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1:発覚してしまった浮気
投稿者:
てんてん
「だめだよ、、、こんなところで、、、」
ミドリは放課後の二人きりの教室で、アツシに抱きしめられていた。 「大丈夫だって、、、誰もいないし、、、」 アツシが唇を求めて顔を近づけてくる。 「ダメェ、誰かが来たら見られちゃう、、、」 そう言いながら、両腕をアツシの首に絡め唇を重ねていく。 ネットリと舌を絡め合っていると、アツシが豊かな胸をまさぐってくる。 「あッ、ああん、イヤん、、、感じちゃうよぉ、、、」 更に舌を激しく絡め合う。 「ミドリの胸、デカくて、すごく柔らかい、、、やっぱり最高だ、、、」 そう、アツシの彼女はすごい美人だけれど、胸は大きくない。 「イヤッ、、、恥ずかしい、、、でも、、、嬉しい、、、ああーん、いっぱい触っていいよ、、、アツシ、、、」 ほんの少しだけ優越感に浸ってしまう。 「スゲェ興奮する、、、ミドリ、フェラしてくれよ、、、」 こんな場所でフェラチオをする。 しかも普段、本当の恋人と学んでいる教室で、、、 そのスリルと背徳感に躰が疼く。 「いいよ、、、してあげる、、、」 わざとアツシがミドリの恋人の机に腰を降ろす。 机の横には恋人の鞄が置いてあるのが目に入る。 イジワルな男、、、 でも、その方がわたしも燃える。 躰がすごく熱い。 アツシがズボンと下着を一気に下ろした。 跳ね上がるように反り返ったペニスが姿を現す。 「あーん、スゴイ、、、もうこんなに、、、こんなにビンビンになってるぅ、、、」 据えた男の匂いがする。 ああっ、アツシの匂い、、、 嫌いじゃない。 むしろ好きかも知れない。 構わずに口づけをする。 「チュッ、チュッ、、、レロォ、、、」 「ううっ、ミドリ、気持ちイイ、、、」 アツシにたっぷりと仕込まれたフェラチオだ。 アツシの恋人はフェラをしてくれないらしい。 そのせいか、ミドリはみっちりとフェラをアツシに教え込まれた。 恋人のしてくれないフェラにもだえるアツシがスゴく嬉しい。 「ミドリ、ミドリのデカイ乳を見せてくれ、、、見せながらフェラしてくれ、、、」 ミドリは頷くと、制服のシャツのボタンを外ずし、ブラを下げ、はち切れそうな乳房を剥き出しにした。 突き刺さるようなアツシの視線にミドリの躰がまた熱くなる。 つづく
2023/10/12 11:10:31(dTpSSLNE)
投稿者:
てんてん
「お母さん?」
母親まで学校に呼ばれている。 父は出張中だ。 本当は父も呼ばれたのかも知れない。 これはもうただ事では無いのがはっきりと分かった。 母は黙って見つめていた。 辛そうで、悲しそうな顔をして、、、 いったい何が起こっているの? 不安で胸が張り裂けそうになる。 そういえば、今日まだソラを見かけていない、、、ソラに何かがあったの? 「では斉田さん、お母さん、どうぞお入り下さい。」 中には女の校長先生とこれもまた女性の学年主任の先生がいた。 挨拶を済ませると二人は促されソファに腰を下ろした。 「単刀直入に言います。実は昨日の夕方、ある教室で男女二人の生徒がいかがわしい行為をしていたと、ある生徒から訴えがありました。」 再びミドリの頭の中が真っ白になる。 「斉田さん、思いあたることがありますか?」 「、、、、、はい、、、」 「そんな、、、そんなことウソでしょう?ミドリ、、、まさか、、、そんな、、、、、相手はソラくんなの?」 母が慌てたように詰め寄って来た。 「違う、、、、ソラじゃない、、、」 「えっ、、、どういうこと?ミドリはソラくんと付き合ってたんだよね?違うって、、、ミドリ、、あなた!」 「まあ、お母さん気持ちはわかりますが、ここは落ち着いて、、、」 「それとこんな写真が学校に送られてきました。」 メガネをかけた中年の学年主任が写真を二人の目の前に置いた。 それは腕を組んで、ラブホテルに入っていくミドリとアツシの写真だった。 嬉しそうに微笑んだミドリの顔がはっきりと写っていた。 写真は何枚もあった。 どうしてこんな写真が? わたし達、誰かに見られていたんだ。 もう何もかもお終いだ、、、 きっと、もうみんな知っている、、、 「この男は誰なんですか?」 「隣のクラスの男子生徒です。昨日、教室でミドリさんと関係を持ったのもその生徒です。」 「関係を持ったって、、、まさか、、、」 「お母さん、、、残念ですが、娘さんはその男子生徒と教室で性行為を、、セックスをしていました、、、実はその行為が録画されていて、ネットで拡散されていました。