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1:愛は勝つんだよね?
投稿者:
てんてん
三週間ぶりのセックス。
セカイは恋人のカナを組み敷いて、溜まっているオノレの欲望をぶつけていた。 普段からカナはその可憐な見かけによらず、恋人から荒々しく求められる激しいセックスを好んでいた。 「ああっ、イイッ!こんなにされたら、わたしダメになる、、、あああっ、ンッ、ンッ、スゴイ、、セカイ、スゴイ!」 細身の躰をしならせる。 Cカップの美乳が乳首を尖らせ揺れていた。 小さい頃から合気道の道場に通うセカイは夏休みの間、全国支部合同の合宿に参加して、 昨日帰ってきたばかりだった。 半年前に交際を始めた藤森カナとの久しぶりのデートで、二人は当然のように躰を求め合った。 カナはセカイが初めての男だった。 カナからの告白で交際を始め、一ヶ月後にセカイにバージンを捧げた。 二人は同級で現在高校二年だ。 セカイは185と背も高く、引き締まった体つきをしている。 大人びた外見で、苦み走った渋めの無口な男だった。 顔立ちも整っていたが、武道をたしなんでいるせいか目つきが鋭く、近寄りがたい雰囲気を漂わせていた。 だがセカイは性に関しては早熟だった。 セカイは中学のとき、すでに女体を経験していた。 当時、近所に住んでいた人妻に誘惑され童貞を捨てていた。 もう人妻は引っ越していて、1年ほどの関係だったが、セカイはその30才だった色っぽい人妻に、みっちりと女を教え込まれた。 大人の女を知ったセカイは、同じ年頃の女にはあまり興味を持つことがなかったが、カナのセカイに対する一途な想いと、ある自分の気持ちに踏ん切りをつける為に、カナの告白を受けることにした。 付き合っている以上、他の女とは関係を持たない。 セカイは逢うことが出来ず、溜まりきった男の欲望を恋人のカナで発散することだけを合宿中に考えていた。 一からすべてを教え、急激に大人びたカナに執着する気持ちが芽生え初めていた。 処女だったにもかかわらず、カナは人妻仕込みのテクと18センチの巨根を持つセカイのセックスで、あっという間に女の歓びを覚える躰になっていた。 つづく
2023/11/26 17:08:25(PN0PsxnG)
投稿者:
てんてん
この日も我を忘れたかのようにセックスにのめり込み、その人形のように可愛い顔立ちからは想像もつかない淫らな言葉を口走りながら、絶頂に駆けのぼろうとしている。
セカイは余裕を持って責め立てた。 カナを何度もイカせてやる。 寂しい思いをしていたであろう恋人を、たっぷりと満足させてやりたい。 そう思っていた。 「あっ、あっあっ、ダメェ!んんっ、んっ、イキそう、やっぱりセカイの方がずっとイイッ!」 えっ?誰かと、比べているのか? まさか、、、 聞き違いだよな、、、 思い切りしがみついて、背中を仰け反らせながらカナが叫ぶ。 「セカイの方が好き!一番好き!あうっ、イクゥ!イッチャウ!」 体は熱いまま、心が冷え込んでいく。 聞き間違いではなかった。 カナは浮気をしている、、、 セカイは発射前の巨根を引き抜いた。 ゴムが装着されいきり立ったままの性器に、カナの本気汁が絡みついていた。 「イヤン、、あん、まだ抜いちゃイヤだあ、、、」 絶頂の余韻に躰をピクつかせながら、あまえた声をあげる。 「カナ、、、お前、、、」 セカイはカナを問い詰め始めた。 つづく
23/11/26 19:38
(PN0PsxnG)
投稿者:
てんてん
翌日は始業式だった。
