板でお願いできたらとおもいます。
15/10/29 22:50 (WydxIbVc)
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