すぐに削除させて、本人には厳重に注意しましたが、拡散は止めることは出来ないでしょう、、、本当に残念です、、、」 みんなにあんな自分を見られた、、、 あんなに醜い自分の姿をソラに見られた、、、 ソラは絶対に許してくれない、、、 他のみんなも、、、 「ミドリ、あなた、なんて事を、、、謝りなさい、、、、今すぐソラくんに謝りに行きなさい、、、」 「お母さん、大神君は今日、欠席しています。昨夜から部屋に隠って出てこないそうです。声をかけても返事もほとんどしないようです。電話もつながりません、、、」 山吹がそう告げる。 「ソラ、ごめんなさい、、、」 ミドリの瞳から涙が溢れていた。 「わたし、、、ソラにあってきます、、、ソラにあって誤ってきます、、、」 山吹は首を横に振った。 「斉田さん、残酷な言い方だけど、無理だと思う。ソラくんが今一番会いたくないのはあなただから、、、」 もうお前とは帰らない、そう宣言したソラの顔が頭に浮かんだ。 あんなに優しいソラが、あの時わたしを見限ったんだ。 白々しい言い訳をしてソラをだまして、誤魔化すことばかり考えていた自分を見限っていたんだ。 わたしは最低だ、、、 「それから言い辛いんですが、先ほど相手の男子生徒からも話を聞きました。相手はミドリさんに誘惑されたと言っています。大神くんじゃ、その、、、もの足りないと言って、ミドリさんの方から、、処女をもらって欲しいと誘ってきたと、、、彼女がいるからと断ったのに、ミドリさんが自分で服を脱いで、胸を見せつけて言い寄ってきたと、、、、ゴホン、、、」 「ミドリ、あなた、、、」 「違います!そんなことウソです!アイツが誘って来たんです。わたしがソラのことをもの足りないなんて言うハズがありません。」 「それにミドリさんの方から何度もホテルに誘って来たと、、、昨日も教室でしたいとミドリさんの方から誘ってきたと言っています。」 「ウソです、そんなのウソです、、、、、ホテルにはわたしの方から誘ったこともあります、、、、昨日のことは違います、わたしから誘ったりしていません、、、、でもわたし、、、それを受け入れてしまいました、、、ごめんなさい、、、」 「ミドリ!」 母がミドリの頬を叩こうとしたのを山吹先生が必死で止めた。 「お互いに言い分はあると思います。わたし達もこの男子生徒の言うことを鵜呑みにしているわけではありません。正直言って、この生徒はかなり評判が悪いです。ただ未成年なのにホテルに出入りしたり、学校で性行為をおこなったことは絶対に許されてません。しばらくは自宅謹慎を申しつけます。」 つづく
23/10/18 13:52
(a61fJJ3n)
投稿者:
隆之
面白い展開ですね!続きを楽しみにしています
23/10/18 14:57
(S/5MglVM)
投稿者:
てんてん
二人は頭を下げ校長室を出た。
山吹先生が気を遣ってくれて教室からカバンを持って来てくれた。 「斉田さん、元気を出せと言っても無理なのは分かっているし、わたしもこんなことをしたあなたを、ただ純粋に励ますことは出来ない。でもソラくんのことは任せておいて。ノゾミさんや脇野さんも協力してくれると言っているから。それとやっぱりあなたはもうソラくんと会わない方がいいと思うの、、、」 そう言ってくれることはありがたいことなのかも知れない。 でも今のミドリには最も残酷な言葉だった。 校門付近にさしかかったとき、竹中マリンが一人こちらへ向かって来た。 アツシの彼女だった。 「斉田さん、ちょっとだけいいかしら?」 学校一の美人だけあって、こんなときでも自信に溢れている。 母と山吹と離れ二人だけで話を聞く。 ミドリはアツシのことで文句を言われると思っていた。 「まずは有難うね、斉田さん、、、皮肉じゃないのよ、、、アイツがどんなにクズ男かわからせてくれたお礼、、、」 マリンは怒っていなかった。 マリンは落ち着いた口調で話を続けた。 「あなたはバカよ、、、あんなにステキな人を裏切るなんて、、、わたしね、、、ソラくんが好きだったの、、、だから同じバスケ部に入った。告白だってしたのよ、、、好きな人がいるって断られたけど、、、、それがあなただった、、、わたし、すごく寂しくて、あんな外見だけのクズ男と付き合っちゃって、本当にわたしもバカだよね、、、でもこれで目が覚めたし、改めてソラにアタック出来る。斉田さん、もうあなたと会うことも無いと思う、、、さようなら、、、」呆然と立ち尽くすミドリを残してマリンが去っていった。 知らなかった。 あんなにキレイな人の告白を断って、わたしを選んでくれたのに、それなのにわたしは見かけだけのくだらない男の誘いに乗ってしまった。 山吹先生が家まで送ってくれた。 わたしは母と先生に全てを話した。 辛くて恥ずかしかったけど全部正直に話した。 先生はいつもの優しい笑顔に戻って帰っていった。 「どうしてソラくんとのこと母さんに相談してくれなかったの?もう遅いけど、今度からは絶対に相談して、、、」 ミドリは黙って頷いた。 