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逃げて来た女
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:逃げて来た女
投稿者: (無名)
俺(義弘30独身)は中距離の運転手をしている。…ある日の夜の事だった。荷受けする会社の近くのコンビニの駐車場で、荷受け時間になるのを待っていた。9時頃だった。俺がコンビニの外にあるトイレに行き、トラックに戻る時だった。長髪で金髪にしている女がいきなり「助けて下さいっ」と血相を変えて、俺に話し掛けてきた。女はシミーズ姿で素足だった。俺は驚き「ど、どうした?」と聞くと「アイツが来るっ!お願い匿って」と言った。俺は訳が解らなかったが、少し腫れた女の顔を見て「とりあえずトラックに乗ってベッドに隠れなっ」と言った。女は慌てて運転席から乗り込むと、席の後ろのベッドに隠れた。俺も運転席に乗り込んだ。…2、3分するとヤンチャ系の男が現れた。男は「どこ行ったぁっ…出て来いっ」と叫びながら、トラックに近付いて来た。俺は週刊誌を読んでる振りをした。男はドンドンっとドアを叩いた。俺は窓を開け「何だお前っ」と凄みながら言った。男は俺の剣幕にたじろいだ。
 
2018/02/21 03:12:53(Wi..f9w4)
47
投稿者: (無名)
「そうなんですか…良かったですね」と言うと「まだ生活はギリギリですけど…何とか暮らせてます」と言った。大人しく聞いていた七海が口を開いた。「何で私を置いて行ったのっ!!…私ずっと寂しかったんだよっ!!…大好きなお父さんが居なくなって、その上お母さんまで…私がずっとどんな思いで居たかわかるっ?…何で園の近くまで来てたのに話し掛けてくれなかったのよっ!!…ずっと我慢して待ってたのよっ?…ずっとお母さんに会いたいって…」と言うと泣き出した。そして「もう来ないで…どっか行って…二度と私の前に現れないでっ」と言った時、俺はキレて七海の頬を叩いた。「お前っ…今何言ったか解ってんのかっ?」と言うと七海は俺を見た。「お母さんにそんな事言ったら…俺がお前の事嫌いになるぞっ」と言った。七海は何で?と言う顔をした。俺は自分の過去を話し始めた。俺の親は知り合いの保証人になり、その知り合いが逃げてしまい借金を背負った。両親は俺を祖母に預け住み込みの仕事をした。その時の俺はS6だった。
18/03/04 23:47 (TGcJGHWu)
48
投稿者: (無名)
そして俺がC2の時、突然連絡が来て母が亡くなった事を聞いた。葬儀の時、久しぶりに会った父はかなり痩せていた。それから1年が経つ頃に今度は父が亡くなったと言った。「あの時の絶望と悲しみは今も忘れないよ」と言った。残された俺は高校には行かずに働き始め、残りの借金を返済した。二十歳の時、祖母が老衰で亡くなり1人になった。祖母の土地を売り借金を完済した。と言った。「七海の悲しみは凄い解る…だけど七海にはお母さんが、こうして生きてるだろう?…だからあんな事言ったらダメだっ…冷たくなった親に何言っても何も答えてくれないんだぞ?…解るかこの気持ちっ」と言うと、その言葉が届いたのか七海は再び泣き出し、立ち上がると奈緒子を抱きしめ「お母さん…ゴメンナサイ」と謝った。奈緒子もまた「ゴメンね…七海…ゴメンね」と言い2人は和解した。俺は視線を感じそちらを見ると、マスターと店員が見ていた。「大声出してスミマセン」と謝るとまた席に座った。マスターが「いいえ…良かったですね」と言った。
18/03/05 00:12 (UgxRtNR8)
49
投稿者: (無名)
奈緒子は「義弘さんも苦労したんですね…大変だったでしょう?」と言った。俺は「いえっ…全然大変じゃなかったですよ…」と言い「祖母が言ったんです…苦労と悲しみを経験すればそれがいつか財産になるって…」と言うと「なる程…確かにそうかも知れないですね」と共感した。「大変な思いを経験しとけば、普段の事が大変じゃなくなる…悲しい思いをしてる人の悲しみも解る…俺はどっちも経験したから今の俺があるんです」と言うと、奈緒子は「そうなのね」と言った。俺は話しを変えた。「あのお願いがあるんですが」と言って婚姻届を出し「俺…七海と結婚したいんです…こんな俺ですけど良ければサイン書いて貰えませんか?」と言うと奈緒子は驚き「私は構わないけど…七海はどう?…義弘さんと上手くやっていける?…こんなに良い人居ないわよ?」と言った。七海は俺を見て「うん…義さんとならやっていける」と言った。「そう…じゃぁ」と言ってサインを書いた。「七海…コレ」と言って指輪を出し薬指に嵌めた。
18/03/05 02:16 (UgxRtNR8)
50
投稿者: (無名)
「これからも宜しく」と言うと七海は目に涙を溜め「宜しくお願いします」と言って笑った。それを見ていたマスターと店員が「おめでとう!!」と言って祝福してくれた。俺達は「ありがとうございます」と頭を下げた。そしてマスターは「コレ店からのお祝いっ」と言ってショートケーキを3つ出してくれた。「飲み物代は貰うけどケーキ代はいいよ」と言うと店員が「マスターのケチっ!!…お祝いなら飲み物代もサービスしたら?」と言った。すると「う~ん…今日はしょうがないかっ…めでたいもんなっ…俺の奢りだっ」と言った。「それはダメですって」と言うと「いいのっいいのっ」と店員が言った。…その後、俺達は店を出て改札口まで行った。「じゃぁここで」「ありがとうございました…気をつけて」と言うと、七海は「お母さん…たまに遊びに行っていい?」と聞いた。奈緒子は「うん…義弘さんとおいで」と言った。奈緒子は改札を通り抜けホームへと降りて行った。俺は見送る七海の手を握り締めた。
18/03/05 02:35 (UgxRtNR8)
51
投稿者: たかし ◆1ThKR8kaTA
義さんのファンが急増中ですね。いい話です!エロくなくても読めます(笑)
18/03/05 07:49 (8orq7foH)
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