カナは昨日のショックで学校を休んだようだ。 式典の後片づけを仰せ使い、一人遅れて教室へ戻った。 今日は授業も無く、後は帰るだけだ。 遅れて来たセカイを残してホームルームを済ませた教室には、もうほとんど生徒が居なくなっていた。 カバンを持って教室を出ると、ユズルと板橋が廊下で待っていた。 ユズルは昨日まで親友だと思っていた男だ。 イケメンで女子にモテモテの男だ。 女癖は良くないが、いいヤツだと思っていた。 高1のとき同じクラスで、初めてできた友人だった。 一緒にいる板橋はユズルの彼女だ。 これまた絶世の美女ときている。 学校一番と言われる美人で、性格も最高にいい。 今は別々になってしまったが、この二人とカナを含め四人は1年の時は同じクラスだった。 「ようセカイ、久しぶりだな、、、合宿はどうだった?」 ユズルが声をかけてきたが、俺は応じない。 「ねえ、森島君、カナのこと知らない?今日、休んでいるんだけど、電話も繋がらないの、、、」 板橋とカナは親友だ。 「さあね、、、知らないな、、、」 俺はとぼけてそう答える。 「カナのことはいいだろう。あいつにだって都合が有るんだから、、、セカイ、一緒に帰ろうぜ。」 ユズルが誘ってきたが、俺は冷たい目でヤツを睨んでいた。 こいつ、何も俺が知らないと思って、白々しいヤツだ。 「やめておくよ、、、それにお前とは、もう友達もやめる。」 「やぶから棒に、いきなりなんだよ、、、それジョークか?」 ヘラヘラしながらヤツが尋ねてくる。 「冗談じゃ無いことは、お前がよく知っているはずだ、、、」 俺の感情を押し殺した声に、ヤツの端正な顔が青ざめ始めていた。 当然だ。ヤツがカナの浮気相手だった。 つづく
23/11/27 23:36
(Udw.hRCG)
投稿者:
てんてん
「もう俺に声をかけるな。」
そう言い残して、一人その場を去った。 ヤツは三ヶ月も前からカナと関係をもっていた。 二人は何度も密会を重ね、それは今でも続いている。 ヤツは俺に友人ヅラをしながら、平気で人の彼女に手を出すクズ野郎だった。 もちろんカナも同罪だ。 だから俺は昨日、はっきりと別れを告げた。 こいつらは二人の関係を隠し、板橋を加えて四人で、さも何事も無いフリをしてずっと過ごしてきたわけだ。 いや内心、優越感に浸り嘲笑っていたに違いない。 女癖が悪いことは知っていたが、ここまでクズなヤツだとは思っていなかった。 板橋は気付いていたのだろうか? いやそんなはずはない。 板橋はそんなことを許す女じゃない。 校舎を出たところで後ろから声をかけられた。 一人追いかけてきた板橋だった。 「待って、森島君、、、いったい何があったの?」 本当に心配そうに尋ねてくる。 胸が締め付けられる。 彼女が心配しているのはヤツのことだ。 俺のことじゃない、、、 そんなことはわかってる、、、 「わたし、イヤだよ、、、友達じゃなくなるなんて、、、そんなの寂しいよ、、、どうしてなの?」 板橋はヤツの浮気を知っても、許すのだろうか? それが親友のカナであっても、、、 「俺からは言えない、、、ヤツに聞くんだな、、、」 「カナが、、、関係しているの?」 「さあな、、、、一人にしてくれ、俺は帰る、、、」 振り向かなくても、板橋が悲しい顔をして見送っているのがわかる。 彼女を苦しめるヤツに無性に腹が立つ。 カナが浮気したことよりずっと、、、 そもそも俺は板橋を諦める為にカナと付き合い始めたのだから、、、 つづく
23/11/28 23:13
(rEoWlQd4)
投稿者:
てんてん
高校に入学して2カ月が過ぎた頃、新入生クラス別の演劇会が催された。
クラスの団結を高める為の行事らしい。 ガタイがデカく、人付き合いの苦手な俺はクラスでも浮いた存在だった。 勝手に配役されてしまった俺は、台詞は少なかったが渋々練習にも参加していた。 そんな俺は演劇会の当日まで、本番では化粧をしなければならないことを知らなかった。 戸惑う俺の目の前に、いつの間にか板橋が立っていた。 板橋は俺を座らせると、黙ってメイクをしてくれた。 板橋はクラスのマドンナ的存在だった。 新入生の中で一番の美女と噂され、手脚もスラリと伸びやかで160ほどの身長を更に高く感じさせた。 やや細身のスタイルも抜群で、大人びた雰囲気を醸し出していた。 穏やかで優しい、申し分のない女性だった。 俺は何度か会話したことが有るだけで、それほど親しくしていた訳ではない。 