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シタ女、サレタ男
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:シタ女、サレタ男
投稿者: てんてん
激しくベッドが軋んでいた。
「ああっ、マユ、好きだ、、、ずっとこうしたかった、、、」
「ハアッ、ダメだよ、、、ああっ、犬伏クン、、、あっ、あっ、そんなにされたら、、、ぁあ、わたし、わたしヘンになっちゃううっ、、、」
「イキそうなのか?マユ、、、ううっ、イカせてやる!」
男が唇を求め口を寄せる。
女は食らいつくように唇を重ね、舌を男に委ね絡め合う。
「んんっ、んっ、んっ、、、んっ、チュッ、、、ああっ、犬伏クンの舌ぁ、すごくエッチだ、、、、犬伏クンのキス好きぃ、、、」
マユの言葉に興奮した男が激しく腰を打ちつける。
「ああっ、ダメぇ!壊れちゃうよ、、それイヤー、、、犬伏クン、わたしイクッ!イッチャ
ウ!」
長い手脚を絡みつけ絶頂してしまう。
男が同時にゴムの中に射精するのが分かる。やっぱり一緒にイケると、すごく嬉しい気持ちになる。
ああっ、すごく出てる、、、
すごくドクドクしてる、、、
それも嬉しい、、、わたしで気持ちよくなって
くれたから、、、
それが彼氏ではない男であっても、、、
高校2年の鳴海マユにとって二人目の男。
しかも初めての浮気だった。
だからすごく興奮したし、浮気なのにイッてしまった。
すぐに後悔の念が押し寄せてくる。
ゴメンね、ソウスケ、、、一度だけだから、、、一番ソウスケが好きだからね、、、心の中でそう詫びる。
大宮ソウスケ、同じクラスでマユの恋人だ。
1年の終わりに交際を始めて、春休みに処女を捧げた。
ソウスケも初めてだったが、マユを思いやる丹念なセックスと、二人の体の相性の良さもあって、マユはあっという間に女の歓びを覚える躰になっていた。
そして経験を重ねるごとに、どんどん感度が深まっていく躰に、自分が思っていたよりもずっとエッチな女なんだということに気付くようになっていた。
毎日でもソウスケに抱かれたい、そう思うようになっていた。
ソウスケは180を越える長身で、引き締まった体をしていた。
童顔で優しげな顔立ちのイケメンだ。
口数は多い方では無いが、思いやりがありクラスのみんなからの信頼も厚いく、クラス委員に指名されていた。
学力も優秀でスポーツもイケる、とにかく男女共に人気があった。
マユも165と身長があり、細身の躰に手脚がスラリと長く、かなりの美形だ。
清楚系の切れ長の瞳にバランスよく上品に整った顔立ちが、大人びた雰囲気を醸し出す。
そんな二人は周りから似合いのカップルと言われていた。
二人はマユの方からの告白で付き合いが始まった。
一目で恋に落ちたマユが積極的にアプローチをかけたのだ。
そんなことは初めてだった。
マユはその美貌で数々の男たちに交際を申し込まれたことはあったが、自分から気持ちを打ち明けたことは一度もない。
もちろん交際を受け入れたことも無く、二人は互いに初めて出来た恋人だった。
マユはソウスケに夢中になった。
外見はもちろん好みだし、優しく何でもマユのことを一番に考えてくれる。
だから、初めてのキスも初体験も何の躊躇いも無く、ソウスケの求めにすべてを委ねることが出来た。
セックスの歓びをソウスケに教えられ、益々キレイになったとソウスケはもちろん、周りのみんなに言われるのがたまらなく嬉しかった。
今、自分は最高に幸せだと思う日々が続いて
いた。
そして夏休みに入り、二人は進学塾の夏期講習を一緒に受けることにした。
どうしてもソウスケと同じ大学に行きたい。
そしてゆくゆくはソウスケと結婚したい。
二人は互いにそう考えていた。
それが一週間が過ぎた頃、ソウスケの祖父が体調を崩し危険な状態だということで、母と二人、遠く北海道の地元に帰郷することになり、講習を受けることが出来なくなった。