「新しい学校を探さないとね、、、」 「えっ、どうして?」 「このままだと退学になるっていうこと、、、その前に他の学校に入るの、、、」 「そんなのイヤだ、、、ソラに逢えなくなる、、、」 「ミドリ、ソラくんにはもう会えないの、、、」 「だって、だってソラに謝らないと、、、」 「謝ってどうなるの?許してあげるとソラくんが言ってくれると思ってるの?あなたはソラくんにとても酷いことをしたの、、、わたしがソラくんの母親だったら絶対に許せないことを、、、だからそれはソラくんを苦しめるだけ、、、」 「あっ、、、」 そうだ、きっとその通りだ。 ソラだけじゃない、わたしはソラの周りの人もいっぱい傷つけてしまった。 「わかってくれた?謝るのはミドリの自己満足だけ、、、ミドリがこれから真面目にしっかりと生きていくことがソラくんへの罪滅ぼしなのよ、、、」 わたしは返す言葉がなかった。 何もかも浅はかな自分が悲しいほどイヤだった。 ミドリは自分の部屋で泣いた。 涙が枯れるまで。 もう二度と逢えなくなるとわかって、自分がどんなにソラを好きだったのかあらためて実感した。 わたしは本当に愚かだった。 いい気になって舞い上がっていた。 二人の男の間で揺れるヒロインを気取っていた。 片方の男はどうしようも無い泥舟だとも知らずに、、、 そしてわたしもどうしようも無いクズな女だ。 あの男と同じ、まったくかわらない人間だ。 でも、、、ソラに逢いたい、、、 枯れたと思った涙がまた溢れてきた。 つづく
23/10/18 16:51
(a61fJJ3n)
投稿者:
隆之
引き込まれますね!素晴らしい!
てんてんさんは男性?それとも女性?
23/10/19 08:55
(MBJYlAmn)
投稿者:
てんてん
ミドリは転校した。
隣県の女子校だった。 校則が厳しく、全寮制の高校だ。 ミドリは自らそこを選んだ。 もう遅すぎるかも知れない、でもわたしは変わりたい。 変わらないといけない。 生まれ変わってソラにもう一度逢いたい。 ミドリはそう心に決めた。 そうしないと生きていけないと思っていた。 転校した初日、席に座っていると一人の生徒がやって来て、声をかけられた。 「斉田さん、あなた、どうしてこの学校にきたの?」 ミドリは相手を見た。 びっくりするくらい美しい顔立ちをした女子生徒だった。 前の高校のマリンどころではない、ちょっとケタの違う美形だと思った。 アーモンドのように形のいい大きめの瞳に、上品なたたずまいの唇と鼻、全てが絶妙なバランスで整っている。 艶のある黒髪が肩ほどの長さに揃えられ、緩やかなウェーブを女らしくえがいていた。 160位の身長だが細身で手足がスラリと長いせいか、もっと高く感じる。 姿勢も良く、胸が形よく張っていてバツグンのスタイルをしていた。 すごく大人びた同性から見てもため息が出そうな、いかにも良家のお嬢様というタイプに見える。 「アオイ、よしなよ、、、」 隣の席の子が声をかけてきた。 「ミンは黙っていて、、、、斉田さん、どうせ前の学校で何かやらかしたんでしょう?」 「そうだよ、、、世界で一番大切な人を傷つけたの、、、大好きな人をわたしが裏切って、、、」 目を逸らさずにミドリは言った。 「それは最低だね、、、」 「そう、わたしは最低でクズみたいな女なんだ、、、そんな自分が許せない、、、」 「そうか、、、斉田さん、答えてくれて有難う、、、わたし水城というの、、よろしくね、、、」 きつい目つきだと思っていた瞳が柔らかくなった気がした。 転校して初めて友人ができた。 アオイはクラスカーストの、いや学校カーストの頂点にいるような存在だった。 外見だけでなく学業もダントツのトップ、運動神経もいい。 かなり裕福な家庭に育ち、しかも一人娘で本当のお嬢様だった。 つきあってみてわかったが、それでいてヘンに威張りちらしたり、傲慢なところは微塵も無い。 取っつき辛い部分はあるが、心根の優しい、みんなに慕われている女子だった。 ミドリは男女の違いはあるけど、アオイはソラに似ていると思った。 二人は急速に打ち解け、いい友人になっていった。 ミドリは黒髪に戻し、ほとんど化粧もしなかった。 ミドリの艶のある黒髪が好きだとソラが言っていたのに、わたしはアツシに望まれるまま、あのくだらない男に気に入られたくて、髪を染めた。 本当にバカだった。 ソラはわたしの染めた髪を見て、どんなに傷ついていたんだろう? 胸が締め付けられるように苦しい。 涙がこぼれた。 もう二度と髪を染めたりしない、、、絶対に、、、そう心に誓った。 つづく
23/10/19 09:34
(XaOVRhan)
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