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安心で危険な家

カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1: 安心で危険な家
投稿者: ゆみ ◆RkckRYrajs
ゆみです。

いつも読んで下さりありがとうございます。
今回は…エロキュン?…な恋愛?
少し長いので終わりまでお時間頂きます。
どうかまたお付き合い下さい。



私がまだ20代で会社員だった頃、
1年ほど地方へ転勤となりました。
私の一人暮しに反対する心配性の父が
「転勤先の会社の近くに友人が住んでいる。
1年位なら部屋に空きがあるから
住んでも良いと言ってる」
と、勝手に話を進めていました。

たったの1年でも一人暮しを楽しみにしていたのに…
母も
「お父さん心配性だし、うるさいから
今回は言うこと聞いてあげて」
仕方なく父の友人のご家族にお世話になりました。

そこのご家族は
父の友人と奥様、そして私と同世代の息子さん。
お嬢さんもいたそうですが、嫁いだので
お部屋が空いているとの事でした。
「まだ娘の物も少し残ってるけど
構わず好きに使ってね」
と奥様は娘がまた1人できた気持ちで
温かく迎えてくれました。

私も仕事が休みの日は
奥様の家事を手伝ったり、
一緒にお茶しながら話したりして
何気に居心地良く楽しい日を過ごしました。
「おばさんとばかりいてもつまらないでしょ
ケンジ(息子さん)と歳も近いし、
今度この辺を案内させるわ。
私は若い子が楽しめる場所に疎いから」
「じゃぁ、ケンジくんの暇な時に
どこか案内お願いしようかな」

そして次の休みの日に
ケンジくんは私と出掛けてくれました。
「この辺は別に何も無いんだよなー
とりあえず何か買い物とかあれば
モールに行こうか?」
「うん、買いたいものがあるから行きたいー」
雑貨や洋服を見て歩きました。
ケンジくんは退屈しないか気になったけど、
「俺、見て歩くだけでも楽しいから」
と優しく微笑むのでした。
そして買った物も全部持ってくれて
優しい所は奥様に似たのかな?
そして話も面白くて楽しい買い物ができました。
「今日は本当にありがとう。楽しかったー」
「またいつでも言ってよ。車出すから」
ほんと、優しい人です。
 
2026/06/19 09:58:03(jQCABOe7)
17
投稿者: ゆみ ◆RkckRYrajs
「ゆみちゃん、ごめん。
ごめんだけど、俺あの森本さんて人嫌いだわ」
「あー、森本さんは何を考えているのか
分からなくて私も苦手なんだ」
「いや、何を考えているか分かるよ
分かり過ぎるほど分かるよ」
「そうなの?」
「出会って間もない男にゆみちゃん取られた
そう思って悔しそうにしてるよ」
「取られた?」
「多分あの人、ずっとゆみちゃん好きだったと思うよ
きっと2人で本社から転勤になって
チャンスだと思っていたんじゃないかな。
それなのに同居人の俺が彼氏になって…」

え…えええ!?
森本さんが私を?
確かに良い先輩だけど、
そんな態度取られたことないもん…
考え込んでいると
「ゆみちゃん、結構鈍感だから…
今日1日のあの人思い出せば分かるよ、きっと。」

「あ、舌打ち…」
「舌打ち?」
「ケンジくんが彼氏って言った時も、
駅前でケンジくんを見つけた時も
森本さんから舌打ちの音が聞こえたの」
「やっぱりなー
ゆみちゃんにも気持ちがバレたかもって
あの人も思っている筈だから
明日からは普段通りに振る舞って
あとは気を付けるんだぞ」
う…うん…
「はぁ、俺の可愛いゆみちゃん、
心配するお父さんの気持ちが分かるよ」
「あはは、私の彼氏も心配性だー」
「だから心配させんなよ」
ポンポンと私の頭を触りました。
嬉しくて思わずケンジくんの腕にしがみつき
家の近くまで腕を組んで歩きました。
26/06/19 15:17 (F5u2wuGJ)
18
投稿者: ゆみ ◆RkckRYrajs
次の日、会社で森本さんに会うの嫌だなぁ
と思いながら歩いていると
「ゆみちゃん、おはよう」
振り返ると森本さんが。
「おはようございます」
そして一緒に会社に向かいました。
「昨日はごめんな、遅くまで残業させて」
「いえ!そんな!仕事なんですから。
一緒に頑張りましょう!」
フッと微笑む森本さん。
「あと…さ、」
「はい?」
「いや、何でもない。
今日は彼氏に怒られないように
定時で上がるように頑張ろうな」
「はいっ!」
そして特に普段と変わらない1日を過ごし
私はホッとするのでした。