つづく

2024/01/22 22:36:06(NNPI9Qj2)
57
投稿者: てんてん
やっぱりユイナは嫌いだ。
わたしみたいにズルくなくて、正直だから、、、
それにセックスのことも、、、
今ならわかる。
ソウスケは口にはしなかったけど、本当はわたしの初めてを欲しかったんだと思う。
だって二人はずっと前から一緒にいたのだか
ら、、、
だからソウスケはあんなにわたしを求めてくれた。
そう、過去の男をわたしの躰から消し去りたかった。
わたしのことをそれだけ好きでいてくれたから、、、
それなのにわたしは処女を与えた過去の男と、再び関係を持った。
ユイナの言う通り、刺激を求めて、、、
男達に求められ、いい気になって舞い上がっていた。
わたしは本当に子供だった、、、ユイナよりもずっと、、、
これから二人はセックスするのかも知れない、、、
でもわたしにはそれを止める権利など無い。
ミスズはその場に立ち尽くし、二人を見送ることしか出来なかった。

その日からユイナは学校帰りに、ソウスケを誘うようになっていた。
「ソウスケ、一緒に帰ろ、、、」
「おう、、、」
まるでずっと前からの友人のようにユイナはなれなれしい。
あの後、二人は関係を結んだのかも知れない。
ミスズから見てもユイナは変わったように思えた。
見た目の派手さやキツイ態度が明らかに無くなり、落ち着いた雰囲気を感じさせる。
そしてそれがより美しさを引き立たせ、高校生とは思えない色気を醸し出していた。
二人はもう付き合っているのかも知れない、、、
本当に躰の関係を持ったのかも知れない、、、
ユイナは変わった、、、間違いなく、、、
それは絶対にソウスケのせいだ、、、
ミスズに対しても以前のような挑戦的な素振りは影を潜め、穏やかに接してくる。
まるでミスズの存在など気にも止めない余裕の態度で、、、
ミスズは胸を締め付けられる思いだった。
ほんの前まで自分のいた場所を、ユイナにそっくり奪われた気分だ。
それが自分の犯した罪への報いなのかと思っていた。

ユイナはソウスケと並んで歩く。
このところ毎日のように一緒に帰っている。
短い時間だが、それだけでもユイナの気持ちはときめいてしまう。
腕を組んじゃおうかな?
そんな気持ちをガマンする。
今はそばにいるだけで幸せだと思う。
あの日、ユイナはソウスケに抱かれるつもりだった。
でもソウスケはそうしなかった。
他の男だったら、一も二もなくユイナの誘いに応じていたと思う。
それだけの自信が自分にはあった。
だがソウスケは違っていた。
そんなことは出来ない、もっと自分を大切にしろと言われた。
そして自分はユイナのことを誤解していたとも言っていた。
優しい瞳で見つめながら、これからはユイナのことをもっとちゃんと見るようにすると言ってくれた。
すごく嬉しかった。
まるで初恋みたいにドキドキしていた。
ううん、これが初恋なのかも知れない。
そう思った。

つづく



24/02/21 23:45 (A7dMzK4O)
58
投稿者: てんてん
きっと遊び好きで、見た目のいい男になら誰でもなびく女だと思われていたんだと思う。
確かに当たっている部分もあった。
でもソウスケが彼女と別れて元気をなくした姿を見ているうちに、ずっと秘めていた気持ちを抑えることが出来なくなった。
こんな自分など相手にされるはずが無いと思っていたのに、ありのままの自分をさらけ出すことでソウスケが向かい合ってくれるようになった。
こうしてそばにいるとソウスケのことがより以上に分かる。
いつも悠然としていて、同年代のみんなのように虚勢を張ったりしない。
いいところ見せようとリキんだりしない。
自分もそうだった。
キレイだと思われたいし、話題の中心でいたい、、、
ソウスケを見ているうちにそんな自分が恥ずかしく思えてくる。
ソウスケはいつも自然体だ。
そして一度心を開くと、優しくてすごく温かい。
一緒にいるだけで心が安らぐ。
もうソウスケと離れたくない、、、
そう思う。
そしてソウスケがどんな女性が好きなのかを知りたい。
そんなことを考えるようになっていた。

つづく
24/02/22 07:47 (y9FNUPz9)
59
投稿者: クジラ
続きはもうないのでしょうか?
24/02/27 22:02 (etDGS54c)
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