その板橋が何も出来ずにオロオロしていたセカイを助けてくれた。 セカイの唇に、その細く華奢な指先で紅を差してくれた。 板橋の頬が薄らとあかく染まっているように見えた。 板橋の指の感触はとても柔らかで、優しかった。 クラスのみんながその光景を驚いた表情で見つめていた。 化粧を終えた板橋が行こうとした時、思わず声をかけていた。 「板橋、、、ありがとう、、、」 振り向いた板橋が微笑んでいた。 「どういたしまして、森島君、、、」 そのさり気ない優しい笑顔に、一瞬にして恋に落ちていた。 同級生の女の子にはまるで興味など持ったこと無かったのに、そのときから板橋のことが頭から離れなくなっていた。 それから板橋との会話が少しずつ増えていった。 そしていつしか、数少ない友人のユズルと板橋の中学時代からの親友のカナを加えて、四人でつるむ機会が増えていった。 元来人付き合いの苦手なセカイだったが、人気者たちに囲まれ、徐々に他の生徒達とも馴染んでいった。 セカイはどんどん板橋に惹かれいく自分を抑えることが出来なかった。 その肩先まで伸びた艶かな黒髪。 そのまるで人形のように整った、それでいて親しみを感じさせる美貌。 特にアーモンドを思わせる優しく、見つめるだけで吸い込まれそうになってしまう瞳にセカイは惹かれてしまう。 外見だけではない、本当に心が清らかな女の子だということをセカイははっきりと見抜いていた。 こんな素晴らしい板橋が自分とつり合うハズがない。 セカイは募る思いを自ら抑え込んでいた。 つづく
23/11/29 23:31
(Siz9V8tS)
投稿者:
てんてん
冬休みが過ぎた頃、突然ユズルと板橋が付き合う事になったと告げられた。
はしゃぐユズルの後ろで、静かに板橋が佇んでいた。 板橋は微笑んでいたけれど、俺には心から歓んでいるようには見えなかった。 でもそれは俺の勝手な思い込みだと自分に言い聞かせ、二人を祝福した。 しかしそれは表向きだけのことだった。 心から歓べない自分をはっきりと自覚していた。 心の中にぽっかりと穴があき、グループから離れることも考えていた。 そんな時、カナに告白された。 結局、自分にケジメをつける為に告白を受け入れた。 恋人と友人を一度に無くすことになったが、元々、人付き合いの苦手なセカイは、それほど苦にならなかった。 ただ裏切られた気持ちは残っている。 板橋との縁もこれで切れてしまったと思うと 、正直それだけはかなりキツかった。 あれから1週間がたつ。 しきりにカナからのアプローチがあったが、完全に無視を決め込んでいた。 そのかいがあって、何とかしつこいアプローチも治まりそうだ。 今日も出来るだけ人と話をしたくなくて、昼の弁当をグランドのベンチで食べていた。 一人でのびのびメシが食える。 爽快な気分だった。 こんな場所で食事を取るヤツは居ないはずだ。 満腹感に満たされ、無人のグランドを見渡し、悦に入る。 俺ってジジイみたいだな、、、 まあそれも悪くない。 そんな思いに耽っていると、いきなり声をかけられた。 「セカイ先輩、、、いつもここで、昼食してるんですか?」 見たことも無い二人の女子がいつの間にか傍に立っていた。 「たまにだけど、、、君たち誰?」 「私たち1年なんです、、、先輩が一人でここでに居るのを見て、何しているのか気になって、、、」 「ふーん、物好きだね、、、ところでどうして俺のこと知ってるの?」 「ええっ、、、先輩って有名ですよ、、、すごく背が高くて、イケメンで、、、無口だけど、優しくて、それで合気道をやってて、スゴく強いって、、、」 目をウルウルさせて、堰を切ったようにかたってくる。 「それ、俺じゃ無いって、、、優しく無いし、イケメンでも無いし、弱いし、、、」 「キャッ、謙虚だよ!」 二人がハイタッチではしゃいでいる。 もう訳がわからない。 つづく
23/11/30 23:20
(UsLQ5LO5)
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