「ゆみちゃん、今日は早く帰れそう?」
ケンジくんからのLINEです。
「うん!今日は定時で帰れそう!」
ニコニコしながら返信している姿を
森本さんは離れた所から見ていました。
「チッ…」
森本さんはケンジくんの存在が本当に邪魔で、
何とか2人を別れさせたいと考えるのでした。
そんな時に森本さんにもチャンス到来です。
26/06/19 19:06 (F5u2wuGJ)
19
投稿者: ゆみ ◆RkckRYrajs
「森本さんとゆみちゃん、ちょっと良いかな?」
プロジェクトリーダーに呼ばれる2人。
「実は急で悪いんだけど、
こないだ打ち合わせした会社の方から
出張で2人を同行させたいって。」
「プロジェクトに関わる事なので勿論同行させて貰います」
森本さんは心の中でガッツポーズです。
出張なら邪魔なケンジは来ない。
「いつからですか?」
「明日から1泊なんだ」
…1泊…どうしようケンジくん心配するかも。
「わかりました。準備します。」

そしてケンジくんにLINEで報告するのです。
「ケンジくん、明日から出張になっちゃった」
「日帰りなんだよね?」
「うぅん…1泊…」
「えっ、まさか…あの人も?」
「そう…」
「マジ…取り敢えず今夜どこかで待ち合わせできる?」
「うん、明日に備えて早く帰れるよ」
「じゃ、ゆみちゃんの方の駅まで俺行くから!」

そして仕事上がり。
「ゆみちゃん、明日は遅刻しないようにね」
「はいっ、明日は宜しくお願いします」
そして足早に帰る姿を見る森本さん。
チッ…どうせアイツと会うんだろうな。
まぁいいさ。
明日から俺が一緒にいるんだ…
26/06/19 19:08 (F5u2wuGJ)
20
投稿者: ゆみ ◆RkckRYrajs
「ケンジくん、お待たせー」
「ゆみちゃーん、お疲れー」
ケンジくんは手を取り、どんどん歩きます。
「ケンジくん、どこ行くの?」
「ん?2人で過ごせるとこ」
今日のケンジくんは少し強引で
表情もいつもと少し違う…
そしてケンジくんは手を引き
ラブホに入るのでした。
部屋に入るとケンジくんはすぐに
抱き締めてきました
「ずっとこうしたかった
今日1日ずっとモヤモヤして…」
あぁ、出張が心配で仕方ないんだ…
「ケンジくん、心配しないで。
私は大丈夫だから。」
「分かってる、分かってるけど
どうしてもあの人が…」
「私もきっと逆の立場なら同じ気持ちだと思う。
でも仕事だし、それに私がケンジくんの事
大好きなの分かってるよね?
私だって離れたくないもん。」
「うん、分かってるけど…
ごめんね、俺ガキみたいだね」
「それだけ私の事思ってくれてるって、
凄く伝わってくるから…
私はケンジくんの気持ちが嬉しい」
「ゆみちゃん、ありがとう。
俺ももっと大人にならなきゃ。」

そして、お互い求め合い…
ケンジくんに抱かれました。
今までと違って…激しく…
ケンジくん以外の男は男じゃないと
私に覚えさせているかのように。
そして、私の胸にキスマークを残すのでした。

ベッドでケンジくんは腕枕しながら
「ゆみちゃん、明日、熱出ないかな」
「明らかに仮病認定でしょー」
「ゆみちゃん、明日お腹痛くならない?」
「こらっ(笑)」
さっきの激しいケンジくんはどこへやら。
この甘えん坊さんは、
何かと私をキュンとさせます。
26/06/19 22:15 (F5u2wuGJ)
21
投稿者: ゆみ ◆RkckRYrajs
そして出張当日。
待ち合わせ場所の駅に行くと
森本さんがもう到着していました。
「おはようございます!
すいません、お待たせしました」
「大丈夫、全然遅刻してないから。
あっちの会社の方は前日入りしてるらしい。
向こうで合流だよ。」
「そうなんですね。じゃぁ向かいましょう。」
「新幹線でコーヒーでも飲む?
またクッキー付けようか?」
「あはは、嬉しいです。ありがとうございます。」
正直、コーヒーはありがたいです。
なぜなら…昨夜は終電ギリギリまで
ケンジくんにホテルで抱かれていたので…
少し寝不足なのです…

「はい、コーヒー。
クッキーはチョコチップとナッツ。
どっちが食べたい?」
「私はどちらも好きなので、
森本さんの好きな方を食べてください」
「じゃぁ、半分こね」
どちらのクッキーも美味しく頂きました。
「昨日はちゃんと早く寝たの?」
「出張の準備とかしていたら…
変に目が覚めて眠れなくなっちゃって…」
ケンジ…ゆみちゃんとヤリまくったな…チッ…
そう思いながら
「2時間弱あるから、少し寝ていて良いよ。
向こうで眠くなる方が困る」
「森本さん、すいません…ご迷惑かけて」
「迷惑になる前に寝なさい(笑)」
「はい、おやすみなさい」
そして目を閉じ下を向いて
間もなくスーーーーっと眠るのでした。
26/06/19 22:20 (F5u2wuGJ)
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